JPH1169812A - Crt用電源装置 - Google Patents

Crt用電源装置

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JPH1169812A
JPH1169812A JP22278997A JP22278997A JPH1169812A JP H1169812 A JPH1169812 A JP H1169812A JP 22278997 A JP22278997 A JP 22278997A JP 22278997 A JP22278997 A JP 22278997A JP H1169812 A JPH1169812 A JP H1169812A
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JP
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voltage
power supply
supply device
crt
output voltage
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JP22278997A
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Takao Kawaguchi
▲たか▼夫 川口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力電圧のリップルを低減して垂直偏向電圧
のリニアリティを保持し、表示画面の上下の表示つまり
をなくしたCRT用電源装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 出力電圧の絶対値が同一の正極性と負極
性との電圧出力V+ 、電圧出力V- を供給するコンバー
タトランス11を具備し、負極性出力電圧V- を基準と
して、正極性出力電圧V+ との差分電圧を検出する差分
検出手段14と、前記差分電圧と所定の電圧を比較する
電圧比較手段15とを備え、電圧比較手段15により形
成された比較信号151を絶縁伝達手段16を用いて1
次側に伝達し、コンバータ制御手段17で形成されたオ
ン−オフデュティ信号をスイッチング手段18に印加
し、コンバータトランス11に対する電気エネルギの充
放電をオン−オフさせることにより、2次側へのエネル
ギの伝達を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCRT用電源装置に
関し、特に垂直偏向駆動回路、あるいはコンバーゼンス
補正回路に供する正負の両極性の電源電圧を供給するも
ので、かつ負荷変動の大きいマルチスキャン型の映像装
置に安定した電圧を供給するものである電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の走査方式に対応するマルチ
スキャンタイプの映像表示装置が普及している。CRT
を用いたマルチスキャン型の映像表示装置では、マルチ
スキャン駆動を行うために、垂直偏向駆動周波数として
は、例えば30〜120Hzの範囲内で可変であること
が必要とされている。この垂直偏向駆動においては、垂
直走査のこぎり波電流を電磁偏向コイルに流しているた
め、垂直走査期間の周期で負荷変動が発生する。従っ
て、電源としては、通常は±15Vのものを、加えて±
35V程度のものを必要とし、これらに正負両極の2つ
のコンバータが必要となる。この場合にも、駆動周波数
は大きく変化するものであるので、平均電流負荷につい
ては大きな変化が発生することとなる。
【0003】同じように、コンバーゼンス補正回路につ
いても、垂直偏向駆動周波数が上記の如く変動すること
に加えて、近年、水平偏向駆動周波数についても15k
Hz〜100kHzの範囲での駆動が求められるように
なり、これに伴い使用される、例えば±15Vの正負両
極の電源の出力電流負荷にも大きな変化が生ずるものと
なって来ている。
【0004】このような、複数の安定化された電源を必
要とするマルチスキャン型の表示装置の電源装置におい
て、コンバータ数を低減し、回路を合理化して小型化を
図るためには、例えば、±15Vコンバータあるいは±
35Vコンバータの構成に対して、例えば、高圧発生回
路用の+130V出力、あるいはビデオアウト回路用の
+85V出力を組み合わせて、1コンバータで3出力の
構成が用いられるセットとすることもある。
【0005】この場合、起動直後において電源の安定化
を得、かつ、回路の安全動作のために必要とされる低電
圧回路から高電圧回路への順の起動を行うためには、通
常、低電圧電源の出力電圧をコンバータトランスの1次
側にフィードバックし、このフィードバック制御により
電圧安定化を行っている。そして、電源電圧安定度の必
要とされる高電圧出力に対しては、電圧安定化回路(A
VR,Automatic Voltage Regulator )により、安定化
させているものである。
