JPS6039020B2 - 複合フイルム - Google Patents

複合フイルム

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JPS6039020B2
JPS6039020B2 JP52109975A JP10997577A JPS6039020B2 JP S6039020 B2 JPS6039020 B2 JP S6039020B2 JP 52109975 A JP52109975 A JP 52109975A JP 10997577 A JP10997577 A JP 10997577A JP S6039020 B2 JPS6039020 B2 JP S6039020B2
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film
layer
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paper
mol
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JP52109975A
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健次 矢部
正芳 朝倉
敦彦 曽田
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は耐熱性、潜り性、接着性、防錆性、ラミネート
性などの諸性質に優れた複合フィルムに関するものであ
る。 ポリオレフインフイルムやポリエステルフイルムは包装
用フィルム、ラミネート用フィルムとして種々の用途に
広く使用されているが、その用途によってはまだ改善す
べき多くの欠点を有している。 ポリエチレンテレフタレート(PET)2轍延伸フィル
ム(BOフィルム)は強籾で透明性に優れているが、ヒ
ートシール性がないために、ポリエチレンなどのヒート
シール性のあるフィルムをラミネートして用いている。
また紙とか金属、ガラスなどに直接熱融着して用いる事
も出来ない。従って優れた性質を有するにもかかわらず
、他の基材を被覆する場合には、必ず接着剤を用いる必
要がある。ポリプロピレン80フィルムもPET一BO
フィルムと同様な欠点を有する。 ポリエチレンやポリプロピレンの未延伸フィルム(NO
フィルム)はBOフィルムとは異なり、ヒートシール性
を有するが、フィルムの腰が弱いために、PET−80
フィルムやポリプロピレン一BOフイルムなどのシーラ
ィト層として、これらフィルムに接着剤を用いてラミネ
ートして使用され、支持体として使用されることは希れ
である。ポリプロピレンやポリエチレンフィルムは水蒸
気透過率は小さいが、酸素などの気体を通しやすいので
、腐販しやすい食品を包装するには適していない。また
ァィオノマーのフィルムは透明性、ヒートシール性、耐
衝撃性に優れているが、フィルムの腰がない、フロッキ
ングしやすい、滑り性が悪いなどの欠点のため、他のフ
ィルムにラミネートして用いる場合にはラミネー作業性
が悪い。またポリプロピレンと同様、酸素などの気体を
通しやすい。また耐熱性に欠点があり、加熱殺菌に耐え
られない。そこで本発明者等は、既存のフィルムのこれ
らの欠点を改良した新規なフィルムを作るべく、その樹
脂組成にまでたち帰って検討を行なった結果、本発明に
到達した。 すなわち、A テレフタル酸75〜100モル%(好ま
しくは、80〜100モル%)からなるポリエチレンテ
レフタレート系樹脂1〜4肌t%(好ましくは5〜35
M%)、テレフタル酸60〜100モル%(好ましくは
65〜90モル%)からなるポリブチレンテレフタレー
ト系樹脂30〜85wt%(好ましくは35〜8仇れ%
