JPS59230746A - 包装用フイルム - Google Patents
包装用フイルムInfo
- Publication number
- JPS59230746A JPS59230746A JP58107116A JP10711683A JPS59230746A JP S59230746 A JPS59230746 A JP S59230746A JP 58107116 A JP58107116 A JP 58107116A JP 10711683 A JP10711683 A JP 10711683A JP S59230746 A JPS59230746 A JP S59230746A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- pe5t
- heat
- acid
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は包装用フィルムに関し、殊に耐熱水性が良好で
煮沸処理やレトルト処理に耐えると共に優れたヒートシ
ール性を有するポリエステル系の包装用フィルムに関す
るものである。
煮沸処理やレトルト処理に耐えると共に優れたヒートシ
ール性を有するポリエステル系の包装用フィルムに関す
るものである。
近年、食品流通形態や消費生活の変革によって食品の包
装形態も大幅に変わってきており、冷凍用、加熱調理用
、長期保存用等の各種用途に対応できる複合フィルムの
要望が高まっている。殊に食料品においては、予め調理
した食品を袋詰めして密封し、そのまま煮沸殺菌或は加
圧殺菌した後冷凍保存しておき、袋のまま暖めて食卓に
供するレトルト食品や煮沸調理食品の需要が大幅に増大
しており、この種の用途に用いる包装材料には高度の耐
水性、耐熱水性、耐寒性が要求される他、熱時接着力が
高く水蒸気透過性及び酸素透過性の低いことが要求され
る。その為この様な要求にかなう包装用フィルムも種々
提供されているが、何れも満足し得るものとは言い難い
。
装形態も大幅に変わってきており、冷凍用、加熱調理用
、長期保存用等の各種用途に対応できる複合フィルムの
要望が高まっている。殊に食料品においては、予め調理
した食品を袋詰めして密封し、そのまま煮沸殺菌或は加
圧殺菌した後冷凍保存しておき、袋のまま暖めて食卓に
供するレトルト食品や煮沸調理食品の需要が大幅に増大
しており、この種の用途に用いる包装材料には高度の耐
水性、耐熱水性、耐寒性が要求される他、熱時接着力が
高く水蒸気透過性及び酸素透過性の低いことが要求され
る。その為この様な要求にかなう包装用フィルムも種々
提供されているが、何れも満足し得るものとは言い難い
。
一方ポリエステル(以下PE5Tという)フィルムは、
例えば−60〜150℃という広い温度範囲に亘って安
定した性質を示し、強力で寸法安定性、耐油性、耐薬品
性、耐湿性、透明性等に優れており、衛生上も安全であ
るので、包装用フィルムとして極めて好ましいものと言
える。しかしながら一般のPE5Tフイルムは接着性が
悪いので、フィルム表面に印刷加□工、メタライズ加工
、金属箔積層加工等の表面加工を施した場合、これらの
表面加工層が前述の様な煮沸処理工程等で簡単に剥離す
るという問題があった。その為P’E S Tフィルム
の表面に接着性改善用のコーティングを施したり、或は
ポリマーの共重合法やポリマーブレンド法により接着性
を改善する方法も提案されているが、何れの方法にして
も処理工程が増大するのでコストアップを招くことは否
めない。しかもPE5Tの物性は純粋なものほど良好で
あり、共重合やポリマーブレンド等を行なうと、フィル
ムの物性、殊に耐熱性や寸法安定性、力学的特性等が低
下する。しかもPE5Tフイルムは回収して再利用する
ことも多いが、表面コート材や配合材の種類等によって
は溶融再生時に重合体が熱劣化を起こしたりゲル化する
ことも多い。
例えば−60〜150℃という広い温度範囲に亘って安
定した性質を示し、強力で寸法安定性、耐油性、耐薬品
性、耐湿性、透明性等に優れており、衛生上も安全であ
るので、包装用フィルムとして極めて好ましいものと言
える。しかしながら一般のPE5Tフイルムは接着性が
悪いので、フィルム表面に印刷加□工、メタライズ加工
、金属箔積層加工等の表面加工を施した場合、これらの
表面加工層が前述の様な煮沸処理工程等で簡単に剥離す
るという問題があった。その為P’E S Tフィルム
の表面に接着性改善用のコーティングを施したり、或は
ポリマーの共重合法やポリマーブレンド法により接着性
を改善する方法も提案されているが、何れの方法にして
も処理工程が増大するのでコストアップを招くことは否
めない。しかもPE5Tの物性は純粋なものほど良好で
あり、共重合やポリマーブレンド等を行なうと、フィル
ムの物性、殊に耐熱性や寸法安定性、力学的特性等が低
下する。しかもPE5Tフイルムは回収して再利用する
ことも多いが、表面コート材や配合材の種類等によって
は溶融再生時に重合体が熱劣化を起こしたりゲル化する
ことも多い。
一方本発明者等が確認したところによれば、PE5Tの
前述の様な物理的・化学的特性は、後でも詳述する如く
150℃で加熱したときの密度増加と密接な相関々係を
有しており、殊に前述の様な優れた物理的・化学的緒特
性を発揮するものは前記密度増加が35X10−3g/
cm3以上になることを確認した。ところがこの様に密
度増加が大きいということは高結晶性であることを意味
し、前述の様に接着性が悪いという様な問題が端的に現
わしてくるので、何らかの方法で接着性を改善する必要
がある。殊に包装用フィルムにおいては、内装品の品質
や含有成分或は用途等を明らかにし、更には商標等を明
示する為の印刷加工、或は包装品の美感等を高める為の
メタライズ加工や金属箔積層加工等を行なうことが通例
となっており、これら表面加工材との間に十分な接着性
を持たせることは、包装用フィルム素材として欠くこと
のできない要請となっている。
前述の様な物理的・化学的特性は、後でも詳述する如く
150℃で加熱したときの密度増加と密接な相関々係を
有しており、殊に前述の様な優れた物理的・化学的緒特
性を発揮するものは前記密度増加が35X10−3g/
cm3以上になることを確認した。ところがこの様に密
度増加が大きいということは高結晶性であることを意味
し、前述の様に接着性が悪いという様な問題が端的に現
わしてくるので、何らかの方法で接着性を改善する必要
がある。殊に包装用フィルムにおいては、内装品の品質
や含有成分或は用途等を明らかにし、更には商標等を明
示する為の印刷加工、或は包装品の美感等を高める為の
メタライズ加工や金属箔積層加工等を行なうことが通例
となっており、これら表面加工材との間に十分な接着性
を持たせることは、包装用フィルム素材として欠くこと
のできない要請となっている。
本発明者等はこうした事情に着目し、PE5Tの有する
本来の特性を損なうことなしに前述の様な表面加工材と
の接着性を改善し、優れた外観及び品質を有するPE5
T系包装用フイルムを開発しようとして種々研究を進め
てきた。本発明はこうした研究の結果完成されたもので
あって、その構成とは、 (A)150℃で30分間熱処理したときの密度増加が
35X10−3g/am8以上である高結晶性PE5T
よりなる基層(A)の少なくとも片面に、 (B)下記(B−1)の低結晶性共重合PE5T:5〜
60重量%と、同(B−2)の共重合PE5T:0〜3
0重量%、及び同(B−3)の高結晶性PE5T:10
重量%以上を含有する混合物からなる接着性改善層(B
) (B−1) 150℃で30分間熱処理したときの密度
増加が30X I O−3g/J 以下である低結晶性
共重合PE5T、 (B−2)ブロック共重合PE5T。
本来の特性を損なうことなしに前述の様な表面加工材と
の接着性を改善し、優れた外観及び品質を有するPE5
T系包装用フイルムを開発しようとして種々研究を進め
てきた。本発明はこうした研究の結果完成されたもので
あって、その構成とは、 (A)150℃で30分間熱処理したときの密度増加が
35X10−3g/am8以上である高結晶性PE5T
よりなる基層(A)の少なくとも片面に、 (B)下記(B−1)の低結晶性共重合PE5T:5〜
60重量%と、同(B−2)の共重合PE5T:0〜3
0重量%、及び同(B−3)の高結晶性PE5T:10
重量%以上を含有する混合物からなる接着性改善層(B
) (B−1) 150℃で30分間熱処理したときの密度
増加が30X I O−3g/J 以下である低結晶性
共重合PE5T、 (B−2)ブロック共重合PE5T。
(B−3) 150℃で30分間熱処理したときの密度
増加が35X 10”” g/cm13以上である高結
晶性PE5T、 を積層してなり、該積層フィルム全体に占める前記接着
性改善層(以下単に接着層ということがある)(B)の
構成比が1〜70重量%である積層フィルムの少なくと
も片面に、印刷加工、メタライズ加工、金属箔積層加工
等の表面加工が施されると共に、該表面加工積層フィル
ムの少なくとも片面にヒートシール性の樹脂層を形成し
てなるところに要旨を有するものである。
増加が35X 10”” g/cm13以上である高結
晶性PE5T、 を積層してなり、該積層フィルム全体に占める前記接着
性改善層(以下単に接着層ということがある)(B)の
構成比が1〜70重量%である積層フィルムの少なくと
も片面に、印刷加工、メタライズ加工、金属箔積層加工
等の表面加工が施されると共に、該表面加工積層フィル
ムの少なくとも片面にヒートシール性の樹脂層を形成し
てなるところに要旨を有するものである。
本発明においては、熱処理時の密度増加が35X10−
3g/car8以上を示す高結晶性PE5Tよりなる基
Jj (A)によって、包装用フィルム全体の物理的及
び化学的性質並びに耐熱性や寸法安定性等の要求特性を
保障すると共に、上記低結晶性共重合P E S T
(B−1)とブロック共重合P E S T (B−2
)及び高結晶性P E S T (B−3)との特定比
率配合物からなる接着層(B)によって前述の様な表面
加工材との接着性を高め、更には表面加工の施された該
積層フィルムの少なくとも片面にヒートシール性の樹脂
層を形成し、最終フィルムとしてヒートシール性を持た
せたものである。こうして得られるフィルムは基層(A
)によって優れた物性等が与えられると共に、接着層(
B)によって表面加工層との接着性が保障され、更には
ヒートシール性樹脂層によってフィルム全体としてのヒ
ートシール性も確保されているので、製袋作業等を極め
てスムーズに行なうことができると共に、包装後は煮沸
等の過酷な条件下においてもフィルム自体が積層界面で
剥離したりシール部が剥離する様な恐れがなく、レトル
ト食品等の包装用フィルムとして極めて優れたものであ
る。
3g/car8以上を示す高結晶性PE5Tよりなる基
