JPS6037795B2 - 剥離フィルム - Google Patents

剥離フィルム

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Publication number
JPS6037795B2
JPS6037795B2 JP54078911A JP7891179A JPS6037795B2 JP S6037795 B2 JPS6037795 B2 JP S6037795B2 JP 54078911 A JP54078911 A JP 54078911A JP 7891179 A JP7891179 A JP 7891179A JP S6037795 B2 JPS6037795 B2 JP S6037795B2
Authority
JP
Japan
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film
cut
release
release film
longitudinal direction
Prior art date
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Expired
Application number
JP54078911A
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English (en)
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JPS562166A (en
Inventor
正之 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、横幅方向(以下横方向と略す)に特別の拾具
やカッターを用いることなく指先で容易に切り取ること
のできる剥離フィルムに関するもので、特に塗装マスキ
ング用両面接着テープのセパレーターとして有用な剥離
フィルムに関するものである。
一般に塗装マスキング用両面接着テープは、、塗装工事
において、マスキング用フィルム又は紙の固定及びそれ
自体マスキング材として使用されている。
通常、両面接着テープは、その接着性のある表面の汚染
及び接着面同志の貼着を防止するために、セパレーター
と称する剥離層をその表面に設けた剥離紙又は剥離フィ
ルムを設けている。しかし、従来から存在している剥離
紙は、外気の湿度の変化に影響されて、剥離紙原紙の保
有水分が変化し、その結果しわ等を生じやすいという欠
点があった。又原紙に剥離剤層を形成させる時表面の平
滑性が乏しく、含浸しやすい為、前処理として原紙にス
ーパーカレンダー工したり、剥離剤含浸阻止層としてポ
リエチレン等の合成樹脂膜を原紙表面に形成させなけれ
ばならなかった。一方、一般によく使われる二軸延伸プ
ラスチックフィルムを剥離フィルムの支持体とすれば、
先の欠点は解決される。しかしこのようなフィルムを支
持体とする剥離フィルムは、剥離紙にくらべ著しく指先
で切りにくく、たとえ切れたとしてもまつすぐに切れず
切り口にしわができたりする。そのため特別な治具やカ
ッターを使用する必要があり、マスキング時の作業性を
著しく低下させる。又、先の紙を支持体とする場合も手
で切った場合、まつすぐきれいに切らないため塗装境界
部の直線出しが難しいという欠点があった。
本発明は、このような欠点を解決する新規な剥離フィル
ムを提供するもので、その要旨とするところは、衝撃的
端裂抵抗が200タ以下であり、縦方向の引張り強度が
lk9/桝以上であり且つ縦方向の衝撃強度が2kg弧
/磯以上である物性を有する結晶性ポリオレフィンフイ
ルムの少なくとも一面に剥離層を設けてなることである
ここで結晶性ポリオレフィンフィルムの材質としてはポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレンコ
ーポリマー、ポリエチレンーポリプロピレンブレンド品
などを挙げることができる。
本発明において、上記物性を有する結晶性ポリオレフィ
ンフィルムは、該ポリオレフィンよりなる未延伸シ−ト
を横方向に延伸して、縦方向に比べて本質的に横方向の
分子配向を強めることによって得られる。従って得られ
る延伸フィルムの縦方向の物性、たとえばヤング率、収
縮率などを改良する目的で、わずかに縦方向の延伸を横
方向の延伸と共に行なったり、あるいは横一軸延伸フィ
ルムと二鞠延伸フィルムとからなる2層積層フィルムと
してもよいことはもちろんである。本発明において、上
記未延伸結晶性ポリオレフィンフィルムを延伸する場合
は、横方向の延伸倍率は通常4倍以上、好ましくは5〜
8倍とするのが適当である。わずかに縦方向に延伸する
必要のある場合は、縦方向の延伸倍率は普通には3倍以
下、実用上ほぼ延伸倍率1.5倍位が適当である。未延
伸結晶性ポリオレフィンより得られるシートを上記のよ
うに本質的に横−紬延伸して得られた延伸フィルムは、
その表面にコ。ナ放電、重クロム酸塩等による表面酸化
処理して後、溶液タイプ又はェマルジョンタィプのシリ
コン系剥離剤を塗布、乾燥、硬化することにより、本発
明の剥離フィルムを得るものであるが、このものが本発
明の目的に沿って実用に供しうるためには上記の延伸フ
