JPS603426B2 - メルカプトオルガノポリシロキサンとカルボン酸の第二錫塩とを含む組成物 - Google Patents

メルカプトオルガノポリシロキサンとカルボン酸の第二錫塩とを含む組成物

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JPS603426B2
JPS603426B2 JP56500303A JP50030380A JPS603426B2 JP S603426 B2 JPS603426 B2 JP S603426B2 JP 56500303 A JP56500303 A JP 56500303A JP 50030380 A JP50030380 A JP 50030380A JP S603426 B2 JPS603426 B2 JP S603426B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/38Polysiloxanes modified by chemical after-treatment
    • C08G77/382Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon
    • C08G77/398Polysiloxanes modified by chemical after-treatment containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen or silicon containing boron or metal atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08K5/56Organo-metallic compounds, i.e. organic compounds containing a metal-to-carbon bond
    • C08K5/57Organo-tin compounds
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Description

【発明の詳細な説明】 明細書 本発明は、硫黄含有のシロキサンポリマーおよびシロキ
サンェラストマ−を含む組成物に関する。
HomanおよびLeeの1977年8月2日付米国特
許第4039504号および第4039505号は、室
温または加熱でェラストマーに硬化可能な組成物に一般
に関するものである。
これらの組成物は、ある種のポリメチルビニルシロキサ
ンおよびメルカプトオルガノポリシロキサンと有機ベル
オキシドおよび任意成分の充填剤との混合物から製造さ
れる。HomanおよびLeeの1978王1月24日
付米国特許第407032計号明細書には、メルカプト
オルガノポリシロキサンと有機ベルオキシド触媒との混
合物から製造した組成物が開示されている。やはりHo
manおよびLeeの1978王1月24日付米国特許
第4070328号明細書には、メルカプトオルガノポ
リシロキサン、有機ヒドロベルオキシドおよび選択され
た窒素化合物の混合物から製造した組成物が開示されて
いる。これらの文献に従って製造した組成物は、非粘着
表面を有するェラストマーに急速硬化するシーラントと
して用いることができるメルカプトオルガノポリシロキ
サンおよびそれとァルケニル含有シロキサンとの混合物
を包含する組成物ならびに電磁線および粒子線照射放射
(pa也c山ateradiation)を用いる硬化
系に関する従来技術の文献は他にも多数ある。これらの
文献に包含されるものは、Vandem的eの1969
年5月20日付米国特許第私4鼠ly号、Vivent
iの1974王6月11日付米国許第3816282号
、Michaelの1975三3月25日付米国特許第
斑73499号、Bazantらの1970年9月10
日公開にかかるドイツ特許明細書(OLS)第200頚
26号、Gantの1977年1月20日付米国特許第
4064027号、Homanおよびしeの1978年