)、ァィオノマ‐10〜3肌t%(好ましくは15〜2
5W%)とからなる層(A層、とB テレフタル酸90
〜100モル%(好ましくは95〜100モル%)から
なるポリエチレンテレフタレート系、またはポリブチレ
ンテレフタレート系樹脂75〜10肌t%(好ましくは
80〜10肌t%)とアィオノマー0〜25wt%(好
ましくは0〜2肌t%)とからなる層(B層)、とが積
層されてなる複合フィルムである。 本発明品であれば、滑り性、フィルムの腰、耐ブロッキ
ング性などの基本的なフィルム特性が優れており、更に
ヒーシール性や紙、ガラス、金属などとの接着性、耐熱
性、気体バリャ性、防錆性、ラミネト性などの点に於て
も優れた特性を有する。 本発明のA層に用いるポリエチレンテレフタレート系樹
脂はジカルボン酸成分の75〜100モル%がテレフタ
ル酸であることが必須である。 テレフタル酸の残部のジカルボン酸としてはィソフタル
酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼラィン酸などの芳香
族および脂肪族ジカルボン酸が0〜25モル%、好まし
くは0〜20モル%が使用される。特にィソフタル酸が
ヒートシール性、接着性、フィルムの腰の点で特に好ま
しい。ジオール成分としてはエチレングリコールを用い
るが、他のジオール、例えば、ジェチレングリコール、
ブタンジオール、1,4ーシクロヘキサンジメタノール
、1,6ーヘキサンジオールなどをポリエチレンテレフ
タレート系樹脂の特性を損わない範囲内(好ましくは0
〜20モル%)で共重合したものを使うこともできる。
これらポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂の具体例とし
てはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチ
レンテレフタレート・イソフタレート(PET/1)、
ポリエチレンテレフタレ−ト、セバケート(PET/S
)、ポリエチレンテレフタレート・アジべ−ト(PET
/A)などを挙げることができる。テレフタル酸が75
モル%未満の場合は、複合フィルムの腰がないため、他
のプラスチックフィルム、紙、金属、ガラスなどにラミ
ネートする際にシワが入りやすかったり、フィルム幅の
減少やブロッキングの原因となるし、気体バリャ性、防
錆性の低下を来たす。A層に使用するポリブチレンテレ
フタレート系樹脂はジカルボン醸成分の60〜10モル
%である。テレフタル酸の残部のジカルボン酸としては
ィソフタル酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼラィン酸
などのジカルボン酸が0〜40モル%、特にィソフタル
酸10〜35モル%のものが、フィルムの柔軟性、接着
力と製膜性の点で好ましい。ジオール成分としては1,
4−ブタンジオールを用いるが、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、ネオベンチルグリコール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール、1,6−へキサンジ
オールなどの他のジオール成分をポリブチレンテレフタ
レート系樹脂の特性を損わない範囲内(好ましくは0〜
20モル%)で共重合したものを使うこともできる。こ
れらポリブチレンテレフタレート系樹脂の具体例として
はポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリブチレ
ンテレフタレート、イソフタレート(PBT/1)、ポ
リブチレンテレフタレート・セバケート(PBT/S)
、ポリブチレンテレフタレート・アジベート(PBT/
A)、ポリブチレン・エチレンテレフタレート、ポリブ
