JPS6038783B2 - ヘツドアクセス機構 - Google Patents
ヘツドアクセス機構Info
- Publication number
- JPS6038783B2 JPS6038783B2 JP11347978A JP11347978A JPS6038783B2 JP S6038783 B2 JPS6038783 B2 JP S6038783B2 JP 11347978 A JP11347978 A JP 11347978A JP 11347978 A JP11347978 A JP 11347978A JP S6038783 B2 JPS6038783 B2 JP S6038783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- access
- drum
- head
- belt
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はディスク状媒体の同じ円トラック上にビデオ情
報等を収録、再生する装置に適用するヘッドアクセス機
構に関するものである。
報等を収録、再生する装置に適用するヘッドアクセス機
構に関するものである。
ディスク状媒体たとえば磁気シート上に100個の同心
円トラックを形成し、その各トラックに1画面に相当す
るビデオ信号を記録再生する装置において、装置間の互
換性をもたせること、すなわちA装置で記録した磁気シ
ートをB装置で再生した場合に許容できる再生特性を呈
するように構成されることが必要である。
円トラックを形成し、その各トラックに1画面に相当す
るビデオ信号を記録再生する装置において、装置間の互
換性をもたせること、すなわちA装置で記録した磁気シ
ートをB装置で再生した場合に許容できる再生特性を呈
するように構成されることが必要である。
この場合、本装置に適用されるヘッドアクセス機構のア
クセス精度が間題となる。そこで従来のヘッドアクセス
機構ではその構成要素の個々につき高い精度のものを利
用するようにしてこの問題の解決を図るべくしていた。
これでは装置のコストを低減させることができない。本
発明は、ステッピングモータの回転運動を回転ドラムと
それに巻回固定したベルトを介してアクセス軸の直線運
動に変換しヘッドをアクセス域内において移動させるこ
とができるようにしたヘッドアクセス機構において、そ
の構成要素のうちアクセス精度に関与する要素(回転ド
ラム、ベルト)の精度を個別的に向上させなくても、各
要素の係合関係を選定することにより、各要素の誤差に
起因する各変換誤差を打ち消すようにして全体としてア
クセス精度を向上させることができるヘッドアクセス機
構を提供しようとするものである。
クセス精度が間題となる。そこで従来のヘッドアクセス
機構ではその構成要素の個々につき高い精度のものを利
用するようにしてこの問題の解決を図るべくしていた。
これでは装置のコストを低減させることができない。本
発明は、ステッピングモータの回転運動を回転ドラムと
それに巻回固定したベルトを介してアクセス軸の直線運
動に変換しヘッドをアクセス域内において移動させるこ
とができるようにしたヘッドアクセス機構において、そ
の構成要素のうちアクセス精度に関与する要素(回転ド
ラム、ベルト)の精度を個別的に向上させなくても、各
要素の係合関係を選定することにより、各要素の誤差に
起因する各変換誤差を打ち消すようにして全体としてア
クセス精度を向上させることができるヘッドアクセス機
構を提供しようとするものである。
次に本発明を図面に基づき説明する。
第1図はヘッドアクセス機構の概略斜視図、第2図はそ
の要部構成の平面図である。1はユニットケース、2は
該ケースに取付けたステッピングモータ、3はこのモー
タの回転軸、4はこの回転軸に固定した回転ドラムであ
る。
の要部構成の平面図である。1はユニットケース、2は
該ケースに取付けたステッピングモータ、3はこのモー
タの回転軸、4はこの回転軸に固定した回転ドラムであ
る。
5は前記ケースに貫通支持され、ヘッド6を固定したヘ
ッド基台7を先端に取付けたアクセス軸、8,9はこの
アクセス軸に固定したブロック、1川まこのアクセス軸
上を移動することができ前記固定ブロック9との間に張
