JPS646434Y2 - - Google Patents

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JPS646434Y2
JPS646434Y2 JP1982199306U JP19930682U JPS646434Y2 JP S646434 Y2 JPS646434 Y2 JP S646434Y2 JP 1982199306 U JP1982199306 U JP 1982199306U JP 19930682 U JP19930682 U JP 19930682U JP S646434 Y2 JPS646434 Y2 JP S646434Y2
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JP
Japan
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gear
transmission
shaft
speed change
input shaft
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JP1982199306U
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JPS59100134U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は移動農機用ミツシヨンに関するもので
あつて、その目的とするところは、ミツシヨンケ
ースを車軸に直交する仮想中心線lを中心にして
対称形状に形成し、該ミツシヨンケース内には上
記仮想中心線lに対して対称位置に入力軸と変速
軸を配置し、該入力軸と変速軸には夫々同一の変
速ギヤを各々シフターフオークを介して軸方向に
のみ摺動可能に設け、入力軸には上記変速ギヤと
回転数が同一となるような歯数を有するカウンタ
ギヤを相対回転自在に設け、入力軸上の変速ギヤ
では高低の変速を、変速軸上の変速ギヤでは前・
後進の変速を行なうと共に前・後進とも車軸回転
数が同一回転数となるように構成して動力を入力
軸又は変速軸のいずれからでも導入可能にしたこ
とにより、ミツシヨンケースの型の左右兼用化が
可能となるうえ、入力を対称位置に配置した2つ
の軸のどちらからでも入れることが可能で、しか
も入力軸の回転方向及びミツシヨンケースに対す
る取付方向がどちらでも良く、型式の異なる種々
の機械においても必要に応じて軸穴加工を施すの
みで容易に取付けることができ、ミツシヨンの兼
用化が容易となると共に、ギヤの個数も比較的少
なく、各ギヤの噛合構成もシンプルでミツシヨン
を安価且つコンパクトに構成でき、特にテイラー
等操向ハンドルの向きを変えて走行する農機に使
用した場合には前・後進が同一スピードのため走
行感覚を極めて良好にすることが可能な移動農機
用のミツシヨンを提供しようとするものである。
本考案の構成を図面に示された一実施例につい
て説明すれば、第1図はミツシヨンケース1の側
面図、第2図はミツシヨンケース1の内部に組込
まれた伝動系を展開して示す断面図で、ミツシヨ
ンケース1は右ケース1aと左ケース1bをボル
ト2及びナツト3で接合してなるものである。
ところで、上記ミツシヨンケース1は後述の車
軸18,19に直交する仮想中心線lを中心にし
て対称形状に形成されている(第1図参照)。こ
れによりミツシヨンケース1の型も左ケース1b
側と右ケース1a側の左右兼用化を図り得るよう
になつている。
4は入力軸、5は変速軸で、これら両軸4,5
は第1図に示す如く、上記仮想中心線lに対しミ
ツシヨンケース1内の夫々対称位置に配置されて
いる。そして、入力軸4の一側には一体形成され
た変速ギヤ6,7がシフターフオーク31を介し
て軸方向摺動可能にスプライン係合され、他側に
は同じく一体的に形成されたカウンタギヤ8,9
が入力軸4に対し相対回転自在に嵌装されてい
る。また、変速軸5上には上記入力軸4上の変速
ギヤ6,7側に位置して大径ギヤ10及び小径ギ
ヤ11が固定され、また上記カウンタギヤ8,9
側に位置して一体の後進変速ギヤ12、前進変速
ギヤ13がシフターフオーク31′を介して軸方
向摺動可能にスプライン係合せしめられている。
14は中間シヤフトで、15,16は夫々中間
シヤフト14に固定された減速ギヤであつて、一
方の減速ギヤ16は入力軸4上のカウンタギヤ9
と常時噛合しており、また他方の減速ギヤ15は
車軸に回転自在に嵌装されたセンターギヤ17と
常時噛合している。
ところで各ギヤの歯数関係は次のように設定さ
れている。即ち、変速ギヤ6、カウンタギヤ9、
前進変速ギヤ13は夫々同一歯数に、また、変速
ギヤ7、カウンタギヤ8、小径ギヤ11、後進変
速ギヤ12も夫々同一歯数に、更に大径ギヤ1
0、減速ギヤ16も同一歯数に夫々設定されてい