【0006】以下に、従来の技術による、かかる制御を
行うCRT用電源装置について、第1及び第2の例を示
して説明する。 従来例1.従来の技術の第1の例によるCRT用電源装
置は、正負両極の低電圧を出力電圧とするものである。
図5は、従来の技術による第1のCRT用電源装置の要
部構成を示す図である。図において、51はコンバータ
トランス(スイッチングトランス,ともいう)であり、
その1次側の電圧を電圧変換して2次側電圧として出力
する。521は整流ダイオード、522は平滑コンデン
サであり、コンバータトランス51の正極性側の2次側
コイル51aの出力に対して整流,平滑を行い、正極性
の出力電圧V+を生成する。531は整流ダイオード、
532は平滑コンデンサであり、コンバータトランス5
1の負極性側の2次側コイル51bの出力に対して整
流,平滑を行い、負極性の出力電圧V−を生成する。5
4は電圧検出手段であり、上記コンバータトランス51
の2次側の正極性出力電圧V+を検出する。55は電圧
比較手段であり、電圧検出手段54で検出した出力電圧
V+を所定の電圧と比較して、比較信号551を出力す
る。56は絶縁伝達手段であり、例えばフォトカップラ
で実現され、比較信号551を2次側から1次側へと、
1次側と2次側との間を絶縁して伝達する。57はコン
バータ制御手段であり、絶縁伝達手段56により伝達さ
れた信号に応答して、トランジスタ58を駆動制御し、
コンバータトランス51のスイッチング動作を制御す
る。このようなCRT用電源装置は、通常、スタンバイ
電源を有するものであり、また、コンバータの入力側に
は整流回路部があり、出力側は負荷となるCRTと接続
しているものであるが、本例ではこれらの図示を省略し
ている。また、この種の電源装置は、通常フライバック
方式の回路が用いられる。
【0007】このように構成された、従来の技術による
CRT用電源装置の第1の例について、以下にその制御
の際の動作を説明する。コンバータに、即ちコンバータ
トランス51の1次側巻線51aに、全波整流された入
力電圧Vinが入力されると、コンバータトランス51
は、上記入力電圧Vinを電圧変換して、その2次側巻線
51b1,51b2に、例えば±15Vの正負両極の出
力電圧V+ 、V- を出力する。ここで、正極性出力電圧
V+ は、コンバータトランス51の2次側巻き線51b
1の電圧が整流ダイオード521,平滑コンデンサ52
2により整流,平滑されたものであり、一方、負極性出
力電圧V- は、コンバータトランス51の2次側巻き線
51b2の電圧が整流ダイオード531,平滑コンデン
サ532により整流,平滑されたものである。このよう
にして、1次側→2次側の電圧変換処理が行われ、必要
とされる出力電圧が得られることとなる。
【0008】そして、電圧安定化は次のように行われ
る。電圧検出手段54は、上記のように出力される正極
性出力電圧V+ の電圧を検出し、その検出電圧を電圧比
較手段55に出力する。電圧比較手段55は、上記検出
電圧を所定の電圧、例えば+15Vと比較し、その結果
を比較信号551として出力する。該比較信号551
は、その1次側と2次側との間を絶縁している絶縁伝達
手段56により、絶縁された信号として、コンバータ制
御手段57に伝達される。その後、比較信号551は、
コンバータ制御手段57で演算処理され、その処理出力
により、例えば、パワートランジスタ58を駆動し、こ
れをスイッチング動作させることによって、コンバータ
トランス51の1次側に充放電される電気エネルギをオ
ン−オフさせ、該コンバータトランス51の2次側への
エネルギの伝達が、上記コンバータトランスの2次側出
力の1次側へのフィードバックにより、フィードバック
制御されるものである。
【0009】従来例2.次に従来の技術の第2の例によ
るCRT用電源装置として、出力電圧として高電圧出力
を有するものを示す。図6は、従来の技術の第2の例に
よるCRT用電源装置の要部構成を示す図である。図に
おいて、61はコンバータトランスであり、1次側巻線
61a,2次側巻線61b1,61b2及び高電圧出力
用の第2の2次側巻線61cを有する。63は電圧安定
化手段であり、例えばAVR回路により実現され、コン
バータトランス61の第2の2次側巻線61cの出力
の、整流ダイオード641,平滑コンデンサ642によ
る整流,平滑後の高電圧を安定化させる。他の符号62
1,622,631,632,64,65,66,6
7,68は、図5の従来例1の符号521,522,5
31,532,54,55,56,57と同様のものな
のでここではその説明を省略する。すなわち、本回路で
は、図5の構成に加えて、高電圧出力VH 、例えば、+
130Vの高電圧が出力されるものである。なお、第1
の例と同様に、このようなCRT用電源装置において通
常設けられる、スタンバイ電源、およびコンバータに接
続される入力側の整流回路部および出力側に接続された
負荷については、その図示を略している。また、この種
の電源装置は、通常フライバック方式の回路が用いられ