1月3日付米国特許第4066603号およびBoke
m舷nおよびKalino■kiの197母王10月7
日付日本特許第930035号である。従来技術の現状
を例示する目的で、上記の特許明細書の開示事項につい
て言及するものである。メルカプトオルガノポリシロキ
サンとアルケニル含有ポリシロキサンおよび有機ベルオ
キシドとの混合、メルカプトオルガノポリシロキサンと
有機ベルオキシド単体との混合、またはメルカプトオル
ガノポリシロキサンと有機ヒドロベルオキシドおよび選
択された窒素化合物との混合により形成されたェラスト
マー性物質についての従来技術の記載はあるが、ベルオ
キシド触媒または他の遊離基発生触媒手段を用いずに、
メルカプトオルガノポリシロキサンとカルボン酸の第二
錫塩とを室温で混合することにより、ェラストマー性物
質を包含する有用物質を製造できると予想したものはな
かつた。
本発明によって、メルカプトオルガノポリシロキサンを
カルボン酸の第二錫塩と混合することにより、新規な化
合物が提供される。
本発明によって提供される組成物には、例えば空気のよ
うな酸素含有雰囲気の存在または不在下において、室温
でェラストマーに硬化可能な組成物が包含される。本発
明の硬化可能組成物は、任意成分として充填剤を含むこ
とができ、また非粘着表面を有するェラストマー性物質
に急速硬化できるシーラントを提供する。また、本発明
によって提供される組成物には、オルガノ錫含有ポリマ
ーおよび一C−S−Sn(R3)2−S−C一緒合を含
むガムが含まれる。このオルガノ錫含有ポリマーは、ェ
ラストマーに対する添加剤として、または防汚船底塗料
のごとき特殊用途の物質の成分として有用であると期待
される。本発明は、 W ジメチルシロキサン単位、トリメチルシロキサン単
位、ヒドロキシジメチルシロキサン単位は、式の単位、 式 の単位、 式 の単位、 式 の単位、 式 の単位、および 式 の単位 (式中、Rは炭素原子数1〜3のアルキル基およびフェ
ニル基からなる群から選ばれる一価の基であり、RIは
メチルまたはエチルであり、そしてnは1〜4の値を有
する)から選ばれる単位の組合せから本質的になるメル
カプトオルガノポリシロキサンであって、しかも前記メ
ルカプトオルガノポリシロキサン内には、1分子当り平
均少くとも2個のメルカプト含有シロキサン単位が含ま
れ、かつ、メルカプトオルガ/ポリシロキサンに含まれ
るシロキサン単位の合計数を基準にしてメルカブト含有
シロキサン単位が10モル%以下である前記メルカプト
オルガノポリシロキサン、‘8} 式(R20).Sn
(R3)4〜(式中、R2は一価のアシル基であり、R
3は一価の炭化水素基であり、そしてaは1〜4の値を
有する)で表わされるもの、および式(式中、R2は上
記に定義したとおりであり、R4は二価の炭化水素基で
あり、そしてbは1または2である)で表わされるもの
からなる群から選ばれるカルボン酸の第二錫塩であって
、しかもメルカプトオルガノポリシロキサン1分子に対
して少くとも1/a分子の第二錫塩、またはメルカプト
オルガノポリシロキサン1分子に対して少くとも1/水
分子の第二錫塩を呈するに充分な量で存在する前記第二
錫塩、および{C’ 10の重量部の凶に対して0〜2
0の重量部の量である充填剤を混合して製造される物質
を含む組成物に関する。
本発明を実施するのに有用なメルカプトオルガノポリシ
ロキサンは、ジメチルシロキサン単位、トリメチルシロ
キサン単位、ヒドロキシジメチルシロキサン単位、およ
び式〔式中、Rは炭素原子数1〜3のアルキル基(例え
ばメチル、エチルおよびプロピル)およびフエニル基か
らなる群から選ばれる一価の基であり、RIはメチルま
たはエチルであり、そしてnは1〜4、好ましくは3の
値を有する〕で表わされる単位から本質的になるもので
あって、しかもこの種のメルカブトオルガノポリシロキ
サン内には、1分子当り平均少くとも2個のメルカプト
含有シロキサン単位が含まれ、そしてメルカプトオルガ
ノポリシロキサンに含まれる全単位を基準にしてメルカ
プト含有シロキサン単位が10モル%以下であるメルカ
