JP2556615Y2 - 緩衝接続構造におけるアース装置 - Google Patents
緩衝接続構造におけるアース装置Info
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- JP2556615Y2 JP2556615Y2 JP1991016890U JP1689091U JP2556615Y2 JP 2556615 Y2 JP2556615 Y2 JP 2556615Y2 JP 1991016890 U JP1991016890 U JP 1991016890U JP 1689091 U JP1689091 U JP 1689091U JP 2556615 Y2 JP2556615 Y2 JP 2556615Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,例えば磁気ディスク,
プリンタ等のデバイスの緩衝接続構造におけるアース装
置に関するものであり,特に防振,防音構造とした上記
デバイスにおいて,デバイスのレベルと大地のレベルと
を電気的に同一にするために有効なアース装置に関する
ものである。
プリンタ等のデバイスの緩衝接続構造におけるアース装
置に関するものであり,特に防振,防音構造とした上記
デバイスにおいて,デバイスのレベルと大地のレベルと
を電気的に同一にするために有効なアース装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から情報記録再生装置として使用さ
れている例えば磁気ディスク等の装置を設置する場合に
は,これらの装置若しくは機器が振動,衝撃に対して脆
弱であるため,例えばゴムその他の材料からなる緩衝部
材を介して設置する手段が常用されている。また上記装
置に対しては,装置と大地との電気的レベルを同一にす
るために,所謂アースした状態で使用されるのが一般的
である。
れている例えば磁気ディスク等の装置を設置する場合に
は,これらの装置若しくは機器が振動,衝撃に対して脆
弱であるため,例えばゴムその他の材料からなる緩衝部
材を介して設置する手段が常用されている。また上記装
置に対しては,装置と大地との電気的レベルを同一にす
るために,所謂アースした状態で使用されるのが一般的
である。
【0003】図4は従来のアース装置の例を示す要部縦
断面図である。図4において,31はフレームであり,
例えば鉄板等からなり,装置全体を支持可能に形成され
る。32は外殻であり,例えば磁気ディスク,プリンタ
等の電子機器若しくは電気機器を収容し,かつそれらの
外殻部分を構成し,鉄板その他の構造材料によって形成
される。次に33は取付ボルトであり,フレーム31と
外殻32とを接続する。34は緩衝部材であり,例えば
ゴムその他の可撓性弾性材料により中空円筒状に形成さ
れ,フレーム31と外殻32との間に介装される。35
は菊座金であり,取付ボルト33とフレーム31との間
に介装される。
断面図である。図4において,31はフレームであり,
例えば鉄板等からなり,装置全体を支持可能に形成され
る。32は外殻であり,例えば磁気ディスク,プリンタ
等の電子機器若しくは電気機器を収容し,かつそれらの
外殻部分を構成し,鉄板その他の構造材料によって形成
される。次に33は取付ボルトであり,フレーム31と
外殻32とを接続する。34は緩衝部材であり,例えば
ゴムその他の可撓性弾性材料により中空円筒状に形成さ
れ,フレーム31と外殻32との間に介装される。35
は菊座金であり,取付ボルト33とフレーム31との間
に介装される。
【0004】上記の構成により,電気機器をフレーム3
1に固定することができ,フレーム31からの振動を緩
衝部材34によって吸収し,外殻32内に収容される電
気機器(図示省略)に非所望な振動若しくは衝撃が伝播
されることを防止している。また外殻32内に収容され
る例えばプリンタ等に起因する振動がフレーム31に伝
播されて発生する騒音若しくは共鳴を防止している。な
おフレーム31と外殻32との間隙寸法は,取付ボルト
33のすわり部33aの長さ寸法および緩衝部材34の
軸方向長さ寸法を適宜に選定することによって調整可能
である。一方外殻32のアース,すなわち外殻32とフ
レーム31との電気的接続は,取付ボルト33および菊
座金35を介して確保するように構成されている。
1に固定することができ,フレーム31からの振動を緩
衝部材34によって吸収し,外殻32内に収容される電
気機器(図示省略)に非所望な振動若しくは衝撃が伝播
されることを防止している。また外殻32内に収容され
る例えばプリンタ等に起因する振動がフレーム31に伝
播されて発生する騒音若しくは共鳴を防止している。な
おフレーム31と外殻32との間隙寸法は,取付ボルト
33のすわり部33aの長さ寸法および緩衝部材34の
軸方向長さ寸法を適宜に選定することによって調整可能
である。一方外殻32のアース,すなわち外殻32とフ