る。
【0010】従来の技術の第2の例による電源装置にお
いては、第2の2次側巻線61cを設け、かつこれに対
応して、整流ダイオード641,平滑コンデンサ642
を設けたことにより、同一のコンバータトランス61か
ら高電圧出力を得ることができ、かつ電圧安定化手段6
3を設けたことにより、この高電圧出力を、例えば+1
30Vに安定化して出力することができるものである。
その他の動作は、従来の技術の第1の例による電源装置
と同様のものとなる。このように、この従来の技術の第
2の例では、同一のコンバータによって、高電圧出力を
得ることができ、コンバータ数の合理化を図ったものと
なっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図7は、上記の従来例
1、及び2における、電圧、及び負荷電流の波形を表わ
す図である。上記のような構成の従来例1、及び2にお
いては、同一のコンバータ51,61から、例えば+、
−15Vの正負両極の電圧74,75が出力され、これ
を用いて、垂直偏向において垂直走査のこぎり波電流7
1を電磁偏向コイルに流すようにしているため、正負両
極性の出力電圧V+ ,V- 、及び高電圧出力電圧VH に
は、垂直走査期間TVSを周期として、周期的に負荷変動
が発生する。
【0012】すなわち、垂直偏向電圧71は、通常+か
ら−へリニアに電圧を変化させ、電子ビームを傾向させ
る。+のピーク電位は、−側電磁偏向コイルの逆電圧を
回復させるものである。このため、+15Vの負荷電流
波形72(V+ 電流)、−15Vの負荷電流波形73
(V- 電流)は、半周期毎に負荷電流をリニアに変化さ
せ、位相は1/2波長分異なっている。ピーク負荷電流
は、通常〜1A流れ、ボトムの負荷電流IV+ ,IV-
はピーク時の1/3程度であり、大きな負荷変動が生じ
ている。フィードバックをかけている+15Vの電圧波
形74(V+ 電圧)は、0.05Vp-p 程度に電圧安定
化されている。しかし、以上の説明で述べたように、負
荷電流の位相は1/2波長分異なっているので、フィー
ドバックをかけていない−15Vの電圧波形75(V-
電圧)は、〜0.5Vp-p の電圧リップルが発生すると
いう問題を有していた。
【0013】このため、このような従来の装置では、±
15V電源電圧から形成される垂直偏向電圧71の電圧
リニア変化特性が低下し、表示画像の端部の表示が詰ま
ってくるという問題を有していた。すなわち、図示する
ように、垂直偏向電圧71の電圧値が最低値をとる近傍
の部分Aにおいて、リニア性から外れた波形の電圧とな
るものである。これはまた、負荷電流波形73について
も、対応する部分Bにおいてリニア性から外れた波形と
なるものである。
【0014】以上の電圧リップルの影響を防止するため
には、有効電圧範囲以上に出力電圧を上昇させる、すな
わち〜0.5V以上該出力電圧を上げることが必要であ
り、この目的のためには、例えば3端子レギュレータを
用いて電圧の安定化を行うようにすることが考えられ
る。しかるに、このようにすると、例えば1Aの電流を
流す場合、0.5Wの電力を余分に必要とすることとな
り、電源の変換効率が低下するという問題点、そして冷
却用の放熱フィンを大きくしなければならないという問
題点につながることとなる。
【0015】また、上記で説明した、コンバータの合理
化のためにコンバータに高電圧出力用に付加された、例
えば+130Vの電圧波形76(VH 電圧)について
も、±15V出力の負荷変動により、〜5V程度の電圧
リップルが発生する。そこで、電圧安定化手段63によ
り、電圧リップルを0.1Vp-p 以下に抑制するよう電
圧安定化を行っているが、前記〜5V程度の電圧リップ
ルを除去するための電圧安定化手段のロス電力は、高電
圧出力電流が例えば0.3Aであるとすると、1.5W
増加し、このため冷却用の放熱フィンを大きくしなけれ
ばならないという問題があった。
【0016】このように、従来の技術によるCRT用電
源装置においては、出力波形がリニア性から外れること
により、画面表示の歪みが起こるという問題点があっ
た。そして、低電圧については3端子レギュレータによ
り、また、高電圧については電圧安定化手段により、か
かる問題点の解決を図る場合に、それぞれ電源の変換効
率の低下の問題や、冷却用の放熱フィンの大型化の問題
をひき起こすこととなるものであった。
【0017】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ロス電力の増大による変換効率の低下、ある
いは放熱フィンのサイズの大型化を招くことなく、表示
画面の上下の表示つまりを回避することのできるCRT
用電源装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかるCRT用電源装置は、その1次側
より入力した入力電圧を電圧変換し、その2次側に正極
性出力電圧、及び負極性出力電圧を出力するコンバータ
トランスを有するCRT用電源装置であって、上記正極
