JPS5820412Y2 - 産業車輌用伝動装置 - Google Patents
産業車輌用伝動装置Info
- Publication number
- JPS5820412Y2 JPS5820412Y2 JP1976043097U JP4309776U JPS5820412Y2 JP S5820412 Y2 JPS5820412 Y2 JP S5820412Y2 JP 1976043097 U JP1976043097 U JP 1976043097U JP 4309776 U JP4309776 U JP 4309776U JP S5820412 Y2 JPS5820412 Y2 JP S5820412Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- transmission
- case
- gear carrier
- drive pinion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は産業車輛用の伝動装置の改良に関し、特に取付
方向を変えるだけで車体高さを変えることができる伝動
装置に関するものである。
方向を変えるだけで車体高さを変えることができる伝動
装置に関するものである。
フォークリフト等の産業車輛にあっては、使用場所によ
る制約或いは使用目的の相違等から、ニューマチックタ
イヤ或いはクッションタイヤが選択されて車輛に取付け
られている。
る制約或いは使用目的の相違等から、ニューマチックタ
イヤ或いはクッションタイヤが選択されて車輛に取付け
られている。
ところが、般に同じ重量の車輛に最適なニューマチック
タイヤとクッションタイヤとでは、そのタイヤ半径が異
なっており、例えば重量が2トンのフォークリフトに最
適なタイヤ径は、ニューマチックタイヤでは半径330
朋、クッションタイヤでは半径26011である。
タイヤとクッションタイヤとでは、そのタイヤ半径が異
なっており、例えば重量が2トンのフォークリフトに最
適なタイヤ径は、ニューマチックタイヤでは半径330
朋、クッションタイヤでは半径26011である。
このため、ニューマチックタイヤ用に設計、製作された
フォークリフトにクッションタイヤを取り付けると、タ
イヤ径が短かい分だけフォークリフトの車体高が低くな
り、種々の問題を生じることになる。
フォークリフトにクッションタイヤを取り付けると、タ
イヤ径が短かい分だけフォークリフトの車体高が低くな
り、種々の問題を生じることになる。
ところで、一般に車輛の車体高を決定するものはタイヤ
径であり、かつタイヤを固定しているアクスルシャフト
の位置である。
径であり、かつタイヤを固定しているアクスルシャフト
の位置である。
したがって、アクスルシャフトを含むギヤユニットの取
り付は高さを変えることによりタイヤ径が異なっても車
底高を常にア定に維持できるのである。
り付は高さを変えることによりタイヤ径が異なっても車
底高を常にア定に維持できるのである。
しかしながらフォークリフトのようにトランスミッショ
ンギヤケースに減速差動装置が一体形成されている構造
のものでは エンジン、即ちエンジン本体と一体のトラ
ンスミッションギヤケースの取付は位置が所定の位置に
限定されている以上、減速差動装置のトランスミッショ
ンギヤケースに対する取付位置のみを変更することろ不
可能である。
ンギヤケースに減速差動装置が一体形成されている構造
のものでは エンジン、即ちエンジン本体と一体のトラ
ンスミッションギヤケースの取付は位置が所定の位置に
限定されている以上、減速差動装置のトランスミッショ
ンギヤケースに対する取付位置のみを変更することろ不
可能である。
このため、従来にあっては ニューマチックタイヤを使
用するフォークリフトと、クンジョンタイヤを使用する
フォークリフトの夫々に適したギヤニュントを別個に設
計、製造しており、部品点数が増大してコスト高になる
と共に、管理が複雑になる等の不具合があった。
用するフォークリフトと、クンジョンタイヤを使用する
フォークリフトの夫々に適したギヤニュントを別個に設
計、製造しており、部品点数が増大してコスト高になる
と共に、管理が複雑になる等の不具合があった。
本考案は以上の事情に鑑み、トランスミッションギヤケ
ースと減速差動装置の一部を構成するギヤキャリアアン
シーとを分離すると共に、該ギヤキャリアアッシーが反
転してトランスミッションギヤケースに取り付けられる