チレン、エチレン・テレフタレート・イソフタレートな
どが挙げられる。テレフタル酸が60モル%未満の場合
には、樹脂が低融点となるため、樹脂を乾燥する際に、
チップの融着が起こり、溶融押出時のトラブルとなる。 またA層面の滑り性が悪くなるために、フィルムを巻取
る際に・しわが入り、巻姿が悪いし、フィルムをロール
状で保管しておくと、巻取りが激しくなり平面性が著し
く損われる。また、紙、金属、ガラスなどに被覆したも
のを積重ねておくとフロッキングを起すという欠点が生
じる。本発明のA層、B層に用いるアィオノマーとはQ
−オレフィンと1〜2価の金属イオンを含むQ,8−不
飽和カルボン酸のイオン性塩との共重合体である。 具体例を挙げればエチレンとアクリル酸、メタクリル酸
などのQ, 8一不飽和カルボン酸との共重合体あるい
はエチレンとマレィン酸、ィタコン酸などの不飽和ジカ
ルボン酸との共重合体のカルボキシル基の一部または全
部がナトリウム、カリウム、リチウム、亜鉛、マグネシ
ウム、カルシウムなどの1〜2価の金属で中和された重
合体である。また、残余のカルボキシル基の一部を低級
アルコールでェステル化したものも使用できる。金属と
しては亜鉛が、組成物のフィルムの滑り性、耐スクラッ
チ性およびバリャ性、防錆性の点で特に好ましい。 金属で中和する前のアィオノマー中のカルボキシル基の
含有量は1〜20モル%、好ましくは2〜15モル%で
ある。 カルボキシル基の中和度は15〜100%であるが、組
成物の溶融押出性から好ましくは20〜80%、更に好
ましくは30〜70%である。これらアィオノマーの代
表例としてはエチレンとアクリル酸、またはメタクリル
酸の共重合体(カルボキシル基2〜15モル%)でナト
リウム・亜鉛などの金属でカルボキシル基の30〜70
%が中和されたものを挙げることができる。カルボキシ
ル基の含有量および中和度は組成物の製膜性および柔軟
性、防錆性に深く関係するものである。カルボキシル基
の含有量が1モル%未満では柔軟性、防錆性が劣り、2
0モル%を越える場合には耐熱性および製膜性が劣る。
中和度が15%未満では防錆性が劣る。また中和度が8
0%以上になっても防錆性については何ら問題にはなら
ないが、組成物の溶融押出温度を高別こする必要がある
。従って実質的な障害は少ないが、押出温度が狭くなる
方向にある。これらアイオノマーは商品名“サーリン”
(デュポン社(米国)製)として市販されているものを
使用することができる。 A層を構成する組成物は、複合フィルムの滑り性、巻姿
、ラミネート性とヒートシール性、接着性、防錆性とを
両立させるために、それぞれ所定量配合することが必要
である。 ポリエチレンテレフタレート系樹脂がlwt%未満では
フィルムの滑り性、者姿が悪く、しかも巻緒りを起こす
。4仇れ%を越える場合には接着力が低下し、成形性、
防錆性が損われる。 ポリブチレンテレフタレート系樹脂が3肌t%禾満では
ヒートシール性、接着力が低下すると共に成形性、防錆
性が悪くなる。85wt%を越える場合にはフィルムの
滑り性、巻姿が悪化し、フィルムの巻締りが起こり平面
性を損ねる。 アィオノマーが1仇れ%未満では滑り性、防銭性が低下
する。3肌t%を越える場合には、組成物の分散状態が
不安定となり、非常に裂けやすいフィルムとなるし、フ
0ツキング、ラミネート性、耐熱性が損われる。 B層を形成するポリエステルは、テレフタル酸が90〜
100モル%からなるポリエチレンテレフタレート系、
あるいはポリプチレンテレフタレート系樹脂である。 テレフタル酸含有量が90モル%以上必要な理由は、フ
ィルムの腰、ラミネート性、気体バリャ性、防錆性の性
能面からである。B層のポリエチレンテレフタレート系
樹脂は残部のジカルボン酸およびエチレングリコール以
