JPS6035319Y2 - テレビジヨン受像機の水平出力回路 - Google Patents

テレビジヨン受像機の水平出力回路

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JPS6035319Y2
JPS6035319Y2 JP1977035812U JP3581277U JPS6035319Y2 JP S6035319 Y2 JPS6035319 Y2 JP S6035319Y2 JP 1977035812 U JP1977035812 U JP 1977035812U JP 3581277 U JP3581277 U JP 3581277U JP S6035319 Y2 JPS6035319 Y2 JP S6035319Y2
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JP
Japan
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horizontal output
circuit
capacitor
output circuit
voltage
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JP1977035812U
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JPS53130927U (ja
Inventor
政博 醤野
宏 吉田
基司 田原
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機に於いて、水平出力回路の
フライバックトランスを利用してその水平出力回路の動
作電源よりも低電圧の直流電圧を得るための回路に関す
る。
ヨーロッパやオーストラリア等では商用交流電圧が20
0〜240Vであるため、斯る交流電源を使用するテレ
ビジョン受像機では、近年非常に高耐圧(2500p−
、V程度)の水平出力用トランジスタが実現したことや
電源回路及びフライバックトランスの設計が容易となる
等の点から、水平出力回路の動作電源には前記交流電源
を直接整流して得た200〜240Vの直流電圧を使用
すことが望ましい。
ところが、テレビジョン受像機内には、これよりも低い
動作電圧を必要とする回路、例えば18Vを必要とする
チューナ、映像回路、及び音声回路系と、170V程度
を必要とするカラー出力回路等がある。
そこで、これら18V、 170V等の水平出力回路の
動作電源よりも低電圧の直流電圧はフライバックトラン
スから取り出すようにしている。
即ち、第1図は斯様に構成された従来の水平出力回路を
示し、1は水平ドライブ回路、2は水平出力トランジス
タ、3はダンパーダイオード、4は共振コンデンサ、5
は水平偏向コイル、6は5字補正コンデンサ、1はフラ
イバックトランス、8はその1次巻線、9は電流制限用
抵抗、10は上記トランス1の高圧用の2次巻線、11
は高圧整流回路、12は上記トランス1の低圧(即ち1
8V及び170V)用の3次巻線であり、170Vの直
流電圧は1次巻線8の端子a、 b間と3次巻線12の
端子d、 f間の巻線比に応じた波高値の正極性のフ
ライバックパルスイをダイオード13とコンデンサ14
で整流平滑して得ており、18Vの直流電圧は上記端子
a、 bと3次巻線12の端子f、 g間の巻数比に応
じた波高値の負極性のフライバックパルス口の正電位部
分をダイオード15とコンデンサ16で整流平滑して得
ている訳である。
尚、図中ハは3次巻線12の端子eから取り出される正
極性のパルスであり、これはブランキングパルスとして
使用される。
扱で、斯る従来例に於いては、18Vは負極性パルスの
走査期間Tsに相当する正電位部分を平滑して得ている
ので、水平周期のリップルが少なく、且つ2次巻線10
に流れる受像管アノード整流Ibの影響も受けにくいた
め、比較的安定しているが、170Vは正極性パルスの
帰線期間Trを平滑して得ているので、水平周期のリッ
プルが比較的多く、且つ前記ビーム電流の影響を受けや
すく、極めて不安定である。
このため、170Vも18Vと同様に負極性パルスの正
電位部分を平滑して得るようにすることも考えられるが
、その際には電圧が170Vと高いから、その負極性パ
ルス取り出しのための巻数は端子d、 f間の巻数よ
りもずっと多くなり、このことは単にフライバックトラ
ンスの小型化及び低廉化を妨げるばかりでなく、3次巻
線12の巻数増加による1次2次間の結合が弱くなって
漏洩インダクタンスが増加するので、2次巻線10の高
調波同調の設計がしにくくなると云うことも意味する。
そこで、本考案は斯る欠点を解消するようにしたもので
あり、以下その詳細を説明する。
第2図及び第3図は本考案水平出力回路の異なる実施例
をそれぞれ示し、この各回路は第1図との対応部分には
同一図番を付して説明を簡略に行うのが特徴とするとこ
ろは次の点である。
即ちフライバックトランス1の1次巻線8に中間タップ
Cを設け、この1次巻線Bの中間タップCと低電位側端
