JP2001333574A - 電源保護回路 - Google Patents

電源保護回路

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JP2001333574A
JP2001333574A JP2000149365A JP2000149365A JP2001333574A JP 2001333574 A JP2001333574 A JP 2001333574A JP 2000149365 A JP2000149365 A JP 2000149365A JP 2000149365 A JP2000149365 A JP 2000149365A JP 2001333574 A JP2001333574 A JP 2001333574A
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JP
Japan
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power supply
output
circuit
voltage
supply circuit
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JP2000149365A
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English (en)
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Kazuhiko Koino
和彦 濃野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源回路において、電源回路の2系統の出力
をそれぞれある基準電圧と比較して正常か異常か判断す
るのではなく、直接電源回路の2つの電圧差を比較して
電源保護回路を動作させることを目的とする。 【解決手段】 電源回路5の第1の出力を抵抗分割して
オペアンプ9のプラス側に入力し、電源回路5の第2の
出力を抵抗分割してオペアンプ9のマイナス側に入力
し、第1の出力が第2の出力より電圧が高く、オペアン
プ9のプラス側入力よりマイナス側入力が電圧が高くな
る様に各抵抗分割を設定し、正常時はオペアンプ9の出
力は0Vだが、2つの出力差が一定以上になるとオペア
ンプ9の出力が反転し、オペアンプ9の電源電圧まで上
昇した時、この信号がマイコンに入力されることによ
り、電源を切ることを特徴とする電源保護回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にプラズマディ
スプレイに使用している多出力のスイッチング電源の保
護回路に関するものである。またプラズマディスプレイ
では、電源のある出力電圧とある出力電圧が設定以上に
差ができると回路が大幅に破損し、高価であるプラズマ
パネルまで破損するおそれがあるのでできるだけ正確に
2つの出力電圧差を監視する必要がある。また、プラズ
マディスプレイパネルに与える電源はプラズマディスプ
レイパネルのバラツキを吸収するために電源出力電圧を
可変出力にしているものが多い。
【0002】
【従来の技術】ここで、従来の電源回路の保護回路につ
いて簡単に説明を行う。
【0003】図5に従来の電源回路における保護回路の
ブロック図を示す。図5に於いて、1はラインフィルタ
回路、2は商用電源の力率改善・整流・平滑回路、3は
スイッチング電源制御・出力部、4はリレー、5はスイ
ッチングトランス、6、7は2次側整流・平滑部、8、
55、57はトランジスタ、51、52はオペアンプ、
53、54、56、58、59、60、61、62は抵
抗である。
【0004】以上の様に構成された電源回路の動作につ
いて説明する。
【0005】従来の電源回路では、リレー4により商用
電源を入り切りし、その制御をトランジスタ8を介して
マイコンで制御する。また、商用電源は商用電源の力率
改善・整流・平滑回路2を介してスイッチングトランス
5及びスイッチング電源制御・出力部3に入力され電源
回路が動作し始める。また、スイッチングトランス5の
2次側ではスイッチングトランス5の出力が出ると2次
側整流・平滑部6、7を介して2つの電圧が負荷へ供給