Jj (A)によって、包装用フィルム全体の物理的及
び化学的性質並びに耐熱性や寸法安定性等の要求特性を
保障すると共に、上記低結晶性共重合P E S T
(B−1)とブロック共重合P E S T (B−2
)及び高結晶性P E S T (B−3)との特定比
率配合物からなる接着層(B)によって前述の様な表面
加工材との接着性を高め、更には表面加工の施された該
積層フィルムの少なくとも片面にヒートシール性の樹脂
層を形成し、最終フィルムとしてヒートシール性を持た
せたものである。こうして得られるフィルムは基層(A
)によって優れた物性等が与えられると共に、接着層(
B)によって表面加工層との接着性が保障され、更には
ヒートシール性樹脂層によってフィルム全体としてのヒ
ートシール性も確保されているので、製袋作業等を極め
てスムーズに行なうことができると共に、包装後は煮沸
等の過酷な条件下においてもフィルム自体が積層界面で
剥離したりシール部が剥離する様な恐れがなく、レトル
ト食品等の包装用フィルムとして極めて優れたものであ
る。
本発明において接着層(B)を構成する素材は、前述の
如く熱処理時の密度増加が少ない低結晶性共重合P E
S T (B−1)とブロック共重合PE5T及び熱
処理時の密度増加が大きい高結晶性PE5Tを特定量ず
つ配合しフィルム状としたものであって、この接着層(
B)は基層(A)との親和力が大きく該基層(A)と強
固に接着すると共に、前述の様な表面加工層に対する接
着性も優れているので、該接着層CB)を介在させるこ
とによって表面加工層をPE5T表面に強固に接着する
ことができ、従来のPE5Tフイルムに見られる様な表
面加工層の剥離現象を殆んど皆無にすることができる。
如く熱処理時の密度増加が少ない低結晶性共重合P E
S T (B−1)とブロック共重合PE5T及び熱
処理時の密度増加が大きい高結晶性PE5Tを特定量ず
つ配合しフィルム状としたものであって、この接着層(
B)は基層(A)との親和力が大きく該基層(A)と強
固に接着すると共に、前述の様な表面加工層に対する接
着性も優れているので、該接着層CB)を介在させるこ
とによって表面加工層をPE5T表面に強固に接着する
ことができ、従来のPE5Tフイルムに見られる様な表
面加工層の剥離現象を殆んど皆無にすることができる。
前記低結晶性共重合PE5Tの製造に使用し得るジカル
ボン酸又は縮重合可能な誘導体としては、テレフタル酸
、インフタル酸、1.5−(又は2,6−又は2 、7
)−ナフタレンジカルボン酸、4.4/−ジフェニレン
ジカルボン酸、ビス(p−力ルポキシフェニル)メタン
、エチレン−ビス−p−安息香酸、4,4′−ジフェニ
ルオキシカルボン酸、エチレンビス(p−オキシ安息香
酸)、1.3−トリメチレン−ビス(p−オキシ安息香
酸)、1.4−テトラメチレン−ビス(P−オキシ安息
香酸)及び4,4′−スルホニルジ安息香酸等が挙げら
れ、またグリコールとしては、エチレン、1.3−1リ
メチレン、l、4−テトラメチレン、1.6−へキサメ
チレン、1゜8−オクタメチレン、1.lO−デカメチ
レン等のグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタツール、2゜2.4
−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び2
,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール等、或はp
−ジー(ヒドロキシメチル)−ベンゼンやp−ジー(β
−ヒドロキシエトキシ)−ベンゼンの様なアルアルキレ
ングリコール等が挙げられる。また該PE5Tの変性に
使用する代表的な酸としては上記の他アジピン酸、ピメ
リン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸及び1
.4−シクロヘキサンカルボン酸等が、また変性用の代
表的なグリコールとしては上記の他ペンタメチレングリ
コール、ヘプタメチレングリコール、エイコサンメチレ
ングリコール、ノナンメチレンゲリコール、ドデカンメ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、1.3−プ
ロパンジオール、1.3−ブタンジオール及び2.2.
4−)リメチルペンタンジオール等が夫々挙げられるが
、低結晶性共重合PE5Tを構成する酸成分及びグリコ
ール成分はもとよりこれらに限定される訳ではない。但
し本発明の目的を達成するうえで最も好ましいPE5T
としては、テレフタル酸とエチレングリコールを主原料
とし、他に酸成分としてイソフタル酸、こはく酸。
ボン酸又は縮重合可能な誘導体としては、テレフタル酸
、インフタル酸、1.5−(又は2,6−又は2 、7
)−ナフタレンジカルボン酸、4.4/−ジフェニレン
ジカルボン酸、ビス(p−力ルポキシフェニル)メタン
、エチレン−ビス−p−安息香酸、4,4′−ジフェニ
ルオキシカルボン酸、エチレンビス(p−オキシ安息香
酸)、1.3−トリメチレン−ビス(p−オキシ安息香
酸)、1.4−テトラメチレン−ビス(P−オキシ安息
香酸)及び4,4′−スルホニルジ安息香酸等が挙げら
れ、またグリコールとしては、エチレン、1.3−1リ
メチレン、l、4−テトラメチレン、1.6−へキサメ
チレン、1゜8−オクタメチレン、1.lO−デカメチ
レン等のグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタツール、2゜2.4
−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び2
,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール等、或はp
−ジー(ヒドロキシメチル)−ベンゼンやp−ジー(β
−ヒドロキシエトキシ)−ベンゼンの様なアルアルキレ
ングリコール等が挙げられる。また該PE5Tの変性に
使用する代表的な酸としては上記の他アジピン酸、ピメ
リン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸及び1
.4−シクロヘキサンカルボン酸等が、また変性用の代
表的なグリコールとしては上記の他ペンタメチレングリ
コール、ヘプタメチレングリコール、エイコサンメチレ
ングリコール、ノナンメチレンゲリコール、ドデカンメ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、1.3−プ
ロパンジオール、1.3−ブタンジオール及び2.2.
4−)リメチルペンタンジオール等が夫々挙げられるが
、低結晶性共重合PE5Tを構成する酸成分及びグリコ
ール成分はもとよりこれらに限定される訳ではない。但
し本発明の目的を達成するうえで最も好ましいPE5T
としては、テレフタル酸とエチレングリコールを主原料
とし、他に酸成分としてイソフタル酸、こはく酸。
アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸など、グリコー
ル成分としてテトラメチレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール、ジエチレングリコール、2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール、プロピレングリコ
ール等を第3成分として配合した共重合PE5Tが挙げ
られる。尚第3成分の共重合量は5モル%以上とすべき
であり。
ル成分としてテトラメチレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコール、ジエチレングリコール、2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール、プロピレングリコ
ール等を第3成分として配合した共重合PE5Tが挙げ
られる。尚第3成分の共重合量は5モル%以上とすべき
であり。
5モル%未満では接着性の一層の向上効果が現われてこ
ない。また接着層(B)についていえば上記低結晶性共
重合PE5Tの配合率を高くするのに応じて接着性が向
上し、該共重合PE5Tを20重量%以上配合したもの
はそれ自身でヒートシール性を示す様になる。
ない。また接着層(B)についていえば上記低結晶性共
重合PE5Tの配合率を高くするのに応じて接着性が向
上し、該共重合PE5Tを20重量%以上配合したもの
はそれ自身でヒートシール性を示す様になる。
次にブロック共重合P E S T (B−2)とは、
高結晶性セグメント成分と低結晶性セグメント成分とか
らなるブロック共重合体を言い、高結晶性セグメント成
分は後記高結晶性P E S T (B−3)と良好な
親和性を有しており、又低結晶性セグメント成分は前記
低結晶性共重合P E S T (B−1)と夫々良好
な親和性を有しているので、該ブロック共重合P E
S T (B−2)を共存させることによって物性及び
接着性を兼備した接着層(B)を得ることが可能となる
。この様なブロック共重合PE5Tの代表的なものとし
てはポリエーテル・ポリエステルエラストマーが挙げら
れ、中でも全セグメント成分のうち7〜95重量%がポ
リエーテルグリコール又はコポリエーテルグリコールで
あり、且つこれらポリエーテルグリコール又はコポリエ
ーテルグリコールのアルキレン部分が炭素数2〜12の
アルキル基若しくは炭素数4〜lOのアリール基(換言
すれば約93〜5重量%がポリエステルセグメントより
なるもの)からなるものが最適である。この種のブロッ
ク共重合体で高分子に属するものの融点は普通100℃
以上である。この様なポリエーテルφエステルエラスト
マーの製造に使用する酸成分としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、コ
ハク酸、アゼライン酸、シュウ酸、ジ安息香酸、P、P
−エチレンジ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸等が挙げられ、グリコール成分としてはエチレングリ
コール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、1.6−へキサメチレ
ングリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツール、
ジエチレングリコール、2.2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、ブチレングリコール、ペンタメチレン
グリコール等が挙げられる。またポリエーテル・エステ
ルを構成するセグメント成分としては、ポリエチレンオ
キサイドグリコール、ポリプロピレンオキサイドグリコ
ール、テトラメチレンオキサイドグリコール、エチレン
オキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合グリコー
ル、エチレンオキサイドとテトラヒドロフランとの共重
合グリコール等のポリエーテル、ポリネオペンチルアゼ
レート、ポリネオペンチルアジペート、ポリネオペンチ
ルセバケートの様な脂肪族ポリエステル、ポリ−に一カ
プロラクトンやポリピバロラクトン等のラクトン等とポ
リテトラメチレンオキサイドグリコールやポリエチレン
オキサイドグリコール等との反応物などが挙げられる。
高結晶性セグメント成分と低結晶性セグメント成分とか
らなるブロック共重合体を言い、高結晶性セグメント成
分は後記高結晶性P E S T (B−3)と良好な
親和性を有しており、又低結晶性セグメント成分は前記
低結晶性共重合P E S T (B−1)と夫々良好
な親和性を有しているので、該ブロック共重合P E
S T (B−2)を共存させることによって物性及び
接着性を兼備した接着層(B)を得ることが可能となる
。この様なブロック共重合PE5Tの代表的なものとし
てはポリエーテル・ポリエステルエラストマーが挙げら
れ、中でも全セグメント成分のうち7〜95重量%がポ
リエーテルグリコール又はコポリエーテルグリコールで
あり、且つこれらポリエーテルグリコール又はコポリエ
ーテルグリコールのアルキレン部分が炭素数2〜12の
アルキル基若しくは炭素数4〜lOのアリール基(換言
すれば約93〜5重量%がポリエステルセグメントより
なるもの)からなるものが最適である。この種のブロッ
ク共重合体で高分子に属するものの融点は普通100℃
以上である。この様なポリエーテルφエステルエラスト
マーの製造に使用する酸成分としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、コ
ハク酸、アゼライン酸、シュウ酸、ジ安息香酸、P、P
−エチレンジ安息香酸、2,6−ナフタレンジカルボン
酸等が挙げられ、グリコール成分としてはエチレングリ
コール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、1.6−へキサメチレ
ングリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツール、
ジエチレングリコール、2.2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、ブチレングリコール、ペンタメチレン
グリコール等が挙げられる。またポリエーテル・エステ
ルを構成するセグメント成分としては、ポリエチレンオ
キサイドグリコール、ポリプロピレンオキサイドグリコ
ール、テトラメチレンオキサイドグリコール、エチレン
オキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合グリコー
ル、エチレンオキサイドとテトラヒドロフランとの共重
合グリコール等のポリエーテル、ポリネオペンチルアゼ
レート、ポリネオペンチルアジペート、ポリネオペンチ
ルセバケートの様な脂肪族ポリエステル、ポリ−に一カ
プロラクトンやポリピバロラクトン等のラクトン等とポ
リテトラメチレンオキサイドグリコールやポリエチレン
オキサイドグリコール等との反応物などが挙げられる。
ところで高分子材料の印刷インキや金属箔等に対する接
着性は一般にポリマーの表面官能基の種類や表面の凹凸
、更には結晶性等の影響を受けるとされている。ところ
が本発明者等が各種共重合PE5Tを対象として印刷イ
ンキ等に対する接着性に及ぼす因子について種々検討を
行なったところ、結晶性の低い共重合PE5Tはど印刷
インキ等に対する接着性が優れており、且つ150°C
で加熱したときの密度増加と印刷インキに対する接着性
との間に高い相間々係を有していること、更に該密度増
加が30X 10−3g/cm8以下、より好ましくは
20X10〜3g/c118以下である共重合PE5T
は印刷インキ等に対して優れた接着性を有していること
が確認された。しかもこの低結晶性共重合PE5Tを配
合すると、もう1つの配合物である高結晶性PE5Tと
の混練が一層簡単且つ均一に行なえる様になり、接着層
(B)の接着性が一段と向上することが明らかとなった
。
着性は一般にポリマーの表面官能基の種類や表面の凹凸
、更には結晶性等の影響を受けるとされている。ところ
が本発明者等が各種共重合PE5Tを対象として印刷イ
ンキ等に対する接着性に及ぼす因子について種々検討を
行なったところ、結晶性の低い共重合PE5Tはど印刷
インキ等に対する接着性が優れており、且つ150°C
で加熱したときの密度増加と印刷インキに対する接着性
との間に高い相間々係を有していること、更に該密度増
加が30X 10−3g/cm8以下、より好ましくは
20X10〜3g/c118以下である共重合PE5T
は印刷インキ等に対して優れた接着性を有していること
が確認された。しかもこの低結晶性共重合PE5Tを配
合すると、もう1つの配合物である高結晶性PE5Tと
の混練が一層簡単且つ均一に行なえる様になり、接着層
(B)の接着性が一段と向上することが明らかとなった
。
尚前記低結晶性共重合PE5Tの密度増加は共重合成分
の種類やモル数によって著しく変るので、それらを適宜
調整することにより密度増加の小さい共重合PE5Tを
得ればよいが、PE5Tとして最も代表的なテレフタル
酸とエチレングリコールから得られる(ポリエチレンテ
レフタレー))PETの場合、密度増加(Δρ)を小さ
くする為の効果的な共重合成分のうち酸成分としてはイ
ソフタル酸が好ましく、又グリコール成分としては2.
2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、ジエチレン
グリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツール、プ
ロピレングリコール等が好ましく、これらをlθ〜30
モル%共重合させることによって共重合PE5TのΔρ
を確実に30X 10−3g/cm 以下にすること
ができる。
の種類やモル数によって著しく変るので、それらを適宜
調整することにより密度増加の小さい共重合PE5Tを
得ればよいが、PE5Tとして最も代表的なテレフタル
酸とエチレングリコールから得られる(ポリエチレンテ
レフタレー))PETの場合、密度増加(Δρ)を小さ
くする為の効果的な共重合成分のうち酸成分としてはイ
ソフタル酸が好ましく、又グリコール成分としては2.
2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、ジエチレン
グリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツール、プ
ロピレングリコール等が好ましく、これらをlθ〜30
モル%共重合させることによって共重合PE5TのΔρ
を確実に30X 10−3g/cm 以下にすること
ができる。
中でも共重合成分として2,2−ジメチル−1゜3−プ
ロパンジオール、ジエチレングリコール或は1.4−シ
クロヘキサンメタノール等を30モル%共重合させると
、Δρは5 X 10− ” g/cm”以下となり、
共重合PE5Tの接着性は極めて優れたものとなる。
ロパンジオール、ジエチレングリコール或は1.4−シ
クロヘキサンメタノール等を30モル%共重合させると
、Δρは5 X 10− ” g/cm”以下となり、
共重合PE5Tの接着性は極めて優れたものとなる。
ところでこの様に密度増加量の少ない低結晶性共重合P
E5Tに少量の前記ブロック共重合PE5Tを配合した
ものは極めて優れた接着性を示すが、反面、耐薬品性及
び耐溶剤性が劣悪である他耐ブロッキング性や表面滑性
が乏しいので、そのまま表面加工用素材として使用する
ことは適当でない。
E5Tに少量の前記ブロック共重合PE5Tを配合した
ものは極めて優れた接着性を示すが、反面、耐薬品性及
び耐溶剤性が劣悪である他耐ブロッキング性や表面滑性
が乏しいので、そのまま表面加工用素材として使用する
ことは適当でない。
ところがこれらの配合物に適量の後記高結晶性PE5T
を混合すると、耐薬品性等に実質上の障害を及ぼすこと
なしに接着性を改善し得ることが明らかとなった。即ち
本発明において最大の特徴とする接着層(B)とは、前
述の密度増加を示す低結晶性共重合PE5T(B−1)
: 5〜60重量%(より好ましくは10〜50重量%
)と、前記ブロック共重合体(B−2) : 0〜3
0重量%以下(より好ましくは1〜10重量%)、及び
後述する高結晶性PE5T:10重量%以上(より好ま
しくは40重量%以上)を含有する混合物をフィルム状
に形成したものである。ここで低結晶性共重合P E
S T (B−1)の配合量が5重量%未満では接着層
(B)に十分な接着性を与えることができない。しかも
該共重合P E S T (B−1)は低結晶性である
為透明性が良好であり、積層フィルムの透明性を高めて
包装用フィルムとしての適性を高める効果もあるが、5
重量%未満ではこうした効果も不十分になって満足な透
明性を得ることができなくなる。一方60重量%を越え
ると接着層(B)の表面特性、即ち耐薬品性、耐溶剤性
、表面滑性、耐ブロッキング性等が低下して実用にそぐ
わなくなる。殊に共重合P E S T (B−1)の
配合量が多すぎる接着層(B)では、メチルエチルケト
ン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、酢酸エチル、クロ
ロホルム、トリクレン等の溶剤に製品フィルムを処理し
たときに、接着層(B)が膨潤したり溶解するといった
問題を惹起する。しかもこの様なフィルムに誤って文字
や図柄を記入した場合、有機溶剤でこれらインキや塗料
を除去することができなくなるという問題も生じる。こ
の様なところから本発明では接着層(B)に占める前記
低結晶性共重合P E S T (B−1)含有率を5
〜60重量%と定めた。
を混合すると、耐薬品性等に実質上の障害を及ぼすこと
なしに接着性を改善し得ることが明らかとなった。即ち
本発明において最大の特徴とする接着層(B)とは、前
述の密度増加を示す低結晶性共重合PE5T(B−1)
: 5〜60重量%(より好ましくは10〜50重量%
)と、前記ブロック共重合体(B−2) : 0〜3
0重量%以下(より好ましくは1〜10重量%)、及び
後述する高結晶性PE5T:10重量%以上(より好ま
しくは40重量%以上)を含有する混合物をフィルム状
に形成したものである。ここで低結晶性共重合P E
S T (B−1)の配合量が5重量%未満では接着層
(B)に十分な接着性を与えることができない。しかも
該共重合P E S T (B−1)は低結晶性である
為透明性が良好であり、積層フィルムの透明性を高めて
包装用フィルムとしての適性を高める効果もあるが、5
重量%未満ではこうした効果も不十分になって満足な透