ように構成すると共に、トランス□ツションの前進後退
を前記ギヤキャリアアンシーの取付状態に応じて切換え
る切換機構を設けることにより、同一の部品を用いなが
らも異なる位置にアクスルシャフトを配設できニューマ
チンクタイヤ及びクッションタイヤのいずれのフォーク
リフトにも用いることができる伝動装置を提位するもの
である。
ースと減速差動装置の一部を構成するギヤキャリアアン
シーとを分離すると共に、該ギヤキャリアアッシーが反
転してトランスミッションギヤケースに取り付けられる
ように構成すると共に、トランス□ツションの前進後退
を前記ギヤキャリアアンシーの取付状態に応じて切換え
る切換機構を設けることにより、同一の部品を用いなが
らも異なる位置にアクスルシャフトを配設できニューマ
チンクタイヤ及びクッションタイヤのいずれのフォーク
リフトにも用いることができる伝動装置を提位するもの
である。
以下、図面に示す本考案の一実施例を説明する。
第1図において、1はエンジン本体Eと一体形成された
トランスミッションギヤケース、2はこのトランスミッ
ションギヤケース1に取付けられる減速差動装置(終減
速機)である。
トランスミッションギヤケース、2はこのトランスミッ
ションギヤケース1に取付けられる減速差動装置(終減
速機)である。
トランスミッションギヤケース1内には、第2図に示す
ように複数個の歯車からなる歯車列3が内装され、前後
進切換レバー4或いは変換レバー5の手動操作により該
歯車列3の噛合わせが変化され、メインドライブシャフ
ト60回動力をメインシャツ)7VC正逆転又は変速し
て伝達する。
ように複数個の歯車からなる歯車列3が内装され、前後
進切換レバー4或いは変換レバー5の手動操作により該
歯車列3の噛合わせが変化され、メインドライブシャフ
ト60回動力をメインシャツ)7VC正逆転又は変速し
て伝達する。
簡単に説明すれば、第2図において前後進切換レバー4
を紙面に直角な方向に揺動すればコントロールシャフト
8が回動され、シャフト9に支持されているシフトフォ
ーク10を軸移動し、シンクロメツシュ等を移動して所
定の噛合せとするのである。
を紙面に直角な方向に揺動すればコントロールシャフト
8が回動され、シャフト9に支持されているシフトフォ
ーク10を軸移動し、シンクロメツシュ等を移動して所
定の噛合せとするのである。
これは変速レバー50作用についても同じである。
前記減速差動装置(終減速機)2は、第1図に示すよう
に、ギヤキャリアアンシー2人とアクスルハウジング1
2及びフロントカバー12A等から構成されている。
に、ギヤキャリアアンシー2人とアクスルハウジング1
2及びフロントカバー12A等から構成されている。
前記ギヤキャリアアンシー2人はギヤキャリアケース1
1とこのギヤキャリアケース11で支えたリングギヤ1
3を含むデファレンシャルギヤ14とからなり、これら
はボルト等の結合手段により一体的に構成されている。
1とこのギヤキャリアケース11で支えたリングギヤ1
3を含むデファレンシャルギヤ14とからなり、これら
はボルト等の結合手段により一体的に構成されている。
アクスルハウジング12には前記ギヤキャリアケース1
1とデファレンシャルギヤ14よりなるギヤキャリアア
ンシー2Aが取り付けられると共に、第3図のように、
左右のアクスルシャツH5,16がリングギヤ13の中
心部に挿通されてデファレンシャルギヤ14の一部であ
る図外のサイドギヤに内装され、かつ左右のチューブ部
12a、12bにおいて車体Aに回動自在に支承すると
ともにマス)Bが支承されている。
1とデファレンシャルギヤ14よりなるギヤキャリアア
ンシー2Aが取り付けられると共に、第3図のように、
左右のアクスルシャツH5,16がリングギヤ13の中
心部に挿通されてデファレンシャルギヤ14の一部であ
る図外のサイドギヤに内装され、かつ左右のチューブ部
12a、12bにおいて車体Aに回動自在に支承すると
ともにマス)Bが支承されている。
これはエンジン本体Eが振動してもアクスルハウジング
12に無理な力が作用しないようにするためである。
12に無理な力が作用しないようにするためである。
尚、デファレンシャルギヤ14を構成するビニオンメー
トのメートシャフト(図示せず)は第3図におけるL−
り線上で回転する。
トのメートシャフト(図示せず)は第3図におけるL−
り線上で回転する。
また、設計上の問題から左右の長さが異なっているアク
スルシャフト15゜16は、図においてM−M線を軸と