される。この時、2次側整流・平滑部6の方が2次側整
流・平滑部7より高い電圧が出力されている。
【0006】また、オペアンプ51のマイナス側とオペ
アンプ52のプラス側にはSTB(マイコン電源)を抵
抗53、54により抵抗分割した電圧を基準電圧として
印加しておく。そしてオペアンプ51のプラス側には2
次側整流・平滑部6の出力を抵抗59、60で抵抗分割
した電圧(正常時は前記基準電圧より低い電圧になるよ
うに設定しておく)を印加する。また、オペアンプ52
のマイナス側には、2次側整流・平滑部7の出力を抵抗
61、62で抵抗分割した電圧(正常時は前記基準電圧
より高い電圧になるように設定しておく)を印加する。
このようにしておけば正常時はオペアンプ51の出力は
0V、オペアンプ52の出力はSTB電圧となりトラン
ジスタ55のエミッタ電圧、トランジスタ57のコレク
タ電圧は共に0Vとなるのでマイコンは前記電子スイッ
チ4を入りの状態にしたままである。
【0007】しかし2次側整流・平滑部6の出力が何ら
かの異常で上昇し、オペアンプ51のプラス側の電圧が
マイナス側の電圧より高くなると出力はSTB電圧まで
上昇し、トランジスタ55を介してマイコンにSTB電
圧が印加され、マイコンは前記電子スイッチ4を切りの
状態にする。また、2次側整流・平滑部7の出力が何ら
かの異常で減少し、オペアンプ52のマイナス側の電圧
がプラス側の電圧より低くなると出力は0Vまで減少
し、トランジスタ57を介してマイコンにSTB電圧が
印加され、マイコンは前記電子スイッチ4を切りの状態
にする。このように2次側整流・平滑部6、7の出力の
電圧差がある一定以上になると異常状態と判断し、マイ
コンが電子スイッチを切りの状態にする。
【0008】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では2次側整流・平滑部6、7の出力が可変
出力の場合、保護回路の検出電圧設定は2次側整流・平
滑部6が1番電圧の高い時、2次側整流・平滑部7の出
力が一番電圧の低い時に設定するしかなく、上記条件と
反対の電圧に2次側整流・平滑部6、7が調整された場
合は保護回路が働きにくくなるという欠点があった。
【0009】また、オペアンプが2個、出力トランジス
タが2個と回路の規模も大きかった。従って、電源回路
の出力が可変できる場合、その調整電圧によって保護回
路が働く動作点が変わってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の電源保護回路は、電源回路の2系統の出力を
それぞれある基準電圧と比較して正常か異常か判断する
のではなく、直接電源回路の2つの出力差を比較するも
のである。
【0011】本発明により、電源回路の出力が可変の場
合でも2つの電源の出力がいつも同じ電圧差で保護回路
を動作させることができるという利点を得ることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電源回路の2次側の出力系統を2系統以上有すると
ともに前記電源回路の発振を止めて前記電源回路の保護
を図る保護手段を備える電源保護回路であって、前記電
源回路の出力系統のうちの2つの出力の電圧差を検出し
て異常を検知したときは前記電源回路の保護手段を利用
して前記電源回路の発振を止める機能を有したことを特
徴とする電源保護回路であり、電源回路の出力が可変の
場合でも2つの電源の出力が同じ電圧差で保護回路を動
作させることができるという作用を有する。
【0013】つぎに、本発明の請求項2に記載の発明
は、上述した請求項1記載の電源回路において、保護手
段は電源回路の出力を制御する電子スイッチと、2次側
出力の電圧差を検出しその結果に応じて前記電子スイッ
チを切り換えるマイコンとを備えることを特徴とするも
のであり、電源回路の出力が可変の場合でも2つの電源
の出力が同じ電圧差で保護回路を動作させることができ
るという作用を有する。
【0014】つぎに、本発明の請求項3に記載の発明
は、上述した請求項2記載の電源回路において、電源回
路の2次側出力の電圧差をオペアンプを用いて検出し、
前記オペアンプが異常状態を検出するとマイコンが電子
スイッチを切りの状態にするように制御する信号を出力
することで制御するものであり、電源回路の出力が可変
