JPS6039433Y2

JPS6039433Y2 - 枠材を結合するコ−ナ−金具

Info

Publication number: JPS6039433Y2
Application number: JP1935580U
Authority: JP
Inventors: 正登小野
Original assignee: 渋谷金属産業株式会社
Priority date: 1980-02-18
Filing date: 1980-02-18
Publication date: 1985-11-26
Also published as: JPS56121872U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はガラリ等を支持する枠材を結合するコーナー金
具に関するものである。

従来においてガラリ等を支持する枠材は、その結合部の
外観を良くする必要から枠材の結合手段としてコーナー
金具を通常用いており、これを第１図及び第２図に基づ
き説明する。

すなわち、ドア１に設けられた穴１′の周囲にドアー１
を挾持してアルミ材等の外枠２及び内枠３が固定される
。

この外枠２及び内枠３は各々４ケずつ４５°に切断され
た端部において次に述べるコーナー金具１０．１０’に
より隣接するものが直角に固定され枠を構成する。

すなわちコーナー金具１０又は１０′は外枠２又は内枠
３の内面に突出した一対の金具挾持片６．６に挾持され
隣接する外枠２，２又は内枠３．３を直角に結合する。

ここで外枠２に用いられるコーナー金具１０′にはねじ
穴（図示せず）を有する抜起し片１４が設けられ、該ね
じ穴は内枠３を貫通して挿入されるねじ９と結合し外枠
２と内枠３をドア１に固定する。

左右の外枠２，２の内側面にはガラリ羽根５゜５・・・
がねじ８，８・・・により固定されてガラリを構成する
。

以上で明らかな通りコーナー金具１０．１０’は外枠２
又は内枠３の内面に突出した一対の金具挟持片６，６と
の結合により隣接する外枠２，２又は内枠３，３を結合
しているのであり、このことからコーナー金具１０．１
０’と金具挾持片６．６との結合力を向上させることが
重要である旨容易に理解される。

ところが従来においては次の各方法により前記結合力の
向上を図っているが、各々次の問題を伴っている。

（１）金具挟持片６，６の上面を叩いてコーナー金具１
０．１０’と結合させる方法；これは外枠２及び内枠３材質が通常アルミであることと
金具挟持片６，６の先端部を用いることに起因して十分
な結合力を確保することが出来ない。

（２）金具挟持片６，６とコーナー金具１０，１０′を
ねじにより結合する方法：これはねじ穴を設け、ねじを用いなければならないため
コストが高くつく。

本考案は以上の従来の問題を解決し枠材の金具挟持片と
の結合力を十分確保出来るコーナー金具の提供を目的と
する。

本考案のコーナー金具を図面に示す実施例に従い以下説
明する。

第３図は第１図及び第２図に示した内枠３，３に用いら
れる本考案のコーナー金具を示し、該コーナー金具２０
は、直角に屈曲する一対の主片１１．１１と、該主片１
１．１１の各々の一側においてこれに直角に屈曲する屈
曲片１３．１３とを有する。

ここで主片１１．１１の各々は側方に近接して設けられ
た長大１２．１２を有する。

長穴１２付近の詳細を第５図に示すが、該長穴１２に近
接した主片１１の側縁には波状部１５が形成されている
。

本考案のコーナー金具の構成は以上の通りであるが、そ
の使用方法を第４図に基づき説明する。

すなわち本考案のコーナー金具２０の主片１１．１１を
内枠３，３の金具挾持片６，６に挿入した後、先端に金
属片の固定された治具２１を主片１１の長穴１２に挿入
し、いずれかの方向に回転させる。

これにより主片１１の長穴１２と側縁との間の帯状部は
波状部１５の方向に一部突出し突出部Ｐを生じる。

すなわちこの突出した波状部１５は金具挾持片６の内側
面に食込むことになり、その結果コーナー金具２０は枠
材の金具挾持片６に強固に結合されることになる。

以上の操作を他の主片１１の長穴１２についても行い、
直角に隣接する内枠３，３を該コーナー金具２０により
結合する。

本考案の枠材を結合するコーナー金具の実施例は以上の
通りでありその効果を次に列記する。

（１）本考案のコーナー金具は実用新案登録請求の
範囲に記載した構成であり、特に主片の側方に近接して
長大が設けられるため治具を該長大に挿入しいずれかの
方向に回転させることにより長穴と側縁との間の帯状部
が波状部方向に一部突出することになり、その結果枠材
の金具挾持片との結合力を十分確保出来る。

（２）本考案のコーナー金具は同上の構成であり、特に
長穴に近接した主片の側縁に波状部が形成されるため該
波状部においてコーナー金具は枠材の金具挟持片に食込
んで両者の強固な結合が図られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第２図１−１断面図、第２図はドアに固定され
ガラリ等を支持する枠材の正面図、第３図は第１図及び
第２図の内枠に用いられる本考案のコーナー金具の斜視
図、第４図は第３図のコーナー金具の使用方法の説明図
、第５図は第３図のコーナー金具の長大付近の詳細図。１・・・ドア、２・・・外枠、３・・・内枠、５・・・
ガラリ羽根、６・・・金具挾持片、８・・・ねじ、９・
・・ねじ、１０．１０’・・・コーナー金具、１１・・
・主片、１２・・・長穴、１３・・・屈曲片、１４・・
・抜起し片、１５・・・波状部、２０・・・コーナー金
具、２１・・・治具。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

直角に屈曲する一対の主片と、該主片の側方に近接して
設けられた長大と、該長大に近接した主片の側縁に形成
された波状部とからなる枠材を結合するコーナー金具。