プトオルガノボリシロキサンを包含する。
好ましいメルカプトオルガノポリシロキサンは、例えば
式1〜W:(式中、R、RIおよびnは前記に定義した
とおりであり、そしてxは18〜1000好まし〈は2
00〜800の値を有する)で表わされる「末端」メル
カプト基を有するもの、および例えば式V〜側:(式中
、nおよびRは上記と同じであり、y+zは18〜10
00、好ましくは200〜800の値を有し、そしてz
は少くとも2であって、しかもポリマーに含まれる全シ
ロキサン単位を基準にして、合〆ルカプトシロキサン単
位10モル%を呈する数をこえないものとする)で表わ
される「懸垂型」メルカプト基を有するものを包含する
本明細書に引用した従釆技術で立証されるとおり、式1
およびVのメルカプトオルガノポリシロキサンは当技術
分野において公知である。
式mおよび町のメルカプトシラシクロベンチルポリシロ
キサンおよびそれらの位置異性体は、メルカプトシラシ
クロベンチルポリシロキサンおよびその製法を開示する
皮Growの1972王4月11日付米国特許第365
5713号の方法で製造することができる。の末端ブロ
ック単位を含む式Dのメルカプトオルガノポリシロキサ
ンは、固形水酸化カリウムまたはカリウムシラノレート
触媒の存在下において、ヒドロキシルで末端ブロックさ
れたポリジメチルシロキサンを式HSCnH地Si(O
RI)3のメルカプトアルキルトリアルコキシシランと
反応させて製造することができる。
カリウムシラノレート触媒は、粘度の高いポリジメチル
シロキサン使用の場合に有利である。メルカプトアルキ
ルトリアルコキシシランは、化学量論的な量よりも約1
0モル%過剰に用いるのが望ましい。得られる生成物は
、本質的には式の単位で末端ブロックされた ポリジメチルシロキサンであるが、1個のメルカプトア
ルキルトリアルコキシシラン分子と2個のSiOH基と
が反応した単位も少量であるが若干含まれる可能性があ
る。
しかしながら、それらの量は非常に少し・ので、末端ブ
ロックされたポリジメチルシロキサンの特性を箸るしく
変化させることはない。本発明の実施に有用なカルボン
酸第二錫塩は、式:(R℃)aSn(R3)4‐a(式
中、R2は一価のァシル基であり、R3は一価の炭化水
素基であり、そしてaは1〜4の値を有する)で表わす
ことができる。
また、式: (式中、R3は上記のとおりであり、R4はオルトフェ
ニレンのような2価の炭化水素基であり、そしてbは1
または2である)で表わされるジカルボン酸第二錫塩も
本発明を実施するのに有用である。
適当な第二錫塩漬襖基を与える一価の炭化水素基R3に
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、nーオクチル
、シクロヘキシルおよびフエニルが包含される。
適当な第二錫塩置換基を与える一価のアシル基R2には
、アセチル「プロピオニル、イソブチリル、ステアロイ
ル、ラウロイル「2−エチルヘキソイル(「オクタノイ
ル」と呼ぶこともある)、オレオイル、リノレオイル、
ベンゾイル「ナフトイル、8−ペンゾイループロピオニ
ル、クロトニル、アトロポイル、′ぐルミトイルおよび
シンナモィルが包含される。代表式(Rの)4Snを有
する好ましい第二錫塩には、第二錫テトラアセテートが
含まれ、式(R20)3SnR3のものにはn−ブチル
錫トリアセテートが含まれ、(R20)2Sn(R3)
2のものにはジーn−ブチル錫ジラウレートおよびジー
nーブチル錫ジァセテートが含まれ、そして式R20S
n(R3)3のものにはトリ−nーブチル錫アセテート
が含まれる。
本発明の実施面に拘束を課する意図はないが、第二錫塩
とメルカプトオルガノシロキサンとの反応は−Sn一S
−C−共有結合の形成を包含すると考えられる。
このように推測される反応を実施するためにメルカプト
オルガノボリシロキサンと混合する第二錫塩の量を決定
するに当っては、所望の程度に−Sn−S−C−結合が
得られるように、ポリマーのメルカプト基の数と選択さ
れる第二錫塩の−Sn−0一結合の数とを考慮する必要
がある。以下に記載する説明中、化学量論的な量とは、