明性を得ることができなくなる。一方60重量%を越え
ると接着層(B)の表面特性、即ち耐薬品性、耐溶剤性
、表面滑性、耐ブロッキング性等が低下して実用にそぐ
わなくなる。殊に共重合P E S T (B−1)の
配合量が多すぎる接着層(B)では、メチルエチルケト
ン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、酢酸エチル、クロ
ロホルム、トリクレン等の溶剤に製品フィルムを処理し
たときに、接着層(B)が膨潤したり溶解するといった
問題を惹起する。しかもこの様なフィルムに誤って文字
や図柄を記入した場合、有機溶剤でこれらインキや塗料
を除去することができなくなるという問題も生じる。こ
の様なところから本発明では接着層(B)に占める前記
低結晶性共重合P E S T (B−1)含有率を5
〜60重量%と定めた。
またブロック共重合P E S T (B−2)を配合
しない場合でも接着層(B)は相当の接着性を発揮する
が、該P E S T (B−2)を適量配合すること
によって接着層(B)の接着性は大幅に向上し、且つ接
着層(B)自体の物理的・化学的特性も改善される。こ
れは先に述べた様にブロック共重合P E S T (
B−2)の共存によって低結晶性共重合P E S T
(B−1)と高結晶性P E S T (B−3)の
親和性が高まり、接着層(B)の均質性が向上する為と
考えられる。しかし該ブロック共重合PE5T(B−2
)の配合量が30重量%を越えると、接着層CB)の透
明性が低下すると共に耐薬品性や耐ブロッキング性が低
下し、更には表面硬度が低下して粘着テープを貼って剥
すとき等に表層が伸びてさざ波状のしわができることが
ある。また高結晶性P E S T (B−3)は前述
の如<PE5T本来の優れた品持性を有するもので、接
着層(B)に適度の物理的・化学的特性と耐薬品性や耐
溶剤性を与える為には10重量%以上配合しなければな
らない。
しない場合でも接着層(B)は相当の接着性を発揮する
が、該P E S T (B−2)を適量配合すること
によって接着層(B)の接着性は大幅に向上し、且つ接
着層(B)自体の物理的・化学的特性も改善される。こ
れは先に述べた様にブロック共重合P E S T (
B−2)の共存によって低結晶性共重合P E S T
(B−1)と高結晶性P E S T (B−3)の
親和性が高まり、接着層(B)の均質性が向上する為と
考えられる。しかし該ブロック共重合PE5T(B−2
)の配合量が30重量%を越えると、接着層CB)の透
明性が低下すると共に耐薬品性や耐ブロッキング性が低
下し、更には表面硬度が低下して粘着テープを貼って剥
すとき等に表層が伸びてさざ波状のしわができることが
ある。また高結晶性P E S T (B−3)は前述
の如<PE5T本来の優れた品持性を有するもので、接
着層(B)に適度の物理的・化学的特性と耐薬品性や耐
溶剤性を与える為には10重量%以上配合しなければな
らない。
この様に本発明では接着層(B)の素材として低結晶性
共重合P E S T (B−1)とブロック共重合P
E S T (B−2)及び高結晶性P E S T
(B−3)を適正比率で配合したものを使用すること
によって、適度の物理的・化学的緒特性と表面加工材に
対する優れた接着性を兼備した接着層(B)を得ること
ができる。
共重合P E S T (B−1)とブロック共重合P
E S T (B−2)及び高結晶性P E S T
(B−3)を適正比率で配合したものを使用すること
によって、適度の物理的・化学的緒特性と表面加工材に
対する優れた接着性を兼備した接着層(B)を得ること
ができる。
次に基層(A)を構成する高結晶性PE5Tとはジカル
ボン酸とグリコールを縮重合して得られるPE5Tであ
って、該PE5Tの製造に使用されるジカルボン酸又は
縮重合可能な誘導体としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、1.5−(又は2,6−又は2.7−)ナフタレ
ンジカルボン酸、4.4′−ジフェニレンジカルボン酸
、ビス(p−力ルポキシフェニル)メタン、エチレン−
ビス−p−安息香酸、1.4−テトラメチレン−ビス−
p−安息香酸、4,4′−ジフェニルオキシカルボン酸
、エチレン−ビス(p−オキシ安息香酸)、1.3−ト
リメチレン−ビス(p−オキシ安息香酸)、1.4−テ
トラメチレン−ビス(p−オキシ安息香酸)及び4,4
′−スルホニルジ安息香酸等が挙げられる。又グリコー
ル成分とじては、エチレン、■、3−トリメチレン、l
。
ボン酸とグリコールを縮重合して得られるPE5Tであ
って、該PE5Tの製造に使用されるジカルボン酸又は
縮重合可能な誘導体としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、1.5−(又は2,6−又は2.7−)ナフタレ
ンジカルボン酸、4.4′−ジフェニレンジカルボン酸
、ビス(p−力ルポキシフェニル)メタン、エチレン−
ビス−p−安息香酸、1.4−テトラメチレン−ビス−
p−安息香酸、4,4′−ジフェニルオキシカルボン酸
、エチレン−ビス(p−オキシ安息香酸)、1.3−ト
リメチレン−ビス(p−オキシ安息香酸)、1.4−テ
トラメチレン−ビス(p−オキシ安息香酸)及び4,4
′−スルホニルジ安息香酸等が挙げられる。又グリコー
ル成分とじては、エチレン、■、3−トリメチレン、l
。
4−テトラメチレン、1.6−へキサメチレン、1.8
−オクタメチレン、1,10−デカメチレン等のグリコ
ール、シクロヘキサン−1、4−ジオール、1.4−シ
クロヘキサンジメタツール、2.2,4.4−テトラメ
チル−1,3−シクロブタンジオール、2.2−ジメチ
ル−1,3−プロパンジオール等が例示され、更にp−
ジ(ヒドロキシメチル)ベンゼンやp−ジ(β−ヒドロ
キシエトキシ)ベンゼン等のアルアルキレングリコール
も使用することができる。これらの中でも本発明におけ
る基層(A)を構成するPE5Tとして最も好ましいの
はポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチ
レンテレフタレート(PBT)であるが、勿論これらに
限定される訳ではなく、以下に詳述する基層(A)とし
ての要求特性を阻害しない範囲で第3成分を共重合させ
たリボリマーブレンドを行なうことも可能である。
−オクタメチレン、1,10−デカメチレン等のグリコ
ール、シクロヘキサン−1、4−ジオール、1.4−シ
クロヘキサンジメタツール、2.2,4.4−テトラメ
チル−1,3−シクロブタンジオール、2.2−ジメチ
ル−1,3−プロパンジオール等が例示され、更にp−
ジ(ヒドロキシメチル)ベンゼンやp−ジ(β−ヒドロ
キシエトキシ)ベンゼン等のアルアルキレングリコール
も使用することができる。これらの中でも本発明におけ
る基層(A)を構成するPE5Tとして最も好ましいの
はポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチ
レンテレフタレート(PBT)であるが、勿論これらに
限定される訳ではなく、以下に詳述する基層(A)とし
ての要求特性を阻害しない範囲で第3成分を共重合させ
たリボリマーブレンドを行なうことも可能である。
一般に有用な高分子量PE5T樹脂は、O−クロロフェ
ノール、60/40容級比のフェノール−テトラクロロ
エタン混合物或はこれらに類似の溶剤系を用い25〜3
0℃で測定したときの固有粘度が0.2旧/g以上、よ
り好ましくは約0.4di/g以上のものであり、特に
好ましt、% P E T 1士固有粘度が約0.5〜
1.’3dl/gの範囲のものであるが、種々実験の結
果本発明の目的を達成する為には、基層(A)を構成す
るPE5Tとして。
ノール、60/40容級比のフェノール−テトラクロロ
エタン混合物或はこれらに類似の溶剤系を用い25〜3
0℃で測定したときの固有粘度が0.2旧/g以上、よ
り好ましくは約0.4di/g以上のものであり、特に
好ましt、% P E T 1士固有粘度が約0.5〜
1.’3dl/gの範囲のものであるが、種々実験の結
果本発明の目的を達成する為には、基層(A)を構成す
るPE5Tとして。
150°Cで30分間熱処理したときの密度増加が35
X 10−3g/cm3以上、より好ましくは37X
10− ’ g/cr18以上である高結晶性PE5T
を選択すべきであることが明らかになった。また固有粘
度が0.80dl/gのPETホモポリマーの前記密度
増加は43X10−3g/cm 、固有粘度がQ、1
llQdl/gのPETホモポリマーの前記密度増加は
39X10−38/cm8であり、何れも基層(A)の
素材として目的にかなうものである。
X 10−3g/cm3以上、より好ましくは37X
10− ’ g/cr18以上である高結晶性PE5T
を選択すべきであることが明らかになった。また固有粘
度が0.80dl/gのPETホモポリマーの前記密度
増加は43X10−3g/cm 、固有粘度がQ、1
llQdl/gのPETホモポリマーの前記密度増加は
39X10−38/cm8であり、何れも基層(A)の
素材として目的にかなうものである。
この様な密度増加の大きいPE5Tは高結晶性を有して
おり、製膜・延伸・熱固定することによって配向結晶化
が著しく促進されるので、これをベースフィルムとして
使用することにより、高強力で力学的性質及び寸法安定
性等の卓越した包装用フィルムを得ることができる。し
かし密度増加が35X10−3g/c+a 未満のも
のでは、製膜−延伸赤熱固定時の前記緒特性改善効果が
不十分となり、最終的に得られる包装用フィルムの強度
等の力学的性質及び寸法安定性等が不十分となる。
おり、製膜・延伸・熱固定することによって配向結晶化
が著しく促進されるので、これをベースフィルムとして
使用することにより、高強力で力学的性質及び寸法安定
性等の卓越した包装用フィルムを得ることができる。し
かし密度増加が35X10−3g/c+a 未満のも
のでは、製膜−延伸赤熱固定時の前記緒特性改善効果が
不十分となり、最終的に得られる包装用フィルムの強度
等の力学的性質及び寸法安定性等が不十分となる。
本発明で使用する基層(A)及び接着層(B)の構成材
料は上記の通りであるが、これらには必要に応じて安定
剤、酸化防止剤、着色防止剤、滑剤、充填剤、可塑剤、
増粘剤、減粘剤、消泡剤、帯電防止剤、顔料等の各種添
加剤を配合することが可能である。又接着層(B)で用
いる高結晶性PE5Tは基層(A)を構成する高結晶性
PE5Tと同一のものでも或は異なるものであってもか
まわない。
料は上記の通りであるが、これらには必要に応じて安定
剤、酸化防止剤、着色防止剤、滑剤、充填剤、可塑剤、
増粘剤、減粘剤、消泡剤、帯電防止剤、顔料等の各種添
加剤を配合することが可能である。又接着層(B)で用
