JPS603655Y2 - 回転電機の複流形密封油処理装置 - Google Patents

回転電機の複流形密封油処理装置

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JPS603655Y2
JPS603655Y2 JP919480U JP919480U JPS603655Y2 JP S603655 Y2 JPS603655 Y2 JP S603655Y2 JP 919480 U JP919480 U JP 919480U JP 919480 U JP919480 U JP 919480U JP S603655 Y2 JPS603655 Y2 JP S603655Y2
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pump
conduit
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JP919480U
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JPS56110775U (ja
Inventor
穆親 金坂
Original Assignee
三菱電機株式会社
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、回転電機に封入された冷却ガスを軸封する
密封器に密封油を供給する複流形密封油処理装置の改良
に関するものである。
従来、この種の装置として第1図に示すものがあった。
図は概略系統図で、1は水素ガスを機内に封入して冷却
されるタービン発電機、1aは回転子、2,3はタービ
ン発電機1内に封入された水素ガスが軸貫通部から大気
へ漏出するのを防止するための密封器である。
なお、この密封器の外端側にあって回転子1a軸を支持
する一対の軸受は、図示を略している。
4は密封器2,3内へ密封油を供給するための空気側密
封油ポンプ、5はこの空気側密封油ポンプ4が万一故障
した場合の支援用として設けられている非常用密封油ポ
ンプ、6は支援油圧源として、タービン側の高圧油供給
のポンプ(図は略す)から供給される高圧油を通す高圧
油導管、6aはこの高圧油導管から分岐された圧油導管
、7はこの高圧油を受けて密封器2,3へ必要な密封油
圧を供給するための補給調整弁、8は空気側密封油ポン
プ4.非常用密封油ポンプ5及び補給調整弁7から密封
器2,3内に空気側(軸端側寄り)位置へ必要な油圧を
供給する空気側の密封油導管、9は密封器フロートポン
プで、タービン発電機1内の高い水素ガス圧により密封
器2,3が軸端側(大気側)に押されるのを防ぐために
、空気側密封油導管8から分岐して空気側密封油圧より
高い圧油を密封器2,3の軸端側(機外側)端面部に供
給し、中立の位置に維持させる。
9aは密封器フロートポンプ9の出口側からの圧油導管
、10は空気側密封油、密封器フロート油及び軸受(図
は略す)の潤滑油が一諸になって戻る排油導管、11は
排油を一時滞留させて油中の空気やガスを抜いた後、タ
ービン側に戻すようにしたり、複流形密封油処理装置へ
空気側密封油の必要量を送り込むためのループシールタ
ンク、12はタービン側に軸受潤滑油を戻す主排油管、
13は空気側密封油ポンプ4又は非常用密封油ポンプ5
が密封器2,3へ必要な密封油圧(規定差圧)を自動的
に調節して供給するための差圧調整弁、14,15,1
6,17は逆止弁で、空気側密封油ポンプ4.非常用密
封油ポンプ5又は補給調整弁7のいづれかが運転されて
いる時、他のそれぞれの相手方の出口導管を閉じる必要
があるのを自動的に行なうために設けられている。
18は空気側密封油導管の回路に設けられたレリーフ弁
、19.20は空気側密封油ポンプ4及び非常用密封油
ポンプ5を、タービン発電機1の運転中に何らかの理由
で点検する必要が生じた場合にポンプを停止させた側の
回路を閉じ、短時間の点検ができるように設けた曲用弁
、21は密封器2,3の水素側へ密封油を供給するため
の水素側密封油ポンプ、22はこの水素側密封油ポンプ
から密封器2,3内に水素側(機内側寄り)位置へ必要
な機内側の密封油圧を供給する水素側密封油導管、23
は逆止弁、24はレリーフ弁、25は密封器2,3へ空
気側密封油圧と水素側密封油圧を等しく制御して供給す
るための均圧弁である。
26は密封器2,3から水素側密封油ポンプへ戻すため
の水素側排油導管、27はこの水素側排油導管26から
の排油を受入れ、所定油面高さにため、排油中に混入し
てきた水素ガスを上方の空所に集め、外部に漏出しない
ようにする水素側油均し箱である。
この油均し箱内にためられ水素抜きされた密封油は下方
から水素側密封油ポンプ21へ供給される。
油均し箱27内には2個のフロート弁37,38が設け
られ、それぞれ上部にフロート37a、38aを連結し
である。
水素側密封油の配管系統の油漏れなどにより、油均し箱
27へ戻される密封油の油量が減少すると油面が低下す
る。
すると、フロート37aが油面につれて下降しフロート
弁37を開き、空気側密封油導管8から密封油が補給さ
れた油面を上昇させる。
こうして所定の油面高さに戻ると、フロート弁37が閉
じる。
また、油均し箱27へ戻される水素側密封油が増加する
と、油面が上昇する。
すると、フロート38aが上昇しフロート弁38が開き
、空気側密封油戻り管36へ流出させる。
こうして油面が所定高さに下がると、フロート弁38が
閉じる。
このように、フロート弁37.38により油均し箱27
の油面ば所定高さに調整される。
28は密封器フロートポンプ9の供給油圧が何らかの不
具合で上昇したときに、導管を保護するため弁を開き油
圧が下がるようにするためのレリーフ弁、29.30.