第二錫塩の−Sn−○−結合1個に対してメルカプト基
1個を呈するに必要な反応体の量である。
本発明の組成物は、メルカプトオルガノポリシロキサン
帆と第こ錫塩{B)とを混合するに当り、メルカプトオ
ルガノポリシロキサン1分子に対して少くとも1/a分
子の第二錫塩、またはメルカプトオルガノポリシロキサ
ン1分子に対して少くとも1/本分子の第二錫塩とする
に充分な量で第二錫塩を存在させることによって得るこ
とができる。第二錫塩を最低量とした時の組成物は、一
Sn−S−C一緒合も含まれているメルカプト官能性オ
ルガノポリシロキサンである。第二錫塩を増量するに従
い、凶に含まれる1分子当りメルカプト基の数および脚
におけるaとbとの値に応じて種々の有用な組成物が得
られる。aが1の時に得られる生成物は、第二錫塩の量
の増加につれて−C−S−Sn(R3)3基の含有量増
加を示すポリマーであり、最終的には■に含まれる各メ
ルカプト基に対して少くとも1個の第二錫塩の−Sn−
○−結合が含まれるに到り、従って、原料メルカプトオ
ルガノポリシロキサンに含まれる各メルカプト基に対し
て1個の−C−S−Sn(R3)3基を有するポリマー
が得られる。aが2の時に得られる生成物は、一C−S
−Sn(R3)2−S−C−結合を含むポリマーとなり
、かつ、分子量が増加し、凶が1分子当り2個のメルカ
プト基を有する場合、凶に含まれるメルカプト基に対す
る職の−Sn−○−結合の比率が約1:1になると、高
分子量のガムが形成されるようになる。aが2であって
■の分子当りのメルカプト基が2個をこえる時に得られ
る生成物は、第二錫塩がきわめて低水準であれば−C−
S−Sn(R3)2一S−C−結合を含むポリマーとな
り、また第二錫塩の量が増加すると、得られる生成物は
ゲルを形成し、最終的にはェラストマー性の生成物が形
成される。aが3または4の時には、きわめて低水準の
第二錫塩を用いた場合以外は、それぞれ←C一S÷3S
nR3結合および÷C−Sチ4Sn結合を含むポリマー
が生成物として得られ、前記低水準第二錫塩使用時の生
成物は前に述べたような結合を含むポリマーとなる。上
記の理論に従い、一般式1〜Wのメルカプトオルガノポ
リシロキサンを、式RめSn(R3)3で表わされる第
二錫塩の化学量論的な量と混合すると、一C−S−Sn
(R3)3含有シロキサン基を末端に有する、慣用のェ
ラストマー組成物の添加剤として有用であると期待され
るポリマーが得られ、化学量論的な量より少し、量の式
R20Sn(R3)3で表わされる第二錫塩と混合する
と、一C−S−Sn(R3)3含有末端シロキサン基と
メルカプト基との両方を含み、別のメルカプト硬化系で
硬化されるェラストマー製造に有用であると.期待され
るポリマーが得られ、化学量論的な量の式(Rの)2S
n(R3)2またはで表わされる第二錫塩と混合すると
、一C−S−Sn(R3)2−S−C−結合を含む直鏡
状(linear)ガムが得られ「 メルカプト基対−
Sn−○−結合比が約1:1となる量において、式(R
℃)3SnR3または(R℃)4Snのうちのいずれか
で表わされる第二錫塩と混合すると、ェラストマー性物
質が得られる。
同じように、一般式V〜風のメルカプトオルガノポリシ
ロキサンの場合は、化学量論的な量より少し、量の式R
のSn(R3)3で表わされる第二錫塩と混合すると、
一○−S−Sn(R3)3ペンダント基とメルカプト基
との両方を有し、別のメルカプト硬化系で硬化されるェ
ラストマー製造に有用であると期待されるポリマーが得
られ、化学量論的な量の式RのSn(R3)3で表わさ
れる第二錫塩と混合すると、ペンダント型−C一S一S
n(R3)3基を有し、慣用のェラストマー組成物の添
加剤として有用であると期待されるポリマーが得られ、
そして式(Rの)2Sn(R3)2、(R20)3S船
3および(R幻)4Snのうちの一つで表わされる第二
錫塩と、約1:1のメルカプト基対−Sn−○−結合の
比率になる量で混合すると、ェラストマー性物質が得ら
れる。
式1〜Wを有するもののなかから選ばれる1種またはそ