性出力電圧と上記負極性出力電圧との差の電圧を検出
し、これを差分電圧として出力する差分検出手段と、上
記差分電圧と所定電圧とを比較し、比較信号を出力する
電圧比較手段とを備えたものである。
【0019】また、請求項2にかかるCRT用電源装置
は、請求項1に記載のCRT用電源装置において、上記
比較信号を上記コンバータトランスの1次側にフィード
バックすることにより、上記コンバータトランスの2次
側に出力する電圧を安定化するようにしたものである。
【0020】また、請求項3にかかるCRT用電源装置
は、請求項1または2に記載のCRT用電源装置におい
て、上記正極性出力電圧と上記負極性出力電圧とは、同
じ絶対値を有するもので、上記差分検出手段は、上記負
極性出力電圧を基準として上記差分電圧の検出を行うも
のである。
【0021】また、請求項4にかかるCRT用電源装置
は、請求項1ないし3のいずれかに記載のCRT用電源
装置において、上記比較信号を上記コンバータトランス
の1次側に伝送する絶縁伝達手段をさらに備えたもので
ある。
【0022】また、請求項5にかかるCRT用電源装置
は、請求項4に記載のCRT用電源装置において、上記
比較信号に基づいてオン−オフデュティ信号を形成する
コンバータ制御手段と、上記オン−オフデュティ信号を
印加され、上記コンバータトランスの1次側に投入され
る電気エネルギをオン−オフさせることにより上記コン
バータトランスの2次側にエネルギを伝達させるスイッ
チング手段とをさらに備えたものである。
【0023】また、請求項6にかかるCRT用電源装置
は、請求項1ないし5のいずれかに記載のCRT用電源
装置において、上記コンバータトランスは、上記正極性
出力電圧、及び負極性出力電圧を、その2次側巻線に、
ともに低電圧出力電圧として出力するとともに、その第
2の2次側巻線に、高電圧出力電圧を出力するものであ
る。
【0024】また、請求項7にかかるCRT用電源装置
は、請求項1ないし6のいずれかに記載のCRT用電源
装置において、上記差分検出手段は、上記負極性電圧出
力V- と、上記正極性出力電圧V+ との差の電圧を抵抗
分割する抵抗Rl および抵抗Rhを備え、上記所定電圧
と比較されるべき検出電圧Vaとして、Va=(V+−
V- )・Rl /(Rl +Rh)を与えるものである。
【0025】また、請求項8にかかるCRT用電源装置
は、請求項7に記載のCRT用電源装置において、上記
電圧比較手段は、所定のツェナー電圧Vzを有するツェ
ナーダイオードと、上記ツェナーダイオードのアノード
がそのエミッタに接続され、そのコレクタが上記絶縁伝
達手段の1次側素子を介して上記正極性出力電圧に接続
され、上記検出電圧Vaがそのベースに供給されるN型
トランジスタを備えたものである。
【0026】また、請求項9にかかるCRT用電源装置
は、請求項8に記載のCRT用電源装置において、上記
N型トランジスタのコレクタに、上記比較信号を上記コ
ンバータトランスの1次側に伝送する絶縁伝達手段であ
るフォトカップラが接続され、上記電圧比較手段は、上
記ツェナー電圧Vzと、上記N型トランジスタのエミッ
タ−ベース電圧Vbとの和であるVz+Vbを、上記検
出電圧Vaに対する閾値として用いて、上記比較信号を
生成するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1によるCRT用電
源装置は、正負両極の低電圧を出力電圧とするものであ
る。図1は、本発明の実施の形態1によるCRT用電源
装置の要部構成を示す図である。図において、11はコ
ンバータトランスであり、その1次側の電圧を電圧変換
して2次側電圧として出力する。121は整流ダイオー
ド、122は平滑コンデンサであり、コンバータトラン
ス11の正極性側の2次側コイル11b1の出力に対し
て整流,平滑を行い、正極性の出力電圧V+を生成す
る。131は整流ダイオード、132は平滑コンデンサ
であり、コンバータトランス11の負極性側の2次側コ
イル11b2の出力に対して整流,平滑を行い、負極性
の出力電圧V−を生成する。14は差分検出手段であ
り、コンバータトランス11の正極性出力電圧V+と負
極性出力電圧V−との差分を検出する。15は電圧比較
手段であり、差分検出手段14により検出した差分電圧
を所定の電圧と比較して、比較信号を出力する。16は
絶縁伝達手段であり、例えばフォトカップラで実現さ
れ、比較信号を2次側から1次側へと、1次側と2次側
との間を絶縁して伝達する。17はコンバータ制御手段
であり、例えば電源制御用ICで実現され、伝達された
信号に応答して、トランジスタ18を駆動制御し、コン
バータトランス11のスイッチング動作を制御する。こ
こで、図1に示されるスイッチング手段18は、2次側
の接地とは絶縁されるホットグランド(HOT GN
D)に接地されているものである。本実施の形態1のC
RT用電源装置においても、従来例と同様に、スタンバ
イ電源や、コンバータの入力側に接続される入力側の整
流回路部,およびその出力側に接続された負荷となるC
