JPS6032795A - ホスホジエステラ−ゼ1の活性測定用の新規な基質 - Google Patents
ホスホジエステラ−ゼ1の活性測定用の新規な基質Info
- Publication number
- JPS6032795A JPS6032795A JP13872583A JP13872583A JPS6032795A JP S6032795 A JPS6032795 A JP S6032795A JP 13872583 A JP13872583 A JP 13872583A JP 13872583 A JP13872583 A JP 13872583A JP S6032795 A JPS6032795 A JP S6032795A
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- JP
- Japan
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- phosphodiesterase
- activity
- measuring
- measuring activity
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はホスホジエステラーゼI(E.C.3.1.4
.1)活性の測定に有用な新規発色性基質並びにそれを
用いた酸素活性の測定方法に関する。ホスホジエステラ
ーゼIは5′−ヌクレオタイドホスホジエステラーゼと
も呼ばれ,DNA及びRNAのホスホジエステル結合を
加水分解し,5′−又クレオタイドを生成する酵素であ
る。この酵素は人体において肝臓,腎臓,肺臓及び腸粘
膜に多く存在する。又蛇毒に含まれていることもよく知
られている。
.1)活性の測定に有用な新規発色性基質並びにそれを
用いた酸素活性の測定方法に関する。ホスホジエステラ
ーゼIは5′−ヌクレオタイドホスホジエステラーゼと
も呼ばれ,DNA及びRNAのホスホジエステル結合を
加水分解し,5′−又クレオタイドを生成する酵素であ
る。この酵素は人体において肝臓,腎臓,肺臓及び腸粘
膜に多く存在する。又蛇毒に含まれていることもよく知
られている。
この酵素の血中レベル測定の臨床的意義はアイハイニー
等(クリニカル ケミストリー 21巻 1385頁
1975年)によつて報告されているが,殊にそのアイ
ザイムの測定が原発性肝癌及び転移性肝癌の診断に極め
て有用な事がケー・シー・ツー等(キヤンサー リサー
チ33巻 2215頁 1973年)並びにその後の多
数の文献に報告されている。
等(クリニカル ケミストリー 21巻 1385頁
1975年)によつて報告されているが,殊にそのアイ
ザイムの測定が原発性肝癌及び転移性肝癌の診断に極め
て有用な事がケー・シー・ツー等(キヤンサー リサー
チ33巻 2215頁 1973年)並びにその後の多
数の文献に報告されている。
従来から同酵素の総活性の測定には5′−チミヂル酸の
パラニトロフエニルエステルなどが,又,アイソザイム
の測定には5′−チミヂル酸のインドキシリルエステル
などの発色性合成基質が用いられているが,これらは高
価な合成原料と複雑な合成過程を必要とし,又低收率で
あるため極めて高価な基質である。そのために臨床的に
有用な検査であつても広く利用されない欠点があつた。
パラニトロフエニルエステルなどが,又,アイソザイム
の測定には5′−チミヂル酸のインドキシリルエステル
などの発色性合成基質が用いられているが,これらは高
価な合成原料と複雑な合成過程を必要とし,又低收率で
あるため極めて高価な基質である。そのために臨床的に
有用な検査であつても広く利用されない欠点があつた。
本発明者はホスホジエステラーゼIの測定を安価な方法
で行なうべく鋭意研究を重ねた結果,本発明を完成した
。本発明に規定される新基質はN−アセチルインドキシ
リル類とフエニルホスホニツクジクロライド類とを縮合
し,次いでアンモニアでアセチル基を離脱することによ
つて高收率で得ることが出来る。一般式中R1は水素,
ヨード,臭素,塩素,ニトロ基より,又R2は水素,塩
素,水酸基,ニトロ基より選択される。塩としては通常
アンモニウム塩として取得されるが,他の塩として取得
,或いは他の塩に相互変換することも出来る。又,本基
質によるホスホジエステラーゼI活性の測定は従来から
知られている高価な基質と何ら遜色なく行なうことが出
来る。本基質はホスホジエステラーゼI以外の燐酸エス
テル或いはジエステル加水分解酵素例えばリボヌクレア
ーゼ,ホスホジエステラーゼII,アルカリホスフアタ
ーゼとは全く反応しなかつた。以下実施例を示し具体的
に説明する。
で行なうべく鋭意研究を重ねた結果,本発明を完成した
。本発明に規定される新基質はN−アセチルインドキシ
リル類とフエニルホスホニツクジクロライド類とを縮合
し,次いでアンモニアでアセチル基を離脱することによ
つて高收率で得ることが出来る。一般式中R1は水素,
ヨード,臭素,塩素,ニトロ基より,又R2は水素,塩
素,水酸基,ニトロ基より選択される。塩としては通常
アンモニウム塩として取得されるが,他の塩として取得
,或いは他の塩に相互変換することも出来る。又,本基
質によるホスホジエステラーゼI活性の測定は従来から
知られている高価な基質と何ら遜色なく行なうことが出
来る。本基質はホスホジエステラーゼI以外の燐酸エス
テル或いはジエステル加水分解酵素例えばリボヌクレア
ーゼ,ホスホジエステラーゼII,アルカリホスフアタ
ーゼとは全く反応しなかつた。以下実施例を示し具体的
に説明する。
実施例1.アンモニウム 5−ヨードインドキシリール
フエニルホスホネートの合成。
フエニルホスホネートの合成。
5−ヨード−1−アセチルインドール−3−オール(デ
ー・ジエー・ラビガー等 ジヤーナル オブ ヘテロサ
イクリツク ケミストリー 7巻307頁 1970年
に従つて合成)30/mgを無水ピリジン3mlにとか
