JPS603589B2 - 水槽付天板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流し台、洗面台等に用いられる水槽付天板に関
するもので、水槽の取付けと確実化することを目的とし
たものである。

以下その実施例を図面とともに説明する。

１はパーチクルボ−ド等の多孔質基板２と、この上面に
配したメラミン等の化粧板３とからなる天板で、この中
央にはくり抜き穴４が設けられている。

５は夫板１のくり抜き孔木口面６に設けた凹所で、木口
面６全周にわたって設けられている。

７は前記木口面６と交差する夫板１の裏面８に設けた凹
所で、この凹所７は前記凹所５と同じく、くり抜き穴４
の全周に対応して設けられている。

９はくり抜き穴４に競合させた水槽で、そのフランジ１
川ま凹所５内に挿設させている。

１１は夫板１と水槽９とを結合一体化する熱硬化性樹脂
材で、接着性のあるポリウレタン、ポリエステル、ェポ
キシ等の合成樹脂を用いてある。

この熱硬化性樹脂材１１は、図示しないが金型上に天板
１木口面の凹所５に水槽９のフランジ１０を挿設した後
、夫板１のくり抜き孔４と水槽９との間に流し込んで硬
化させてあり、この硬化により水槽９と夫板，との両者
を結合し、これらを一体化する。

このとき、この熱硬化性樹脂材１１は夫板１の主体とな
っているパーチクルボード２のチップ間に膨潤侵透する
とともに水槽９のフランジ１０‘こその接着性‘こよっ
て接着し、上記両者１と９を強固に結合する。しかも上
記熱硬化性樹脂材１１は大口面６に設けた凹所５に入り
込んで硬化するのでその結合がより強固となる。そして
、その強固部分で水槽９を支持懸架するようにしてある
ので水槽等が脱落するような心配がない。また水槽９と
夫板１とを熱硬化性樹脂１１にて一体化する際、水槽９
のフランジ１０を夫板１の凹所５に挿設することで水槽
の取付け位置が決定できるので、その分の生産性が向上
する。なお夫板１の裏面８に設けた凹所に熱硬化性樹脂
材１１を入り込ませているのは、熱硬化性樹脂材１１の
収縮を阻止して天板１からの離脱を防止するためである
。このように本発明によれば、夫板と水槽との取付けが
極めて強固に行なえるので外力でもつて夫板と水槽とが
離脱するというような心配もなく、また天板と水槽とを
熱硬化性樹脂材にて一体化する際、水槽は夫板に仮固定
されるのでその生産性が極めてよくなる等、その工業的
価値は大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す要部断面図である。 １・・・・・・夫板、５…・・・凹所、６・・・・・・
木口面、１０・・・・・・水槽、１１・・・・・・熱硬
化性樹脂材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 天板のくり抜き穴部分に水槽を取付けた水槽付天板
   において、前記くり抜き穴の木口面に凹所を形成し、こ
   の凹所に前記水槽のフランジ部を挿設し、天板と水槽と
   の間に熱硬化性樹脂材を注入硬化するとともに、前記凹
   所に熱硬化性樹脂材の一部を侵入させこれを硬化させて
   天板と水槽とを一体に結合してなる水槽付天板。