JPS6036252B2 - 厚削り節の製造方法 - Google Patents
厚削り節の製造方法Info
- Publication number
- JPS6036252B2 JPS6036252B2 JP56141384A JP14138481A JPS6036252B2 JP S6036252 B2 JPS6036252 B2 JP S6036252B2 JP 56141384 A JP56141384 A JP 56141384A JP 14138481 A JP14138481 A JP 14138481A JP S6036252 B2 JPS6036252 B2 JP S6036252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bonito flakes
- flakes
- thick
- bonito
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蒸煮処理工程を含まない厚削り節の製造方法に
関する。
関する。
従来、削り節はかつお節や雑節を蒸煮してしめりを与え
適度に軟化させ削り機にかけて製造されてきた。
適度に軟化させ削り機にかけて製造されてきた。
蒸煮処理は削り工程における粉末の発生を少〈して歩留
りを良くし、削り節に光沢を与えて商品価値を高め、さ
らに殺菌効果があるが、節類に含まれる香りやエキス分
の飛散・抽出を生じ公害問題を生ずるおそれがある。ま
た蒸煮を行なわず高周波加熱を利用する削り節の製造方
法が知られているがこの方法は薄削り節の製造に適用で
きるけれども厚削り節の製造には適用されない。厚さ0
.4〜0.5帆など厚さの薄い削り節ほどだしとりに要
する時間が短縮されるけれども、一般のそば店では1側
程度の厚削り節が好まれ、長時間、長いものは2時間も
、煮沸してだしとりをすることが良く知られている。ま
た薄削りでは粉末化が多くなって歩蟹りの低下するおそ
れがあり、削り時間、高ばりの点から0.8〜1肋程度
の厚削りが行なわれている。
りを良くし、削り節に光沢を与えて商品価値を高め、さ
らに殺菌効果があるが、節類に含まれる香りやエキス分
の飛散・抽出を生じ公害問題を生ずるおそれがある。ま
た蒸煮を行なわず高周波加熱を利用する削り節の製造方
法が知られているがこの方法は薄削り節の製造に適用で
きるけれども厚削り節の製造には適用されない。厚さ0
.4〜0.5帆など厚さの薄い削り節ほどだしとりに要
する時間が短縮されるけれども、一般のそば店では1側
程度の厚削り節が好まれ、長時間、長いものは2時間も
、煮沸してだしとりをすることが良く知られている。ま
た薄削りでは粉末化が多くなって歩蟹りの低下するおそ
れがあり、削り時間、高ばりの点から0.8〜1肋程度
の厚削りが行なわれている。
厚削り節を蒸煮工程なしで製造するのは焼き節以外では
不可能視されており、焼き節によるときは大量生産に不
向きで、またこげつき臭のつくおそれがあり一般的に利
用されていない。本発明は厚削り節の製造において蒸煮
工程を排除して蒸煮に伴なう公害問題の発生を低減し、
作業工程を簡素化して製造コストを低下させることを目
的とする。
不可能視されており、焼き節によるときは大量生産に不
向きで、またこげつき臭のつくおそれがあり一般的に利
用されていない。本発明は厚削り節の製造において蒸煮
工程を排除して蒸煮に伴なう公害問題の発生を低減し、
作業工程を簡素化して製造コストを低下させることを目
的とする。
本発明の厚削り節の製造方法は、節類を水に浸潰した後
ねかして水分を内部に鯵透させ、次いで熱風処理して削
り機にかけることを特徴とする。
ねかして水分を内部に鯵透させ、次いで熱風処理して削
り機にかけることを特徴とする。
節類にはかつお節及びさ‘ま節、そうだ節、さんま節な
どの雑節が含まれる。これらの節類はまず、かび付きの
まま水に浸潰される。浸債時間は10分以内であり、長
すぎるとエキス分が浸出するので余り長時間の浸債は避
けることが好ましい。次いで節を水から引揚げて水洗し
、水を切りねかせる(なお、冬季におけるねかしの際は
、覆いをすることが予期しない過度の乾燥を防ぐ意味で
効果的である)。ねかいま水分を節の内部に浸蕗させる
もので、室温で少くとも1氏寺間、通常約1虫篭間行な
われる。ねかした節は次いで熱風処理される。通常熱風
乾燥装置を用い、120℃の熱風を約10〜15分間吹
付ける。節は節間に熱風が通過するように重なり合わな
いように配置される。温度が120つ○を超えるとこげ
つきが発生することがあるので避けることが好ましい。
熱風処理した節は、次いで削り機にかけて所望の厚さの
厚削り節を製造する。削り機は慣用のものが使用され、
熱風処理後熱い中に削ったものは蒸煮工程を経たものに
劣らぬ光沢とエキス分の多い良質の厚削り節が、良好な
製品歩留りで得られる。本発明によれば、厚削り節の製
造において蒸煮工程が排除されるので工程が簡素化され
、製造コストが低下される。
どの雑節が含まれる。これらの節類はまず、かび付きの
まま水に浸潰される。浸債時間は10分以内であり、長
すぎるとエキス分が浸出するので余り長時間の浸債は避
けることが好ましい。次いで節を水から引揚げて水洗し
、水を切りねかせる(なお、冬季におけるねかしの際は
、覆いをすることが予期しない過度の乾燥を防ぐ意味で
効果的である)。ねかいま水分を節の内部に浸蕗させる