外に用いることのできるジオール成分はいずれもA層の
ポリエチレンテレフタレート系樹脂のそれと同じである
。ポリエチレンテレフタレート系樹脂を使用する場合に
はその配合比は75〜95M%の範囲内が滑り性、ブロ
ッキング、気体バリャ性、防錆性、耐熱性の面から特に
好ましい。アイオノマーを配合しない場合には、B層の
滑り性、ブロッキング性が悪くなると共に、加熱雰囲気
下に長時間放置されたりすると可榛性が失われ亀裂が入
りやすく好ましくない。B層に用いるポリブチレンテレ
フタレートは、テレフタル酸含有量は95モル%以上、
特に100モル%のものが複合フィルムの腰、ラミネー
ト性、気体バリャ性、防錆性の点から好ましい。 残部のジカルポン酸およびエチレングリコール以外に用
いることのできるジオール成分はいずれもA層のポリブ
チレンテレフタレート系樹脂のそれと同じである。配合
比は90〜10肌t%の範囲のものが気体バリャ性、防
錆性、耐熱性の点で特に優れている。B層がアイオノマ
ーを配合しないでPBTのみの場合でも、可榛性が損わ
れず、変形度の大きい加工を行なっても亀裂が入らない
と云う特徴を有する。尚本発明のB層は上記の如きポリ
エチレンテレフタレート系樹脂又はボリブチレンテレフ
タレート系樹脂で構成されるものであるが、B層の機能
を阻害しない範囲内において他方の樹脂を混合してもさ
しつかえない。 本発明品のA層、B層には必要に応じて酸化防止剤、熱
安定剤、紫外線吸収剤、粘度調節剤、可塑剤、核剤、無
機微粒子、有機滑剤、顔料などの添加剤を分散・配合す
ることができる。 また上記添加剤と同様な目的で公知の樹脂を組成物全量
に対して2仇れ%を越えない範囲内で添加することもで
きる。本発明の複合フィルムの構成はA/Bの2層フィ
ルムが普通である。 A層、B層はいずれもヒートシール性、接着性を有する
が、紙、金属、ガラスなどの接着にはA層面を用いる方
が、より高い接着力が得られる。フィルム同志のヒート
シールにはB層面同志の方が高いシール力が得られるの
が本発明品の特徴である。従って本発明品は、(基材/
A面/B面)の構成で用いると、ヒートシール性の優れ
たフィルムの袋、カートンケース、レトルト用パウチな
どを作ることができる。またB層は、A層に比べて、耐
熱性、気体バリャ性、防錆性に富むものである。紙、金
属、ガラス同志を接着する目的または本発明品を中間層
に用いる場合にはA/B/Aの3層構造にするのが好ま
しい。 また防錆性を特に配慮する場合にはB/A/B/A・・
・・・・B/Aの多層複合フィルムの形で使用すること
もできる。 本発明の複合フィルムの厚みおよびA:Bの厚み比は、
その目的、使い方によって異なるが一般に厚みは5仏〜
1肌、好ましくは10〆〜500仏である。 包装用フィルムとして本発明品を単独で用いる場合には
20〜100仏、好ましくは25〜80仏であり、他の
プラスチックフィルムにラミネートして用いる場合には
10〜100仏、好ましくは20〜60仏である。紙に
ラミネートする用途には10〜100仏、好ましくは1
5〜60rである。金属に被覆する場合は、保温とかク
ッション材的機能を要求される用途には比較的厚い10
0仏〜1肋のものが、防錆性や成形性が要求される用途
にはlow〜100仏、好ましくは20〜60仏のもの
が適用される。A層、B層の厚み比はその用途によって
適宜選ぶことができるが、A:B;1:0.1〜10、
好ましくは1:0.2〜9である。包装用フィルムや金
属被覆用にはA:B=1:0.5〜10、好ましくは1
:1〜9である。紙にラミネートする用途にはA:B=
1:0.1〜10、好ましくは1:0.5〜9である。
次に本発明の複合フィルムを個々の用途に使用した場合
の長所について述べる。 本発明品を包装用フィルムとして単独で用いる場合には
、フィルムの腰、耐ブロッキング性、滑り性が良好なの