子すとの間にスイッチングダイオード17と充放電コン
デンサ18及びその放電用抵抗19が図示のように直接
(第2図の場合)或いは電流制限用抵抗9を介して(第
3図の場合)接続して接続点Jから170Vを得るよう
になし、その際上記C,D間の巻数は、中間タップCに
第4図に示す如き正極性のフライバックパルスが現われ
るように、一次巻線8の両端子a、b間との巻数比を考
慮して決めるようにした点である。
第5図は第2図の回路の動作を説明するための等価回路
図で、同図で図番20は直流170vが供給される負荷
回路(例えばカラー出力回路)のインピーダンスを表わ
し、その他のものは第2図と全く同一のものである。
この第5図に於いて、水平の走査期間Tsでは第4図に
示されるように中間タップCの電位は+220Vよりも
低くなっているためスイッチングダイオード17はオン
となって、その導通電流が図示実線のループで流れて充
放電コンデンサ18が充電され、その両端子間電圧は5
0Vとなり、従って1点と接地間の電位差は略170v
となる。
次に帰線期間Trでは、中間タップCの電位は220v
よりも高いためスイッチングダイオード17はオフとな
るので、充放電コンデンサ18は+220Vの直流電源
から図示破線のループで更に充電が進もうとするが、一
方では上記コンデンサ18に蓄えられた電荷は図示一点
鎖線のループで放電される。
そこで、この放電電流(一点鎖線)が破線の充電電流に
等しいか少許大きくなるように放電用抵抗19の値を負
荷インピーダンス20の値を考慮して適切に選定してお
けば、コンデンサ18の両端間電圧の変化は第4図の破
線で示すようにごく僅かとなり、従って1点からは略一
定(170V)の直流電圧が得られる訳である。
なお、第3図の回路の動作も斯る第2図の回路と同一で
あるのは容易に理解されよう。
第2図の回路の具体的仕様の一例を参考までに示すと、 a、 b間の巻数=1857s b、 c間の巻数=f
fr コンデンサ18の容量値=4.7μF 抵抗19の値=2.2にΩ、抵抗20の値=8.5にΩ であり、この仕様のものについて実験を行ったところ、
受像管アノード電流がOmAと1.2rr1Aの各場合
に於ける1点の出力電圧(170V)の差は約1vであ
り、極めて変動の小さいことが分る。
なお、ちなみに、第1図の従来方式では、d、f間の巻
数は約茨「となり、この時のアノード電流に対する上記
と同様の変動は約20V程度もあり、実用上困難なもの
であった。
また、3次巻線の負極性パルスを平滑する方法では、第
1図のものよりもアノード電流に対する変動は若干小さ
くなるが、その際には、3次巻線に必要とする巻数は約
145Tと非常に多くなる。
以上詳述した如く本考案に依れば、フライバックトラン
スの一次巻線に中間タップを設けるだけで、水平出力回
路の動作電源より若干低電圧の直流電圧を得ることがで
き、その際1次巻線に発生する正極性パルスの負電位部
分を利用するようにしているので、高圧用の2次巻線を
流れるビーム電流の影響を殆んど受けず極めて安定した
電圧が得られ、また3次巻線の巻数増加によるフライバ
ックトランスの小型化、低廉化を妨げず、更に2次巻線
に発生する高圧に高調波同調をさせる際の設計が面倒に
なることもなく、テレビジョン受像機の水平出力回路に
実施して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の水平出力回路を示す回路図、第2図及び
第3図は本考案水平出力回路の異なる実施例をそれぞれ
を示す回路図、第4図はその動作説明のための波形図、
第5図は第2図の回路を説明するための等価回路図であ
る。 1・・・・・・水平出力トランジスタ、7・・・・・・
フライバックトランス、訃・・・・・1次巻117・・
・・・・スイッチングダイオード、18・・・・・・充
放電コンデンサ、19・・・・・・放電用抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高電位側端子が水平出力トランジスタの出力電極に接続
    されるフライバックトランスの1次巻線に正極性パルス
    を得る中間タップを設け、該中間タップにスイッチング
    ダイオードのカソードを接続し、該ダイオードのアノー
    ドと前記1次巻線の低電位側端子との間に充放電コンデ
    ンサと該コンデンサの放電抵抗を並列に接続すると共に
    、前記低電位側端子に直流電源を接続し、前記コンデン
    サと抵抗の並列回路と前記アノードの接続点から前記直
    流電源よりも低電圧の直流電圧を得るようにした事を特
    徴とするテレビジョン受像機の水平出力回路。
JP1977035812U 1977-03-23 1977-03-23 テレビジヨン受像機の水平出力回路 Expired JPS6035319Y2 (ja)

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JPS53130927U JPS53130927U (ja) 1978-10-17
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