JPS6020607Y2 - 包装用箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 収容する品物の本体が三角柱形でこれに細長い首部のあ
る品物を、安定良く収めて美しく陳列出来、面も箱から
の出し入れが簡単な包装用箱の安価な製作は面倒である
。

この考案は、一枚の厚紙で成形した組立箱の上面から、
箱内に側板の延長の二枚の斜板をＶ字形に折り込み、こ
の斜板に、山形にしたセルロイド板の挟持帯の両端を挿
込んで斜板の開くのを止め、品物を堅固に支持させ、品
物の収容取出し及び製作を容易にした。

図面について説明すると、第４図の展開図に示すように
、一枚の厚紙の中央部に長方形の底板１を設けその両側
に、折り目イ、イ′を介し箱の高さの幅に側板２，２′
を設け、更にその円外側に折り目口、口′を介し長方形
の斜板３，３′を設け、その幅を側板２，２′より少許
大きく底板１の幅より小さくし、斜板３，３′の下部に
切込みで挿込孔４，４′を穿つ。

底板１の上下端部に側板２，２′の高さの二倍の高さの
端板５，５′を折り目ハ、ハ′を介し突設し、端板５，
５′の中間に折り目二、二′を入れ内方を外端板６，６
′に、外方を内端板７，７′にし、内端板７の中部に支
持孔８を穿つ。

側板２，２′の上下端に折り目ハ、ハ′を介腰側板２，
２′と等長幅の挿込片９，９’、９″、９″を設け、こ
れの外端板６，６′との間に切れ口１０．１０’、１０
“ １０ ／／／を入れる。

箱の組立は、折り目イ、イ′を折り曲げて側板２．２′
を起立し、挿込片９，９’、９″ ９ ／／／を外端板
６，６′の内側に挿込み、その内側に内端板７，７′を
、折り目二、二′で曲げて折り込んで重ねる。

尚、側板２，２′、挿込片９，９’、９″ ｇ ｎｔの
幅を底板１の幅の二分の−にすれば、挿込片９．９’、
９″、９″′は組立た時に端縁を衝き合せにすることが
出来る。

次に、斜板３，３′を内方に折り込めば箱体内はＶ字形
になって、その端縁を接近させて組立られる。

１１は挾持帯で、透明又は彩色された細長いセルロイド
板で戒り、中部１１′を山形に曲げて弾力を持たせ、両
端部を挿込孔４，４′に挿込む脚片１２，１２’に折り
曲げて突出させる。

箱体内に収容した品物１３は、点火器のような三角柱で
の本体１４の底部に発火石１５を装着し、内部に燃油を
吸収させ上部に細長い点火棒１６を挿込んだものである
。

品物１３を収容するには、挾持帯１０の脚片１２．１２
’中の一方を挿込孔４又は４′から外し、品物１３を開
放された斜板３，３′上に載せ、挾持帯１１の取外した
脚片１２又は１２′を挿込孔４又は４′に戻せば、本体
１４の下面は斜板３゜３′の形成したＶ字形部分に嵌合
し、上面は挿込孔４，４′内に強固に支持された挟持帯
１１に押えられ、点火棒１６は斜板３，３′の■字形内
に収まり、品物１３は安定し体裁良く収容され製作が容
易で安価に出来る。

尚、斜板３，３′の端縁は分離して居るが、挾持帯１１
で品物１３を保持さした時に、品物１３をＶ字形部分に
安定さすと共に、斜板３，３′の分離するを強く阻止し
、内端板７の支持孔８に点火棒１６の先端を嵌合させれ
ば、品物１３の支持が更に堅固になる。

収容する品物は、前記の点火具の外に、三角柱形、円柱
形等の本体に、細長い首部のある収容に不安定な洋酒瓶
化粧品瓶等に適用し得る実利がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案品の斜視図、第２図は縦断側面図、第
３図は挟持帯の斜視図、第４図は展開図である。 １・・・・・・底板、２，２′・・・・・・側板、３，
３′・・・・・・斜板、４，４′・・・・・・挿込孔、
訃・・・・・支持孔、１１・・・・・・挾持帯、１２，
１２’・・・・・・挾持帯の脚片、１３・・・・・・包
装する品物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上側面を開放した長方体箱の内端板７に支持孔８を穿ち
   、側板２，２′を延長して斜板３，３′に切込みで挿入
   孔４，４′を穿ち、斜板３，３′を箱体内に折り込み、
   その両側縁を箱の底板１に接近さしてＶ字形にし、挿入
   孔４，４′に、帯状のセルロイド板の中部１１′を山形
   にした挟持帯１１の折り曲げた脚片１２，１２’を挿込
   んで、側板３．３′の分離を防ぐようにした包装用箱。