で製袋作業も良好であり、しかも気体バリャ性とヒート
シール力があるので、物品の包装に優れている。 特に硫化水素のバIJャ性が優れているので、石油コン
ビナート、温泉地帯のように大気中に硫化水素が多く含
まれる地域での物品の保存、または不純物として硫化水
素を検出する検出紙、検出管の包装に有効である。また
ケーブルラッピングにもこのバリャ性を生かして使用す
ることができる。また他のプラスチックフィルムにラミ
ネートして用いる場合の例としては、PET−BOフィ
ルムに接着剤ないこ直接熱接着してシーランド層として
用いることができ、各種包装用袋として使用できる。 紙にラミネートして用いる場合には、ラミネート性、紙
との接着性、耐熱性に優れている。 従来の紙にヒートシール性を有するエチレン・酢酸ビニ
ル系樹脂やアィオノマーなどをラミネートしたカートン
ケース、紙コップなどは、ラミネート紙の滑り性が悪か
ったり、フロッキングを起こしやすかったりして、容易
に形成する際の作業性が悪いし、また耐熱性がないので
、熱いものを入れたり、容器のまま加熱することは避け
られていた。一方、本発明品は滑り性、ブロッキング性
が優れているので、作業性が優れている。また耐熱性が
優れているので紙コップに用いれば熱い飲物を入れるこ
とができるし、加熱殺菌した牛乳や飲物を冷却せずにそ
のままカートンに充填したり、容器のまま温めることも
できる。金属に被覆して用いる場合には、従来の PET,PBTフィルムは金属との接着性がないために
、直接金属に熱融着によってラミネートできないし、た
とえ、接着剤でラミネートしたとしても、変形度の大き
い折曲げ加工などを行なうと剥離しやすい。 アィオノマーフィルムはフィルム、腰がないのでラミネ
ート性が悪く、またブロッキング、耐熱性の面で改良す
べき点が多い。本発明品は金属板に加熱融着により直接
被覆することができ、ラミネートに際して、フィルム中
の収縮がほとんどなく、シヮのないきれいなラミネート
板を作ることができる。 またラミネート板を適当な面積に裁断して積重ねて保管
しておいてもブロッキングしない。ラミネート板は変形
度の大きい折曲げ加工を行なって剥離することもなく、
成形性も良好である。防錆性にも優れており、大気中に
長期に渡って暴露しても錆びることはないし、耐塩水性
も有する。被覆することのできる金属としては、鉄、ブ
リキやトタンなどの表面処理された鉄、アルミ、銅など
である。このように被覆した金属材料は高い接着力と優
れた耐熱性、防錆性を有するので、機械、家具、建築物
、船舶などの内装材、外装材として用いることができる
。またガラスにも直接被覆できるので、ガラスの飛散防
止にも有効であると共に、耐熱性があるため、ビン詰め
などの殺菌温度にも十分耐えることができる。 本発明に於ける物性測定方法および評価方法は次の通り
である。 ‘1’巻締り性 3インチ紙管に長さ100肌巻取り4000のオーブン
中1週間放置し、巻稀りの程度を観察する。 ○;巻締りなく、巻姿良好、△;やや巻締る、×;巻稀
りが激しく巻姿が悪い。t2) マサッ係数 幅75側×長さ10仇舷の試験片を2000,65%R
H‘こ24hr放置し、フィルムの表裏を重ね合せ、荷
重200夕で測定する(静マサツ/勤マサッ)係数で表
示したし。 {3’ブロッキング 2枚のフィルムを3cm×4cのにわたって重ね合わせ
、500夕の荷重をかけて、40o○,84%RH中2
4時間放置後、測定する。 値が0.5k9/桝以下であれば、実用上、ラミネート
した金属板、板などのフロッキングは起こらない。{4
)ラミネート性 幅50仇粉、厚さ50仏のアルミニウム箔を加熱炉で2
4000に子熱する。 一方、幅500脚のフィルムを巻出し装置から巻出し、
23000に加熱したプレスロールを用いて箔の片面に
