JPS5917834Y2 - 衣類収納箱用蓋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は衣類、特に上衣類を収納するためのダンボール
紙等の箱用蓋に関するものである。

上衣類は通常折畳んで箱に収納するが、折畳むと皺や形
崩れを生じる。

上衣の最も好ましい保管方法はバンガーに吊しておく方
法である。

本考案はバンガーに吊した状態で保管できる収納箱用蓋
を工夫したものである。

以下本考案を実施例である添付の図面に基づいて説明す
る。

本考案衣類収納箱用蓋は第１図に示すように有底の方形
枠状とした蓋１の天壁２内面にバンガー３を突出せしめ
たものである。

従って、バンガー３に衣類を吊し、そのままの状態で、
蓋１に装着嵌合し、衣類を身容器４内に収納する（第２
図）。

このようにすれば衣類は形崩れせず、しかも折畳む面倒
がなく手軽に収納保管することができる。

蓋１の天壁２にバンガーを突設させるには、別体とした
バンガーを天壁内面に接着してもよいが、一枚のダンボ
ール紙を用いて蓋体とノ＼ンガーとを同時に製すること
もできる。

例えば、第３図に示すように２つ折とすればノ１ンガー
形状となるバンガー片５を中央部に配し、該バンガー片
の付根となる部分に連続して天壁および側壁となる主体
片６，６を形成することによって一体で製することがで
きる。

主体片６は折線ａ工によって天壁部６ａと側壁部６ｂに
区画し、それぞれ両側端部には折線ａ２によって内方に
折曲するフラップ７ ａ 、７ ｂを形成しておく。

即ち、上記形状とした段ボール紙をまず第４図に示すよ
うにバンガー片５の中心である折線ａ３を山折りとしバ
ンガー３を完成すると同時に付根部分の折線ａ４を谷折
りとする。

しかる後、第５図に示すように、折線ａ１．ａ２をそれ
ぞれ谷折りとし、フラップ７ａ、７ｂをホッチキス止め
等任意手段によって接合することによって第６図に示す
バンガー付の箱用蓋を完成することができる。

本考案によれば、衣類をバンガーに吊した状態で手軽に
収納することができる。

また実施例のように一枚の段ボール紙を折曲してバンガ
ーを形成するようにすればその製造は極めて能率的に行
うことができる。

なお、この蓋はバンガー３部分を把持し、運搬用の小物
入れとして活用することもできる。

【図面の簡単な説明】

添付図面は、本考案衣類収納箱用蓋の実施例を示すもの
で、第１図は下方斜視図、第２図は使用状態を示す縦断
面図、第３図は一枚のダンボール紙で作る場合の展開図
、第４図ないし第６図はその組立順序を示す斜視図、で
ある。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．有底の方形枠状とした蓋１の天壁２内面に／＞ンガ
   ー３を突出せしめたことを特徴とする衣類収納箱用蓋。
2. ２．２つ折とすればバンガーとなるバンガー片５を中央
   部に配し、その付根となる部分に連続して主体片６を形
   成し、これを折曲して方形枠状としたことを特徴とする
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の衣類収納箱用蓋。