31は密封器フロート回路にそれぞれ設けられた逆止弁
であり、密封器2.3を安定した状態に維持するため、
常に密封圧油の供給が必要であるが、供給系統の事態に
応じ自動的に作動し供給系統を切換え、供給が続行され
るようにしている。
すなわち、密封器フロートポンプ9が事故で停止したと
きは、逆止弁29が自動的に開となり空気側密封油が密
封器フロート油導管33側へ支援供給される。
また、逆止弁31は密封器フロートポンプ9が運転され
その油圧がかかつているときは閉となっているが、フロ
ートポンプ9が事故で停止し、しかも、支援として空気
側密封油より高い圧油が必要となったとき、曲用弁32
を開き高圧油導管6からの高圧油を導入すると、自動的
に開となり密封器2,3へ圧油が供給される。
このように、支援の高圧油が密封器フロート油導管33
を経て供給されているときは、正常時は開かれていた逆
止弁30は自動的に閉となり、フロートポンプ9側への
逆流を防ぐ。
フロートポンプ9が運転再開されると、この供給圧油に
より自動的に逆止弁30は開に復し、逆止弁31は自動
的に閉に復帰して高圧油導管6からの高圧油の供給を止
める。
油圧弁32は次のために設けられである。
密封器フロートポンプ9が事故、例えば停電で停止した
場合、直ちに空気側密封油導管8からの密封油が逆止弁
29を通って供給される。
この密封油圧はフロートポンプ9による油圧より低く、
このため、これまで軸方向に対し中立位置にあった密封
器2,3は水素ガス圧により軸端側に押圧移動される。
油圧変動とこの移動により密封器2,3に振動が発生す
ることがあり、今まで一定の小振動であった回転子2の
振動が増大する傾向になることがある。
このような場合、油相弁32を開きフロートポンプ9の
場合の油圧と同一油圧に調整して供給する。
33は密封器フロートポンプ9からの圧油導管9a及び
高圧油導管6からの圧油導管6aに接続され、フロート
圧油を密封器2,3に導く密封器フロート油導管である
次に動作について説明する。
タービン発電機1内に封入されているガスが大気側へ漏
れるのを防ぐため、正常運転時は機内のガス圧より高く
規定された密封油圧(差圧)を密封器2,3へ供給でき
るように差圧調整弁13を作動させ、空気側密封油ポン
プ4を規定の値で運転している。
何らかの原因で空気側密封油ポンプ4で供給する油圧が
なくなれば、差圧調整弁13を動作させている密封油圧
(差圧)より若干低い密封油圧を密封器2.3へ供給で
きるように、自動的に補給調整弁7を作動させタービン
側からの高圧油導管6を経てタービン側ポンプ(図は略
す)が作動している間は機内冷却ガスを放出することな
く密封を継続することができるようにしている。
さらに、タービン側の油圧がなくなった場合は、非常用
密封油ポンプ5が作動するようにしている。
こうして、タービン発電機1内の冷却ガスがいついかな
る場合でも大気側へ漏出することのないように、差圧調
整弁13及び補給調整弁7等を自動的に作動させ各種の
支援手段を有効に利用してタービン発電機1の運転の安
全をはかつている。
水素側密封油ポンプ21が停電などの事故により機能を
停止すると、水素側密封油系統の密封油の流通は止まる
が、密封器2,3には高圧油系統からの密封油が空気側
密封油導管8と密封器フロート油導管33とから供給さ
れ、軸貫通部の密封を維持し、機内ガスの外部漏出を防
止する。
このときは、排出する密封油に混入する水素量が増し、
ループシールタンク11へ持去られることになるので、
短時間ではあるが水素消費量の増加となる。
従来の密封油処理装置は以上のように構成されているの
で、各ポンプ用電動機の交流電源が停電した場合、非常
用ディーゼル発電機の始動によりこの交流電源に切換え
られ、各ポンプが運転を再開するようにしている。
このうち、フロートポンプ9が運転再開し油圧が正規値
に復帰するまでの間は、密封器フロート油には、高圧油
導管6からの高圧油が空気側密封油導管8を通り、逆止
弁29を経て供給されるので、正規の密封器フロート油
圧より低く、密封器2,3が安定しないことがある。
そのため短時間ではあるが、支援用として高圧油を供給
してやるため、油用弁32を開にする必要があり、操作
室から現場へ連結するか、または装置の場所に行くかし
て、短時間で調整しなければならず、発電機運転に不安
定な状態を生ずる不具合があった。
この考案は、上記のような従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、密封器フロートポンプ出口側か
らの圧油導管と密封器フロート油導管の接続部近傍にア
キュームレータを接続することにより密封器フロートポ
ンプの駆動電動機の電源を切換えた隙に生ずる油圧の変
動を吸収し、安定した油圧を供給できるようにした密封
油処理装置を提供することを目的としている。
第2図はこの考案の一実施例を示す装置の概略系統図で
あり、1〜33.6a、9aは上記従来装置と同一のも
のである。