いる高結晶性PE5Tは基層(A)を構成する高結晶性
PE5Tと同一のものでも或は異なるものであってもか
まわない。
本発明では上記高結晶性PE5Tよりなる基層(A)の
少なくとも片面に、後述する様な方法で前記接着層(B
)を積層し延伸及び熱固定を行なってPE5T積層フィ
ルムとするが、積層に当っては積層フィルム全体に占め
る接着層(B)の割合いが1〜70重量%、より好まし
くは5〜40重量%となる様にする必要がある。しかし
て接着層(B)の占める割合いが1重量%未満では、接
着力改善層としての接着層(B)の厚さが不足する為十
分な接着力を得ることができず、一方70重量%を越え
ると強化層としての基層(A)が薄くなりすぎて積層フ
ィルムの耐熱性や力学的性質が乏しくなり、高温雰囲気
で外力がかかった場合はもとより室温で外力がかかった
場合でもフィルムが変形したり破断することがある。
少なくとも片面に、後述する様な方法で前記接着層(B
)を積層し延伸及び熱固定を行なってPE5T積層フィ
ルムとするが、積層に当っては積層フィルム全体に占め
る接着層(B)の割合いが1〜70重量%、より好まし
くは5〜40重量%となる様にする必要がある。しかし
て接着層(B)の占める割合いが1重量%未満では、接
着力改善層としての接着層(B)の厚さが不足する為十
分な接着力を得ることができず、一方70重量%を越え
ると強化層としての基層(A)が薄くなりすぎて積層フ
ィルムの耐熱性や力学的性質が乏しくなり、高温雰囲気
で外力がかかった場合はもとより室温で外力がかかった
場合でもフィルムが変形したり破断することがある。
次にPE5T積層フィルムの具体的な製法について説明
するが、本発明はもとより下記の方法に限定される訳で
はない。
するが、本発明はもとより下記の方法に限定される訳で
はない。
積層PE5Tフイルムの最も好ましい成形法は共押出法
であり、この方法であれば2台又は3台の押出機から基
層(A)及び接着層(B’)を夫々押出し、コンパイニ
ングアダプター等で積層するこ゛とによって簡単にPE
5T積層フィルムを得ることができる。この場合接着層
(B)を構成する素材は予め溶融混合しておいてもよく
、或はスタティックミキーサー等で混練しながら押出す
ることもできる。ダイスの形状はフラット及びサーキュ
ラ−のいずれであってもよく、また両押出物の積層はダ
イス内及びダイス外のどちらで行なってもよい。その他
の積層形成法として押出ラミネート法又はドライ若しく
はウェットラミネート法を採用することもでき、これら
の場合は積層面に適当な接着剤を介在させるのがよい。
であり、この方法であれば2台又は3台の押出機から基
層(A)及び接着層(B’)を夫々押出し、コンパイニ
ングアダプター等で積層するこ゛とによって簡単にPE
5T積層フィルムを得ることができる。この場合接着層
(B)を構成する素材は予め溶融混合しておいてもよく
、或はスタティックミキーサー等で混練しながら押出す
ることもできる。ダイスの形状はフラット及びサーキュ
ラ−のいずれであってもよく、また両押出物の積層はダ
イス内及びダイス外のどちらで行なってもよい。その他
の積層形成法として押出ラミネート法又はドライ若しく
はウェットラミネート法を採用することもでき、これら
の場合は積層面に適当な接着剤を介在させるのがよい。
この場合基層(A)及び接着層(B)の成膜は例えばT
−ダイ法やインフレーション法等によって行なえばよい
。積層フィルムの形態としては基層(A)と接着層(B
)を各1枚ずつ積層した2層フィルム、或は基層(A)
の両面に接着層(B)を積層した3層フィルムが最も一
般的であるが、これらの他層(A)及び(B)を夫々複
数枚積層して10層フィルムや20層フィルムとするこ
ともでき、この様な多層フィルムであれば耐ピンホール
性や耐衝撃性等が一層優れたものとなる。尚この様な多
層フィルムは1例えばrsPEジャーナル。
−ダイ法やインフレーション法等によって行なえばよい
。積層フィルムの形態としては基層(A)と接着層(B
)を各1枚ずつ積層した2層フィルム、或は基層(A)
の両面に接着層(B)を積層した3層フィルムが最も一
般的であるが、これらの他層(A)及び(B)を夫々複
数枚積層して10層フィルムや20層フィルムとするこ
ともでき、この様な多層フィルムであれば耐ピンホール
性や耐衝撃性等が一層優れたものとなる。尚この様な多
層フィルムは1例えばrsPEジャーナル。
1973年6月、Vol、294等に記載されている様
な方法に準じて製造することができる。
な方法に準じて製造することができる。
基層(A)と接着層(B)の構成比の調整は、共押出法
を採用する場合は各押出機からの吐出量を調整すること
により、又ラミネーション法の場合は各層(A)及び(
B)の厚みを変えることによって容易に調整することが
できる。
を採用する場合は各押出機からの吐出量を調整すること
により、又ラミネーション法の場合は各層(A)及び(
B)の厚みを変えることによって容易に調整することが
できる。
尚本発明で使用する積層PE5Tフイルムは未延伸状態
のものであってもよいが、積層の前・後適当時期に適度
の延伸を施せば、製品フィルムの力学的性質を一段と高
めることができる。延伸は公知の方法に準じて行なえば
よいが、最も好ましい延伸温度は70−100℃程度で
ある。また好ましい延伸倍率は、l軸延伸の場合1.2
〜6倍、より好ましくは1.5〜6倍、2軸延伸の場合
は縦方向に1.2〜6倍、横方向に1.2〜6倍である
。
のものであってもよいが、積層の前・後適当時期に適度
の延伸を施せば、製品フィルムの力学的性質を一段と高
めることができる。延伸は公知の方法に準じて行なえば
よいが、最も好ましい延伸温度は70−100℃程度で
ある。また好ましい延伸倍率は、l軸延伸の場合1.2
〜6倍、より好ましくは1.5〜6倍、2軸延伸の場合
は縦方向に1.2〜6倍、横方向に1.2〜6倍である
。
更に積層及び延伸の前後で熱処理やコロナ放電処理等を
施すことも可能である。
施すことも可能である。
この様にして得た積層PE5Tフイルムの接着層(B)
面側には、包装用フィルムとして要求される印刷、メタ
ライズ加工、金属箔積層加工等の表面加工が施される0
表面加工の中でも必須的に行なわれる印刷は、凹版のグ
ラビア印刷、凸版のフレキソ印刷、孔版のシルクスクリ
ーン印刷等任意の方法で行なわれるが、最も一般的な印
刷法はグラビア印刷であり、この場合の印刷インキ用ビ
ヒクルとして最も好ましいのは硝化綿、メチルセルロー
ス等のセルロース誘導体であるが、勿論これに限定され
る訳ではない。尚レトルト食品の包装の様に高度の耐熱
水性が要求される場合は、ウレタン系やエポキシ系等の
熱硬化性のビヒクルを選択し、これに顔料、染料及び希
釈剤等を混合して印刷インキとすればよい。尚上記積層
フィルムは前述の如く接着層(B)の積層により印刷イ
ンキとの接着性が高められているので、アンカーコート
処理等を施すことなく直接印刷することができる。一方
メタライズ加工を行なう場合、真空蒸着にあっては高真
空下でアルミニウムや亜鉛等を加熱蒸発させ、発生した
蒸気をフィルム表面に凝縮させて薄膜を形成するが、こ
の場合の好ましい真空度は10− ’ Torr程度で
あり、これによって形成される蒸着膜の厚みは100八
〜0.I JLm程度である。金属薄膜の形成は真空蒸
着法のみならずスパッタリング法やイオンブレーティン
グ法等により行なってもよく、またメタライズ加工の後
で金属薄膜の表面に印刷を行なうこともある。
面側には、包装用フィルムとして要求される印刷、メタ
ライズ加工、金属箔積層加工等の表面加工が施される0
表面加工の中でも必須的に行なわれる印刷は、凹版のグ
ラビア印刷、凸版のフレキソ印刷、孔版のシルクスクリ
ーン印刷等任意の方法で行なわれるが、最も一般的な印
刷法はグラビア印刷であり、この場合の印刷インキ用ビ
ヒクルとして最も好ましいのは硝化綿、メチルセルロー
ス等のセルロース誘導体であるが、勿論これに限定され
る訳ではない。尚レトルト食品の包装の様に高度の耐熱
水性が要求される場合は、ウレタン系やエポキシ系等の
熱硬化性のビヒクルを選択し、これに顔料、染料及び希
釈剤等を混合して印刷インキとすればよい。尚上記積層
フィルムは前述の如く接着層(B)の積層により印刷イ
ンキとの接着性が高められているので、アンカーコート
処理等を施すことなく直接印刷することができる。一方
メタライズ加工を行なう場合、真空蒸着にあっては高真
空下でアルミニウムや亜鉛等を加熱蒸発させ、発生した
蒸気をフィルム表面に凝縮させて薄膜を形成するが、こ
の場合の好ましい真空度は10− ’ Torr程度で
あり、これによって形成される蒸着膜の厚みは100八
〜0.I JLm程度である。金属薄膜の形成は真空蒸
着法のみならずスパッタリング法やイオンブレーティン
グ法等により行なってもよく、またメタライズ加工の後
で金属薄膜の表面に印刷を行なうこともある。
この様なメタライズ加工を行なうと美感が著しく改善さ
れるのみならず、気体遮断性や遮光性、耐温性等が向上
する他、食品等の保存期間を延長することができる。
れるのみならず、気体遮断性や遮光性、耐温性等が向上
する他、食品等の保存期間を延長することができる。
また金属箔積層加工に用いられる金属箔としてはアルミ
ニウム箔が最も一般的であり、厚みは通常6〜100g
m程度であって、レトルト包装に適用する場合のPE5
Tフイルムとの積層は変性PE5T系接着剤を用いたド
ライラミネート方式で行なうのが一般的であるが、接着
剤としてエポキシ樹脂や二液型ウレタン樹脂等を使用す
ることもでき、更に耐熱水性がそれほど必要でない用途
に適用する場合は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
合成ゴム、天然ゴム、ポリ酢酸ビニル等を接着剤として
使用することもできる。また積層方式としては上記の他
ホットメルトラミネート方式、ウェットラミネート方式
、エクストルージョンラミネート方式等を採用すること
もできる。
ニウム箔が最も一般的であり、厚みは通常6〜100g
m程度であって、レトルト包装に適用する場合のPE5
Tフイルムとの積層は変性PE5T系接着剤を用いたド
ライラミネート方式で行なうのが一般的であるが、接着
剤としてエポキシ樹脂や二液型ウレタン樹脂等を使用す
ることもでき、更に耐熱水性がそれほど必要でない用途
に適用する場合は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
合成ゴム、天然ゴム、ポリ酢酸ビニル等を接着剤として
使用することもできる。また積層方式としては上記の他
ホットメルトラミネート方式、ウェットラミネート方式
、エクストルージョンラミネート方式等を採用すること
もできる。
この様に金属箔を積層したものは、メタライズ加工した
ものよりも水分、気体、光線等の遮断性が一段と高いも
のとなる。