し,−20℃に冷却する。フエニルホスホニツクジクロ
ライド(市販品)0.145mlを撹拌下,上記ピリジ
ン溶液に滴下する。0℃で60分間,25℃で2時間撹
拌を続ける。次いで冷水30mlの中に上記反応液を撹
拌下加える。一晩放置後上記水溶液を濾過し濾液を減圧
下で濃縮する。この濃縮液に濃アンモニア水10mlを
加え,室温にて8時間放置する。この液を減圧下で濃縮
する。残渣に水10mlを加え,不溶物を濾去し,濾液
を活性炭処理した后濃縮することにより結晶が取得され
る。この結晶を水から再結晶し純粋なアンモニウム 5
−ヨードインドキシリール フエニルホスホネート 3
00mgを得た。融点:183−9℃(分解),紫外部
吸収スペクトル:■289,233mm εmax 4
,600,12,200。
ー・ジエー・ラビガー等 ジヤーナル オブ ヘテロサ
イクリツク ケミストリー 7巻307頁 1970年
に従つて合成)30/mgを無水ピリジン3mlにとか
し,−20℃に冷却する。フエニルホスホニツクジクロ
ライド(市販品)0.145mlを撹拌下,上記ピリジ
ン溶液に滴下する。0℃で60分間,25℃で2時間撹
拌を続ける。次いで冷水30mlの中に上記反応液を撹
拌下加える。一晩放置後上記水溶液を濾過し濾液を減圧
下で濃縮する。この濃縮液に濃アンモニア水10mlを
加え,室温にて8時間放置する。この液を減圧下で濃縮
する。残渣に水10mlを加え,不溶物を濾去し,濾液
を活性炭処理した后濃縮することにより結晶が取得され
る。この結晶を水から再結晶し純粋なアンモニウム 5
−ヨードインドキシリール フエニルホスホネート 3
00mgを得た。融点:183−9℃(分解),紫外部
吸収スペクトル:■289,233mm εmax 4
,600,12,200。
ここで得た基質は牛脾臓由来リボヌクレアーゼ,牛脾臓
由来ホスホジエステーゼII及び大腸菌由来アルカリホ
スフアターゼとそれぞれの酵素の至適反応条件下で全く
反応しなかつた。
由来ホスホジエステーゼII及び大腸菌由来アルカリホ
スフアターゼとそれぞれの酵素の至適反応条件下で全く
反応しなかつた。
実施例 2. アンモニウム 5−ヨードインドキシリ
ール フエニルホスホネートとホスホジエステラーゼI
との反応 実施例1.で得た基質1mgを0.1モル トリスー塩
酸緩衝液(pH8.0)2mlにとかし蛇毒ホスホジエ
ステラーゼ0.1ユニツトを加え37℃で反応したとこ
ろ直ちに反応液は紫色を呈し,次いで紫色の沈澱物(5
,5′−ヂヨードインジゴ)を生じた。
ール フエニルホスホネートとホスホジエステラーゼI
との反応 実施例1.で得た基質1mgを0.1モル トリスー塩
酸緩衝液(pH8.0)2mlにとかし蛇毒ホスホジエ
ステラーゼ0.1ユニツトを加え37℃で反応したとこ
ろ直ちに反応液は紫色を呈し,次いで紫色の沈澱物(5
,5′−ヂヨードインジゴ)を生じた。
又,小沢等の方法(第27回日本臨床病理学会総会 昭
和55年)に従がい転移性肝癌患者の血清をポリアクリ
ルアミド デイスク電気泳動した。次いで実施例1.で
得た基質の0.8mg/ml 0.05モルトリスー塩
酸緩衝液(pH8.1)中でゲルを37°C,18時間
インキユベートすることによりゲル上にアイソザイムI
II,IV及びV(ケー・シー・ツー等(前掲の文献)
の規定による記号)に相当する紫色のバンドが生成した
。
和55年)に従がい転移性肝癌患者の血清をポリアクリ
ルアミド デイスク電気泳動した。次いで実施例1.で
得た基質の0.8mg/ml 0.05モルトリスー塩
酸緩衝液(pH8.1)中でゲルを37°C,18時間
インキユベートすることによりゲル上にアイソザイムI
II,IV及びV(ケー・シー・ツー等(前掲の文献)
の規定による記号)に相当する紫色のバンドが生成した
。
Claims (2)
- (1) 一般式 〔式中,R1はH,I,Br,CL又はNO2よりなる
群より。R2はH,CL,OH,又はNO2よりなる群
より選ばれる〕で表わされるインドキシリール フエニ
ルホスホン酸類及びその塩。 - (2) 前記特許請求の範囲第1項で規定する化合物を
基質として用いることを特徴とするホスホジエステラー
ゼI活性の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13872583A JPS6032795A (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | ホスホジエステラ−ゼ1の活性測定用の新規な基質 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13872583A JPS6032795A (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | ホスホジエステラ−ゼ1の活性測定用の新規な基質 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6032795A true JPS6032795A (ja) | 1985-02-19 |
Family
ID=15228690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13872583A Pending JPS6032795A (ja) | 1983-07-30 | 1983-07-30 | ホスホジエステラ−ゼ1の活性測定用の新規な基質 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032795A (ja) |
-
1983
- 1983-07-30 JP JP13872583A patent/JPS6032795A/ja active Pending
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