JPS6038069A - 電磁鋼板の絶縁被膜形成方法 - Google Patents

電磁鋼板の絶縁被膜形成方法

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JPS6038069A
JPS6038069A JP14509983A JP14509983A JPS6038069A JP S6038069 A JPS6038069 A JP S6038069A JP 14509983 A JP14509983 A JP 14509983A JP 14509983 A JP14509983 A JP 14509983A JP S6038069 A JPS6038069 A JP S6038069A
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JP
Japan
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film
resin
coating
phosphate
corrosion resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP14509983A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Ichi
智之 市
Toshikuni Tanda
丹田 俊邦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPS6038069A publication Critical patent/JPS6038069A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 電磁鋼板の絶縁被膜形成方法に関してこの明細書でのべ
る技術内容は、主として大型発電機などにおける使用に
適合すべき電気絶縁性、耐食性、k久魯枇 づ 隈 W
 lrt ヤ丁す灯 さ V←W 複 −ヒ 戸Jq−
s−シーti怖I艙カ1形成に関連し、一般にi!電磁
鋼板属する技術の分野に位置している。
問題点 一般に電磁鋼板の絶縁被膜に要求される特性としては電
気絶縁性(Jfa間抵抗〕、耐食性、密着性、打抜き性
、溶接性など数多い。
従来から、これら要求特性を満足させるために、数多く
の絶縁被膜が開発され、また改善されてきi。
現在までに実用化されて来た絶縁被膜としては、1)燐
酸塩系あるいはクロム酸塩系の無機宍被膜2)燐酸塩−
樹脂系あるいはクロム酸塩−樹脂系の半無機(半有機〕
質被膜および 3)樹脂系の有機質被膜 03種類に大別される。
しかしこれらの絶縁被膜は大型発電機などに使用する電
磁鋼板の絶縁被膜としては、いずれも不十分であった。
例りげ大へ++4F、w榊などに用いられる雷a鋼板の
絶縁被膜として最も重要視されるのが電気絶縁性である
ところが無機質被膜や半無機(半有機9質被膜では水性
処理液によるような簡便な高速処理にて、均一にJツ塗
布することが困難であって、層間抵抗の測定(JIS 
02550第2法〕により100Ω−crn2/枚以上
を確保することは至難である。
凍たたとえ厚塗布が施せたとしても被膜の密着性が非常
に惑<、打抜き加工時のトラブルの原因となる。
このため重電メーカーでは、上記のように厚くない被膜
を付した電磁鋼板の使用に当って、打抜き加工後の抜き
板1枚毎に樹脂被膜を重ねて施すことにより必要な層間
絶縁性を確保しているのであり、結局上記水性処理液を
用いる被膜形成方法は、作業効率が非常に悪い欠点があ
る。
−万樹脂系被膜であれば、高層間絶縁性を得るには厚塗
布をすればよく簡単である。
しかし樹脂系被膜の場合、乾燥焼付時に溶剤の蒸発に起
因してピンホールが発生し易く、耐食性が悪い。従って
高耐食性を得るためには、ピンホールを減少すべき重ね
塗りが余儀なくされるが、この方法は耐食性に関して非
常に有効であっても実際操業上塗布設備やオーブン設備
が重ね塗ジする回数だけ必要であり、多大な設備投資が
必要となってコストアップ要因となるため実際的でない
発明の目的 そこで発明者らは、高層間絶縁性および高耐食性を有す
る絶縁被膜を得ることについて検討を行った結果、重電
メーカーで打抜き後に行われている樹脂処理の如きを必
要とせずして大型発電機などにも有利に適合すべき絶縁
被膜の形成方法を与えることを自相して開発努力を傾け
、燐酸塩の下地被膜を生成させた後、密着性劣化の懸念