ものよりも水分、気体、光線等の遮断性が一段と高いも
のとなる。
尚上記の如き印刷、メタライズ、金属箔積層等の表面加
工は必要により2種以上を組合せて適用することもでき
る。
工は必要により2種以上を組合せて適用することもでき
る。
本発明の包装用フィルムは、前述の様にして得た表面加
工績fiPEsTフィルムの少なくとも片面にヒートシ
ール性の樹脂層を形成し、包装用フィルムとしての性能
向上を図っている。ここで使用されるヒートシール性の
樹脂としては、比較的低温で熱融着し得ると共に煮沸処
理やレトルト処理時の熱で脆化や分解劣化を起こさず、
しかも常温である程度の柔軟性を示すあらゆる樹脂を使
用することができるが、代表的なものとしてはエチレン
、プロピレン、3−メチルブテン−1,4−メチルペン
テン−1等の単独又は共重合体;上記モノマーと他のオ
レフィンとの共重合体;エチレンと有極性モノマー(酢
酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル等)との共
重合体;アイオノマー樹脂;ポリエステル共重合体やブ
ロック共重合ポリエステル;前述の様なポリエーテルφ
エステルエラストマー等が挙げられる。該ヒートシール
性4!l脂層の厚みは5〜200#1.m程度、好まし
くは20〜1100ILの範囲が適当である。
工績fiPEsTフィルムの少なくとも片面にヒートシ
ール性の樹脂層を形成し、包装用フィルムとしての性能
向上を図っている。ここで使用されるヒートシール性の
樹脂としては、比較的低温で熱融着し得ると共に煮沸処
理やレトルト処理時の熱で脆化や分解劣化を起こさず、
しかも常温である程度の柔軟性を示すあらゆる樹脂を使
用することができるが、代表的なものとしてはエチレン
、プロピレン、3−メチルブテン−1,4−メチルペン
テン−1等の単独又は共重合体;上記モノマーと他のオ
レフィンとの共重合体;エチレンと有極性モノマー(酢
酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル等)との共
重合体;アイオノマー樹脂;ポリエステル共重合体やブ
ロック共重合ポリエステル;前述の様なポリエーテルφ
エステルエラストマー等が挙げられる。該ヒートシール
性4!l脂層の厚みは5〜200#1.m程度、好まし
くは20〜1100ILの範囲が適当である。
この樹脂層の形成は、■該樹脂を溶融押出しして前記表
面加工積層PE5Tフイルム上に積層圧着し急冷する押
出ラミネーション法、(≧)該樹脂をフィルム状に製膜
し、接着剤を用いて前記表面加工積層PE5Tフイルム
と積層するドライラミネーション法、■ホットメルトラ
ミネーション法或は(少ウェットラミネーション法等に
よって行なえばよい。尚ヒートシール性樹脂層は前記積
層フィルムの表面加工面側に形成してもよく、或はぞの
反対側面に形成してもよく、更には両面に形成してもよ
い。
面加工積層PE5Tフイルム上に積層圧着し急冷する押
出ラミネーション法、(≧)該樹脂をフィルム状に製膜
し、接着剤を用いて前記表面加工積層PE5Tフイルム
と積層するドライラミネーション法、■ホットメルトラ
ミネーション法或は(少ウェットラミネーション法等に
よって行なえばよい。尚ヒートシール性樹脂層は前記積
層フィルムの表面加工面側に形成してもよく、或はぞの
反対側面に形成してもよく、更には両面に形成してもよ
い。
この様にして得たフィルムは、前記ヒートシール性樹脂
形成面を重ねてヒートシールすることによって容易に製
袋及び密封を行なうことができる。
形成面を重ねてヒートシールすることによって容易に製
袋及び密封を行なうことができる。
本発明は概略以上の様に構成されており、殊にベースと
なる積層PE5Tフイルムは優れた耐熱水性及び透明性
を有していると共に寸法安定性や耐熱性、機械的性質も
良好であり、印刷・メタライズ・金属箔積層等との表面
加工層との接着性も極めて良好であるので、煮沸処理や
レトルト処理等でフィルム自体が劣化したり積層界面で
剥離する様な恐れはない。従って煮沸処理やレトルト処
理が行なわれる調理食品の包装やボイル・イン・バッグ
等の包装用或は水物包装用のフィルムとして極めて有用
であり、またガスバリヤ−性を与える為の塩化ビニリデ
ンコート膜等との接着性も良好であるので、ハム−ソー
セージの様な畜肉・水産加工品や味噌などの変質し易い
食品の包装用としても有用である。更に本発明のフィル
ムは前述の如くそれ自体で優れたヒートシール性を有し
ているので、製袋作業及び袋詰め後のシール等を確実且
つ迅速に行なうことができるという利点もあリ、前述の
様な用途以外の一般包装用フィルムとしても幅広く活用
することができる。
なる積層PE5Tフイルムは優れた耐熱水性及び透明性
を有していると共に寸法安定性や耐熱性、機械的性質も
良好であり、印刷・メタライズ・金属箔積層等との表面
加工層との接着性も極めて良好であるので、煮沸処理や
レトルト処理等でフィルム自体が劣化したり積層界面で
剥離する様な恐れはない。従って煮沸処理やレトルト処
理が行なわれる調理食品の包装やボイル・イン・バッグ
等の包装用或は水物包装用のフィルムとして極めて有用
であり、またガスバリヤ−性を与える為の塩化ビニリデ
ンコート膜等との接着性も良好であるので、ハム−ソー
セージの様な畜肉・水産加工品や味噌などの変質し易い
食品の包装用としても有用である。更に本発明のフィル
ムは前述の如くそれ自体で優れたヒートシール性を有し
ているので、製袋作業及び袋詰め後のシール等を確実且
つ迅速に行なうことができるという利点もあリ、前述の
様な用途以外の一般包装用フィルムとしても幅広く活用
することができる。
次に実験例を挙げて本発明の構成及び作用効果をより具
体的に説明するが、それに先立って実験で採用した各種
物性の測定法等を明らかにしておく。
体的に説明するが、それに先立って実験で採用した各種
物性の測定法等を明らかにしておく。
[密度増加:Δρ]
JIS K 7112に基づき、(水−硝酸カルシウム
)液系の密度勾配管を用いて30℃で試料の熱処理前・
後における密度を測定し、その差をもってΔρとする。
)液系の密度勾配管を用いて30℃で試料の熱処理前・
後における密度を測定し、その差をもってΔρとする。
但し熱処理条件は下記の通りとする。
[熱処理]
実質的に非晶質で未配向の試料を、日本製箔社製のアル
ミニウム箔(厚さ0.05a+m)ではさみ、神藤金属
工業所製の油圧プレス(ヒートプレス)を用いて油圧ゲ
ージ10 kg/cm”の加圧下に150℃で30分間
熱処理する。
ミニウム箔(厚さ0.05a+m)ではさみ、神藤金属
工業所製の油圧プレス(ヒートプレス)を用いて油圧ゲ
ージ10 kg/cm”の加圧下に150℃で30分間
熱処理する。
[レトルト処理]
日板製作所製の染色処理機rHUHT 212/350
型φ小型オーバーマイヤー」を使用し、流動する熱水中
に1.煮沸処理と同様の金網に試料フィルムを浸漬し、
120℃で30分間熱処理する。フィルムにヒートシー
ル材をラミネートしたものについては、フィルム同士の
融着を防止する為、フィルム間に紙をはさんで処理した
。
型φ小型オーバーマイヤー」を使用し、流動する熱水中
に1.煮沸処理と同様の金網に試料フィルムを浸漬し、
120℃で30分間熱処理する。フィルムにヒートシー
ル材をラミネートしたものについては、フィルム同士の
融着を防止する為、フィルム間に紙をはさんで処理した
。
[曇価]
JIS K 87+4に準じて、東洋精機製作新製ヘー
ズメーターS型を用いて測定する。
ズメーターS型を用いて測定する。
[強伸度]
JIS C2318に基づいて、東洋ボールドウィン社
製万能引張試験機「テンシロンUTMS型」を用いて2
0°C165%R,H,の雰囲気で測定し、縦方向と横
方向の平均値を求める。
製万能引張試験機「テンシロンUTMS型」を用いて2
0°C165%R,H,の雰囲気で測定し、縦方向と横
方向の平均値を求める。
[ポリマーの固有粘度と還元比粘度]
フェノール/テトラクロルエタン=372の混合溶媒(
20cc)にポリマー(80mg)を溶解し、ウベロー
デ型毛管粘度計を用いて30℃における粘度を測定する
。単位は旧/gである。
20cc)にポリマー(80mg)を溶解し、ウベロー
デ型毛管粘度計を用いて30℃における粘度を測定する
。単位は旧/gである。
[熱収縮率]
、n’s C231Bに基づき、温度150℃で1時間
熱処理してその前後の寸法変化を測定し縦方向と横方向
の平均値を求める。
熱処理してその前後の寸法変化を測定し縦方向と横方向
の平均値を求める。
[ヒートシール]
西部機械社製の高速自動製袋機rH5400型」を使用
し、温度200℃で1分間に30袋の速度でヒートシー
ルする。シール幅はICl1とする。
し、温度200℃で1分間に30袋の速度でヒートシー
ルする。シール幅はICl1とする。
[ヒートシール強度]
ヒートシールしたフィルムを幅15mmの短冊状に切断
し、強伸度の測定で用いた「テンシロンUTMa型Jに
てT型剥離によるシール強度を測定する。剥離速度20
0mm/分、測定雰囲気20℃、65%R,H。
し、強伸度の測定で用いた「テンシロンUTMa型Jに
てT型剥離によるシール強度を測定する。剥離速度20
0mm/分、測定雰囲気20℃、65%R,H。
[ラミネート強度]
各包装用フィルムを幅15mm、長さ20cmの短冊状
に切断し、前記と同じ[テンシロンUTM3型゛」を用
いてPE5Tフイルムとヒートシール用4#ll1m層
又は金属箔とをT型剥離の形で剥離してラミネート強度
を測定する。剥離速度200 rats/分、測定雰囲
気20℃、65%R,H。
に切断し、前記と同じ[テンシロンUTM3型゛」を用
いてPE5Tフイルムとヒートシール用4#ll1m層
又は金属箔とをT型剥離の形で剥離してラミネート強度
を測定する。剥離速度200 rats/分、測定雰囲
気20℃、65%R,H。
[耐薬品性]
積層フィルムの接着層(B)の表面番とマジックインキ
No、 500の黒で約2CI11角の大きさでBと記
入する。次いでインキが十分に乾いた後、クロロホルム
を含ませたガーゼでフィルム表面の記入文字を拭き取り
、その後の表面状態を観察する。表面が平滑で光沢のあ
るものを良好(0印)、表面が荒れて光沢のないものを
不良(×印)とする。
No、 500の黒で約2CI11角の大きさでBと記
入する。次いでインキが十分に乾いた後、クロロホルム
を含ませたガーゼでフィルム表面の記入文字を拭き取り
、その後の表面状態を観察する。表面が平滑で光沢のあ
るものを良好(0印)、表面が荒れて光沢のないものを
不良(×印)とする。
実施例
酸成分としてテレフタル酸を用い、グリコール成分とし
てエチレングリコールと3モル%、10モル%又1d3
0モル俤の1.4−シクロヘキサンジメタツール(CH
DM)を併用して3種の低結晶性共重合PE5Tを製造
した。得られた共重合PE5Tの還元比粘度は夫々0.