設したばね11により離間方向に附勢されているフロッ
クであり、12,13は前記ケースに設けた軸受である
。
ッド基台7を先端に取付けたアクセス軸、8,9はこの
アクセス軸に固定したブロック、1川まこのアクセス軸
上を移動することができ前記固定ブロック9との間に張
設したばね11により離間方向に附勢されているフロッ
クであり、12,13は前記ケースに設けた軸受である
。
14は回転ドラム4の回転をアクセス軸5の直線運動に
変換するベルトで、このベルトはその右半部15にスリ
ット16を持ちそのスリットの幅17には)、等しい幅
を持つ左半部18をそのスリットに1回だけ貫通させて
作ったループ部19を回転ドラム4に巻回するようにな
し、また各半部15,18の各端部をブロック8,10
にそれぞれ固定するようにしている。
変換するベルトで、このベルトはその右半部15にスリ
ット16を持ちそのスリットの幅17には)、等しい幅
を持つ左半部18をそのスリットに1回だけ貫通させて
作ったループ部19を回転ドラム4に巻回するようにな
し、また各半部15,18の各端部をブロック8,10
にそれぞれ固定するようにしている。
なおループ部19の一部は回転ドラム4に固定されてい
て、この回転ドラム4の回転はこのドラムに対するベル
ト14の右半部又は左半部の巻回量の差をもたらし、そ
れによってブロック8,10及びこれらを取付けたスラ
イド軸5を移動させるようにしている。このヘッドアク
セス機構においてアクセス精度を害なう要因としてベル
ト巻き付き半径Rのバラッキ、及び回転ドラム4の偏心
などが考えられる。
て、この回転ドラム4の回転はこのドラムに対するベル
ト14の右半部又は左半部の巻回量の差をもたらし、そ
れによってブロック8,10及びこれらを取付けたスラ
イド軸5を移動させるようにしている。このヘッドアク
セス機構においてアクセス精度を害なう要因としてベル
ト巻き付き半径Rのバラッキ、及び回転ドラム4の偏心
などが考えられる。
ベルト巻き付き半径Rはドラム真円度、直径精度、ベル
ト平滑度、ベルト厚さ精度などにより変化するが実験に
よればドラム4の直径をD、ベルト14の厚さをtとし
た場合、R主1/2(D+t)となることが判明した。
したがってモータ2のステップ角度6‘こ対するヘッド
ピッチPはP=Ra:1′2(D十t)6となるが、こ
の各単一ピッチ精度は記録信号再生における互換性を害
なう程ではないが、100トラック程度のマルチトラッ
ク方式においてはこの単一ピッチ誤差が累積されて互換
性を害する場合がある。第3図はこの累積誤差のトラッ
ク位置(モータのステップ数n)に対する傾向を示した
もので、特性aはベルト巻き付き半径の誤差△Rが正の
場合、また特性bは△Rが負の場合である。両者の差は
ドうムの回転角(n8)を180度とした場合、最大2
け・△Rとなる。一方、回転ドラム4の猿心による累積
誤差Sn′は、第4図において偏心量r、偏心角Q、ス
テップ数nとし第2図のブロック8に固定されたベルト
14の中立面上のQ点が、QO点〔座標(為yo)〕を
起点としてnステップ後にQn点〔座標(xn,yo)
〕に移動したとき、Sn′=為一柳−舵ひとなる。こで
xnは、第4図において直線Qぷが直線QnBと円弧B
Aの和に等しいので、次式で示される。柵=rcos(
o+n8)十ノ師亡前 但し 実施例おける数値例、松=3&咳、yo=6.44肋、
8=汀/100ラジアン、R=6.43肋、変換として
、n=0〜100、Q=0、灯を代入すると、結果は第
5図に示す如くなた。
ト平滑度、ベルト厚さ精度などにより変化するが実験に
よればドラム4の直径をD、ベルト14の厚さをtとし
た場合、R主1/2(D+t)となることが判明した。
したがってモータ2のステップ角度6‘こ対するヘッド
ピッチPはP=Ra:1′2(D十t)6となるが、こ
の各単一ピッチ精度は記録信号再生における互換性を害
なう程ではないが、100トラック程度のマルチトラッ
ク方式においてはこの単一ピッチ誤差が累積されて互換
性を害する場合がある。第3図はこの累積誤差のトラッ
ク位置(モータのステップ数n)に対する傾向を示した
もので、特性aはベルト巻き付き半径の誤差△Rが正の
場合、また特性bは△Rが負の場合である。両者の差は