RTを備えているものであるが、図1においてはこれら
の図示を略している。また、この種の電源装置は、通常
フライバック方式の回路が用いられる。
【0028】このように構成される、本実施の形態1に
よるCRT用電源装置の動作について、以下に説明す
る。コンバータに、即ち、コンバータトランス11の1
次側巻線11aに全波整流された入力電圧Vinが入力さ
れると、コンバータトランス11は、上記入力電圧Vi
を電圧変換して、その2次側巻線11b1,11b2
に、例えば±15Vの正負両極の出力電圧V+ 、V- を
出力する。ここで、正極性出力電圧V+ は、コンバータ
トランス11の2次側巻線11b1の電圧が整流ダイオ
ード121,平滑コンデンサ122により整流,平滑さ
れたものであり、一方、負極性出力電圧V- は、コンバ
ータトランス11の2次側巻線11b2の電圧が整流ダ
イオード131,平滑コンデンサ132により整流,平
滑されたものである。このようにして、1次側→2次側
の電圧変換処理が行われ、必要とされる出力電圧が得ら
れることとなる。
【0029】そして、電圧安定化は次のように行われ
る。差分検出手段14は、上記のように出力される負極
性出力電圧V- を基準として、これと正極性出力電圧V
+ との差分電圧を検出し、該差分電圧を電圧比較手段1
5に出力する。電圧比較手段15は、上記検出電圧を所
定の電圧と比較し、その結果を比較信号151aとして
出力する。絶縁伝達手段16に出力された該比較信号1
51aは、その1次側と2次側との間を絶縁している絶
縁伝達手段16により、絶縁された信号として、コンバ
ータ制御手段17に伝達される。コンバータ制御手段1
7は、入力された信号に対応してオン−オフデュティ信
号を生成して、これをトランジスタからなるスイッチン
グ手段18に印加し、該スイッチング手段18をオン,
オフさせて、コンバータトランス11の1次側に充放電
される電気エネルギをオン−オフさせ、該コンバータト
ランス11の2次側へのエネルギの伝達を制御するもの
である。
【0030】このように、本実施の形態1によるCRT
用電源装置では、差分検出手段14と電圧比較手段15
とを備え、コンバータトランス11から出力される単一
の出力電圧、即ちリップルを持つ一方の出力電圧のみを
検出するのではなく、上記リップルの相殺される正極
性,負極性出力電圧間の差分電圧を検出し、これを用い
たフィードバック制御を行うようにしたので、出力電圧
リップルを大きく低減することができ、これによりこの
際垂直偏向電圧のリニアリティを損なうこともなく、表
示画面における上下の表示つまりの発生しない、安定し
た表示の可能なCRT用電源装置を提供することができ
る効果がある。
【0031】実施の形態2.本発明の実施の形態2によ
るCRT用電源装置は、正負両極の低電圧と、高電圧と
を出力電圧とするものである。図2は、本発明の実施の
形態2によるCRT用電源装置の要部構成を示す図であ
る。図において、21はコンバータトランスであり、1
次側巻線21a,2次側巻線21b1,21b2,第2
の2次側巻線21cを有し、2次側電圧として、V+、
及びV−に加え、高電圧VH をも出力するものである。
223は電圧安定化手段であり、例えばAVR回路によ
り実現され、コンバータトランス21の第2の2次側巻
線21cの出力の、整流ダイオード221,平滑コンデ
ンサ222による整流,平滑後の高電圧を安定化させ
る。他の図1と同一の符号は、実施の形態1と同一のも
のを示す。また、入力側,出力側に接続される回路は同
様に図示を省略している。また、この種の電源装置は、
通常フライバック方式の回路が用いられる点について
も、実施の形態1と同様である。
【0032】このように構成される、本実施の形態2に
よるCRT用電源装置の動作について、以下に説明す
る。コンバータに、即ちコンバータトランス21の1次
側巻線21aに全波整流された入力電圧Vinが入力され
ると、コンバータトランス21は、上記入力電圧Vinを
電圧変換して、その2次側巻線21b1,21b2に、
例えば+15Vの正負両極の出力電圧V+ ,V- を出力
するとともに、その第2の2次側巻線21cに135V
の高電圧出力VH'を出力する。上記正負両極の出力電圧
V+ ,V- については、上記実施の形態1と同様の動作
が行われ、該両出力電圧V+ ,V- の差分電圧による1
次側へのフィードバック制御がなされるとともに、上記
2次側巻線21cの135Vの高出力電圧は整流ダイオ
ード221,平滑コンデンサ222により整流,平滑さ
れ、かつ例えばAVR回路よりなる電圧安定化手段22
3により、例えば+130Vに電圧安定化されて、+1
30Vの高電圧出力VHが出力される。
【0033】このように、本実施の形態2によるCRT
用電源装置では、コンバータの構成を合理化して±15
Vの正負極性電圧出力に加え、+130Vの高電圧出力
を出力するものにおいて、実施の形態1と同様に、差分
検出手段14と電圧比較手段15とを備え、コンバータ
トランス11からの単一の出力電圧ではなく、正負両極
