JPH05328606A - 2重化直流電源回路 - Google Patents
2重化直流電源回路Info
- Publication number
- JPH05328606A JPH05328606A JP4170058A JP17005892A JPH05328606A JP H05328606 A JPH05328606 A JP H05328606A JP 4170058 A JP4170058 A JP 4170058A JP 17005892 A JP17005892 A JP 17005892A JP H05328606 A JPH05328606 A JP H05328606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- voltage
- output voltage
- output
- comparator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】2重化直流電源回路の逆流防止用ダイオードの
電圧降下を排除し、如何なる電源故障モードにも対応で
きるようにする。 【構成】2つの直流電源1,2の出力をそれぞれスイッ
チング素子3,4を介して接続して出力電圧V0 を得る
ようにし、判定器6によって出力電圧V0 を常時監視し
所定の変化範囲を超えたとき故障を示す信号を出力し、
一方、2つの電源1,2の出力電圧を比較器5で比較し
ていずれの電圧が高いかを示す信号を出力し、それらの
両出力をスイッチ制御部7で検出して故障側のスイッチ
ング素子をオフにする。
電圧降下を排除し、如何なる電源故障モードにも対応で
きるようにする。 【構成】2つの直流電源1,2の出力をそれぞれスイッ
チング素子3,4を介して接続して出力電圧V0 を得る
ようにし、判定器6によって出力電圧V0 を常時監視し
所定の変化範囲を超えたとき故障を示す信号を出力し、
一方、2つの電源1,2の出力電圧を比較器5で比較し
ていずれの電圧が高いかを示す信号を出力し、それらの
両出力をスイッチ制御部7で検出して故障側のスイッチ
ング素子をオフにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源の故障のあっては
ならない情報処理装置等に用いられる直流電源回路に関
し、特に、2つの電源を備えた2重化直流電源回路に関
するものである。
ならない情報処理装置等に用いられる直流電源回路に関
し、特に、2つの電源を備えた2重化直流電源回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】2重化直流電源回路は、特に回線制御装
置やデータ伝送装置などの情報処理装置等に用いられて
いる。電源を2重化する理由は、それらの装置が重要な
データを漏らすことなく100%の状態で送受信する必
要があり、当然、電源においても高い信頼性が求められ
ているからである。図2は従来の2重化電源装置の概要
を示すブロック図である。図において、1,2は同じ出
力電圧の直流電源であり、図のようにそれぞれダイオー
ドA,Bを用いて逆流を防いでいるため、一方の電源が
故障して電圧の低下や出力断の異常状態となったとき、
他方の電源により出力電圧V0 が所定の値に維持されて
いる。
置やデータ伝送装置などの情報処理装置等に用いられて
いる。電源を2重化する理由は、それらの装置が重要な
データを漏らすことなく100%の状態で送受信する必
要があり、当然、電源においても高い信頼性が求められ
ているからである。図2は従来の2重化電源装置の概要
を示すブロック図である。図において、1,2は同じ出
力電圧の直流電源であり、図のようにそれぞれダイオー
ドA,Bを用いて逆流を防いでいるため、一方の電源が
故障して電圧の低下や出力断の異常状態となったとき、
他方の電源により出力電圧V0 が所定の値に維持されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来回路では、一方の電源が故障して出力電圧が上
昇したとき出力電圧V0 は高くなってしまう。また、ダ
イオードの電圧降下(通常5Vの電圧に対し約0.4〜
0.5V)が大きいため、電圧降下を考慮して高い電圧
の電源(例えば6Vの電源等)を使用しなければならな
いという欠点がある。本発明の目的は、従来技術の問題
点であるダイオードによる電圧降下を小さくし、如何な
る電源故障(電圧の降下,上昇,出力断)の場合も、正
常な出力電圧を得ることのできる2重化直流電源回路を
提供することにある。
うな従来回路では、一方の電源が故障して出力電圧が上
昇したとき出力電圧V0 は高くなってしまう。また、ダ
イオードの電圧降下(通常5Vの電圧に対し約0.4〜
0.5V)が大きいため、電圧降下を考慮して高い電圧
の電源(例えば6Vの電源等)を使用しなければならな
いという欠点がある。本発明の目的は、従来技術の問題
点であるダイオードによる電圧降下を小さくし、如何な
る電源故障(電圧の降下,上昇,出力断)の場合も、正
常な出力電圧を得ることのできる2重化直流電源回路を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の2重化直流電源
回路は、2つの直流電源が並列に接続されて1つの出力
供給電圧を得る2重化直流電源回路において、前記2つ
の直流電源のそれぞれに直列接続されたスイッチング素
子と、前記2つの直流電源の出力電圧を比較する比較器
と、前記出力供給電圧を常時監視し所定の許容電圧範囲
を超えたとき判定出力を出す判定器と、前記比較器から
の検出情報と前記判定器からの判定情報とにより、故障
電源側のスイッチング素子を断にするスイッチ制御部と
を備えたことを特徴とするものである。
回路は、2つの直流電源が並列に接続されて1つの出力
供給電圧を得る2重化直流電源回路において、前記2つ
の直流電源のそれぞれに直列接続されたスイッチング素
子と、前記2つの直流電源の出力電圧を比較する比較器
と、前記出力供給電圧を常時監視し所定の許容電圧範囲
を超えたとき判定出力を出す判定器と、前記比較器から
の検出情報と前記判定器からの判定情報とにより、故障
電源側のスイッチング素子を断にするスイッチ制御部と