して回動するものであることは勿論である。
スルシャフト15゜16は、図においてM−M線を軸と
して回動するものであることは勿論である。
H−H線は車体中心線を示している。
一方、ギヤキャリアケース11はトランスミッションギ
ヤケース1とアクスルハウジング12とを連結する為に
両者間に介装されたものであり、トランスミッションギ
ヤケース1にボルト21等によって取付けられる為の円
形フランジ17と、アクスルハウジング12にボルト2
2等により取付けられる為の楕円形フランジ18とが両
端に形成されている。
ヤケース1とアクスルハウジング12とを連結する為に
両者間に介装されたものであり、トランスミッションギ
ヤケース1にボルト21等によって取付けられる為の円
形フランジ17と、アクスルハウジング12にボルト2
2等により取付けられる為の楕円形フランジ18とが両
端に形成されている。
第4図に第1図のIVIV線矢視図を示すように、前記
円形フランジ17と楕円フランジ18には結合手段とな
る複数個のボルト挿通孔1γa、19が設げられており
、挿通孔17aは円形フランジ17の中心、換言すれば
後述するドライブピニオン20の中心C1に対して点対
称になるように設けられ、挿通孔19は楕円フランジ1
8の中心点C2に対して点対称になるように設けられて
いる。
円形フランジ17と楕円フランジ18には結合手段とな
る複数個のボルト挿通孔1γa、19が設げられており
、挿通孔17aは円形フランジ17の中心、換言すれば
後述するドライブピニオン20の中心C1に対して点対
称になるように設けられ、挿通孔19は楕円フランジ1
8の中心点C2に対して点対称になるように設けられて
いる。
なお、この中心線C2を含む水平面内に後述するリング
ギヤ13の中心が位置している。
ギヤ13の中心が位置している。
そして、円形フランジ11の中心点C1と楕円フランジ
18の中心点C2とは上下方向にオフセント配置されて
いる。
18の中心点C2とは上下方向にオフセント配置されて
いる。
詳述すれば、前記メインシャフト7に固定されたドライ
ブピニオン20は円形フランジ17の中心位置に配置さ
れ、またアクスルシャフト15,16の中心線M−Mは
楕円フランジ18の中心点C2を通るように配置されて
おり、第1図に示すようにギヤキャリアケース11を用
いてアクスルハウジング12を組付けた状態では、前記
ドライブピニオン20と前記リングギヤ13とをドライ
ブピニオン20の中心線(前記中心点C1と一致する)
に対してリングギヤ13の中心線(前記中心点C2と一
致する)を上下方向にオフセントして噛合され、リング
ギヤ13の中心線の方が距離aだげドライブピニオン2
0の中心線より上方に配設されている。
ブピニオン20は円形フランジ17の中心位置に配置さ
れ、またアクスルシャフト15,16の中心線M−Mは
楕円フランジ18の中心点C2を通るように配置されて
おり、第1図に示すようにギヤキャリアケース11を用
いてアクスルハウジング12を組付けた状態では、前記
ドライブピニオン20と前記リングギヤ13とをドライ
ブピニオン20の中心線(前記中心点C1と一致する)
に対してリングギヤ13の中心線(前記中心点C2と一
致する)を上下方向にオフセントして噛合され、リング
ギヤ13の中心線の方が距離aだげドライブピニオン2
0の中心線より上方に配設されている。
尚ドライブピニオン20はリングギヤ13と噛合される
際、ドライブピニオン20の前記中心線とリングギヤ1
3の回転中心軸とが交差して配置され、メインシャフト
Tの回動力を90°方向を変えてアクスルシャフH5,
16等に伝達するものであることは言うまでもない。
際、ドライブピニオン20の前記中心線とリングギヤ1
3の回転中心軸とが交差して配置され、メインシャフト
Tの回動力を90°方向を変えてアクスルシャフH5,
16等に伝達するものであることは言うまでもない。
以上のように構成した減速差動装置2は、ニューマチッ
クタイヤ用として用いられるのであるが、この装置をそ
のまま用いてクッションタイヤ用とするにはギヤキャリ
アアンシー2人を上下反転してトランスミッションギヤ
ケース1に取り付けるようにすればよく、この反転した
取付状態を第5図に示した。
クタイヤ用として用いられるのであるが、この装置をそ
のまま用いてクッションタイヤ用とするにはギヤキャリ
アアンシー2人を上下反転してトランスミッションギヤ
ケース1に取り付けるようにすればよく、この反転した