の場合でも2つの電源の出力が同じ電圧差で保護回路を
動作させることができるという作用を有する。
【0015】つぎに、本発明の請求項4に記載の発明
は、上述した請求項2記載の電源回路において、電源回
路の2次側出力の電圧差をシャント・レギュレータを用
いて検出し、前記シャント・レギュレータが異常状態を
検出するとマイコンが電子スイッチを切りの状態にする
ように制御する信号を出力するものであり、電源回路の
出力が可変の場合でも2つの電源の出力が同じ電圧差で
保護回路を動作させることができるという作用を有す
る。
【0016】つぎに、本発明の請求項5に記載の発明
は、上述した請求項1記載の電源回路において、保護手
段は前記電源回路の発振を止めることができる制御IC
を電源回路の1次側に備え、2次側の出力の電圧差を検
出して回路の異常を検知し、異常状態を検出するとフォ
トカプラを介して前記制御ICに信号を出力し、前記電
源回路の発振を止めることを特徴とするものであり、電
源回路の出力が可変の場合でも2つの電源の出力が同じ
電圧差で保護回路を動作させることができるという作用
を有する。
【0017】つぎに、本発明の請求項6に記載の発明
は、上述した請求項5記載の電源回路において、電源回
路の2次側出力の電圧差をオペアンプを用いて検出し、
前記オペアンプが異常状態を検出するとフォトカプラを
介して制御ICに信号を出力し、前記電源回路の発振を
止めることを特徴とするものであり、電源回路の出力が
可変の場合でも2つの電源の出力が同じ電圧差で保護回
路を動作させることができるという作用を有する。
【0018】つぎに、本発明の請求項7に記載の発明
は、上述した請求項5記載の電源回路において、電源回
路の2次側出力の電圧差をシャント・レギュレータを用
いて検出し、前記シャント・レギュレータが異常状態を
検出するとフォトカプラを介して制御ICに信号を出力
し、前記電源回路の発振を止めることを特徴とするもの
であり、電源回路の出力が可変の場合でも2つの電源の
出力が同じ電圧差で保護回路を動作させることができる
という作用を有する。
【0019】(実施の形態1)以下に、本発明の電源保
護回路の第1の実施の形態の例を図1を参照しながら説
明する。
【0020】図1は、本発明の(実施の形態1)におけ
る電源保護回路の概略的なブロック図である。
【0021】図1に於いて、1はラインフィルタ回路、
2は商用電源の力率改善・整流・平滑回路、3はスイッ
チング電源制御・出力部、4はリレー、5はスイッチン
グトランス、6、7は2次側整流・平滑部、8、10は
トランジスタ、9はオペアンプ、11、12、13、1
4、15は抵抗である。
【0022】リレー4により商用電源を「入り・切り」
し、その制御をトランジスタ8を介してマイコンで制御
する。また、商用電源は商用電源の力率改善・整流・平
滑回路2を介してスイッチングトランス5及びスイッチ
ング電源制御・出力部3に入力され電源回路が動作し始
める。また、スイッチングトランス5の2次側ではスイ
ッチングトランス5の出力が出ると2次側整流・平滑部
6、7を介して2つの電圧が負荷へ供給される。この
時、2次側整流・平滑部6の方が2次側整流・平滑部7
より高い電圧が出力されている。
【0023】また、オペアンプ9のプラス側には2次側
整流・平滑部6の出力を抵抗11、12で抵抗分割した
電圧を、オペアンプ9のマイナス側には2次側整流・平
滑部7の出力を抵抗13、14で抵抗分割した電圧(正
常時はオペアンプ9のプラス側の電圧がマイナス側の電
圧より低くなるように抵抗11、12、13、14を設
定する)を印加する。このようにしておけば正常時はオ
ペアンプ9の出力は0V、トランジスタ10のエミッタ
電圧は0Vとなるのでマイコンは前記電子スイッチ4を
入りの状態にしたままである。
【0024】しかし2次側整流・平滑部6の出力が何ら
かの異常で上昇し、オペアンプ9のプラス側の電圧がマ
イナス側の電圧より高くなるとオペアンプ9の出力はS
TB電圧まで上昇し、トランジスタ10を介してマイコ
ンにSTB電圧が印加され、マイコンは前記電子スイッ
チ4を切りの状態にする。また、2次側整流・平滑部7
の出力が何らかの異常で減少し、オペアンプ9のマイナ
ス側の電圧がプラス側の電圧より低くなるとオペアンプ