ドうムの回転角(n8)を180度とした場合、最大2
け・△Rとなる。一方、回転ドラム4の猿心による累積
誤差Sn′は、第4図において偏心量r、偏心角Q、ス
テップ数nとし第2図のブロック8に固定されたベルト
14の中立面上のQ点が、QO点〔座標(為yo)〕を
起点としてnステップ後にQn点〔座標(xn,yo)
〕に移動したとき、Sn′=為一柳−舵ひとなる。こで
xnは、第4図において直線Qぷが直線QnBと円弧B
Aの和に等しいので、次式で示される。柵=rcos(
o+n8)十ノ師亡前 但し 実施例おける数値例、松=3&咳、yo=6.44肋、
8=汀/100ラジアン、R=6.43肋、変換として
、n=0〜100、Q=0、灯を代入すると、結果は第
5図に示す如くなた。
図中特性cはQ=0に場合、特性dはQ=竹の場合であ
る。なお偏○角Qが任意である場合における累積誤差S
n′の傾向は振幅が約rの正弦波形の1/2周期分で、
それぞれ基点を0とするグラフとなりその差は最大4r
となる。本発明はこれら2種の累積誤差Sn,Sn′の
要因を個別に低減させるのではなく、これらの誤差の存
在を前提にそれらの和がヘッドのアクセス城において全
体として小さくなるようにしたもので、典型的な例とし
て、竹・△R=公とした場合には、第6図の特性e又は
fの様にアクセス城において累積誤差Sn′′を著しく
小さくすることができる。
る。なお偏○角Qが任意である場合における累積誤差S
n′の傾向は振幅が約rの正弦波形の1/2周期分で、
それぞれ基点を0とするグラフとなりその差は最大4r
となる。本発明はこれら2種の累積誤差Sn,Sn′の
要因を個別に低減させるのではなく、これらの誤差の存
在を前提にそれらの和がヘッドのアクセス城において全
体として小さくなるようにしたもので、典型的な例とし
て、竹・△R=公とした場合には、第6図の特性e又は
fの様にアクセス城において累積誤差Sn′′を著しく
小さくすることができる。
たとえばベルト巻き付き半径Rが基準値に対して△R増
加した場合のSnと、ドラム偏心量r:1′2汀・△R
、偏心角q=mの場合のSn′との和Sn″は第6図の
実線eの如くその振幅を大中に4・さくすることができ
る。また特性bと特性cの組合せによって特性fの如く
することもできる。叙上の如く本発明は回転ドラムの回
転をそれに巻回固定したベルトを介してアクセス軸の直
線運動に変換するようにしたヘッドアクセス機構におい
て、ベルトと回転ドラムとの係合関係を、ベルトのドラ
ムに対する巻き付き半径の誤差に基づく変換誤差と、ド
ラムの回転軸に対する偏心量及び偏心角に基づく変換誤
差とをアクセス域において打消すように構成したので、
アクセス精度の良否に直接関与するドラム・ベルト等の
精度を個々に向上させなくとも、全体としてのアクセス
精度を向上させることができるようになった。
加した場合のSnと、ドラム偏心量r:1′2汀・△R
、偏心角q=mの場合のSn′との和Sn″は第6図の
実線eの如くその振幅を大中に4・さくすることができ
る。また特性bと特性cの組合せによって特性fの如く
することもできる。叙上の如く本発明は回転ドラムの回
転をそれに巻回固定したベルトを介してアクセス軸の直
線運動に変換するようにしたヘッドアクセス機構におい
て、ベルトと回転ドラムとの係合関係を、ベルトのドラ
ムに対する巻き付き半径の誤差に基づく変換誤差と、ド
ラムの回転軸に対する偏心量及び偏心角に基づく変換誤
差とをアクセス域において打消すように構成したので、
アクセス精度の良否に直接関与するドラム・ベルト等の
精度を個々に向上させなくとも、全体としてのアクセス
精度を向上させることができるようになった。
第1図は本発明の説明に供するアクセス機構の斜視図、
第2図はその要部平面図である。 第3図はベルト巻き付き半径の誤差に基づくアクセス誤
差の傾向を示す特性図、第4図及び第5図はドラム偏心
に基づくアクセス誤差量を説明する為の説明図、及びそ
の特性図、第6図は両誤差を相殺した総合アクセス誤差
の特性図である。2・・・ステッピングモータ、4・・
・回転ドラム、5・・・アクセス軸、14・・・ベルト
、Sn・・・ベルト巻き付き半径誤差に基づく変換誤差
、Sn′・・・回転ドラムの偏心量及び偏心角に基づく