る。
上記のギヤ構成により、ギヤの個数が比較的少
なくて済み、また各ギヤの噛合構成がシンプルで
ミツシヨンを安価且つコンパクトに構成できるよ
うになつている。
18,19は車軸、20,21は車軸ケース、
22,23はサイドクラツチ爪、24,25はサ
イドクラツチのシフターである。
なお、本考案におけるサイドクラツチシフター
24,25の密封構造は次のように構成されてい
る。
即ち、ミツシヨンケース1の外端部にOリング
溝26を設け、該Oリング溝26に2個のOリン
グ27,28を挿入してプレート29及び止めボ
ルト29aを介して止め、一方のOリング27を
油止めとし他方のOリング28を押えとして使用
したものであつて、軸端部に面取がなされていて
もシール作用が完全になると共に、従来のものの
如くOリング溝をシフター24,25の軸部に設
けることなくケース1側に設けているのでシフタ
ー24,25の軸径を小さくしても強度上問題が
なく、またケース端部にOリング溝26を設ける
ため加工性が良く、ケースをダイキヤスト化した
場合はOリング溝26の一体成形が可能である。
30は駐車ブレーキであつて、該駐車ブレーキ
30は変速軸5の一端をケース1bの外方へ突出
せしめることにより変速軸5の外方突出端部に装
備されている。30aはブレーキアームである。
尚、第3図のものは入力軸4の一端を相対回転
自在に支承しているカウンタギヤ8,9の外方端
側をケース1b外方に突出せしめることにより駐
車ブレーキ30を常時噛合のカウンタギヤ8,9
に設けたものであつて、小容量のブレーキで済み
また前進・後進又は中立状態いずれの噛合状態で
もブレーキ作用が働くようになつている。
図中、32,32′はシフトロツド、33,3
3′はシフターレバー、34は車軸ロツク装置で
ある。
さて、エンジン(図示せず)からミツシヨンケ
ース1の入力軸4に伝えられた動力が車軸18,
19へ伝達されるまでの伝達経路を説明すれば、
いま第2図及び第3図に示されたニユートラル状
態から前進1速に操作すると、入力軸4の動力は
変速ギヤ6から大径ギヤ10を介して変速軸5に
伝達され更に前進変速ギヤ13、減速ギヤ16を
経由して中間シヤフト14に伝えられた後減速ギ
ヤ15、センターギヤ17を経て左右の車軸1
8,19に伝達される。
次に、前進2速に操作すると、動力は変速ギヤ
7から小径ギヤ11を介して変速軸5に伝達され
た後、前進変速ギヤ13、減速ギヤ16を介して
中間シヤフト14に伝えられ更に減速ギヤ15、
センターギヤ17を経て車軸18,19に伝達さ
れる。
また、後進1速では、動力は変速ギヤ6から大
径ギヤ10を介して変速軸5に伝達され更に後進
変速ギヤ12、カウンタギヤ8、カウンタギヤ
9、減速ギヤ16を経由して中間シヤフト14に
伝えられた後、減速ギヤ15、センターギヤ17
を経て車軸18,19に伝達される。
ところで、後進変速ギヤ12とカウンタギヤ8
は前記する如く同歯数に設定され、またカウンタ
ギヤ9と前進変速ギヤ13も同歯数に設定されて
いるので後進1速は前進1速の場合と車軸回転数
は同一回転数となる。
次に、後進2速では、動力は変速ギヤ7から小
径ギヤ11を介して変速軸5に伝達された後、後
進変速ギヤ12、カウンタギヤ8、カウンタギヤ
9、減速ギヤ16を介して中間シヤフト14に伝
えられ更に減速ギヤ15、センターギヤ17を経
て車軸18,19に伝達される。この場合も後進
変速ギヤ12とカウンタギヤ8は同歯数、またカ
ウンタギヤ9と前進変速ギヤ13も同歯数に設定
されているので後進2速も前進2速と同一回転数
となるものである。
このように本考案では、ミツシヨンケース1を
車軸に直交する仮想中心線lを中心にして対称形
状に形成し、入力軸4と変速軸5の両軸を仮想中
心線lに対してミツシヨンケース1内の対称位置
に配置すると共に、前・後進とも同一回転数とな
るように構成してあるので、入力軸4の回転方向
及びミツシヨンケース1に対する取付け方向がど
ちらからでも可能であり、また、必要に応じてミ
ツシヨンケース1に軸穴加工を施すのみで入力軸
4と変速軸5のいずれからでも動力を導入するこ
とができるようになつている。
上記したように本考案は、ミツシヨンケースを
車軸に直交する仮想中心線lを中心にして対称形
状に形成し、該ミツシヨンケース内には上記仮想
中心線lに対して対称位置に入力軸と変速軸を配
置し、該入力軸と変速軸には夫々同一の変速ギア
を各々シフターフオークを介して軸方向にのみ摺
動可能に設け、入力軸には上記変速ギアと回転数
が同一となるような歯数を有するカウンタギアを
相対回転自在に設け、入力軸上の変速ギアでは高
低の変速を、変速軸上の変速ギアでは前・後進の
変速を行なうと共に前・後進とも車軸回転数が同
一回転数となるように構成して動力を入力軸又は
変速軸のいずれからでも導入可能にしたから、ミ