性の出力電圧間の差分電圧を用いて、コンバータトラン
スの1次側へのフィードバック制御を行うようにしてい
るので、出力電圧リップルを大きく低減でき、これによ
り垂直偏向電圧のリニアリティを損なうこともなく、表
示画面における上下の表示つまりの発生しない、安定し
た表示の可能なCRT用電源装置を提供することができ
る効果がある。
【0034】実施の形態3.本発明の実施の形態3によ
るCRT用電源装置は、上記実施の形態2による電源装
置の各機能部分の具体的な回路構成を示すものである。
図3は、本発明の実施の形態3によるCRT用電源装置
の要部構成を示す図である。223は電圧安定化手段で
あり、これは本実施の形態3においては、N型トランジ
スタ223a、ツェナーダイオード223b、抵抗22
3c、及び平滑コンデンサ223dから構成される。1
4は差分検出手段であり、本実施の形態3においては、
これは、抵抗Rl 141、及び抵抗Rh 142から構成
される。
【0035】15は電圧比較手段であり、本実施の形態
3においては、これはN型トランジスタ151、ツェナ
ーダイオード152、及び抵抗153から構成される。
他は実施の形態2と同様である。
【0036】この実施の形態3によるCRT用電源装置
の動作を、本実施の形態3の特徴とする部分の動作のみ
について説明する。差分検出手段14としては、例え
ば、−15Vの負極性出力電圧V- を基準とし、これと
+15Vの正極性出力電圧V+との間に分割抵抗Rl 1
41、分割抵抗Rh 142を設け、これらにより得られ
る抵抗分割電圧,Va =(V+ −V- )・Rl /(Rl
+Rh )を、比較されるべき検出電圧として取得する。
【0037】電圧比較手段15としては、N型トランジ
スタ151のエミッタに所定のツェナー電圧Vz を有す
るツェナーダイオード152のカソードを接続し、コレ
クタをフォトカップラ31のLED31aを介して正極
性電源出力V+ 側に接続するようにし、ベースには差分
検出手段14が取得した上記の検出電圧Va を供給し、
ツェナーダイオード152のアノードを負極性電源出力
V- に接続し、上記N型トランジスタ151のコレクタ
を接続した絶縁伝達手段としてのフォトカップラ31の
LED31aのアノードと正極性電源出力V+ との間に
は、限流抵抗32を介在させるようにする。そしてN型
トランジスタ151のベース−エミッタ電圧を、例えば
Vbとすると、 Vz +Vb を、上記検出電圧Vaに対する閾値として、N型トラン
ジスタ151をオン−オフさせる。これにより、フォト
カップラ31のLED31aの電流量を変化させて、電
圧比較信号151b(上記検出電圧Vaと閾値電圧Vz
+Vbとの比較結果信号)を生成し、該生成した電圧比
較信号151bをフォトカップラ31aを介して1次側
に伝達し、これに基づきコンバータ制御手段17で作成
されたオン−オフデュティ信号をスイッチング手段であ
るパワートランジスタ18に印加し、コンバータトラン
ス21の1次側に対する電気エネルギの充放電をオン,
オフさせることにより、2次側へのエネルギ伝達量を制
御させるものである。なお、抵抗Rz153は、ツェナ
ー電圧Vz を発生させるために、正極性電源電圧V+と
ツェナーダイオード152のカソード間に設けた抵抗で
ある。
【0038】上記高電圧安定化手段223としては、こ
こではAVR回路が用いられることとする。この回路
は、電源ラインに、例えばベース−エミッタ電圧0.6
VのN型トランジスタ223aを設け、そのベースと接
地間に、所定の電圧、例えば130.6Vのツェナー電
圧Vz ,を有するツェナーダイオード223bを設け、
該トランジスタ223aのコレクタとベース間にツェナ
ー電流供給用に抵抗223cを設け、該トランジスタ2
23aのエミッタと接地間に平滑コンデンサ223dを
備えたものである。この構成によって、第2の2次側コ
イル21cに出力された135Vの高電圧が整流ダイオ
ード221と平滑コンデンサ222によって、整流,平
滑されたのち、該高電圧出力の安定化がなされ、出力電
圧としては、130Vが得られるものである。本実施の
形態3では、簡略化のため1個のツェナーダイオードを
用いて所定のツェナー電圧Vz を得るものとして説明し
たが、通常は、複数のツェナーダイオードを用いて所定
の電圧が得られるように構成されるものであり、かかる
場合にも同様の動作を行って同様の効果が得られるもの
である。
【0039】本実施の形態3によるCRT用電源装置に
よるリニア性改善の効果を説明するために、このような
構成における電圧、電流波形の例を図4に示す。すなわ
ち、正極性電源出力V+ 波形41、負極性電源出力V-
波形42は、同位相の電圧リップルとなり、本実施の形
態3では、正負両極の出力電圧V+ ,V- を合成した電
流負荷に応じて1次側にフィードバックがかかるので、
従来例に比較し、負極性電源出力V- のリップル電圧
は、0.5V程度から0.1V程度に大きく改善され
る。これに伴い、正極性電源出力V+ は、従来例の0.