83.0.85.1.05dl/gであった。
てエチレングリコールと3モル%、10モル%又1d3
0モル俤の1.4−シクロヘキサンジメタツール(CH
DM)を併用して3種の低結晶性共重合PE5Tを製造
した。得られた共重合PE5Tの還元比粘度は夫々0.
83.0.85.1.05dl/gであった。
一方酸成分としてテレフタル酸を用い、グリコール成分
としてエチレングリコール(EG)とポリテトラメチレ
ングリコール(PTMG :分子量1o o o )
[: EG/PTMG=87.7/12.3(モル比)
〕を用い、ポリエーテル・エステルエラストマーを製造
した。このエラストマーの還元比粘度は1.39dl/
gであった。
としてエチレングリコール(EG)とポリテトラメチレ
ングリコール(PTMG :分子量1o o o )
[: EG/PTMG=87.7/12.3(モル比)
〕を用い、ポリエーテル・エステルエラストマーを製造
した。このエラストマーの還元比粘度は1.39dl/
gであった。
得られた低結晶性共重合PE5Tとエラストマー及び固
有粘度o、sodg/gの高結晶性PETの各ペレット
を所定量ずつ袋に入れて混合し、接着層(B)の素材と
した。一方基層囚の素材としては、固有粘度が0.60
dl1gの上記高結晶性PETを使用した。
有粘度o、sodg/gの高結晶性PETの各ペレット
を所定量ずつ袋に入れて混合し、接着層(B)の素材と
した。一方基層囚の素材としては、固有粘度が0.60
dl1gの上記高結晶性PETを使用した。
製膜には2台の押出機を用い、押出温度は何れも270
〜290℃とし、一方の押出機には高結晶性PETを、
又他方の押出機には前記混合ベレットを夫々供給し、T
ダイス内で積層しつつフィルム状に共押出しした後急冷
して積層フィルムを得た。このとき画素材の押出量を調
整して基層囚と接着層(B)の厚み比を変えたが、積層
フィルムの未延伸状態における厚さは何れも約250μ
mであった。このフィルムを周速の異なるロールによっ
て縦方向に3.5倍(温度85℃)延伸し、引続いてテ
ンターで横方向に3.7倍(温度105℃)延伸した後
、220℃で横方向に5%緩和させながら熱固定し、更
に表面をコロナ放電処理した。
〜290℃とし、一方の押出機には高結晶性PETを、
又他方の押出機には前記混合ベレットを夫々供給し、T
ダイス内で積層しつつフィルム状に共押出しした後急冷
して積層フィルムを得た。このとき画素材の押出量を調
整して基層囚と接着層(B)の厚み比を変えたが、積層
フィルムの未延伸状態における厚さは何れも約250μ
mであった。このフィルムを周速の異なるロールによっ
て縦方向に3.5倍(温度85℃)延伸し、引続いてテ
ンターで横方向に3.7倍(温度105℃)延伸した後
、220℃で横方向に5%緩和させながら熱固定し、更
に表面をコロナ放電処理した。
得られたフィルムの厚みは約19μmであった。
次に酸成分としてテレフタル酸(80モル%)とセバシ
ン酸(200モル%とを併用し、グリコール成分トシて
エチレングリコール(600モル%と2.2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール(400モル%とを併用し
て、還元比粘度が0.8 dl/ gの線状共重合PE
S丁を得た。この線状共重合PE5T(100重量部)
と、トリメチルールプロパンとトリレンジイソシアネー
トとの反応生成物(115重量)とを、トルエン/メチ
ルエチルケトン=v1の混合溶媒に溶解して濃度を25
優に調整し、この溶液を、100メツシユ、深さ60μ
mのグラビアセールによって前記積層フィルムの接着層
(B)面側へ固形分塗布量が2.5g/m”となる様に
塗布した後、80℃の乾燥ゾーンに10戦扮の速度で通
過させて乾燥し接着剤層を形成した。
ン酸(200モル%とを併用し、グリコール成分トシて
エチレングリコール(600モル%と2.2−ジメチル
−1,3−プロパンジオール(400モル%とを併用し
て、還元比粘度が0.8 dl/ gの線状共重合PE
S丁を得た。この線状共重合PE5T(100重量部)
と、トリメチルールプロパンとトリレンジイソシアネー
トとの反応生成物(115重量)とを、トルエン/メチ
ルエチルケトン=v1の混合溶媒に溶解して濃度を25
優に調整し、この溶液を、100メツシユ、深さ60μ
mのグラビアセールによって前記積層フィルムの接着層
(B)面側へ固形分塗布量が2.5g/m”となる様に
塗布した後、80℃の乾燥ゾーンに10戦扮の速度で通
過させて乾燥し接着剤層を形成した。
次いで該塗布面に厚さ9μmのアルミニウム箔を重ねな
がら、90℃に加温した金属ロールと圧着用ゴムロール
の間に通して積層し巻取った。
がら、90℃に加温した金属ロールと圧着用ゴムロール
の間に通して積層し巻取った。
得られた積層物のアルミニウム箔側表面に上記と同じ接
着剤層を形成し、その表面に、予め製膜したメルトイン
デックス(MI )101厚み60μ石の未延伸ポリプ
ロピレンフィルムのコロナ放電処理面を重ねて上記と同
様に圧着・積層した後、40℃で5日間エージングした
。
着剤層を形成し、その表面に、予め製膜したメルトイン
デックス(MI )101厚み60μ石の未延伸ポリプ
ロピレンフィルムのコロナ放電処理面を重ねて上記と同
様に圧着・積層した後、40℃で5日間エージングした
。
この複合フィルムを使用し、ヒートシール機によって1
2cmX8cmの袋を作製した後、サラダ油50CCを
充填して開口部をヒートシールによ如密封した。この充
填袋をレトルト処理した後装を開封L、PE5Tとアル
ミニウム箔間の2ミネ一ト強度及びヒートシール部のシ
ール強度を測定した。
2cmX8cmの袋を作製した後、サラダ油50CCを
充填して開口部をヒートシールによ如密封した。この充
填袋をレトルト処理した後装を開封L、PE5Tとアル
ミニウム箔間の2ミネ一ト強度及びヒートシール部のシ
ール強度を測定した。
結果を第1表に示す。
尚上記実験で使用した2軸延伸共押出積層フィルムの物
性は第2表に示す通りであり、低結晶性共重合PE5T
の配合率が高いもの〔比較例(1−4)及び同(1−’
5))は耐薬品性が不良でクロロホルム含浸布による処
理で表面に簡単に偏力(つき、またニジストマーの添加
量が多すぎるもの〔比較例(1−6) )はフィルムの
曇価が高く(透明性が悪く)且つラミネート強度測定時
に複合フィルムの基層(5)と接着層(B)の界面で眉
間剥離を生じ易いのに対し、実施例(1−1)及び(1
−2)の積層フィルムの物性、耐薬品性等は何れも極め
第1表において、比較例(1−1)は接着層俤)を構成
する素材として高結晶性PETを単独で使用した例でア
シ、ラミネート強度及びヒートシール強度の何れも劣悪
である。比較例(1−2)及び(1−3)は何れも接着
層(B)を構成する素材のうち低結晶性PE5Tの密度
増加が規定範囲を越えるものであ夛、やはルラミネート
強度及びヒートシール強度が低い。比較例(1−4)は
接着層(8)の構成素材として低結晶性共重合PE5T
を単独で使用した例で、ラミネート強度及びヒートシー
ル強度は何れも良好であるが、先に説明した通シ耐薬品
性が極めて悪い。また比較例(1−5)は積層フィルム
を構成する接着層03)の構成比が大きすぎる例で、第
2表からも明らかな様にフィルムの物性、殊に耐薬品性
が劣悪である。これらに対し実施例(1−1)〜(1−
a)は何れも本発明の規定要件を満足するもので、フィ
ルム自体の物性や耐薬品性が良好であると共に、ラミネ
ート強度やヒートシール強度も高い値を示している。
性は第2表に示す通りであり、低結晶性共重合PE5T
の配合率が高いもの〔比較例(1−4)及び同(1−’
5))は耐薬品性が不良でクロロホルム含浸布による処
理で表面に簡単に偏力(つき、またニジストマーの添加
量が多すぎるもの〔比較例(1−6) )はフィルムの
曇価が高く(透明性が悪く)且つラミネート強度測定時
に複合フィルムの基層(5)と接着層(B)の界面で眉
間剥離を生じ易いのに対し、実施例(1−1)及び(1
−2)の積層フィルムの物性、耐薬品性等は何れも極め
第1表において、比較例(1−1)は接着層俤)を構成
する素材として高結晶性PETを単独で使用した例でア
シ、ラミネート強度及びヒートシール強度の何れも劣悪
である。比較例(1−2)及び(1−3)は何れも接着
層(B)を構成する素材のうち低結晶性PE5Tの密度
増加が規定範囲を越えるものであ夛、やはルラミネート
強度及びヒートシール強度が低い。比較例(1−4)は
接着層(8)の構成素材として低結晶性共重合PE5T
を単独で使用した例で、ラミネート強度及びヒートシー
ル強度は何れも良好であるが、先に説明した通シ耐薬品
性が極めて悪い。また比較例(1−5)は積層フィルム
を構成する接着層03)の構成比が大きすぎる例で、第
2表からも明らかな様にフィルムの物性、殊に耐薬品性
が劣悪である。これらに対し実施例(1−1)〜(1−
a)は何れも本発明の規定要件を満足するもので、フィ
ルム自体の物性や耐薬品性が良好であると共に、ラミネ
ート強度やヒートシール強度も高い値を示している。
実施例
実験例1と同様にして製造した2軸延伸共押出績層フィ
ルムの接着層(B)面側に、180メツシユで版の深さ
が30μmのグラビアロールを用いて印刷した。尚印刷
インキとしては東洋インキ社製の汎用性ラミネートイン
キ「マルチセット61白」と「マルチセット3赤」を使
用し、希釈剤としては同社製の「LP−202Jを用い
、インキ/希釈剤重量比はvl、印刷速度は7m/分と
し、まず赤インキを幅12cmでべた刷シし80℃の乾
燥ゾーンを通して巻取った後、赤インキ印刷部と5Cm
幅に重なシ合う様に白インキを幅12cmにべた刷シし
、80℃の乾燥ゾーンを通して巻取った。
ルムの接着層(B)面側に、180メツシユで版の深さ
が30μmのグラビアロールを用いて印刷した。尚印刷
インキとしては東洋インキ社製の汎用性ラミネートイン
キ「マルチセット61白」と「マルチセット3赤」を使
用し、希釈剤としては同社製の「LP−202Jを用い
、インキ/希釈剤重量比はvl、印刷速度は7m/分と
し、まず赤インキを幅12cmでべた刷シし80℃の乾
燥ゾーンを通して巻取った後、赤インキ印刷部と5Cm
幅に重なシ合う様に白インキを幅12cmにべた刷シし
、80℃の乾燥ゾーンを通して巻取った。
この間の印刷は極めて円滑に行なうことができた。
印刷された該積層フィルムの印刷面に、ポリオールとイ
ンシアネート系よシなる接着剤(蔵出薬品社製[タケラ
ックA971Jと同社製[タケネートA3Jとのv1混
合物を酢酸エチルに希釈して濃度30%としたもの)を
、100メツシユで版深さが80μmのグラビア四−ル
で塗布した後予備乾燥し、この面に厚み60μmの未延
伸ポリプロピレンフィルム(CP+東し社製[a7ot
J)を50℃のニップロールでラミネートした後、40
℃で2日間エージングした。
ンシアネート系よシなる接着剤(蔵出薬品社製[タケラ
ックA971Jと同社製[タケネートA3Jとのv1混
合物を酢酸エチルに希釈して濃度30%としたもの)を
、100メツシユで版深さが80μmのグラビア四−ル
で塗布した後予備乾燥し、この面に厚み60μmの未延
伸ポリプロピレンフィルム(CP+東し社製[a7ot