ィルムが次の物性を有することが必要である。{1}
衝撃的端裂抵抗が2009以下好ましくは5〜40夕の
範囲であること。
200夕より大きくては指先で容易に切れず、本発明の
目的とする特性を満足しえないからである。
上記の衝撃的端裂抵抗は次のようにして測定できる。J
ISC2318に定められる端製抵抗試験法に準じ剥離
フィルムの縦方向とすべき方向を試料の長手方向となる
ように試料を作成し、20qoの温度条件下で引張り速
度4.5の/Secで測定したときの端裂抵抗値をもっ
て衝撃的端製抵抗値とする。
■ 縦方向の引張り強度がlkg/微以上、好ましくは
2〜300k9/めであること。
引張り強度はJIS Z 1702により測定できる。
‘3} 衝撃強度が縦方向2k9cの/鰍以上、好まし
くは5〜100約伽/ゆであること。衝撃強度は次のよ
うにして測定できる。
2000の下で長さ750側、中5側の長方形の試料片
の一端を固定し他の一端を引張り速度2.8の/sec
で引張った時に試料片が波断する迄で要したエネルギー
を測定する。
測定値は試料片の単位断面積当りの破断エネルギーをも
って表わす。上記■、{3}1こおいて、縦方向の引張
り強度、衝撃強度を上記の如く限定した理由は上記特性
値以下では剥離剤を形成させる工程で支持体が切れるこ
とがあるからである。
以下本発明を実施例により具体的に説明するが本発明は
以下の実施例に限定されものではない。
実施例結晶性ポリオレフィンフィルムの製法 風 エチレン成分を5.の重量%共重合させて得た固有
粘度2.5、アィソタクチツト度97%のポリプロピレ
ンをTダィから熔融状態で押し出して厚さ620一のシ
ートを成形した。
得られたシートを130〜17000でテンターを用い
て横方向に4.牙音延伸し、さらに金属ロールを通して
延伸温度120〜130℃で縦方向1.2倍の延伸を行
ない、次に5〜8%の熱処理を施し支持体フィルムAを
得る。
‘B} 固有粘度2.4の結晶性ポリプロピレンを通常
の押出し機を用いてTダィから熔融状態で押し出して厚
さ400仏のシートを成形した。
得られたシートを金属ロールを通して延伸温度130〜
140ooで縦方向5.の音延伸した。このフィルムの
上面に固有粘度1.7の結晶性ポリプロピレンを溶融押
出ラミネートして積層体とする。この積層体を140〜
16000でテンターを用いて横方向に9.の音延伸し
た次いで5〜8%の熱処理を施し支持体フィルムBを得
る。剥離フィルムの製法 上記A及びBのフィルムの両面にコロナ放電処理を施し
、漏れ張力40ダイン/肌とした後、該支持体フィルム
の物性値を実質的に変動させない温度でシリコン系剥離
剤を1%含有するトルェン溶液を塗布、乾燥硬化させて
該剥離フィルムA′及び8を得る。
これら、実施例で得られたA′及びBの剥離フィルムの
試験結果を紙を支持体とするセパレータ及び市販二軸延
伸ポリプロピレンフィルムと共に第1表に示す。
第 1表 第1表中の特性評価は次のようにして評価したol)指
での切り易さ治貝も用いずに両手の指先だけで容易K美
麗に幅方向に切れるものを○とし、切ることが困難なも
のを×とした。
2)切り口の直線性 上記の切り易さの試験において、幅方向に直角K切れ、
しかも切断面が直線状に切れている場合を○とし、伸び
てしわに左つたり斜めに切れたりした場合を×とした。
実施例から明らかなように本発明の剥離フィルムは支持
体物性が前記の物性範囲にあるので、マスキング用両面
テープのセパレーターとして使用して、指先で切っても
容易に且つ幅方向にまつすぐ切ることができる事実が顕
著である。以上説明した如く、本発明の剥離フィルムを
、マスキング用両面テープのセパレーターとした場合、
指先で容易に切れ、しかも切り口が幅方向にまつすぐ切
れるので作業性が向上するという特徴を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 衝撃的端裂抵抗が200g以下であり、縦方向の引
    張り強度が1kg/mm^2以上であり、且つ縦方向の
    衝撃強度が2kg/mm^2以上であるという物性を有
    する結晶性ポリオレフインフイルムの少なくとも一面に
    剥離層を設けてなる剥離フイルム。
JP54078911A 1979-06-21 1979-06-21 剥離フィルム Expired JPS6037795B2 (ja)

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JPS562166A JPS562166A (en) 1981-01-10
JPS6037795B2 true JPS6037795B2 (ja) 1985-08-28

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JPH0425103Y2 (ja) * 1986-06-30 1992-06-15
JPH0425102Y2 (ja) * 1986-08-29 1992-06-15

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JPS562166A (en) 1981-01-10

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