取付状態を第5図に示した。
即ち前記ギヤキャリアアッシー2Aを上下反転する際に
は、ボルト21.22を外すと共に、アクスルシャフト
15,16をデファレンシャルギヤ14から抜脱してお
き、リングギヤ13を含むデファレンシャルギヤ14と
共にギヤキャリアケース11を反転し、再度前記ボルト
2122によってギヤキャリアケース11をトランスミ
ッションケース1およびアクスルハウジング12に固定
することにより行なわれる。
は、ボルト21.22を外すと共に、アクスルシャフト
15,16をデファレンシャルギヤ14から抜脱してお
き、リングギヤ13を含むデファレンシャルギヤ14と
共にギヤキャリアケース11を反転し、再度前記ボルト
2122によってギヤキャリアケース11をトランスミ
ッションケース1およびアクスルハウジング12に固定
することにより行なわれる。
従って、このようにギヤキャリアアンシー2Aを反転す
ることにより前記したドライブピニオン20に対するア
クスルシャフト15.16の中心線M−Mのオフセント
量aがドライブピニオン20の下側に形成されるのであ
る。
ることにより前記したドライブピニオン20に対するア
クスルシャフト15.16の中心線M−Mのオフセント
量aがドライブピニオン20の下側に形成されるのであ
る。
換言すれば、ギヤキャリアアンシー2Aを反転して第5
図の様に構成することにより、第1図の場合と比べてオ
フセットtaの2倍だげ車底高を高くすることができる
のである。
図の様に構成することにより、第1図の場合と比べてオ
フセットtaの2倍だげ車底高を高くすることができる
のである。
したがって、ニューマチックタイヤより径の小さいクッ
ションタイヤを用いるフォークリフトにあっても、ニュ
ーマチックタイヤを用いるフォークリフトと同一部品を
利用して、夫々の車底高を略々等しいものにすることが
できる。
ションタイヤを用いるフォークリフトにあっても、ニュ
ーマチックタイヤを用いるフォークリフトと同一部品を
利用して、夫々の車底高を略々等しいものにすることが
できる。
ここで、ギヤキャリアアッシー2人の反転に際しては、
ギヤキャリアケース11の円形及び楕円の各フランジ1
7.18に形成されたボルト挿通孔17a、19が対称
に穿設されていることにより反転取付けが可能となるの
である。
ギヤキャリアケース11の円形及び楕円の各フランジ1
7.18に形成されたボルト挿通孔17a、19が対称
に穿設されていることにより反転取付けが可能となるの
である。
また、反転においては、ギヤキャリアアンシー2Aのみ
を反転するのではなく、アクスルハウジング12、フロ
ントカバー12A、チューブ12at12b、アクスル
シャフト15,16等からなるドライブアクスルを合わ
せた減速差動装置全部を反転するようにしてもよい。
を反転するのではなく、アクスルハウジング12、フロ
ントカバー12A、チューブ12at12b、アクスル
シャフト15,16等からなるドライブアクスルを合わ
せた減速差動装置全部を反転するようにしてもよい。
この場合には、ギヤキャリアケース11の円形フランジ
1γのボルト挿通孔17aのみ対称に穿設すれば足りる
のである。
1γのボルト挿通孔17aのみ対称に穿設すれば足りる
のである。
一方、ギヤキャリアアンシー2Aの反転により、ドライ
ブピニオン20に対するリングギヤ13の噛合位置も反
転する為前進、後退作用が逆になる。
ブピニオン20に対するリングギヤ13の噛合位置も反
転する為前進、後退作用が逆になる。
したがって、前後進切換レバー4の切換方向も逆となり
不都合である。
不都合である。
これを解消するためには。第6図に示すようにトランス
ミッションギヤケース1内にボルト23を中心にして回
動するレバー24によって構成される切換機構を設け、
このレバー24を介してコントロールシャフト8とシフ
トフォーク10を連結すればよい。
ミッションギヤケース1内にボルト23を中心にして回
動するレバー24によって構成される切換機構を設け、
このレバー24を介してコントロールシャフト8とシフ
トフォーク10を連結すればよい。
この構成により、前後進切換レバー4の同一方向の作動
に対しシフトフォーク10が逆方向に移動し、前記不具
合を解消できるのである。
に対しシフトフォーク10が逆方向に移動し、前記不具
合を解消できるのである。
なお、フォークリフトの場合、前後進は半々に行なうの
で、減速差動装置2を反転した場合のギヤノイズは問題
にならない。
