JPS6034601Y2 - 包装用箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 収容する品物の本体が三角柱又は円柱形で、これに細長
い挿込物の突出部があるような収容が不安定な品物を、
収容が安定し１、出し入れが容易で而も体裁の良い包装
用箱の製作は面倒である。

この考案は、組立箱の上面から箱内に９字形に折り込ん
だ斜板間に品物の本体を収容し、品物の細長い突出物を
、斜板の中央部に移動出来るよう支持さした凸字形の摺
動片に挿やんで支持さしてから、品物を安定よく収容し
、迅速に出し入れが出来、体裁が美しく製作が容易であ
る。

図面について説明すると、第４図の展開図に示すように
、一枚の厚紙の中央部に長方形の底板１を設けその両側
に、折り目イ、イ′を介し箱の高さの幅に側板２，２′
を設け、この幅を底板１の幅の二重の−にし、更にその
両外側に折り目口。

口′を介し長方形の斜板３．、 ３’を設は斜板３゜３
′の幅を、側板２，２′の幅より少許大きく底板１の幅
より小さく設ける。

底板１の上下端部に側板２，２′の高さの二倍の高さの
端板４，４′を折り目ハ、ハ′を介し突設し、端板４，
４′の中間に折り目二、二′を入れ内方を外端板５，５
′に、外方を内端板６，６′にし、側板２，２′の上下
端に折り目ハ、へ′を介し、側板２，２′と等長の挿込
片７，７’、７″。

７″を設け、これと外端板５，５′間に切れ目８．８’
、８′、８“′を入れる。

箱の組立は、折り目イ、イ′を折り曲げて側板２．２′
を起立し、次に折り目ハ、へ′で折り曲げて端板４，４
′を起立し、挿込片７，７’、７″。

７″を外端板５，５′の内側に挿込み、その内側に内端
板６，６′を折り曲げて重ね、斜板３゜３′を内方に折
り込めば、箱体内はＶ字形になって組立られる。

挿込片７，７／、７＃、７１１１の幅を前記のようにす
ると衝き合せにすることが出来る。

９は摺動片で１、細長い奇形の厚紙を凸字形に曲げ、中
部の二重部分を挾持部１０にし、両端部を脚片１１，１
１’にし、斜板３，３′の接近端縁から脚片１１，１１
’を箱内に入れて斜板３゜３′の下側面に接触させ、挟
持部１０を細土に突出させる。

箱体内に収容した品物１２は、点火器のような三角柱の
燃油を内部に吸収さした本体１３の底部に発火石１４を
装着し、上部に細長い点火棒１５を挿込んだものである
。

品物１２を収容するには、摺動片９を第１図右方に摺動
し内端板６に接近させ、挟持部１０を開きこれの内側に
点火棒１５を挿込み、本体１３を斜板３，３′上に嵌め
、摺動片９を第１図左方に移動させて本体１３に接近さ
せれば、品物１２は、本体１３が斜板３，３′の■字形
内に嵌合し、本体１３は上回することが少なく又、点火
棒１５は摺動片９に挾持され、体裁よく安定する。

摺動片９の位置を第１図右方に戻せば、品物１２は上回
が自由になり迅かに取出し得るもので、摺動片９は斜板
３，３′の端縁間を円滑に摺動すると共に、その脚片１
１，１１’は斜板３，３′の下側面に接触して、斜板３
，３′の拡がるのを阻止する効果がある。

品物は前記の点火具の外に、三角柱円柱形等の本体に細
長い首部のある洋酒瓶化粧品瓶等の包装用箱として効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案品の斜視図、第２図は縦断側面図、第
３図は一部の平面図、第４図は展開図、第５図は摺動片
の斜視図である。 １・・・・・・底板、２，２′・・・・・・側板、３，
３′・・・・・・斜板、９・・・・・・摺動片、１０・
・・・・・挾持部、１１，１１′・・・・・・脚片、１
２・・・・・・品物、１３・・・・・・品物の本体、１
５・・・・・・細長い点火棒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上側面を開放した長方体箱の側板２，２′を延長して斜
   板３，３′を設け、これを箱体内に折込み、その両端縁
   を箱の底板１に接近させて９字形にし、斜板３，３′の
   端縁間に、″層状の厚紙を凸字形に曲げ、中部を二重に
   して挟持部１０を、両端部に脚片１１，１１’を設けた
   摺動片９を挿入し、脚片１１，１１’を斜板３，３′の
   下側に入れて摺動出来るようにし、摺動片９を点火器の
   ような品物１２の本体１３の先端部に取着けた細長い点
   火棒１５に嵌合させて、品物の着脱を容易にした包装用
   箱。