JPS6032442Y2 - 緩衝装置 - Google Patents

緩衝装置

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JPS6032442Y2
JPS6032442Y2 JP15375080U JP15375080U JPS6032442Y2 JP S6032442 Y2 JPS6032442 Y2 JP S6032442Y2 JP 15375080 U JP15375080 U JP 15375080U JP 15375080 U JP15375080 U JP 15375080U JP S6032442 Y2 JPS6032442 Y2 JP S6032442Y2
Authority
JP
Japan
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vibration
electromagnet
yoke
spring constant
armature
Prior art date
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Expired
Application number
JP15375080U
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English (en)
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JPS5775247U (ja
Inventor
宏信 古井
実建 二村
Original Assignee
富士通株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士通株式会社 filed Critical 富士通株式会社
Priority to JP15375080U priority Critical patent/JPS6032442Y2/ja
Publication of JPS5775247U publication Critical patent/JPS5775247U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 取付台と機器との間に介在装着して、取付台側より機器
に伝わる振動ばね定数を可変して吸振するこのできる新
規な緩衝装置に係る。
車輛、船舶、航空機等の移動体や振動機械或いはその近
傍に搭載設置される機器、例えば電子機器装置等には、
移動体の機器取付台側より伝わる振動を吸振するため、
取付台と機器との間に吸振装置を設置するのが一般的で
あるが、この吸振装置の一種として防振マウントが使用
されている。
従来の防振マウントは移動体の取付台に取りつける側の
下部取付面と機器を載置する側の上部取付面があり、こ
の、上下2つの取付面は、その間に所望のばね定数(弾
性体を単位長変形させるに必要な力との比)を持った弾
性体、例えば圧縮性流体、ゴム、コイルばね、板ばね、
皿ばね等、またはこれらの弾性体が組合はせられた弾性
体が介在し、この弾性体のたわみ量だけ上下方向に可動
しうるように固着され、水平方向には必要以上互に動か
ないように固着された構造で、しかもばね定数が殆んど
の場合一定であるので、この防振マウント上に載置され
る機器の個有振動数(ばね定数に比例する)もまた防振
マウントによって定まるものであった。
このような構造で、取付台に加わる外部振動数を推定し
、機器の個有振動数が例えばこの外部振動数のほぼ0.
7以上になるように、共振点をずらさせ防振マウントの
ばね定数を決め、防振マウントの弾性エネルギ(ばね定
数とたわみ量の積)が、振動エネルギを吸収して機器の
振動を制御し、或いは振動しないようにしていた。
移動体の取付台に加わる外部振動数は一定でなく、通常
振動数の帯域は広いものであるから、この振動帯域の低
に方の振動数に対応する固有振動数を採用せねばならず
、そのために防振マウントのばね定数も小さい(即ち、
小さい力でばねのたわみが大きい)ものが必要であった
しかしながら振動以外に、取付台に衝撃力が加わった場
合には、その衝撃力を吸収する大きな弾性エネルギが必
要で、このためにばね定数が小さいと大きあたわみ量が
生じる。
従ってはね定数の小さい弾性体は、小さい力でも大きく
たわむのである一定以上の衝撃力に対しては弾性体のた
わみ量の限界を超えるのでこのような場合、防振マウン
トは剛体と同様な状態になり、機器に相当な衝撃力を伝
えるおそれがあった。
上記問題点に鑑み本考案の目的は、外部振動数の広帯域
にわたり防振効果があり、しかも衝撃時に際しても効果
のある防振マウントを提供することにある。
このため本考案は、ばね定数に□でなる第1の弾性体を
電磁石のマチャとヨーク間に設置し、ばね定数に2でな
る第2の弾性体をアマチャの上部に設置して、第1の弾
性体と第2の弾性体とを弾性系として直列ばねとした構
造で、電磁石がOFFのときばばね定数が(−−)で小
さく、K1+ K2 電磁石をONにするとアマチャがヨークに吸着されるこ
とにより、第1の弾性体がばねとしての働きを抑え、第
2の弾性体のみのばね定数に2としてばね定数を大きく
なるようにして、ばね定数が選択的に切替え得る防振マ
ウントであって、以下、図面を参照して本考案の緩衝装
置を実施例につき詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
弾性系を示すモデル図である。
2は上、下面が平面で下部の外周に、取付台18に固着
するための複数の挿通孔24が穿設された鍔部25を有
する円筒形の高透磁性金属よりなるAヨークで、Aヨー
ク2の上部中央部には、Aヨーク2の上端面に固着され
る高透磁性金属よりなるBヨーク3の頭部31が挿入さ
れる円筒形凹穴が穿設されている。
さらにこの円筒形凹穴の外側にはリング形凹溝22が穿
設され、電磁石のコイル1が挿入埋設されている。
Bヨーク3は円形の逆帽子形をなし、上部の縁部の上下
面は平面で、下面はAヨーク2の上面に接触し、他方の
接触面32は空隙長dをもって高透磁性金属よりなるリ
ング状円板のアマチャ6に対向している。
Bヨーク3の下方向の凸形の頭部31はAヨーク2の中
央の円筒形凹穴に挿入され、内部空間33には、ばね定
数に1を持つ圧縮コイルばね5が装着載置されている。
Aヨーク2とBヨーク3とは中央部にて複数の小ねじ4
によって固着されている。
非透磁性金属よりなるアマチャ保持板7は上部の外周に
鍔を有し上面が平面で、下部の外側に下方が開口した筒
部71が形成されて、筒部71の内周面がAヨーク2の
外周面21と可動自在に、Aヨーク2に冠着されている
また筒部71の底部中央には円形凹部72が穿設され、