05Vから0.1V程度のリップルとなるが、問題のな
いレベルである。これにより、垂直偏向電圧波形43の
リニア性は改善されている。同時に、正極性V+ 負荷電
流波形44、負極性V- 負荷電流波形45のリニア性も
確保される。そして、高電圧波形46のリップルも図の
ように、〜2.5V程度と1/2程度に低減されるの
で、AVRによる電圧安定化のロス電力も1/2程度、
即ち0.75W程度に削減できる。
【0040】以上の説明では、スイッチングトランジス
タとしてはパワートランジスタを用いることとして説明
したが、これは、パワーMOSFETでもよく、特定の
タイプのトランジスタに限定されるものではない。ま
た、電圧安定化手段については、上記実施の形態3にお
いてはある回路構成例を示したものであるが、AVR
(電源安定化回路)として機能し得る回路構成であれ
ば、これ以外のものであっても使用可能である。また、
電圧検出手段、及び電圧比較手段についても、上記実施
の形態3と同様の検出,比較を行える回路構成のもので
あれば使用可能であり、上記の回路構成に限定されるも
のではない。
【0041】
【発明の効果】請求項1のCRT用電源装置によれば、
その1次側より入力した入力電圧を電圧変換し、その2
次側に正極性出力電圧、及び負極性出力電圧を出力する
コンバータトランスを有するCRT用電源装置であっ
て、上記正極性出力電圧と上記負極性出力電圧との差の
電圧を検出し、これを差分電圧として出力する差分検出
手段と、上記差分電圧と所定電圧とを比較し、比較信号
を出力する電圧比較手段とを備えたものとしたので、2
次側の負極性電圧出力と正極性電圧出力との差分電圧を
1次側にフィードバックすることにより、出力電圧リッ
プルを低減することができ、これにより垂直偏向電圧の
リニアリティを損なうことなく表示画面の上下の表示つ
まりをなくすることができ、しかもこれを、変換効率の
低下や、放熱フィンのサイズの増大を招くことなく、行
うことができる。
【0042】請求項2にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項1に記載のCRT用電源装置において、上記
比較信号を上記コンバータトランスの1次側にフィード
バックすることにより、上記コンバータトランスの2次
側に出力する電圧を安定化するようにしたので、出力電
圧リップルを低減して表示画面の上下の表示つまりをな
くすことができ、しかもこれを、変換効率の低下や、放
熱フィンのサイズの大型化を招くことなく行うことがで
きる。
【0043】請求項3にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項1または2に記載のCRT用電源装置におい
て、上記正極性出力電圧と上記負極性出力電圧とは、同
じ絶対値を有するもので、上記差分検出手段は、上記負
極性出力電圧を基準として上記差分電圧の検出を行うも
のとしたので、出力電圧リップルを低減して表示画面の
上下の表示つまりをなくすことができ、しかもこれを、
変換効率の低下や、放熱フィンのサイズの大型化を招く
ことなく行うことができる。
【0044】請求項4にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項1ないし3のいずれかに記載のCRT用電源
装置において、上記比較信号を上記コンバータトランス
の1次側に伝送する絶縁伝達手段をさらに備えたものと
したので、出力電圧リップルを低減して表示画面の上下
の表示つまりをなくすことができ、しかもこれを、変換
効率の低下や、放熱フィンのサイズの大型化を招くこと
なく行うことができる。
【0045】請求項5にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項4に記載のCRT用電源装置において、上記
比較信号に基づいてオン−オフデュティ信号を形成する
コンバータ制御手段と、上記オン−オフデュティ信号を
印加され、上記コンバータトランスの1次側に投入され
る電気エネルギをオン−オフさせることにより上記コン
バータトランスの2次側にエネルギを伝達させるスイッ
チング手段とを、さらに備えたものとしたので、出力電
圧リップルを低減して表示画面の上下の表示つまりをな
くすことができ、しかもこれを、変換効率の低下や、放
熱フィンのサイズの大型化を招くことなく行うことがで
きる。
【0046】請求項6にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項1ないし5のいずれかに記載のCRT用電源
装置において、上記コンバータトランスは、上記正極性
出力電圧及び負極性出力電圧を、その2次側巻線に、と
もに低電圧出力電圧として出力するとともに、その第2
の2次側巻線に、高電圧出力電圧を出力するものとした
ので、2次側に高電圧出力をも出力し得るものにおい
て、出力電圧リップルを低減して表示画面の上下の表示
つまりをなくすことができ、しかもこれを、変換効率の
低下や、放熱フィンのサイズの大型化を招くことなく行
うことができる。
【0047】請求項7にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項1ないし6のいずれかに記載のCRT用電源
装置において、上記差分検出手段は、上記負極性電圧出
力V- と上記正極性出力電圧V+ との差の電圧と抵抗分
割する抵抗Rl および抵抗Rhを備え、上記所定電圧と
比較されるべき検出電圧Vaとして、Va=(V+ −V
- )・Rl /(Rl +Rh)を与えるものとしたので、
出力電圧リップルを低減して表示画面の上下の表示つま
りをなくすことができ、しかもこれを、変換効率の低下
や、放熱フィンのサイズの大型化を招くことなく行うこ
とができる。
【0048】請求項8にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項7に記載のCRT用電源装置において、上記
電圧比較手段は、所定のツェナー電圧Vzを有するツェ
ナーダイオードと、上記ツェナーダイオードのアノード
がそのエミッタに接続され、そのコレクタが上記絶縁伝
達手段の1次側素子を介して上記正極性電源出力に接続
され、上記検出電圧Vaがそのベースに供給されるN型
トランジスタを備えたものとしたので、出力電圧リップ
ルを低減して表示画面の上下の表示つまりをなくすこと
ができ、しかもこれを、変換効率の低下や、放熱フィン
のサイズの大型化を招くことなく行うことができる。
【0049】請求項9にかかるCRT用電源装置によれ
ば、請求項8に記載のCRT用電源装置において、上記
N型トランジスタのコレクタに、上記比較信号を上記コ
ンバータトランスの1次側に伝送する絶縁伝達手段であ
るフォトカップラが接続され、上記電圧比較手段は、上
記ツェナー電圧Vzと、上記N型トランジスタのエミッ
