JPS6039627B2 - 停電時におけるエレベ−タ制御装置 - Google Patents

停電時におけるエレベ−タ制御装置

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JPS6039627B2
JPS6039627B2 JP54168354A JP16835479A JPS6039627B2 JP S6039627 B2 JPS6039627 B2 JP S6039627B2 JP 54168354 A JP54168354 A JP 54168354A JP 16835479 A JP16835479 A JP 16835479A JP S6039627 B2 JPS6039627 B2 JP S6039627B2
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low
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JP54168354A
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由房 田井
宣夫 三井
康行 前田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は停電時におけるェレベータ制御装置に係り、特
に常用電源停電時に非常電源に切り替えて直流電動機で
ェレベータを非常運転するのに好適なェレベータ制御装
置に関するものである。
常用電源が停電し、ェレベー夕のかごが階と階の中間で
停止して乗客がかご内に閉じ込められたときは、非常電
源(蓄電池など)により直流電動機を駆動し、この直流
電動機の駆動によって飛び出すピニオンがェレベータ駆
動用電動機側に設けられた停電時駆動ギアを係合するこ
とにより、この直流電動機によってェレベータを非常運
転(救出運転)することが、従来から行なわれている。
しかし、従来のこの種の装置は、ピニオンによって停電
時駆動ギァを駆動し、その間の摩擦力が大きく働いてい
る状態でェレベータを停止するので、ピニオンには元の
位置に復帰する力が作用しているにもかかわらず、上記
大きな摩擦力によって係合が外れない。この状態で常用
電源が復議すると、上記係合中のまま、平常の高速運転
を行なうことになり、その結果、直流電動機およびピニ
オン機構を損傷することがあり、その後の非常時運転の
信頼性および安全性を損うという欠点があつた。このた
め、最近、このピニオンの係合を外すため、非常運転と
逆方向へェレベータ駆動用電動機を回転させることが考
えられている。
しかし、このためには非常運転の方向に応じて電動機の
回転方向を選択する必要があり、装置が複雑となること
から、実用化に至っていない。本発明の目的は、簡単、
安価な構成により、上記直流電動機を損傷することのな
い停電時のェレベータ制御装層を提供することである。
本発明の特徴は、、非常運転終了後、常用電源が復電し
たときは、この常用電源による平常の高速運転に切替え
る前に、一旦、非常運転の方向に関係なくヱレベータ駆
動用主電動機を低速度にて運転し、この状態でブレーキ
装置を作動させて電動機を停止させることにより、係合
の摩擦力を取り除き、ピニオンの引込み力によって係合
をすようにしたところにある。
すなわち、主電動を駆動すれば、ピニオンは停電時駆動
ギアと係。した状態で回転するわけであるが、この状態
で電動機を停止させると、ピニオンはその小さな性力に
よって回転しようとするため、停電時駆ギアと係合して
いた摩擦力が取り除かれ、ピニオンの引込み力で外れる
ようにしたわけである。以下本発明を第1図ないし第4
図に示した実例を用いて詳細に説明する。第1図は停電
時に直流電動機で非常運転するようにしたェレベータ駆
動装置の一実施例を示す正面図、第2図は第1図のA−
A線断面図である。
第1図、第2図において、ヱレベータを駆動する主電動
機Mは、停電時駆動ギアLGを取り付けたブレーキドラ
ムBDを介して減速機Gに連結されており、ワイヤ巻ド
ラム軸DJに固定したワイヤ巻ドラムWDを回転させる
。ブレーキドラムBDは、ェレベータ起動指令が発せら
れると、図示しない回路によってマグネットブレーキB
に通電され、ブレーキシュ一茂が開放されて、減速機G
が回転可能状態となる。常用電源時にェレベータを駆動
するための直流電動機DCMは、減速機Gの本体カバー
に固定されており、直流電動機軸DCJには停電時駆動
ギアLGと噛み合うピニオンPが取り付けてある。ピニ
オンPは、直流電動機DCMを駆動したときに、停電時
駆動ギアLGと噛み合うに飛び出すようになっている。
第3図は本発明の装置の主回路の一実施例を示す構成図
である。
本3図において、高速用電動機M,および低速用電動機
M2(第1図の主電動機Mは高速用電動機M,と低速用
電動機M2より構成されている。)は、ブレーキドラム
BDおよびワイヤ巻ドラムWDに直結されていて、ワイ
ヤ巻ドラムWDには、ワイヤロープWLを介して素かご
FとカウンターウェイトWとがつるべ状に吊してある。