がない1特定樹脂を塗布することにより高い層間絶縁性
を、高耐食性とすぐれた密着性および打抜き性とともに
兼備する電磁鋼板の絶縁被膜形成方法を確立したもので
ある。
発明の構成 止揚の目的とするところは、次の事項を骨子とする手順
にて容易に実現される。
電磁鋼板表面に被膜付着量が0.3〜2.097m2の
燐酸塩被膜を形成させた後、この上に重ねてポリエステ
ル系、エポキシエステル系およびアクリル系のうちから
選んだ一種もしくは二種以上の水溶性樹脂または水エマ
ルジヨン性樹脂を、乾燥膜厚として3〜12μmとなる
塗布11とでもって施用焼付けをすることにより、電気
絶縁性、耐食性、密着性および打抜き注のすぐれた被膜
を形成させることからなる電磁鋼板の絶縁被膜形成方法
まずこの発明で用いる燐酸塩処理としては・市販の燐酸
塩処理液で良く、公知の手段例えばスプレー処理または
浸漬処理をすることによって、密N性のすぐれた燐酸塩
被膜全形成させる。
このときの被膜付着量としては、0.3.517m”よ
り少ないと、上塗り樹脂被膜の密着性が劣り、十分な耐
食性が得られず、−万2.0 、jil/m2よりも多
くなると打抜き加工時に被膜はく離が燐酸塩被膜/素材
界面で起こり易くなるので0.3〜2.Og/m′2を
要する。
次に上塗、!7に用いる樹脂については、有機溶剤系の
ものは安全衛生上非業環境が悪化することおよび取扱い
上、十分な注意が必要であることから好丑しくない。そ
こで水系、すなわち水溶性樹脂あるいは水エマルジヨン
性樹脂に限定する。
樹脂組成としては、その中にOH基やC00H基などの
極性基を多く含んでいるもの(アルキッド樹脂)の如き
は、高湿潤下に暴露された場合、水分を吸収して被膜が
膨潤することに起因して密着強度が劣化し、樹脂被膜/
燐酸塩被膜界面での被膜はく離が起り勝ちとなる。すな
わち耐水性が悪いことから好ましくない。
ゆえに極性基の極めて少なく、耐水性の良好な樹脂とし
てポリエステル系、エポキシエステル系およびアクリル
系の樹脂の使用を要し、ただそれらの一種または二種以
上の混合系であってもよい。
なおこれら樹脂を主体とする限りその一部をメラミン樹
脂あるいはフェノ−・ル樹脂に置き換えることができる
か、その置換割合は、3割以内に制限される。
樹脂の乾燥後の膜厚として3μmよりも薄いときは十分
な電気絶縁性、打抜き性および耐食性が得られず、12
μmより厚くなると占積率が劣るため8〜12μmが必
要である。
乾燥膜厚を3〜12μmとなるように処理するためには
1.ロールコータ一方式やスプレー方式などにより、前
記燐酸塩被膜が施された電磁鋼板の表面に塗布すればよ
く、焼付けは400〜700℃で短時間行えばよい。
この発明による打抜き性の改善は、樹脂被膜の樹脂を限
足し、樹脂被膜中にOH基や0OOH、Sなどの極性基
をほとんど含まないことによる。
これに対して耐水性の悪い樹脂を用いた場合には空気中
の水分をも吸収し、被膜の密着強度の劣化を起こす。こ
のような被膜を施した電磁鋼板を打抜くと、切断エツジ
部に被膜はく離を起してその被膜粉がダイスの目づまり
や焼付きの原因となる0 つまり打抜き中に発粉することがなく、切断個所の極く
近傍の被膜も破損しない程度に、十分に高い密着性を有
し、かつ打抜きの際の潤滑剤としても効果的に作用する
樹脂としては1.上述樹脂の選択が必要なのである。
次に実施例について説明する。
実施例1 板厚Q、5mmの3.0%けい素鋼板を脱脂水洗後、1
0重量%の燐酸鉄系処理液(日本パー力うイジンダ製、
ボンデライト901)’i70〜80°0においてスプ
レー塗布して水洗後、乾燥し燐酸塩被膜を生成させた。
このときの被膜付着量は0.89/In2であった。
この被膜の上に重ねてポリエステル/メラミン(混合比
75:25)系の水溶性樹脂の水溶液を乾燥膜厚が5μ
mとなる塗布量11 g/が)にロールコータ−法によ
り施用し、450°Cで80秒間焼付けた。
得られた被膜処理材は、高電気絶縁性および高耐食性を
示し、また打抜き性も優れている。
比較例1として、上記ポリエステル/メラミン系樹脂の
代りにアルキッド樹脂を用いたものは、高電気絶縁性は
得られたものの、耐食性、とぐに耐湿(水)性が非常に
悪く、打抜き時にも切断エツジ郡が被膜ばぐ離を起こし
打抜@性が、劣っていた。
実施例2 板厚0.5朋の3.0%けい素鋼板を脱脂水洗後、7重
量係の燐酸亜鉛系処理浴(日本パー力うイジング製、ポ
ンチライト880)75°Cに浸漬後水洗乾燥して、燐
酸塩被膜全生成させた。このときの被膜付着量は、1.