タ−ベース電圧Vbとの和であるVz+Vbを、上記検
出電圧Vaに対する閾値として用いて、上記比較信号を
生成するものとしたので、出力電圧リップルを低減して
表示画面の上下の表示つまりをなくすことができ、しか
もこれを、変換効率の低下や、放熱フィンのサイズの大
型化を招くことなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるCRT用電源装
置の要部構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態2によるCRT用電源装
置の要部構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態3によるCRT用電源装
置の要部構成を示す図である。
【図4】 同実施の形態のCRT用電源装置における、
出力電圧、および電流波形を示す図である。
【図5】 従来の技術の第1の例によるCRT用電源装
置の要部構成を示す図である。
【図6】 従来の技術の第2の例によるCRT用電源装
置の要部構成を示す図である。
【図7】 従来の技術の第1及び第2の例によるCRT
用電源装置における出力電圧、及び電流波形を示す図で
ある。
【符号の説明】
11,2、51,61 コンバータトランス 121,131,221 整流ダイオード 521,531,621 整流ダイオード 122,132,222 平滑コンデンサ 522,532,622 平滑コンデンサ 14 差分検出手段 15 電圧比較手段 55,65 電圧比較手段 16 絶縁伝達手段 56,66 絶縁伝達手段 17 コンバータ制御手段 57,67 コンバータ制御手段 18 スイッチング手段 58,68 スイッチング手段 223 電圧安定化手段 223a N型トランジスタ 223b ツェナーダイオード 223c 抵抗 223d 平滑コンデンサ 141 抵抗Rl 142 抵抗Rh 151 N型トランジスタ 152 ツェナーダイオード 153 抵抗Rz 31 フォトカップラ 32 限流抵抗 54,64 電圧検出手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 3/18 H04N 3/18 G 3/27 3/27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その1次側より入力した入力電圧を電圧
    変換し、その2次側に正極性出力電圧、及び負極性出力
    電圧を出力するコンバータトランスを有するCRT用電
    源装置であって、 上記正極性出力電圧と上記負極性出力電圧との差の電圧
    を検出し、これを差分電圧として出力する差分検出手段
    と、 上記差分電圧と所定電圧とを比較し、比較信号を出力す
    る電圧比較手段とを備えたことを特徴とするCRT用電
    源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCRT用電源装置にお
    いて、 上記比較信号を上記コンバータトランスの1次側にフィ
    ードバックすることにより、上記コンバータトランスの
    2次側に出力する電圧を安定化するようにしたことを特
    徴とするCRT用電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のCRT用電源
    装置において、 上記正極性出力電圧と上記負極性出力電圧とは、同じ絶
    対値を有するものであり、 上記差分検出手段は、上記負極性出力電圧を基準として
    上記差分電圧の検出を行うものであることを特徴とする
    CRT用電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のC
    RT用電源装置において、 上記比較信号を上記コンバータトランスの1次側に伝送
    する絶縁伝達手段をさらに備えたことを特徴とするCR
    T用電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のCRT用電源装置にお
    いて、 上記比較信号に基づいてオン−オフデュティ信号を生成
    するコンバータ制御手段と、 上記オン−オフデュティ信号を印加され、上記コンバー
    タトランスの1次側に投入される電気エネルギをオン−
    オフさせることにより上記コンバータトランスの2次側
    にエネルギを伝達させるスイッチング手段とを、さらに
    備えたことを特徴とするCRT用電源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のC
    RT用電源装置において、 上記コンバータトランスは、 上記正極性出力電圧、及び負極性出力電圧を、その2次
    側巻線に、ともに低電圧出力電圧として出力するととも
    に、その第2の2次側巻線に、高電圧出力電圧を出力す
    るものであることを特徴とするCRT用電源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のC
    RT用電源装置において、 上記差分検出手段は、 上記負極性電圧出力V- と、上記正極性出力電圧V+ と
    の差の電圧を抵抗分割する抵抗Rl および抵抗Rhを備
    え、上記所定電圧と比較されるべき検出電圧Vaとし
    て、Va=(V+ −V- )・Rl /(Rl +Rh)を与
    えるものであることを特徴とするCRT用電源装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のCRT用電源装置にお
    いて、 上記電圧比較手段は、 所定のツェナー電圧Vzを有するツェナーダイオード
    と、 上記ツェナーダイオードのアノードがそのエミッタに接
    続され、そのコレクタが上記絶縁伝達手段の1次側素子
    を介して上記正極性出力電圧に接続され、上記検出電圧
    Vaがそのベースに供給されるN型トランジスタを備え
    たものであることを特徴とするCRT用電源装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のCRT用電源装置にお
    いて、 上記N型トランジスタのコレクタに、上記比較信号を上
    記コンバータトランスの1次側に伝送する絶縁伝達手段
    であるフォトカップラが接続され、 上記電圧比較手段は、上記ツェナー電圧Vzと、上記N
    型トランジスタのエミッタ−ベース電圧Vbとの和であ
    るVz+Vbを、上記検出電圧Vaに対する閾値として
    用いて、上記比較信号を生成するものであることを特徴
    とするCRT用電源装置。
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