9の出力はSTB電圧まで上昇し、トランジスタ10を
介してマイコンにSTB電圧が印加され、マイコンは前
記電子スイッチ4を切りの状態にする。
【0025】このように2次側整流・平滑部6、7の出
力の電圧差がある一定以上の電圧差になると異常状態と
判断し、マイコンが電子スイッチを切りの状態にしす
る。
【0026】また、2次側整流・平滑部6、7が両方可
変出力の場合でも直接互いの電圧差を監視しているの
で、いつでも同じ電圧差以上で保護回路を動作させるこ
とができる。そして保護回路の部品点数もオペアンプ1
点、出力トランジスタ1点と従来例の半分になることが
わかる。
【0027】かかる構成によれば、電源回路の出力が可
変の場合でも2つの電源の出力差が同じ電圧で保護回路
を動作させることができ、構成回路の部品点数も従来例
の半分で実現できるという利点を得ることができる。
【0028】(実施の形態2)以下に、本発明の電源保
護回路の第2の実施の形態例について、図2を参照しな
がら説明する。
【0029】図2は、本発明の(実施の形態2)におけ
る電源回路の概略的なブロック図である。
【0030】図2に於いて、1はラインフィルタ回路、
2は商用電源の力率改善・整流・平滑回路、3はスイッ
チング電源制御・出力部、4はリレー、5はスイッチン
グトランス、6、7は2次側整流・平滑部、8、10は
トランジスタ、9はオペアンプ、11、12、13、1
4、15は抵抗、21はフォトカプラである。
【0031】リレー4により商用電源を「入り・切り」
し、その制御をトランジスタ8を介してマイコンで制御
する。また、商用電源は商用電源の力率改善・整流・平
滑回路2を介してスイッチングトランス5及びスイッチ
ング電源制御・出力部3に入力され電源回路が動作し始
める。また、スイッチングトランス5の2次側ではスイ
ッチングトランス5の出力が出ると2次側整流・平滑部
6、7を介して2つの電圧が負荷へ供給される。この
時、2次側整流・平滑部6の方が2次側整流・平滑部7
より高い電圧が出力されている。
【0032】また、オペアンプ9のプラス側には2次側
整流・平滑部6の出力を抵抗11、12で抵抗分割した
電圧を、オペアンプ9のマイナス側には2次側整流・平
滑部7の出力を抵抗13、14で抵抗分割した電圧(正
常時はオペアンプ9のプラス側の電圧がマイナス側の電
圧より低くなるよううに抵抗11、12、13、14を
設定する)を印加する。このようにしておけば正常時は
オペアンプ9の出力は0V、トランジスタ10のエミッ
タ電圧も0Vとなるのでフォトカプラ21のダイオード
側には電流が流れないのでトランジスタ側にも電流は流
れず、スイッチング電源の制御ICの保護回路は動作し
ない。
【0033】しかし2次側整流・平滑部6の出力が何ら
かの異常で上昇し、オペアンプ9のプラス側の電圧がマ
イナス側の電圧より高くなるとオペアンプ9の出力はS
TB電圧まで上昇し、トランジスタ10を介してフォト
カプラ21のダイオード側には電流が流れるのでトラン
ジスタ側にも電流が流れ、スイッチング電源制御ICの
保護回路が動作してスイッチング電源の発振が止まる。
また、2次側整流・平滑部7の出力が何らかの異常で減
少し、オペアンプ9のマイナス側の電圧がプラス側の電
圧より低くなるとオペアンプ9の出力はSTB電圧まで
上昇し、トランジスタ10を介してフォトカプラ21の
ダイオード側に電流が流れるのでトランジスタ側にも電
流が流れ、スイッチング電源の制御ICの保護回路が動
作してスイッチング電源の発振が止まる。このように2
次側整流・平滑部6、7の出力の電圧差がある一定以上
の電圧になると異常状態と判断し、マイコンが電子スイ
ッチを切りの状態にする。
【0034】また、2次側整流・平滑部6、7が両方と
も可変出力の場合でも直接互いの電圧差を監視している
ので、いつでも同じ電圧差以上で保護回路を動作させる
ことができる。そして保護回路の部品点数もオペアンプ
1点、出力トランジスタ1点と従来例の半分になること
がわかる。そしてマイコンを介さずにハードのみで動作
するので信頼性も高く反応速度を上げることができる。
【0035】かかる構成によれば、電源回路の出力が可
変の場合でも2つの電源の出力がいつでも同じ電圧差で
保護回路を動作させることができ、構成回路の部品点数
も従来例の半分で実現できるという利点を得ることがで