ラミネートする。圧着力は3k9/cの、ラミネート速
度は30m/minであった。ラミネ−ト後の箔は連続
的に7000のオーブンに通し本接着を行ない、200
○の冷却水浴を通して巻取る。かくして出来上がったラ
ミネート箔を次の基準で評価する。◎:フィルムのシワ
、気泡などの表面欠点がない。○:実用上問題とならな
い程度の4・ジワが2個/10m以下見られる。△:フ
ィルム幅の減少が見られ、大小のシワ、気泡が2個/1
0仇以下。×:フィルム幅の収縮が著しく、アルミニウ
ム箔よりも狭くなる。大小のシワ、気泡が3個/10の
以上見られる。はなはだしい時にはラミネート時にフィ
ルム切れや穴があいたりする。■ 金属との接着力
【a’アルミニム箔との接着力 (アルミニウム箔(20山)/フィルム/雛型紙)の順
に重ね合わせ、260qC、シール圧lkg/が、シー
ル時間1秒でヒートシールする。 剥離角90o引張速度200肋/minで接着力を測定
する。単位k9/5肌。{b} 鋼板との接着力 トリクロルェチレンで脱脂した厚み0.2仇吻の鉄板に
フィルムを重ね合せ、ロールプレスで150℃、7k9
/抑で圧着し、仮接着を行なう。 次いで26000のオーブン中で9の砂加熱して本接着
を行ない、2000の冷却水浴を通してラミネート鉄板
を得る。フィルムを鉄板から剥離して、上記の方法で接
着力を測定する。{6) ヒートシール性 フィルム2枚を重ね合せ、離型紙にはさみ160℃、シ
ール圧lkg/の、シール時間1秒でヒートシールを行
なう。 接着力測定は(5){a}の方法。ヒートシール温度は
100oo〜180q0の範囲に渡って検討を行ない、
シ−ル部の収縮、破壊が起こらず強力な接着力が得られ
る160ooを採用した。‘7’紙との接着力厚み約6
0仏の模造紙を使用し、ヒートシール性評価と同じ条件
で熱接着を行ない、接着力を評価した。 接着力が約190夕/仇以上になると、紙がへキ開する
ので、接着力はそれ以上は測定できない。■ 防錆性 【a} 硫化水素テスト 被覆金属物が長期に渡って、大気にさらされた場合を想
定し、次の方法により加速促進テストを行なった。 厚さ0.2側の鉄板の両面にフィルムを被覆したものを
中3cの×長さ6伽中に切り、切断面をPETフィルム
の粘着テープで保護した試験片を作る。この試験片を0
.2ミリ・モル%の硫化水素水溶液30比cの入った密
閉耐圧ガラスピンの中に入れて、10000、90分加
熱する。室温まで放冷し、鉄板の変色度を観測する。○
:変色が見られないもの、△:薄く黒変するもの、×:
黒変するもの。 {b)塩水鰭霧テスト (8}(a)の試験片を用いてJISZ2371の塩水
噴霧テストを行なう。 食塩濃度5M%、3500、5日テスト後の発錆性を評
価する。○:発錆が見られないもの、△:点錆が見られ
る、×:全面に発錆するもの。実施例 1 25CC、0ークロロフェノール中で測定した固有粘度
0.65のPET、1.20のPBT/1(テレフタル
酸/イソフタル酸のモル比65/35)、および“サー
リン”(タイプ1700 メルトインデツクス0.7夕
/1肌in,Znタィプ)を表1に示す配合比でA層、
B層樹脂をそれぞれ口径4仇仰ぐのべレタィザーで27
000でべレット化した。 次いでB層樹脂を28000の4仇吻?押出機に、A層
樹脂を27000の4仇帆◇押出機にそれぞれ供給し、
口金に通じるポリマ管中でA/Bに頃層し、27500
の口金から、B層がキャストドラム面(表面温度55o
o)側になるように押出し、厚さ50山のフィルムを作
った。厚み比はA:B=1:1.5であった。また比較
のためにA層のみとB層のみの50山のフィルムを27
500で製膜した。本発明品はフィルムの滑り性が良好
で、フィルムの腰があるので、シワも入らず、きれいに
ロールに巻取ることができた。一方、No.9はB層、