高速用電動機M.は、高速用接触器13の主接点1 3
,を介して、また、低速用電動機M2は、低速運転用方
向選定リレー17の接点172,l73を並列接続した
回路に低速用接触器14の主接点14,を直列接続した
回路を介してそれぞれ制御装置CPに接続してある。
制御装置CPは、常用電源NVもしくは非常電源EVに
接続され、無電圧検出リレー97Sが常用電源NVがオ
フ(停電)したことを検出すると、常用電源NVから非
常電源由Vに切り替るようになっている。直流電動機P
CMは、非常運転用接触器15の主接点15,を介して
制御装置CPに接続してある。第4図は本発明の装置の
制御回路の一実施例を示す回路図である。第4図におい
て、13は高速用接触器で、132はそれの常開接点、
14は低速用接触器で、142 ,144 はそれの常
閉接点、143,145はそれの常開接点、15は非常
運転用接触器で、152,153はそれの常開接点、1
54 はそれの常閉接点、16は非常運転補助リレーで
、16,,162,164 はそれの常開接点、163
はそれの常閉接点、17は低速運転用方向選定リレーで
、17.,172 はそれの常開接点、172はそれの
常閉接点、97S,は無電圧検出リレー97S(第3図
参照)の常閉接点、97S2は常開接点、S,は非常運
転用停止スイッチ、S2は低速運転用停止スイッチ、S
3は最下階検出スイッチである。通常、第3図の高速用
電動機M,は、主接点13,および制御装置CPを介し
て接続された常用電源NVによって駆動され、それによ
って電動機M,の負荷であるェレベータを運転している
いま、ェレベータ運転中に何らかの原因で常用電源NV
が停電すると、平常時のェレベータ騒動用高速用電動機
M,は、無電圧検出リレー97Sがオフするので、第4
図の由−97S2−154 −16−144 −13−
eの回路で、接点97S2が開路し、高速用接触器13
がオフし、第3図において、それの主接点13,が開路
して高速用電動機M,が停止し、ェレベータは急停止す
る。このとき、同時に接点g7S,一S,−15−eの
回路により非常運転用接触器15がオンし、接点152
の閉路で自己保持される。これにより、第3図において
、主接点15,が閉路し、直流電動機DCMが起動する
。直流電動機DCMが起動すると、ピニオンPが飛び出
し、停電時駆動ギャLGと噛み合って、ブレーキドラム
BDを回転させる。
ブレーキドラムBDの回転は、ワイヤ巻ドラムWDに伝
達され、それによってワイヤロープWLを介して乗りか
ごFを上昇または下降させる。そして、ェレベータが所
定の位置に到達すると、非常運転用停止スイッチS,が
開路するので、非常運転用接触器15がオフし、停止す
る。ところで、非常運転用接触器15がオフすると、直
流電動機PCMが停止するとともに、図示しない回路に
よりマグネットブレーキBが釈放されてェレベータが停
止するが、このとき主電動機Mは、マグネットブレーキ
Bで拘束されるので、直流電動機PCMのピニオンPと
停電時駆動ギャLGとは互いに噛みあったままとなり、
係合が外れない場合がある。
この状態で停電が復帰し、常用電源NVによる高速運転
に入ると、直流電動機DCMは、高速用電動機M.の回
転数の約13倍の回転数(ギャLGとピニオンPによっ
て決まる。)で回転することになり、ブラシ部分が損傷
するに至る。そこで本発明では、直流電動機DCMによ
る非常運転終了後、常用電源NVの停電が回復したとき
に、最切、主電動機Mを低速用電動機M2に切り替えて
ェレベータを運転させるようにして、ピニオンPと停電
時駆動ギャLGの係合を外すようにした。
以下そのときの動作を詳細に説明する。
非常運転でェレベータが停止した位置が最下階の場合は
最下階検出スイッチS3が閉略するので由−164−S
3−17−eの回路により低速運転用方向選定リレー1
7がオンする(この場合、上記した接触器15のオンに
より接点153が閉路し、それにより非常運転補助リレ
ー16がオンし、接点16,の閉路により自己保持され
ているから、接点162,164が閉路し、163は開
路している。)ェレベータ停止位置が最下階以外の場合
は低速運転用方向選定リレー17はオフしたままとなる
。低速運転用方向選定リレー17がオンした場合は第3
図に示す低速用電動機M2はェレべ−夕が上昇運転する
方向に接続され、前記リレー17がオフした場合は下降
運転する方向に接続される。非常運転終了後ェレベー夕
が最下階に停止している状態で常用電源州Vの停電が回
復すると、第3図の無電圧検出リレー97Sがオンする
ので、第4図において、接点97S2が閉路するから、
田一97V2−1 54 −S2−1 62 −1 3
2 −1 4−eの回路により低速用接触器14がオン
する。
接触器14がオンすると、第3図の主接点14.が閉路
するので、低速用電動機M2が運転され、ヱレベータは
低速上昇運転される。一方、ェレベー夕が最下階以外に
停止している状態では同様にして、ェレベータは低速下
降運転される。上記した低速上昇あるいは下降運転状態