を備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。図において、1,2は同じ規格の直流電源、3,4
はスイッチング素子、5は比較器、6は判定器、7はス
イッチ制御部である。従来の技術で述べたような問題点
を解決するため、ダイオードのかわりに電圧降下の少な
いスイッチング素子(本実施例ではリレー、パワーMO
SFET等)を用いた。動作としては、判定器6で出力
電圧V0 を常に監視し、出力電圧V0 が予め設定された
電圧の範囲を超えたとき、比較器5よりVA ,VB の大
小関係を判定し、それら2つの情報からスイッチ制御部
7で故障電源がどちらかを検出し、故障電源側のスイッ
チング素子を断(OFF)にして正常な出力電圧V0 を
保つ。次の表1は、設定電圧V0 を4.8(V)<V0
<5.2(V)として、電源(A),(B)の電圧
VA ,VB が変化(故障)したときの一覧表である。た
だし、*印は>,<,=のいずれもありうる時である。
本実施例は電源(A),電源(B)の出力電圧がそれぞ
れ+5Vの直流電源を使用した時である。
る。図において、1,2は同じ規格の直流電源、3,4
はスイッチング素子、5は比較器、6は判定器、7はス
イッチ制御部である。従来の技術で述べたような問題点
を解決するため、ダイオードのかわりに電圧降下の少な
いスイッチング素子(本実施例ではリレー、パワーMO
SFET等)を用いた。動作としては、判定器6で出力
電圧V0 を常に監視し、出力電圧V0 が予め設定された
電圧の範囲を超えたとき、比較器5よりVA ,VB の大
小関係を判定し、それら2つの情報からスイッチ制御部
7で故障電源がどちらかを検出し、故障電源側のスイッ
チング素子を断(OFF)にして正常な出力電圧V0 を
保つ。次の表1は、設定電圧V0 を4.8(V)<V0
<5.2(V)として、電源(A),(B)の電圧
VA ,VB が変化(故障)したときの一覧表である。た
だし、*印は>,<,=のいずれもありうる時である。
本実施例は電源(A),電源(B)の出力電圧がそれぞ
れ+5Vの直流電源を使用した時である。
【0006】
【表1】
【0007】表1の各項番についてはそれぞれ次の通り
である。 項番1:V0 が正常(設定電圧の範囲内にある)である
ので、スイッチング素子3,4はともにONのままであ
る。V0 が設定電圧の範囲内のときは比較器の判定はど
ちらでも関係はない(表1*)。また、本発明は片方の
電源故障だけを考えているので両方の電源故障は考えて
いない。 項番2:V0 が5.5V(設定電圧より大きい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VB が異常と判定し、スイッチング素子4をOFFす
る。 項番3:V0 が5.5V(設定電圧より大きい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VA が異常と判定し、スイッチング素子3をOFFす
る。 項番4:V0 が4.5V(設定電圧より小さい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VA が異常と判定し、スイッチング素子4をOFFす
る。 項番5:V0 が4.5V(設定電圧より小さい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VA が異常と判定し、スイッチング素子3をOFFす
る。
である。 項番1:V0 が正常(設定電圧の範囲内にある)である
ので、スイッチング素子3,4はともにONのままであ
る。V0 が設定電圧の範囲内のときは比較器の判定はど
ちらでも関係はない(表1*)。また、本発明は片方の
電源故障だけを考えているので両方の電源故障は考えて
いない。 項番2:V0 が5.5V(設定電圧より大きい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VB が異常と判定し、スイッチング素子4をOFFす
る。 項番3:V0 が5.5V(設定電圧より大きい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VA が異常と判定し、スイッチング素子3をOFFす
る。 項番4:V0 が4.5V(設定電圧より小さい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VA が異常と判定し、スイッチング素子4をOFFす
る。 項番5:V0 が4.5V(設定電圧より小さい)のと
き、比較器5より得られるVA ,VB の大小関係から、
VA が異常と判定し、スイッチング素子3をOFFす
る。
【0008】
【発明の効果】本発明を実施することにより、電源電圧
の低下や電圧が零になってしまった時だけでなく、従来
技術の問題であった電源電圧上昇時においても正常かつ
安定な電源を装置本体に供給することができるため、電
源回路としての信頼性は極めて高くなる。また、もう1
つの問題であったダイオードによる電圧降下も、ダイオ
ードのかわりに電圧降下の少ないスイッチング素子(本
実施例ではリレーまたはパワーMOSFET等)を使用
することによって小さくなるので(ダイオードが通常5
Vに対して約0.5V電圧降下があるのに対してパワー
MOSFETは約0.1Vにすぎない)、電圧降下を考
慮して電圧の高い電源を備える必要がなくなるため経済
的にも効果が大きい。
の低下や電圧が零になってしまった時だけでなく、従来
技術の問題であった電源電圧上昇時においても正常かつ
安定な電源を装置本体に供給することができるため、電
源回路としての信頼性は極めて高くなる。また、もう1
つの問題であったダイオードによる電圧降下も、ダイオ
ードのかわりに電圧降下の少ないスイッチング素子(本
実施例ではリレーまたはパワーMOSFET等)を使用
することによって小さくなるので(ダイオードが通常5
Vに対して約0.5V電圧降下があるのに対してパワー
MOSFETは約0.1Vにすぎない)、電圧降下を考
慮して電圧の高い電源を備える必要がなくなるため経済
的にも効果が大きい。
【図1】本発明の実施例を示す回路ブロック図である。
【図2】従来の回路ブロック図である。