もので、室温で少くとも1氏寺間、通常約1虫篭間行な
われる。ねかした節は次いで熱風処理される。通常熱風
乾燥装置を用い、120℃の熱風を約10〜15分間吹
付ける。節は節間に熱風が通過するように重なり合わな
いように配置される。温度が120つ○を超えるとこげ
つきが発生することがあるので避けることが好ましい。
熱風処理した節は、次いで削り機にかけて所望の厚さの
厚削り節を製造する。削り機は慣用のものが使用され、
熱風処理後熱い中に削ったものは蒸煮工程を経たものに
劣らぬ光沢とエキス分の多い良質の厚削り節が、良好な
製品歩留りで得られる。本発明によれば、厚削り節の製
造において蒸煮工程が排除されるので工程が簡素化され
、製造コストが低下される。
また、蒸煮によるエキス分や香りの飛散がなく環境汚染
を低下することができる。本発明の方法は焼き節のよう
なこげつき臭のない製品を生産性良く製造することがで
きる。実施例かび付のごば節lkg(20〜25本)を
10分間水に浸潰し、洗浄し、水切りした後覆いをし、
約1虫時間ねかした。
を低下することができる。本発明の方法は焼き節のよう
なこげつき臭のない製品を生産性良く製造することがで
きる。実施例かび付のごば節lkg(20〜25本)を
10分間水に浸潰し、洗浄し、水切りした後覆いをし、
約1虫時間ねかした。
次に不二パウダル株式会社製、箱型乾燥機(並行流型。
5雌S型)に幾分間隔をあげて配置して12000の熱
風を10分間吹付けた。
5雌S型)に幾分間隔をあげて配置して12000の熱
風を10分間吹付けた。
その後熱い中に削り機にかけて厚さ1側の削り節を製造
した。製品940夕が得られ、生じた粉末は66夕であ
った。得られた削り節15夕を沸騰を続けだし汁250
ccを得た。
した。製品940夕が得られ、生じた粉末は66夕であ
った。得られた削り節15夕を沸騰を続けだし汁250
ccを得た。
得られただしを室温29q0、液温度2がCでアタゴ手
持屈折計によって測定したところエキス濃度は0.9%
であった。比較例 実施例と同様のかび付さば節lk9を水洗し、20分間
蒸気処理した後前記箱型乾燥機中で120qoの熱風で
1び分間乾燥し、削り機にかけて厚さ1柵の削り節を製
造した。
持屈折計によって測定したところエキス濃度は0.9%
であった。比較例 実施例と同様のかび付さば節lk9を水洗し、20分間
蒸気処理した後前記箱型乾燥機中で120qoの熱風で
1び分間乾燥し、削り機にかけて厚さ1柵の削り節を製
造した。
製品は932タ得られ、生じた粉末は50夕であった。
実施例と同様にだしをとり、エキス分を測定したところ
エキス濃度は0.8%であった。
実施例と同様にだしをとり、エキス分を測定したところ
エキス濃度は0.8%であった。
上記実施例にみられるように本発明の厚削り節の製造方
法は製品歩留りが良好でエキス濃度が高い。
法は製品歩留りが良好でエキス濃度が高い。
Claims (1)
- 1 節類を水に浸漬した後ねかして水分を内部に滲透さ
せ、次いで熱風処理することを特徴とする厚削り節の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56141384A JPS6036252B2 (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 厚削り節の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56141384A JPS6036252B2 (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 厚削り節の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5843738A JPS5843738A (ja) | 1983-03-14 |
JPS6036252B2 true JPS6036252B2 (ja) | 1985-08-19 |
Family
ID=15290737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56141384A Expired JPS6036252B2 (ja) | 1981-09-07 | 1981-09-07 | 厚削り節の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036252B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61247334A (ja) * | 1985-04-25 | 1986-11-04 | Nakagawa Tekkosho:Kk | 削り節の製造方法及び装置 |
JPS6374445A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-04 | Marutomo Kk | 削り節用魚節の製造方法 |
-
1981
- 1981-09-07 JP JP56141384A patent/JPS6036252B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5843738A (ja) | 1983-03-14 |
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