では、直流電動機DCMの回転数は、高速用電動機M,
運転時の1/3〜1/4となるから、ブラシ部分が損傷
することがない。次に、ェレベータが所定の位置に到達
すると、低速運転用停止スイッチS2が関路し、低速用
接触器14がオフし、ェレベータは停止する。
それまで、ピニオンPは停電時駆動ギァLGにより回転
を続けているが、図示しない回路でマグネットブレーキ
Bを動作して低速用電動機M2の回転を拘束すると、停
電時駆動ギャLGの回転が急に止まり、一方、ピニオン
Pは慣性により回転を続けようとするため、反力により
ピニオンPと停電時駆動ギャLGとの係合(噛み合い)
が確実に外れる。このときの低速用電動機M2の回転方
向は正負どちらかの方向であってもよいことはいうまで
もない。なお、低速用電動機M2によるェレベータ運転
が終了すると、接触器14のオフにより、接点144が
閉路するので、由−97S2−154 −16一144
−13一eの回路により高速用接触器13がオンし、正
常運転に復帰する。
以上説明したように、本発明によれば、常用電源停電時
に非常用電源を用いて直流電動機を駆動してェレベー夕
を非常運転したときに、非常運転終了後、最初の常用電
源によるェレベー夕の運転を低速運転とするようにした
ので、直流電動機が損傷するのを防止でき、信頼性、安
全性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は停電時に直流電動機を非常運転するようにした
ヱレベータ駆動装置の一実施例を示す正面図、第2図は
第1図のA−A線断面図、第3図は本発明の装置の主回
路の一実施例を示す構成図、第4図は本発明の装置の制
御回路の一実施例を示す回路図である。 M・・・…主電動機、M.・・・・・・高速用電動機、
M2……低速用電動機、BD…・・・ブレーキドラム、
G・・・・・・減速機、WD……ワイヤ巻ドラム、LG
…・・・停電用駆動ギャ、DCM・…・・直流電動機、
P・・・・・・ピニオン、NV・・・・・・常用電源、
EV・・・・・・非常電源、97S…・・・無電圧検出
リレー、13・・・・・・高速用接触器、14・・・・
・・低速用接触器、15・・・・・・非常運転用 .接
触器、16・・・…非常用運転補助リレー、17・・・
・・・低速運転用方向選定リレー、S.・・・・・・非
常運転用停止スイッチ、S2・・・・・・低速運転用停
止スイッチ、S3......最下階検出スイッチ。 第1図 第2図 第3図 努4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 常用電源と、非常電源と、前記常用電源から給電さ
    れてエレベータを駆動する主電動機と、該電動機を高速
    運転する高速運転装置および該電動機を低速運転する低
    速運転装置と、前記主電動機を制動するブレーキ装置と
    、直流電動機と、該直流電動機の駆動時に飛び出して前
    記主電動機側に設けられた停電時駆動ギアに係合し、停
    止時に引込み力で復帰するピニオンとを備え、前記常用
    電源の停電時、前記非常電源によつて前記直流電動機を
    駆動し、前記ピニオンと停電時駆動ギアの係合を介して
    エレベータを運転するものにおいて、前記常用電源が復
    電したことを検出する手段と、該手段に応動して前記低
    速運転装置を作動する手段と、該低速運転装置で前記主
    電動機を運転後、前記ブレーキ装置を作動する手段と、
    該ブレーキ装置の作動後前記高速運転装置に切替える手
    段とを備えたことを特徴とする停電時におけるエレベー
    タ制御装置。
JP54168354A 1979-12-26 1979-12-26 停電時におけるエレベ−タ制御装置 Expired JPS6039627B2 (ja)

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JPS5693675A JPS5693675A (en) 1981-07-29
JPS6039627B2 true JPS6039627B2 (ja) 1985-09-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145717A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Inventio Ag 昇降機のための機関枠のない駆動ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005145717A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Inventio Ag 昇降機のための機関枠のない駆動ユニット

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JPS5693675A (en) 1981-07-29

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