No.11はA層の滑り性が悪いために、巻取る際にシ
ワが入り、巻姿の良いフィルムを得ることができなかっ
た。No.10はB層の表面あれが著しく、裂けやすい
フィルムしか得られなかった。本発明品のヒートシール
性はA面よりもB面が優れており、紙への接着力はA面
が非常に優れている。従って(紙/A層/B層)の構成
になるように紙熱融着させれば、ヒートシール性、耐熱
性のよい性能のよい紙容器ができることがわかる。船S 沙 ぬ 薄 房ぐ 旨塁 ←g \* 〇.. きR .・樵 機織 ぞ繋 【N ** No.13,14の単層フィルムはヒートシール性、紙
への接着力のバランスが取れていないので、紙にラミネ
ートして用いるには適していないことがわかつた。 実施例 2 実施例1のNo.2,7,9,13,14のフィルムを
用いA面を内側とした縦15肌×横10伽の袋を作り、
この袋の中に酢酸鉛を指示薬とした硫化水素検出紙を1
枚入れ、16000でヒートシールを行なった。 次にこの袋を硫化水素ガス200血pm含む10〆客の
デシケーターの中に室温で2小r放置し、検出紙の変色
度を観察し、フィルムの硫化水素の透過性を調べた。本
発明のNo.2,7のフィルムを用いた袋の検出紙は変
色せず、硫化水素が透過しなかった。一方、No.9,
13,14を用いたものは黒く変色し、硫化水素が透過
したことが判明した。実施例 3実施例1のNo.2,
7,9,13,14のフィルムを用い、厚さ約250仏
の紙コップ用厚紙に温度160℃、7k9/肌の糠圧で
A面が紙に接するようにラミネートし、B面同志を16
0o○でヒートシールを行ない、成形し上げ底になった
容量約18比cの紙コップを作った。 比較のために“サーリン”1706から厚さ50ムのフ
ィルムを製膜し、同様にして紙コップを作った。紙にラ
ミネートする際に、滑り性が悪く、フロッキングし、フ
ィルムの巻出しが困難で、しかも、フィルムの腰がない
ので、中方向の収縮が起こりラミネート性が悪かった。
紙コップに沸騰水をロー杯にそそぎ10000の雰囲気
下で耐熱性を調べた。表2 表2の結果からも明らかな様に本発明品のフィルムは耐
熱性に優れているが、比較例のフィルムはいずれも耐熱
性が不十分であることがわかった。 実施例 4 実施例1のフィルムを用いてA面をアルミ箔、鉄板に貼
合せるラミネートテストおよび接着力、防錆性のテスト
を行なった(表3)。 本発明品はフィルムの腰があるので、ラミネートとする
際にフィルムの中の収縮もほとんど起こらず、シワのな
いきれいなラミネート箔ができた。 アルミ箔との接着力も高い。鉄板にラミネートしたもの
は、強固に接着しているため、接着力を測定する時にフ
ィルムが伸びて切れてしまい、接着力を正確に測定でき
ない(2k9/肌以上)。 また硫化水素によって鉄が黒変することもないし、塩水
によって錆ることもなく非常に良好な防錆性を有する。
一方、比較例のNo.9はフィルムの滑りが悪いのでシ
ワやタルミのためにラミネートしてもシワがでやすいし
、硫化水素のバリャ性が不十分である。 No.11,12はラミネート性、鉄との接着性共に良
いが、防鍵性が不十分である。実施例3で作っ表 3た
“サーリン”フィルム(No.15)は滑り性がわろく
、フロッキングが激しく、しかもフィルムが柔らかいの
で、ラミネート性が非常に悪い。 鉄板にラミネートしたものも粘着性が大きく、ラミネー
ト板を積重ねて置くと、ブロッキングして、はがし‘こ
くくなり、無理にはがすとフィルムの一部が相手方に、
はぎ取られてしまう。実施例 4 固有粘度0.63のPET、およびPET/1(テレフ
タル酸95,90,80モル%、固有粘度各々0.65
,0.66,0.33)、“サーリン”1706,PB
T/1(テレフタル酸80,65モル%、固有粘度1.