れ以上のポリマーと、式VおよびWを有するもののなか
から選ばれる1種またはそれ以上のポリマーとの混合物
を、式(Rの)2Sn(R3)2、(R20)3SNR
3および(R幻)4Snのうちの一つで表わされる第二
錫塩と、約1:1のメルカプト基対−Sn−0−基の比
率になる島で混合するとェラストマー性物質が得られる
ヱラストマー性物質が得られる上述の混合物においては
、メルカプト基対−Sn−○−結合の比率が約1:1の
時に最適の結果が得られると考えられる。
しかしながら、約0.5:1から2:1までの範囲内で
その比率を変えても、有用なェラストマ−性物質が依然
得られる。本発明の組成物に充填剤を用いることができ
るが、充填剤は必要成分ではない。
充填剤は、例えばヒュームシリカおよび表面にトリメチ
ルシロキシ基のごときトリオルガノシロキシ基を有する
ヒュームシリカ、カーボンブラックまたは沈降シリカの
ような処理および非処理の強化用充填剤ならびに破砕ま
たは粉砕石英、珪藻±および炭酸カルシウムのような増
量用充填剤とすることができる。硬化可能なェラストマ
ー組成物は、メルカプトオルガノポリシロキサン10の
重量部に対して約20の重量部までの充填剤を含む。硬
化によりェラストマーとなる本発明の組成物は、酸素含
有雰囲気、例えば空気の存在または不在下において室温
できわめて迅速に硬化する。
実質的な硬化が起こる前に、成分をよく混合して硬化さ
せるべき適所にそれらを施工するため高速の混合および
調剤装置を用いることが示唆される。得られるェラスト
マーは、乾燥または非粘着表面を有する。従来技術によ
る非メルカプト含有のベルオキシド硬化シリコーンゴム
組成物の場合にみられる空気抑制はみられず、また脂肪
族の不飽和シロキサンおよびSiH含有シロキサンを含
む白金で触媒される組成物の場合にみられる硫黄および
燐のごとき種々の物質による抑制もみられない。本発明
による急速硬化性ェラストマーは、歯科用歯型の製造に
有用であると期待され、メルカプトオルガノポリシロキ
サン(場合によっては充填剤を含有)と第二錫塩とを混
合して提供され得る。このような組成物は、二包装のシ
ーラント系として別々に包装することもできる。例えば
一C−S−Sn(CH2C比CH2CH3)3のような
−C−S−Sn(R3)3型置換基を有する本発明のポ
リマーは、船底塗料の製造に有用であると期待されるが
、その際、この種の置換基は、公知の防汚添加物質と構
造的に同属性を有することにより、防汚特性を発揮する
ものと期待される。
以下例を挙げて本発明を説明するが、これらの例は、本
発明を制限するものではないことを理解すべきである。
例1 平均式 を有するポリマー10の重量部をジブチル錫ジアセテー
ト(DBTDA)2重量部とを混合してェラストマーを
製造した。
このポリマーは、沃素瓶定だ測定して0.4溝重量%の
−SH(ポリマー100のこ対して0.0148モルの
−SH)を含んでいた。混合物は、室温で1分以内にゲ
ル化および硬化し、生成ェラストマーは1時間以内に非
粘着性表面を有した。例2 例1に記載のポリマー10の重量部を、1、0.5およ
び0.1重量部のDBTDAと混合してェラストマーを
製造した。
1重量部のDBTDAを含む混合物は、例1の混合物と
ほとんど同程度に迅速硬化したが、それ以外の混合物は
、すぐゲル化はしたが、室温において数日経つても硬化
しなかった。
*例1に記載のポリマー10の重量部を、2、1、0.
5および0.1重量部のジブチル錫ジラウレート(DB
TDL)と混合してェラストマーを製造した。例1およ
び例2の場合と同機に、DBTDLが1および2重量部
の混合物は、室温で急速に硬化して非粘着性ェラストマ
ーとなるが、それ以外の一つの混合物は、室温で数日経
過しても硬化しなかつた。例4 式 を有するモデル化合物を用い、250℃において下記の
反応について研究した。
研究1 例3 研究2 これらの二つの研究の目的は、メルカプトが化学量論的
にDBTDAと反応するか否かを測定することにあった
研究1の場合、反応後2独特間室温に置いて行なった核
磁気共鳴スペクトル(NM旧)分析では、それぞれ2.