きる。
【0036】(実施の形態3)以下に、本発明の電源保
護回路の第3の実施の形態例について、図3を参照しな
がら説明する。
【0037】図3は、本発明の実施の形態3における電
源保護回路の概略的なブロック図である。
【0038】図3に於いて、1はラインフィルタ回路、
2は商用電源の力率改善・整流・平滑回路、3はスイッ
チング電源制御・出力部、4はリレー、5はスイッチン
グトランス、6、7は2次側整流・平滑部、8、31は
トランジスタ、35はシャント・レギュレータ、32、
33、34、36、37は抵抗である。
【0039】リレー4により商用電源を入り切りし、そ
の制御をトランジスタ8を介してマイコンで制御する。
また、商用電源は商用電源の力率改善・整流・平滑回路
2を介してスイッチングトランス5及びスイッチング電
源制御・出力部3に入力され電源回路が動作し始める。
また、スイッチングトランス5の2次側ではスイッチン
グトランス5の出力が出ると2次側整流・平滑部6、7
を介して2つの電圧が負荷へ供給される。この時、2次
側整流・平滑部6の方が2次側整流・平滑部7より高い
電圧が出力されている。2次側整流・平滑部6の出力を
シャント・レギュレータ35のリファレンス(R)端子
に抵抗36を介して接続また、トランジスタ31のコレ
クタ端子、トランジスタ31のベース端子、シャント・
レギュレータ35のアノード(A)端子にも抵抗34を
介して接続しておく。
【0040】また、シャント・レギュレータ35のアノ
ード(A)端子とトランジスタ31のベース端子は接続
されている。そして2次側整流・平滑部7の出力は、シ
ャント・レギュレータ35のリファレンス(R)端子に
抵抗37を介して接続、シャント・レギュレータ35の
カソード(K)端子にも接続しておく。トランジスタ3
1のコレクタ端子は抵抗32と抵抗33が直列に接続さ
れており、トランジスタ35のコレクタ出力を抵抗32
と抵抗33で抵抗分割し異常時5Vぐらいにした電圧を
マイコンに出力する。正常状態の時はシャント・レギュ
レータ35のレファレンス端子には2.4V以下の電圧
が印可されており、シャント・レギュレータ35のアノ
ード端子からカソード端子には電流が流れない。よって
トランジスタ31はオフ状態を維持するのでトランジス
タ31のコレクタ端子電圧は0Vなのでマイコンにも0
Vが出力される為マイコンは前記電子スイッチ4を入り
の状態にしたままである。
【0041】しかし、2次側整流・平滑部6の出力が何
らかの異常で上昇し、シャント・レギュレータ35のリ
ファレンス電圧が2.4Vを超えるとシャント・レギュ
レータ35のアノード端子からカソード端子に電流が流
れだし、抵抗34の両端電圧が0.7Vになるとトラン
ジスタ31がオンし抵抗32と抵抗33の抵抗分割を介
してマイコンに約5Vぐらいが印加され、マイコンは前
記電子スイッチ4を切りの状態にする。また、今度は2
次側整流・平滑部7の出力が何らかの異常で減少し、シ
ャント・レギュレータ35のリファレンス電圧が2.4
Vを超えるとシャント・レギュレータ35のアノード端
子からカソード端子に電流が流れだし、抵抗34の両端
電圧が0.7V以上になり、トランジスタ31がオンし
抵抗32と抵抗33の抵抗分割を介してマイコンに約5
Vぐらいが印加され、マイコンは前記電子スイッチ4を
切りの状態にする。
【0042】このように2次側整流・平滑部6、7の出
力の電圧差がある一定以上の電圧になると異常状態と判
断し、マイコンが電子スイッチを切りの状態にする。ま
た、2次側整流・平滑部6、7が両方可変出力の場合で
も直接互いの電圧差を監視しているので、いつでも同じ
電圧差以上で保護回路を動作させることができる。
【0043】そして保護回路の部品点数もシャント・レ
ギュレータ1点、出力トランジスタ1点と従来例の半分
になることがわかる。また、実施の形態1及び2に比
べ、より正確にバラツキが少なく保護回路が設定でき
る。
【0044】かかる構成によれば、電源回路の出力が可
変の場合でも2つの電源の出力がいつでも同じ電圧差で
保護回路を動作させることができ、構成回路の部品点数
も従来例の半分で実現できるという利点を得ることがで
きる。
【0045】(実施の形態4)以下に、本発明の電源保
護回路の第4の実施の形態例について、図4を参照しな