20,】.30)、PBT(固有粘度1.00)を用い
て、表4に示す配合比で各A層、B層の組成物をべレッ
トした。 次いで実施例1と同様に製膜してA/Bの構成からなる
厚さ30仏,A:B=1:3のフィルムを作った。本発
明品のNo.16〜20は巻綿りもなく、良好な巻姿で
あった。一方、No.21,22は巻締りが激しく、シ
ワ、タルミが発生した。またアルミ箔に表 4A層:P
ET/PBT/1(65/35)ノサーリン=20/6
0/201キIB層:( )内は共重合モル比を示す。
表 5紙との接着力:渋は紙がへキ開するもの ラミネートすると中方向の収縮が大きく、シワを消すこ
とが出釆なかった。 鉄板との接着性は各フィルムとも良好であったが、硫化
水素テストを行なったところ、本発明品は錆なかったが
、イソフタル酸共重合比の大きいPET/1,PBT/
1をB層に用いたNo.21,22は、硫化水素に対す
る防錆性が劣っていた。実施例 5 実施例1で用いた樹脂を使用し、A層は表5の組成、B
層はPET/“サーリン”85/15の組成からなる厚
さ50仏,A:B=1:1のA/Bの構成の複合フィル
ムを作った。 本発明品は滑り性も良好で、紙との俊着に於てA面が優
れており、B面のヒートシール力は各フィルム共1.5
0〜1.58k9/肌と高く、本発明のフィルムが紙へ
のラミネート用に優れていることがわかった。実施例2
と同様紙コップを作り、耐熱テストを行なったところ、
変形もなく、良好な耐熱性を示した。金属へのラミネー
ト性、接着力も良く、防錆性に優れていることがわかっ
た。一方、A層に“サーリン”の入っていないNo.2
6は、紙への接着力が不足すること、防錆性がないと云
う欠点がある。 “サーリン”の配合量の多いNo.27は、A層の表面
あれのある、裂けやすいフィルムしか得られなかった。
従って接着力も小さく、ばらつきが大きい。防錆性もA
層のために大中に低下している。実施例 6 PET(固有粘度0.63),PEH/1(テレフタル
酸85モル%、固有粘度0.67)、PBT/1(テレ
フタル酸共重合比はそれぞれ65,75,85モル%、
固有粘度1.28,1.26,1.27)、PBT(固
有粘度0.99)、“サーリン”1706の各ポリマを
用いて表6のA層の組成物をべレツト化した。 B層としそはPET(固有粘度0.舷、酸化チタン2.
仇れ%含有)/“サーリン”1706を95/5の比率
に配合した組成物を作った。A層、B層の組成物をそれ
ぞれ2台の押出機に供給し、実施例1と同様に製膜して
厚さ40一の2層フィルム(A:B=1:1.5)を製
膜した。B層に酸化チタン入りのPETを使用したので
No.28〜31のフィルムは滑り性も良く、ヤング率
も高く、ラミネート性も非常に良好であった。紙、鉄板
、アルミ箔に対する接着性もよく、防錆性にも優れてい
る。No.32はA層にポリエチレンテレフタレート系
樹脂がないので、滑り性、接着力が不十分であり、防錆
性も劣る。No.33はA層のPETが多いのでフィル
ムの滑り性、腰の点で優れているのでラミネート性は良
いが、アルミに対する接着性、鉄板の防錆性が低下して
いる。実施例 7 PET(固有粘度0.65)、PET/S(テレフタル
酸90モル%、固有粘度0.83)、PBT/1(テレ
フタル酸65モル%、固有粘度1.30)およびアィオ
ノマーとして“サーリン”1652(メルトインデツク
ス5.0夕/1仇hin,znタイプ)と“サーリン”
1707(メルトインデツクス0.9夕/1仇hin,
Naタイプ)を用い、A層としてPET/(PET/S
)/(PET/1)/サーリン=15/15/50/2
0、B層としてPET/サーリン聡 麓 偽 三 三 。 舵藻 岬。 壷登卓旨 ≧冬く )認○ 二シ旨 \る機 寅蓮ミ A*? *** 船 憲 奪g 。 がヒミ ○盤 …シ 鮒各 ミ竪 ぞ* ** =80/20の組成を選び、それぞれ2台の押出機に供
給し、A層樹脂は27000、B層樹脂は28000で
熔融した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 A.テレフタル酸75〜100モル%からなるポリ
    エチレンテレフタレート系樹脂1〜40wt%、テレフ
    タル酸60〜100モル%からなるポリブチレンテレフ
    タレート系樹脂30〜85wt%、アイオノマー10〜
    30wt%とからなる層と、B.テレフタル酸90〜1
    00モル%からなるポリエチレンテレフタレート系、あ
    るいはポリブチレンテレフタレート系樹脂75〜100
    wt%、アイオノマー0〜25wt%とからなる層、と
    が積層されてなる複合フイルム。
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