ツシヨンケースの型の左右兼用化が可能となるう
え、入力を対称位置に配置した2つの軸のどちら
からでも入れることが可能で、しかも入力軸の回
転方向及びミツシヨンケースに対する取付方向が
どちらからでも良く従つて型式の異なる種々の機
械においても必要に応じて軸穴加工を施すのみで
容易に取付けることができ、ミツシヨンの兼用化
が容易となると共に、ギヤの個数も比較的少なく
て済み、各ギヤの噛合構成もシンプルでミツシヨ
ンを安価且つコンパクトに構成でき大巾なコスト
ダウンを図ることができ、特にテイラー等の操向
ハンドルの向きを変えて走行する機械に使用した
場合には前・後進が同一スピードのため走行感覚
が極めて良好となる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を装備したミツシヨンケースの
側面図、第2図はミツシヨンケース内部の伝動系
を展開して示す断面図、第3図は他の実施例を示
す一部切欠展開断面図である。 図中、1はミツシヨンケース、4は入力軸、5
は変速軸、6,7は変速ギヤ、8,9はカウンタ
ギヤ、12,13は変速ギヤ、18,19は車
軸、lはミツシヨンケースの仮想中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミツシヨンケースを車軸に直交する仮想中心線
    lを中心にして対称形状に形成し、該ミツシヨン
    ケース内には上記仮想中心線lに対して対称位置
    に入力軸と変速軸を配置し、該入力軸と変速軸に
    は夫々同一の変速ギヤを各々シフターフオークを
    介して軸方向にのみ摺動可能に設け、入力軸には
    上記変速ギヤと回転数が同一となるような歯数を
    有するカウンタギヤを相対回転自在に設け、入力
    軸上の変速ギヤでは高低の変速を、変速軸上の変
    速ギヤでは前・後進の変速を行なうと共に前・後
    進とも車軸回転数が同一回転数となるように構成
    して動力を入力軸又は変速軸のいずれからでも導
    入可能にしたことを特徴とする移動農機用ミツシ
    ヨン。
JP19930682U 1982-12-24 1982-12-24 移動農機用ミツシヨン Granted JPS59100134U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19930682U JPS59100134U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 移動農機用ミツシヨン

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JP19930682U JPS59100134U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 移動農機用ミツシヨン

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JPS59100134U JPS59100134U (ja) 1984-07-06
JPS646434Y2 true JPS646434Y2 (ja) 1989-02-20

Family

ID=30424846

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JP19930682U Granted JPS59100134U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 移動農機用ミツシヨン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6044231B2 (ja) * 2012-09-27 2016-12-14 井関農機株式会社 作業車両
JP6241524B2 (ja) * 2016-09-15 2017-12-06 井関農機株式会社 作業車両

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JPS56138549A (en) * 1980-03-31 1981-10-29 Toyo Umpanki Co Ltd Transmission for industrial vehicle
JPS571847A (en) * 1980-06-04 1982-01-07 Kubota Ltd Transmission for car

Family Cites Families (1)

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JPS59100134U (ja) 1984-07-06

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