変換誤差、Sn′′・・・両誤差を相殺した総合誤差。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
第2図はその要部平面図である。 第3図はベルト巻き付き半径の誤差に基づくアクセス誤
差の傾向を示す特性図、第4図及び第5図はドラム偏心
に基づくアクセス誤差量を説明する為の説明図、及びそ
の特性図、第6図は両誤差を相殺した総合アクセス誤差
の特性図である。2・・・ステッピングモータ、4・・
・回転ドラム、5・・・アクセス軸、14・・・ベルト
、Sn・・・ベルト巻き付き半径誤差に基づく変換誤差
、Sn′・・・回転ドラムの偏心量及び偏心角に基づく
変換誤差、Sn′′・・・両誤差を相殺した総合誤差。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
Claims (1)
- 1 ステツピングモータと、該モータの回転軸に固定し
た回転ドラムと、ヘツドを設けたアクセス軸と、前記モ
ータの回転運動を前記アクセス軸の直線運動に変換する
ためのベルトでその中央部を前記回転ドラムに巻回固定
しかつこの各端部を前記アクセス軸の離間位置に固定し
たものとを備え、前記ドラムの1回転以下の回転角nθ
(ここでnはステツプ数、θはステツプ当りの回転角)
に基づき前記ヘツドを所定のアクセス域にわたつて移動
させるようにしたヘツドアクセス機構において、 前記
ベルトと前記ドラムとの係合関係を、前記ベルトの前記
ドラムに対する巻き付き半径Rの誤差に基づく変換誤差
Snと、前記ドラムの前記回転軸に対する偏心量(r)
及び偏心角(α)に基づく変換誤差Snとを上記アクセ
ス域において打消すように構成してなるアクセス機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11347978A JPS6038783B2 (ja) | 1978-09-12 | 1978-09-12 | ヘツドアクセス機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11347978A JPS6038783B2 (ja) | 1978-09-12 | 1978-09-12 | ヘツドアクセス機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5538697A JPS5538697A (en) | 1980-03-18 |
JPS6038783B2 true JPS6038783B2 (ja) | 1985-09-03 |
Family
ID=14613312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11347978A Expired JPS6038783B2 (ja) | 1978-09-12 | 1978-09-12 | ヘツドアクセス機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038783B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59161553U (ja) * | 1983-04-14 | 1984-10-29 | ティアック株式会社 | 信号変換器のアクセス装置 |
DE8326795U1 (de) * | 1983-09-17 | 1984-01-26 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Vorrichtung zum Positionieren von Gegenständen geringer Masse, insbesondere von Magnetköpfen |
-
1978
- 1978-09-12 JP JP11347978A patent/JPS6038783B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5538697A (en) | 1980-03-18 |
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