で、減速差動装置2を反転した場合のギヤノイズは問題
にならない。
以上、説明したように本考案にあっては、前進後退の切
換可能なトランスミッションの直後に、中心部にアクス
ルシャフトを配置するリングギヤおよび該リングギヤ回
転によって作動し、前記アクスルシャフトを駆動するデ
ファレンシャルギヤと、これらを保持するギヤキャリア
ケースからなるギヤキャリアアンシーを配置し、かつト
ランスミッションの出力軸と一体に前記リングギヤに噛
合するドライブピニオンを形成したフォークリフト等の
産業車輛用伝動装置において、前記ドライブピニオンと
前記リングギヤとをドライブピニオンの中心線に対して
リングギヤの中心線を上下方向にオフセントして噛合さ
せる一方、前記トランスミッションのケースとギヤキャ
リアケースとを分動し、該ギヤキャリアケースとトラン
スミッションケースとの結合面の夫々の面又はフランジ
に、前記ドライブピニオン中心点に対称に複数個の結合
手段を形成し、車体高の調整の必要に応じてデファレン
シャルギヤのリングギヤとドライブピニオンの所定の噛
合状態でギヤキャリアアッシーを反転してトランスミッ
ションケースに結合可能にすることにより、ギヤキャリ
アアンシーを反転するだけで車高の異なる二種類の伝動
装置を構成することができるので、ニューマチンクタイ
ヤ或いはクンジョンタイヤ用の産業車輛に夫々適した伝
動装置を同一部品の組合わせで構成でき、部品数の低減
及び管理面での単純化を達成することができる。
換可能なトランスミッションの直後に、中心部にアクス
ルシャフトを配置するリングギヤおよび該リングギヤ回
転によって作動し、前記アクスルシャフトを駆動するデ
ファレンシャルギヤと、これらを保持するギヤキャリア
ケースからなるギヤキャリアアンシーを配置し、かつト
ランスミッションの出力軸と一体に前記リングギヤに噛
合するドライブピニオンを形成したフォークリフト等の
産業車輛用伝動装置において、前記ドライブピニオンと
前記リングギヤとをドライブピニオンの中心線に対して
リングギヤの中心線を上下方向にオフセントして噛合さ
せる一方、前記トランスミッションのケースとギヤキャ
リアケースとを分動し、該ギヤキャリアケースとトラン
スミッションケースとの結合面の夫々の面又はフランジ
に、前記ドライブピニオン中心点に対称に複数個の結合
手段を形成し、車体高の調整の必要に応じてデファレン
シャルギヤのリングギヤとドライブピニオンの所定の噛
合状態でギヤキャリアアッシーを反転してトランスミッ
ションケースに結合可能にすることにより、ギヤキャリ
アアンシーを反転するだけで車高の異なる二種類の伝動
装置を構成することができるので、ニューマチンクタイ
ヤ或いはクンジョンタイヤ用の産業車輛に夫々適した伝
動装置を同一部品の組合わせで構成でき、部品数の低減
及び管理面での単純化を達成することができる。
更に、ギヤキャリアアンシーの取付状態に応じて前記ト
ランスミッションの前進後退を切換える切換機構を設け
たことにより、ギヤキャリアアンシーを反転することに
よってアクスルシャフトが逆転する場合、前記切換機構
で前記アクスルシャフトを正転に戻し、正常な走行を可
能にすることができるという優れた効果を奏する。
ランスミッションの前進後退を切換える切換機構を設け
たことにより、ギヤキャリアアンシーを反転することに
よってアクスルシャフトが逆転する場合、前記切換機構
で前記アクスルシャフトを正転に戻し、正常な走行を可
能にすることができるという優れた効果を奏する。
第1図は本考案による伝動装置の部分断面図、第2図は
第1図の[−II線断面図、第3図は第1図の■線矢視
図、第4図は第1図のIV−IV線矢視図、第5図は反
転した状態を示す第1図と同様の図、第6図は第5図の
IV−IV線断面図である。 1・・・・・・トランスミッションケース、2・・曲減
速差動装置(終減速機)、2A・・・・・・ギヤアンシ
ー、6・・・・・・メインドライブシャフト、7・・・
・・・メインシャフト、11・・・・・・ギヤキャリア
ケース、13・・・・・・リングギヤ、15,16・・
・・・・アクスルシャフト、17・・・・・・円形フラ
ンジ、18・・・・・・楕円形フランジ、19・・・・
・・ボルト挿通孔、20・・・・・・ドライブピニオン
24・・・・・・レバー(切換機構)。
第1図の[−II線断面図、第3図は第1図の■線矢視
図、第4図は第1図のIV−IV線矢視図、第5図は反
転した状態を示す第1図と同様の図、第6図は第5図の