597m2であった。
この被膜の上に重ねて水溶液フェノール変性エポキシエ
ステル樹脂の水溶液を乾燥膜厚が10μm・塗布量2’
 3 g/mzで施用し、400 ’Oで60秒間焼月
利た。
得られた被膜処理材は、高電気絶縁性および高耐食性を
示し、すぐれた打抜き性を呈した。
比較例2として、上記燐酸塩被膜の付着量全5F/2に
変え、実施例2と同様の上記のフェノール変性エポキシ
エステル樹脂水溶液を10μmとなるように塗布し、焼
付けたものは、電気絶縁性および耐食性は良好であるが
、密着性が悪く、打抜き加工時に、被膜はく離が素材/
燐酸塩被膜界面で起こり、打抜き性は悪い。
実施例3 板厚Q、5Mmの3.0重1%けい素鋼板を脱脂水洗後
、5N泉−の燐酸鉄系処理液(日本パーカライジング製
、ボンデライト8456)’z50°0としてスプレー
塗布し、水洗後乾燥して燐酸塩被膜を生成させた。被膜
付着量は0.5.iil/ll1Bであった。
この被膜の上に重ねてアクリル樹脂の水エマルジョンを
乾燥膜厚で3μmとなるように塗布し、400°Cで8
0秒間焼続けた。
得られた被膜処理材は、優れた電気絶縁性および耐食性
を示した。
比較例aとして脱脂後の鋼板表面にアクリル樹脂の水エ
マルジョンを乾燥膜厚が3μmとなるように塗布し・4
00℃で30秒間焼付けたものは、ITIf食性が十分
でなかった。
上記実施例]〜8で得られた処理材の電気絶縁性、耐食
性、密着性、などの試験結果を比較例および従来の無機
質抜脱を有するけい素鋼板(板厚0.5mm)とともに
以下の表に併記した。
発明の効果 この発明によれば、大型発電機などの使途で要請はれる
程に高い眠気絶縁性を、耐食性、とくに密着性式らに打
抜き性の劣化なしに確保すること・ができるので従未必
安とした抜き板の樹脂処理の如き煩雑工程全排除するこ
とができる。
特許出願人 川崎製鉄株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. L 電磁鋼板表面に被膜付着量がO,a〜2.Ojj/
    m sの燐酸塩被膜を形成させた後、この上に重ねてポ
    リエステル系、エポキシエステル系およびアクリル系の
    うちから選んだ一種もしくは二種以上の水溶性樹脂また
    は水エマルジヨン性樹脂を、乾燥膜厚として3〜12μ
    mとなる塗布量でもって施用焼付けをすることにより、
    電気絶縁性、耐食性、密着性および打抜き性のすぐれた
    被膜全形成させることを特徴とする電磁鋼板の絶縁被膜
    形成方法。
JP14509983A 1983-08-10 1983-08-10 電磁鋼板の絶縁被膜形成方法 Pending JPS6038069A (ja)

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JPS6038069A true JPS6038069A (ja) 1985-02-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5803988A (en) * 1995-12-19 1998-09-08 Pohang Iron & Steel Co., Ltd. Method for manufacturing non-oriented electrical steel sheet showing superior adherence of insulating coated layer
JP2003193251A (ja) * 2001-12-21 2003-07-09 Jfe Steel Kk 外観および密着性に優れた絶縁被膜付き電磁鋼板の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5803988A (en) * 1995-12-19 1998-09-08 Pohang Iron & Steel Co., Ltd. Method for manufacturing non-oriented electrical steel sheet showing superior adherence of insulating coated layer
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