JPS6033451Y2 - ギアトランスミツシヨン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シフトフォーク取付軸を摺動操作自在にミッ
ションケースに取付けたギヤトランスミッションに関し
、簡単な改良でもって、シフトフォーク取付軸を所定通
り円滑に摺動操作できるようにする事を目的とする。

次に、本考案の実施例を例示図に基づいて詳述する。

パイプ組み構造の車体フレーム１に、その前部側に差動
装置２を備えた左右の操向用前車軸３゜３を、かつ後部
側に緩衝装置４を介して左右の後車輪５，５を設けて、
前輪駆動型の走行車体６を構威し、そして運転座席７と
操縦部８を備えた運転キャビン９を車体前部に搭載する
と共に、横軸Ｐまわりで屈伸自在な後側板１０を底板１
１に対してその後端の横軸Ｐ１まわりで揺動及び固定自
在に連結した荷台１２を、前記車体６に対してキャビン
９の後部に設け、もって荷台底板１１の連設のブラケッ
ト２５と後側板基端側部分１０ａにわたるリンク２６の
連結位置の変更により、前記後側板１０を折りたたんで
立設固定させる状態Ａと、第２図に示すように、後側板
１０の底板１１に連ねる補助荷台形成状態Ｂ、及び、第
３図に示すように、伸長状態の後側板１０を底板１１と
地面にわたって斜設する歩み板形成状態Ｃを、選択的に
得られる運搬車を構威しである。

前記運転座席７の下部にエンジン１３を搭載すると共に
、このエンジン１３と前記差動装置２をギアトランスミ
ッションを介して連動連結し、かつ前記ミッションに対
する操作具１４を前記操縦部８を設けである。

前記ギアトランスミッションに対する操作構造を構成す
るに、第４図及び第５図に示すように、後進ギヤ機構を
伝動状態に切換えるシフトフォークａの取付軸１５と、
前進ギヤの第１と第２の変速用ギヤ機構を選択的に伝動
状態の切換えるシフトフォークｂの取付軸１６、及び第
３と第４の変速用ギヤ機構を選択的に伝動状態に切換え
るシフトフォークＣの取付軸１７を、その一端側をミッ
ションケース１８の壁の一部である縦軸１８ｃに形成し
た軸挿通用の孔を貫いて、その縦壁１８ａから突出させ
る状態で、互いに間隔をへだててミッションケース１８
に架設すると共に、それらの軸１５，１６．１７が中立
位置にある時にその突出軸端に形成の係合部ｄ・・・・
・・に選択的に係合連動し、かつ、その係合した軸を摺
動させる１個のシフター１９を、摺動及び回転自在な軸
２０を取付け、そして前記操作具１４を十字水平軸芯ま
わりで前後左右に揺動自在に構成して、この操作具１４
を前記軸２０を連動機構２１で機械的に連動連結すると
共に、ランプやブザー等の後進走行状態報知機構２２に
対するスイッチ２３を、前記後進用シフトフォークａを
操作具として、それの後進切換えに連動して作動する位
置に設けである。

上記の操作構造において、第４図ないし第６図に示すよ
うに、全て前記シフトフォーク取付軸１５．１６．１７
の夫々に、これが挿通された前記ミッションケース縦壁
１８ａに臨むように配置した状態で凹部ｅを形成すると
共に、これら凹部ｅ・・・・・・に入り込ませた偏平板
状の牽制部材２４を前記ミッションケース縦壁１８ａに
取付け、かつその凹部ｅの軸芯方向内を変速のための摺
動操作を許容する巾に設定して、前記牽制部材２４によ
り、前記シフトフォーク取付軸１５，１６．１７を、一
挙に摺動規制及び回り止めを行なえるようにしである。

尚、軸夫々に牽制部材２４を付勢するも良い。

以上要するに本考案が特徴とする構成は、官記したギア
ートランスミッションにおいて、前記シフトフォーク取
付軸の摺動操作ストロークに相当する軸線方向長さを有
した凹部をシフトフォーク取付軸の外周部に形成すると
ともに、ミッションケースの壁に形成された軸挿通用の
孔内に前記四部の一部が入り込む状態で前記シフトフォ
ーク取付軸を配設し、さらに、板状の牽制部材を、前記
シフトフォーク取付軸の回り止めならびに操作ストロー
ク範囲外の摺動規制を行うように前記壁に取付けたこと
にあり、その構成による作用及び効果は次のとおりであ
る。

すなわち、牽制部材がシフトフォーク取付軸の摺動規制
及び回り止めを行うとにより、シフトフォーク取付軸を
所定ストロークだけ円滑に摺動操作でき、シフトギヤが
所定どおり確実に咬合うようにスムーズに変速操作でき
るようになった。

しかも、凹部を前記ミッションケース壁に臨ませ、かつ
、牽制部材の取付けを前記ミッションケース壁にするこ
とにより、牽制部材を偏平板状の簡素な形でかつ小型で
あるところの軽小なもので済ませることができ、構造を
簡略化ができた。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るギアトランスミッションの実施例を
示し、第１図は運搬車の全体側面図、第２図及び第３図
は、夫々後側板の姿勢変更状態を示す部分側面図である
。 第４図はギアトランスミッション操作構造の部分断面図
であり、第５図はその概略平面図である。 第６図は第５図はの■−■線断面図ある。 １５．１６，１７・・・・・・シフトフォーク取付軸、
１８・・・・・・ミッションケース、２４・・・・・・
牽制部材、ｅ・・・・・・凹部、１８ａ・・・・・・壁
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シフトフォーク取付軸１５，１６．１７を摺動操作自在
   にミッションケース１８に取付けたギヤトランスミッシ
   ョンであって、前記シフトフォーク取付軸１５，１６．
   １７の摺動操作ストロークに相当する軸線方向長さを有
   した凹部ｅ・・・・・・をシフトフォーク取付軸１５，
   １６．１７の外周部に形成するとともに、ミッションケ
   ース１８の壁１８ａに形成された軸挿通用の孔内に前記
   凹部ｅの一部が入り込む状態で前記シフトフォーク取付
   軸１５．１６．１７を配設し、さらに、板状の牽制部材
   ２４を、前記シフトフォーク取付軸１５，１６．１７の
   回り止めならびに操作ストローク範囲外の摺動規制を行
   うように前記壁１８ａに取付けであるギヤトランスミッ
   ション。