コイルばねの上部座を形成し、さらに円形凹部72の外
側にリング状凹溝が穿設されて、アマチャ6が挿入埋設
されている。
複数のストッパ15(図は1個のみ示す)は、アマチャ
保持板7の筒部71に螺着され、その突起部はAヨーク
2の外周面21に中心軸に平行して穿設された凹溝23
に遊嵌されてアマチャ6とBヨーク3の接触面32の空
隙長dを保証して、アマチャ保持板7が下方に可動し得
るように規定している。
空隙長dはアマチャ6がBヨークに吸着されたき0とな
り、この時にはコイルばね55に圧縮代がわずかに残っ
ているようになっている。
9は支持板で、アマチャ保持板7の上面に載置され、下
部の鍔部に穿戦された複数の挿通孔をとおるボルト8に
よってアマチャ保持板7に固着され、上部には筒部91
が形成されている。
支持板9の上側で筒部91の外側にはリング状凹溝93
が穿設され、ばね定数に2を持つリング状弾性ゴム10
が載置装着されている。
上面に機器17を固着するための挿通孔12が穿設され
た取付板11は、取付板11の下部にある円形凸部11
′の外周面が、支持板9の筒部91の内周面92に、弾
性ゴム10のたわみ量以上可動自在に嵌入されている。
凸部11′の外側にリング状凹溝11″が、支持板9の
凹溝93に対向して穿設され、弾性ゴム10の上部に接
着されている。
16は取付板11の上部に固着されて機器17の振動状
況を検知するセンサ、例えば圧電計加速度計である。
なお、図示していないがコイル1は引出線を取出し、制
御回路スイッチを介して電源に接続されている。
このような構造の防振マウントの弾性系のばね定数は、
電磁石がOFFのときは、コイルばね5と弾性ゴム10
は直列接続であるので に1に2 (K1+に2)でに1、K2のいずれよりも小さく、電
磁石がONのときは、アマチャ6がBヨーク3に吸着さ
れてコイルばね5は、ばねとしての働きが停止されて、
ばね定数はに2のみとなり大きくなる。
したがって、機器を含む弾性系の固有振動数も、このば
ね定数に相当する低い固有振動数と高い方の固有振動数
の2つに、電磁石の開閉により切替えることが出来た。
センサ16の検知により機器の振動が大きいとき、また
は取付台より伝わる振動数が低いと思われるときには、
制御回路スイッチにより電磁石をOFFとし、低い固有
振動数で対応し機器の振動を防止することが出来る。
取付台より伝わる振動数が高いときは、防振マウントを
高い固有振動数にしても機器は振動することがないから
、電磁石をONにする。
また車輌、船舶等が悪路、荒天中を通過するときや、飛
行体の着陸時等で衝撃力を受けるおそれのあるときも電
磁石はONにする。
このようにしておくと、アマチャ6とBヨーク3は衝突
して、防振マウント機器等を損傷することがなく、また
衝突による機械音も出ない。
しかも弾性ゴム10は弾性エネルギが大きあ材料である
ので、たわみ量が小さくても充分に微撃力を吸収して、
機器に大きな衝撃を与えるとか少ない。
なお、電磁石がOFFのとき衝撃力が伝えられてもアマ
チャ6とBヨークは衝突するが、機器には弾性ゴム10
によって衝撃が伝わることが軽減される。
本考案は電磁石内の弾性体はコイルの外周に複数個使用
しても、また、弾性体の種類も弾性ゴム、コイルばねに
限らずばね定数とたわみ量を所定量に選択すれば、実施
例と同様の効果が得られる。
以上説明したように本考案は2つの弾性体を直炉接続し
、外部状況に応じて、一方の弾性体を剛体化して、ばね
定数を切替えることにより、外部振動数の広域にたわり
、また衝撃に対しても吸収能力があるといった実用上優
れた効果を発揮する緩衝装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
弾性系のモデル図である。 図中、1はコイル、2はAヨーク、21は外周面、22
は凹溝、23は凹溝、24は挿通孔、3はBヨーク、3
1は頭部、32は接触面、33は頭部31の空間、4は
平ネジ、5はコイルばね、6はアマチャ、7はアマチャ
保持板、71は筒部、72は円形凹穴、8はボルト、9
は支持板、91は筒部、92は筒部の内周面、93はリ
ング状凹溝、10はリング状の弾性ゴム、11は取付板
、11′は凸部、11″リング状の凹溝、12は挿通孔
、15はストッパ、16はセンサ、17は機器、18は
取付台を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁力により吸着する電磁石本体と被吸着体とよりなる
    電磁石と、前記電磁石本体と被吸着部体との間に介在装
    着さる第1の緩衝部材と、前記電磁石の外側に前記第1
    の緩衝部材の緩衝方向と同方向に装着せららる第2の緩
    衝部材とよりなる緩衝装置であって、前記電磁石の非吸
    着状態で前記第1、第2の緩衝部材の直列合成ばね定数
    として前記電磁石の吸着状態で前記第2緩衝部材のみの
    ばね定数として選択的に緩衝し得ることを特徴とする緩
    衝装置。
JP15375080U 1980-10-28 1980-10-28 緩衝装置 Expired JPS6032442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15375080U JPS6032442Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28 緩衝装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15375080U JPS6032442Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28 緩衝装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5775247U JPS5775247U (ja) 1982-05-10
JPS6032442Y2 true JPS6032442Y2 (ja) 1985-09-27

Family

ID=29512999

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JP15375080U Expired JPS6032442Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28 緩衝装置

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JPS5775247U (ja) 1982-05-10

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