1,2 直流電源 3,4 スイッチング素子 5 比較器 6 判定器 7 スイッチ制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 2つの直流電源が並列に接続されて1つ
の出力供給電圧を得る2重化直流電源回路において、 前記2つの直流電源のそれぞれに直列接続されたスイッ
チング素子と、 前記2つの直流電源の出力電圧を比較する比較器と、 前記出力供給電圧を常時監視し所定の許容電圧範囲を超
えたとき判定出力を出す判定器と、 前記比較器からの検出情報と前記判定器からの判定情報
とにより、故障電源側のスイッチング素子を断にするス
イッチ制御部とを備えたことを特徴とする2重化直流電
源回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4170058A JPH05328606A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 2重化直流電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4170058A JPH05328606A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 2重化直流電源回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05328606A true JPH05328606A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15897848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4170058A Pending JPH05328606A (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 2重化直流電源回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05328606A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206229A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Toshiba Corp | 直流地絡検出装置および2重化直流電源回路 |
JP2020535785A (ja) * | 2017-09-26 | 2020-12-03 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 車両制御機器用のマルチライン供給ユニット |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP4170058A patent/JPH05328606A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008206229A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-09-04 | Toshiba Corp | 直流地絡検出装置および2重化直流電源回路 |
JP2020535785A (ja) * | 2017-09-26 | 2020-12-03 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 車両制御機器用のマルチライン供給ユニット |
US11177655B2 (en) | 2017-09-26 | 2021-11-16 | Robert Bosch Gmbh | Multi-line supply unit for a vehicle control unit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4568858B2 (ja) | 電流バランス回路 | |
US7944089B2 (en) | Uninterruptible power supply module | |
JPH0894695A (ja) | 半導体パワースイッチシステム | |
JPH02183817A (ja) | 電源装置 | |
US20040012265A1 (en) | System and method to control redundant power supplies selection | |
JP2817747B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH05328606A (ja) | 2重化直流電源回路 | |
JP2013126361A (ja) | 車載用電子制御装置 | |
US10855084B2 (en) | Power conversion system for power system interconnection | |
JP2002062903A (ja) | 制御装置 | |
JPH05207657A (ja) | 2重化直流電源回路 | |
US10673228B2 (en) | Unit | |
JP3713429B2 (ja) | オフラインupsシステム | |
JP2818510B2 (ja) | スイッチング電源システム | |
EP4325692A1 (en) | Dual power switching system and method of controlling the same | |
JP3108851B2 (ja) | 過電圧検出回路 | |
JP2882141B2 (ja) | 過電流検出回路付装置 | |
JP2016158320A (ja) | 無停電電源装置 | |
JPH0746837A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2779518B2 (ja) | 遮断機能を有する電力供給装置 | |
JP2000333366A (ja) | 逆接続保護回路 | |
JP2001333574A (ja) | 電源保護回路 | |
JPS62282314A (ja) | 冗長化電源装置 | |
JPH04351113A (ja) | インバータ装置 | |
JPH02294266A (ja) | 直流電源回路 |