J)を50℃のニップロールでラミネートした後、40
℃で2日間エージングした。
その後CPラミネート面を重ねてヒートシーラーでシー
ルし、レトルト処理後各印刷面とCPとの眉間ラミネー
ト強度及びヒートシール強度を測定した。
ルし、レトルト処理後各印刷面とCPとの眉間ラミネー
ト強度及びヒートシール強度を測定した。
結果は第3表に示す通シでsb、本発明で規定する要件
を1つでも欠く比較例は何れもラミネート強度及びヒー
トシール強度が悪く、殊に接着層(B)のニジストマー
配合量が多すぎる比較例(2−4)では、ラミネート強
度測定時に基層(5)と接着層(8)の界面で層間剥離
を生じた。これに対し本発明の規定要件を充足する実施
例(2−1)〜(2−3)は何れも優れた層間接着性を
示している。
を1つでも欠く比較例は何れもラミネート強度及びヒー
トシール強度が悪く、殊に接着層(B)のニジストマー
配合量が多すぎる比較例(2−4)では、ラミネート強
度測定時に基層(5)と接着層(8)の界面で層間剥離
を生じた。これに対し本発明の規定要件を充足する実施
例(2−1)〜(2−3)は何れも優れた層間接着性を
示している。
実施例
酸成分としてテレフタル酸を使用し、グリコール成分と
してエチレングリコールと10モルチ、20モル%又は
30モルチのネオペンチルグリコール(NPC)を併用
して低結晶性共重合PE5Tを製造した。得られた共重
合PE5Tの還元比粘度は夫々0.83.0.85及び
0.93dl/gCあった。
してエチレングリコールと10モルチ、20モル%又は
30モルチのネオペンチルグリコール(NPC)を併用
して低結晶性共重合PE5Tを製造した。得られた共重
合PE5Tの還元比粘度は夫々0.83.0.85及び
0.93dl/gCあった。
一方酸成分としてテレフタル酸を使用し、グリコール成
分としてブタンジオール(BD)とポリテトラメチレン
グリコール(PTMG:分子量1000 )(BD/P
TMG=85.7/14.3(モル比)〕を用いて、還
元比粘度がL85dl/gのポリエーテル・エステルエ
ラストマーを製造した。
分としてブタンジオール(BD)とポリテトラメチレン
グリコール(PTMG:分子量1000 )(BD/P
TMG=85.7/14.3(モル比)〕を用いて、還
元比粘度がL85dl/gのポリエーテル・エステルエ
ラストマーを製造した。
得られた低結晶性共重合PE5Tとニジストマー及び固
有粘度0.60dllHの高結晶性PETの各ペレット
を所定量ずつ袋に入れて混合し、接着層俤)の素材とし
た。
有粘度0.60dllHの高結晶性PETの各ペレット
を所定量ずつ袋に入れて混合し、接着層俤)の素材とし
た。
一方基層囚の素材としては固有粘度が0.60dl1g
の高結晶性PETを使用し、実験例1と同様の共押出法
によって積層PE5Tフイルムを得、更に延伸、熱固定
及びコロナ放電処理を行なって厚みが18μmの2軸延
伸績層PE5Tフィルムを得た。
の高結晶性PETを使用し、実験例1と同様の共押出法
によって積層PE5Tフイルムを得、更に延伸、熱固定
及びコロナ放電処理を行なって厚みが18μmの2軸延
伸績層PE5Tフィルムを得た。
次いでこのフィルムの接着層(6)側表面に、厚み約0
.04μmのアルζニウムを真空蒸着せしめた後、蒸着
面に東洋上−トン社製接着剤「アドコー) 335 A
/FJの20%メチルエチルケトン溶液を塗布量が約3
g/+がとなる様にグラビアロールで塗布し、60℃の
乾燥ゾーンを通した。そして最後に実験例2で用いたの
と同じCPt−99ネート加工して複合フィルムを得た
。
.04μmのアルζニウムを真空蒸着せしめた後、蒸着
面に東洋上−トン社製接着剤「アドコー) 335 A
/FJの20%メチルエチルケトン溶液を塗布量が約3
g/+がとなる様にグラビアロールで塗布し、60℃の
乾燥ゾーンを通した。そして最後に実験例2で用いたの
と同じCPt−99ネート加工して複合フィルムを得た
。
得られた各フィルムを用いて実験例1と同様に袋を作シ
、サラダ油を充填してレトルト処理した後、開封してヒ
ートシール強度を測定した。
、サラダ油を充填してレトルト処理した後、開封してヒ
ートシール強度を測定した。
結果は第4表に示す通シであシ、比較例(3−1)及び
(3−2)に比べて実施例(3−1)〜(3−8)は優
れたヒートシール強度を示している。
(3−2)に比べて実施例(3−1)〜(3−8)は優
れたヒートシール強度を示している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (A)150℃で30分皿熱処理したときの密度増加が
35X10−3g/cm8以上である高結晶性ポリエス
テルよりなる基層の少なくとも片面に、 (B)下記(B−1)の低結晶性共重合ポリエステル:
5〜60重量%と、同(B−2)の共重合ポリエステル
:0〜30重量%、及び同(B−3)の高結晶性ポリエ
ステル:10重量%以上を含有する混合物からなる接着
性改善層 (B−1) 150℃で30分間熱処理したときの密度
増加が30X 10−3 g/cm 以下である低結
晶性共重合ポリエステル、 (B−2)ブロック共重合ポリエステル、(B−3)
150℃で30分間熱処理したときの密度増加が35X
10−3g/Cm8以上である高結晶性ポリエステル、 を積層してなり、該積層フィルム全体に占める前記接着
性改善層の構成比が1〜70重量%である積層フィルム
の少なくとも片面に表面加工が施され、更に該表面加工
積層フィルムの少なくとも片面にはヒートシール性を有
する樹脂層が形成されていることを特徴とする包装用フ
ィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58107116A JPS59230746A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 包装用フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58107116A JPS59230746A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 包装用フイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59230746A true JPS59230746A (ja) | 1984-12-25 |
JPS6410185B2 JPS6410185B2 (ja) | 1989-02-21 |
Family
ID=14450878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58107116A Granted JPS59230746A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 包装用フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59230746A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01127340A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 保香性能に優れた性質を有する積層材 |
JPH02125732A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-14 | Toray Ind Inc | 金属蒸着フィルム |
JPH02137923A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-28 | Toray Ind Inc | 金属蒸着フイルム |
JPH05318587A (ja) * | 1992-05-21 | 1993-12-03 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フイルム |
JP2001247688A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱収縮性ポリエステルフィルム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039375A (ja) * | 1973-08-13 | 1975-04-11 | ||
JPS5066578A (ja) * | 1973-10-17 | 1975-06-04 | ||
JPS5443991A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 | Toray Ind Inc | Composite film |
-
1983
- 1983-06-14 JP JP58107116A patent/JPS59230746A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5039375A (ja) * | 1973-08-13 | 1975-04-11 | ||
JPS5066578A (ja) * | 1973-10-17 | 1975-06-04 | ||
JPS5443991A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 | Toray Ind Inc | Composite film |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01127340A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 保香性能に優れた性質を有する積層材 |
JPH02125732A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-14 | Toray Ind Inc | 金属蒸着フィルム |
JPH02137923A (ja) * | 1988-11-18 | 1990-05-28 | Toray Ind Inc | 金属蒸着フイルム |
JPH05318587A (ja) * | 1992-05-21 | 1993-12-03 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フイルム |
JP2001247688A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 熱収縮性ポリエステルフィルム |
JP4535553B2 (ja) * | 2000-03-03 | 2010-09-01 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 熱収縮性ポリエステルフィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6410185B2 (ja) | 1989-02-21 |
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