がら説明する。
【0046】図4は、本発明の(実施の形態4)におけ
る電源保護回路の概略的なブロック図である。
【0047】図4に於いて、1はラインフィルタ回路、
2は商用電源の力率改善・整流・平滑回路、3はスイッ
チング電源制御・出力部、4はリレー、5はスイッチン
グトランス、6、7は2次側整流・平滑部、8、31は
トランジスタ、35はシャント・レギュレータ、32、
33、34、36、37は抵抗、21はフォトカプラで
ある。
【0048】リレー4により商用電源を入り切りし、そ
の制御をトランジスタ8を介してマイコンで制御する。
また、商用電源は商用電源の力率改善・整流・平滑回路
2を介してスイッチングトランス5及びスイッチング電
源制御・出力部3に入力され電源回路が動作し始める。
【0049】また、スイッチングトランス5の2次側で
はスイッチングトランス5の出力が出ると2次側整流・
平滑部6、7を介して2つの電圧が負荷へ供給される。
この時、2次側整流・平滑部6の方が2次側整流・平滑
部7より高い電圧が出力されている。2次側整流・平滑
部6の出力をシャント・レギュレータ35のリファレン
ス(R)端子に抵抗36を介して接続また、トランジス
タ31のコレクタ端子、トランジスタ31のベース端
子、シャント・レギュレータ35のアノード(A)端子
にも抵抗34を介して接続しておく。
【0050】また、シャント・レギュレータ35のアノ
ード(A)端子とトランジスタ31のベース端子は接続
されている。そして2次側整流・平滑部7の出力は、シ
ャント・レギュレータ35のリファレンス(R)端子に
抵抗37を介して接続、シャント・レギュレータ35の
カソード(K)端子にも接続しておく。トランジスタ3
1のコレクタ端子は抵抗32と抵抗33が直列に接続さ
れており、トランジスタ35のコレクタ出力を抵抗32
と抵抗33で抵抗分割し異常時5Vぐらいにした電圧を
マイコンに出力する。正常状態の時はシャント・レギュ
レータ35のレファレンス端子には2.4V以下の電圧
が印可されており、シャント・レギュレータ35のアノ
ード端子からカソード端子には電流が流れない。よって
トランジスタ31はオフ状態を維持するのでトランジス
タ31のコレクタ端子電圧は0V。フォトカプラ21の
ダイオード側には電流が流れない。よってトランジスタ
側にも電流は流れず、スイッチング電源制御ICの保護
回路は動作しない。
【0051】しかし、2次側整流・平滑部6の出力が何
らかの異常で上昇し、シャント・レギュレータ35のリ
ファレンス電圧が2.4Vを超えるとシャント・レギュ
レータ35のアノード端子からカソード端子に電流が流
れだし、抵抗34の両端電圧が0.7V以上になるとト
ランジスタ31がオンし抵抗32と抵抗33の抵抗分割
を介してフォトカプラ21のダイオード側には電流が流
れる。よってトランジスタ側にも電流は流れ、スイッチ
ング電源の制御ICの保護回路が動作してスイッチング
電源の発振が止まる。また、今度は2次側整流・平滑部
7の出力が何らかの異常で減少し、シャント・レギュレ
ータ35のリファレンス電圧が2.4Vを超えるとシャ
ント・レギュレータ35のアノード端子からカソード端
子に電流が流れだし、抵抗34の両端電圧が0.7V以
上になるとトランジスタ31がオンし抵抗32と抵抗3
3の抵抗分割を介してマイコンに約5Vぐらいが印加さ
れ、フォトカプラ21のダイオード側には電流が流れ
る。よってトランジスタ側にも電流は流れ、スイッチン
グ電源の制御ICの保護回路が動作し、スイッチング電
源の発振が止まる。
【0052】このように2次側整流・平滑部6、7の出
力の電圧差がある一定以上の電圧ができると異常状態と
判断し、マイコンが電子スイッチを切りの状態にする。
また、2次側整流・平滑部6、7が両方可変出力の場合
でも直接互いの電圧差を監視しているので、いつでも同
じ電圧差以上で保護回路を動作させることができる。そ
して保護回路の部品点数もシャント・レギュレータ1
点、出力トランジスタ1点と従来例の半分になることが
わかる。そしてマイコンを介さずにハードのみで動作す
るので信頼性も高く反応速度を上げることができる。
【0053】かかる構成によれば、電源回路の出力が可
変の場合でも2つの電源の出力がいつでも同じ電圧差で
保護回路を動作させることができ、構成回路の部品点数