IV−IV線断面図である。 1・・・・・・トランスミッションケース、2・・曲減
速差動装置(終減速機)、2A・・・・・・ギヤアンシ
ー、6・・・・・・メインドライブシャフト、7・・・
・・・メインシャフト、11・・・・・・ギヤキャリア
ケース、13・・・・・・リングギヤ、15,16・・
・・・・アクスルシャフト、17・・・・・・円形フラ
ンジ、18・・・・・・楕円形フランジ、19・・・・
・・ボルト挿通孔、20・・・・・・ドライブピニオン
24・・・・・・レバー(切換機構)。
Claims (1)
- 前進後退の切換可能なトランスミッションの直後に、中
心部にアクスルシャフトを配置するリングギヤおよび該
リングギヤ回転によって作動し、前記アクスルシャフト
を駆動するデファレンシャルギヤと、これらを保持する
ギヤキャリアケースからなるギヤキャリアアンシーを配
置し、かつトランスミッションの出力軸と一体に前記リ
ングギヤに噛合するドライブピニオンを形成したフォー
クリフト等の産業車輌用伝動装置において、前記ドライ
ブピニオンと前記リングギヤとをドライブピニオンの中
心線に対してリングギヤの中心線を上下方向にオフセン
トして噛合させる一方、前記トランスミッションのケー
スとギヤキャリアケースとを分割し、該ギヤキャリアケ
ースとトランスミッションケースとの結合面の夫々の面
又はフランジに、前記ドライブピニオン中心点に対称に
複数個の結合手段を形成し、車体高の調整の必要に応じ
てデファレンシャルギヤのリングギヤとドライブピニオ
ンの所定の噛合状態でギヤキャリアアッシーを反転して
トランスミッションケースに結合可能に遠戚すると共に
、前記ギヤキャリアアッシーの取付状態に応じて前記ト
ランスミッションの前進後退を切換える切換機構を設け
たことを特徴とする産業車輛用伝動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976043097U JPS5820412Y2 (ja) | 1976-04-06 | 1976-04-06 | 産業車輌用伝動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976043097U JPS5820412Y2 (ja) | 1976-04-06 | 1976-04-06 | 産業車輌用伝動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52133423U JPS52133423U (ja) | 1977-10-11 |
JPS5820412Y2 true JPS5820412Y2 (ja) | 1983-04-27 |
Family
ID=28502157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976043097U Expired JPS5820412Y2 (ja) | 1976-04-06 | 1976-04-06 | 産業車輌用伝動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820412Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216338Y2 (ja) * | 1981-02-14 | 1987-04-24 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494806U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-16 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125065Y2 (ja) * | 1971-08-26 | 1976-06-26 |
-
1976
- 1976-04-06 JP JP1976043097U patent/JPS5820412Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494806U (ja) * | 1972-04-14 | 1974-01-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52133423U (ja) | 1977-10-11 |
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