51、2.63および2.7■血の6値を有する三重線
の形成が示された。
この三重線は二硫化物の化学シフトのダウンフィールド
(downfield)にあったので、デシールド原子
(deshieldingatom)1個が硫黄原子に
結合していることを示唆するものであった。反応混合物
に対する気液クロマトグラフ分析(glc)では、多重
生成物ピーク(multipleprod比tpeak
)が示され、これらのピークが一群の生成物を表わすの
か、または単一の錫化合物の分解生成物を表わすのかに
ついての疑問が生じた。
錫化合物がglcカラム内で容易に分解して同じような
多重ピークを生じることは公知である。この点を明らか
にするため、反応生成物のgc質量分光分析を行なった
ところ、{〔(CH3)3Si○〕ジi(C比)(CH
2)ぶ}2Sn(CH2lCH2CH2CH3)2とし
て生成物が同定される。
従って、反応が下記 のとおり進行するものであると
結論できる。研究 2 に お い て は 、DBT
DA対〔(C比)3Si○〕2Si(CH3)(CH2
)ぶ日のモル比を1:2に増加した。室温に2畑時間置
いた後の反応混合物に対するNMRスペクトルでは、研
究1において認められたものと一致する2.筋、2.8
0おび2.92脚の6値を有する三重線が示され、C比
SSnSCH2−結合の形成が確認された。glc析に
よってモノアダクト、〔(C舷)3Si○〕ぶi(C比
)(CH2)ぶSn(CH2CQC日2CH3)2(0
0CCは)が認められなかった故、研究1および研究2
のいずれの場合にも得られたのはジアダクトのみであつ
た。
以上の説明から、本発明を実施するうえにおいて、多く
の改修および変法が当業者に明らかであると思うが、そ
れらに関しては、別紙請求の範囲の記載事項によっての
み制限を受けるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) ジメチルシロキサン単位、トリメチルシロ
    キサン単位、ヒドロキシジメチルシロキサン単位、式▲
    数式、化学式、表等があります▼ の単位、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位、および 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の単位 (式中、Rは炭素原子数1〜3のアルキル基およびフエ
    ニル基からなる群から選ばれる一価の基であり、R^1
    はメチルまたはエチルであり、nは1〜4の値を有する
    )から選ばれる単位の組合せから本質的になるメルカプ
    トオルガノポリシロキサンであって、しかも前記メルカ
    プトオルガノポリシロキサン内には1分子当り平均少く
    とも2個のメルカプト含有シロキサン単位が含まれ、か
    つ、該メルカプトオルガノポリシロキサンに含まれるシ
    ロキサン単位の合計数を基準にしてメルカプト含有シロ
    キサン単位が10モル%を超えない前記メルカプトオル
    ガノポリシロキサン、(B) 式 (R^2O)_aS
    n(R^3)_4_−_a(式中、R^2は一価のアシ
    ル基であり、R_3は一価の炭化水素基であり、そして
    aは1〜4の値を有する)で表わされるもの、および式
    ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^3は前記に定義したとおりであり、R^4
    は二価の炭化水素基であり、そしてbは1または2であ
    る)で表わされるものからなる群から選ばれるカルボン
    酸第二錫塩であって、しかもメルカプトオルガノポリシ
    ロキサン1分子に対して少くとも1/a分子の第二錫塩
    、またはメルカプトオルガノポリシロキサン1分子に対
    して少くとも1/2b分子の第二錫塩を提供するに充分
    な量で存在する前記第二錫塩、および(C) 100重
    量部の(A)に対して0〜200重量部の量の 充填剤
    の混合により製造された物質であることを特徴とする組
    成物。 2 (A)が式: ▲数式、化学式、表等があります▼ および ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、z≧2であり、そしてy+zは約18〜100
    0の値を有する)で表わされるものからなる群から選ば
    れる1種またはそれ以上のメルカプトオルガノポリシロ
    キサンからなり、そして(B)が式:(R^2O)_a
    Sn(R^3)4−a(式中、aは少くとも2である)
    のカルボン酸第二錫塩であって、しかも前記第二錫塩は
    、該メルカプトオルガノポリシロキサンに含まれるメル
    カプト基に対する該第二錫塩中の−Sn−O−結合の比
    率が約1:1となるに充分な量で存在する硬化してエラ
    ストマーとなり得る第1項に記載の組成物。 3 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、xは18〜1000の値を有する)で表わされ
    るものからなる群から選ばれる1種またはそれ以上のメ
    ルカプトオルガノポリシロキサンをさらに含む第2項に
    記載の組成物。 4 (B)がジブチル錫ジラウレートである第1項に記
    載の組成物。 5 (B)がジブチル錫ジアセテートである第1項に記
    載の組成物。 6 (A)におけるnの値が3である第1項に記載の組
    成物。 7 (A)が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、xは18〜1000の値を有し、そしてR^1
    はメチルまたはエチルである)で表わされるものからな
    る群から選ばれる1種またはそれ以上のメルカプトオル
    ガノポリシロキサンであり、そして(B)が式(R^2
    O)_aSn(R^3)_4_−_a(式中、aは3ま
    たは4である)のカルボン酸第二錫塩である第1項に記
    載の組成物。
JP56500303A 1979-12-03 1980-10-20 メルカプトオルガノポリシロキサンとカルボン酸の第二錫塩とを含む組成物 Expired JPS603426B2 (ja)

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