も従来例の半分で実現できるという利点を得ることがで
きる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電源保護
回路によれば、電源回路の出力が可変の場合でも2つの
電源の出力が同じ電圧差で正確にバラツキ少なく保護回
路を動作させ、他の部品を保護することができる。
【0055】また、構成回路の部品点数も従来の半分で
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電源回路の概略
的ブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における電源回路の概略
的ブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における電源回路の概略
的ブロック図
【図4】本発明の実施の形態4における電源回路の概略
的ブロック図
【図5】従来の電源回路の概略的ブロック図
【符号の説明】
1 ラインフィルタ回路 2 商用電源の力率改善・整流・平滑回路 3 スイッチング電源制御・出力部 4 リレー 5 スイッチングトランス 6、7 2次側整流・平滑部 8、10、31、55、57 トランジスタ 9、51、52 オペアンプ 11、12、13、14、32、33、34、36、3
7、53、54、56、 58、59、60、61、6
2 抵抗 21 フォトカプラ 35 シャント・レギュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/28 G09G 3/28 J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源回路の2次側の出力系統を2系統以
    上有するとともに前記電源回路の発振を止めて前記電源
    回路の保護を図る保護手段を備える電源保護回路であっ
    て、前記電源回路の出力系統のうちの2つの出力の電圧
    差を検出して異常を検知したときは前記電源回路の保護
    手段を利用して前記電源回路の発振を止める機能を有し
    たことを特徴とする電源保護回路。
  2. 【請求項2】 保護手段は電源回路の出力を制御する電
    子スイッチと、2次側出力の電圧差を検出しその結果に
    応じて前記電子スイッチを切り換えるマイコンとを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の電源保護回路。
  3. 【請求項3】 電源回路の2次側出力の電圧差をオペア
    ンプを用いて検出し、前記オペアンプが異常状態を検出
    するとマイコンが電子スイッチを切りの状態にするよう
    に制御する信号を出力する請求項2記載の電源保護回
    路。
  4. 【請求項4】 電源回路の2次側出力の電圧差をシャン
    ト・レギュレータを用いて検出し、前記シャント・レギ
    ュレータが異常状態を検出するとマイコンが電子スイッ
    チを切りの状態にするように制御する信号を出力する請
    求項2記載の電源保護回路。
  5. 【請求項5】 保護手段は前記電源回路の発振を止める
    ことができる制御ICを電源回路の1次側に備え、2次
    側の出力の電圧差を検出して回路の異常を検知し、異常
    状態を検出するとフォトカプラを介して前記制御ICに
    信号を出力し、前記電源回路の発振を止めることを特徴
    とする請求項1記載の電源保護回路。
  6. 【請求項6】 電源回路の2次側出力の電圧差をオペア
    ンプを用いて検出し、前記オペアンプが異常状態を検出
    するとフォトカプラを介して制御ICに信号を出力し、
    前記電源回路の発振を止めることを特徴とする請求項5
    記載の電源保護回路。
  7. 【請求項7】 電源回路の2次側出力の電圧差をシャン
    ト・レギュレータを用いて検出し、前記シャント・レギ
    ュレータが異常状態を検出するとフォトカプラを介して
    制御ICに信号を出力し、前記電源回路の発振を止める
    ことを特徴とする請求項5記載の電源保護回路。
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