34は密封器フロートポンプ9の出口側から逆止弁30
を経た圧油導管9aと密封器フロート油導管33との接
続部近傍に接続されたアキュームレータで、35はこの
アキュームレータを運転中に点検できるように取付けた
油用弁である。
上記アキュームレータ34は油圧緩衝油タンクの一種で
あり、タンクの上半部に空気室を形成している。
これにより、密封器フロート油導管33の油圧が上がる
と空気室の空気を圧縮して蓄勢しておき、フロート油導
管33の油圧が下がると放勢して加圧し、圧力補償する
ように作用し、管内の油圧の変動幅を小さくする。
上記のように構成された一実施例による装置は、常時は
機内ガス圧より高く規定された密封油圧(差圧)を密封
器2,3へ供給できるように運転しており、密封器フロ
ート油導管33からのフロート圧油は密封器2,3を平
衡させて発電機軸振動値が正常となるように、空気側密
封油圧より若干高い油圧に設定しである。
しかし、密報器フロート油圧を供給するために運転され
ている密封器フロートポンプ9駆動電動機の交流電源が
喪失し、非常用ディーゼル発電機による交流電源に切換
えられて、密封器フロートポンプ9が再び運転を始める
までの間は、空気側密封油導管8から逆止弁29を経て
密封器2,3へ空気側密封油圧が切換わって供給される
が、密封器2,3のフロート油圧を何段もの切換えるこ
とにより、密封器2.3が軸方向に対する、安定した中
立位置から軸端側へ移動し、このため傾斜して不安定な
姿勢になり振動を発生することがある。
これがタービン発電機1の回転子1aの軸部に直接衝撃
を与え、軸振動値を増大させることがある。
しかし、密封器フロートポンプ9の運転再開により密封
器フロート油圧が正規に回復するまでの間の圧力低下ヲ
、アキュームレータ34により加圧補償し、油圧の変動
幅を小さくしており、密封器2,3の軸方向移動を抑制
し振動発生を防止する。
これにより、回転子1aの振動に影響を与えず、タービ
ン発電機1が安全に運転を続けることができる。
なお、上記実施例ではタービン発電機の場合について説
明したが、ガス冷却し密封油処理装置を必要とする回転
電機に適用でき、上記実施例と同様の効果を奏する。
以上のようにこの考案によれば、密封器フロートポンプ
出口側からの圧油導管と密封器フロート油導管の接続部
近傍にアキュームレータを接続したので、密封器フロー
トポンプ駆動電動機の電源切換えのときに生ずるフロー
ト油圧の低下による不具合が防止され、必要とする密封
油圧が確保され、回転電機運転の信頼性が高くなる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のタービン発電機の密封油処理装置の概要
を示す系統図、第2図はこの考案の一実施例による密封
油処理装置の概要を示す系統図である。 1・・・・・・タービン発電機、1a・・・・・・回転
子、2゜3・・・・・・密封器、4・・・・・・空気側
密封油ポンプ、5・・・・・・非常用密封油ポンプ、6
・・・・・・高圧油導管、6a・・・・・・圧油導管、
9・・・・・・密封器フロートポンプ、9a・・・・・
・圧油導管、30・・・・・・逆止弁、33・・・・・
・密封器フロート油4f、34・・・・・・アキューム
レータ、35・・・・・・油用弁。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機内に封入されたガスにより冷却される回転電機の回転
    子軸の貫通部に装着された密封器内へ機内側寄り位置に
    、水素側密封油ポンプによる密封油を供給するとともに
    、上記密封器内へ軸端側寄り位置に、空気側密封油ポン
    プによる密封油゛を供給し、かつ、上記密封器の軸端側
    端面部に密封器フロートポンプによるフロート圧油を供
    給し、上記密封器を軸方向に対し中立位置に安定させ、
    さらにこれら空気側密封油及びフロート圧油の圧油系統
    をタービン側からの高圧油系統により支援できるように
    し、上記機内の冷却ガスを上記回転子軸の貫通部から漏
    出しないように軸封する密封油処理装置において、上記
    密封器フロートポンプの出口側からの圧油導管と密封器
    フロート油導管との接続部近傍に接続されたアキューム
    レータを備え、上記密封器フロートポンプの駆動電動機
    の電源切換え時に生ずるフロート油圧の低下を補償する
    ようにしたことを特徴とする回転電機の複流形密封油処
    理装置。
JP919480U 1980-01-28 1980-01-28 回転電機の複流形密封油処理装置 Expired JPS603655Y2 (ja)

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JPS56110775U JPS56110775U (ja) 1981-08-27
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