レーム31との電気的接続は,取付ボルト33および菊
座金35を介して確保するように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の従来のアー
ス装置においては,取付ボルト33が菊座金35を介し
てフレーム31と,また取付ボルト33のねじ部33b
が外殻32と,何れも非緩衝的に接続された構成である
ため,フレーム31と外殻32との間において振動若し
くは衝撃が容易に伝播されることとなり,防振,防音作
用が不充分であるという問題点がある。この問題点を解
消するために,例えば菊座金35に代えてゴム等の緩衝
材料からなる座金を介装させる手段も考え得る。このよ
うな構成にすれば,フレーム31と外殻32との間の振
動若しくは衝撃の伝播は防止されるが,両者間の電気的
接続関係が消失してしまい,所謂アースが取れないこと
となり,外殻32内に収容された電気機器の作動が不安
定な状態となるという問題点がある。
ス装置においては,取付ボルト33が菊座金35を介し
てフレーム31と,また取付ボルト33のねじ部33b
が外殻32と,何れも非緩衝的に接続された構成である
ため,フレーム31と外殻32との間において振動若し
くは衝撃が容易に伝播されることとなり,防振,防音作
用が不充分であるという問題点がある。この問題点を解
消するために,例えば菊座金35に代えてゴム等の緩衝
材料からなる座金を介装させる手段も考え得る。このよ
うな構成にすれば,フレーム31と外殻32との間の振
動若しくは衝撃の伝播は防止されるが,両者間の電気的
接続関係が消失してしまい,所謂アースが取れないこと
となり,外殻32内に収容された電気機器の作動が不安
定な状態となるという問題点がある。
【0006】本考案は,上記従来技術に存在する問題点
を解決し,電子機器若しくは電気機器を収容する外殻3
2とフレーム31との間の振動若しくは衝撃の伝播を完
全に遮断すると共に,上記両者間の電気的接続状態を確
保し得る,緩衝接続構造におけるアース装置を提供する
ことを目的とする。
を解決し,電子機器若しくは電気機器を収容する外殻3
2とフレーム31との間の振動若しくは衝撃の伝播を完
全に遮断すると共に,上記両者間の電気的接続状態を確
保し得る,緩衝接続構造におけるアース装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本考案においては,導電材料からなるフレームと,
導電材料からなる外殻を有する電気機器とを,緩衝部材
および締結部材を介して接続し,かつ前記フレームと外
殻とを電気的に接続してなる緩衝接続構造におけるアー
ス装置において,中空筒状に形成すると共に上端部に環
状の溝(3a)を設けてなる緩衝部材(3)を,フレー
ム(1)に設けた取付穴(1a)内に溝(3a)を介し
て嵌着し,この緩衝部材(3)の外方に,導電材料から
なる薄板により,緩衝部材(3)の軸線と直交する方向
に緩衝部材(3)との相対移動を許容するように形成し
た開口(5),(5a),(6)を有し,かつ緩衝部材
(3)の軸線方向に弾性変形可能に形成したばね部材
(7)を介装させ,前記緩衝部材(3)を貫通して設け
た締結部材(4)の外殻(2)への締結により,緩衝部
材(3)が環状の溝(3a)を介してばね部材(7)の
上端部とフレーム(1)とを挟み込むと共に,ばね部材
(7)の上下端が各々フレーム(1)と外殻(2)とに
接触するように構成する,という技術的手段を採用し
た。
に,本考案においては,導電材料からなるフレームと,
導電材料からなる外殻を有する電気機器とを,緩衝部材
および締結部材を介して接続し,かつ前記フレームと外
殻とを電気的に接続してなる緩衝接続構造におけるアー
ス装置において,中空筒状に形成すると共に上端部に環
状の溝(3a)を設けてなる緩衝部材(3)を,フレー
ム(1)に設けた取付穴(1a)内に溝(3a)を介し
て嵌着し,この緩衝部材(3)の外方に,導電材料から
なる薄板により,緩衝部材(3)の軸線と直交する方向
に緩衝部材(3)との相対移動を許容するように形成し
た開口(5),(5a),(6)を有し,かつ緩衝部材
(3)の軸線方向に弾性変形可能に形成したばね部材
(7)を介装させ,前記緩衝部材(3)を貫通して設け
た締結部材(4)の外殻(2)への締結により,緩衝部
材(3)が環状の溝(3a)を介してばね部材(7)の
上端部とフレーム(1)とを挟み込むと共に,ばね部材
(7)の上下端が各々フレーム(1)と外殻(2)とに
接触するように構成する,という技術的手段を採用し
た。
【0008】
【作用】上記の構成により,フレームと外殻との間には
緩衝部材が介在することにより,両者間の振動若しくは
衝撃の伝播は完全に遮断できる。またフレームと外殻と
の間には導電材料からなるばね部材が,その端部が両者
に接触した状態で介装されるため,両者間の電気的接続
状態を確保することができ,所謂アース装置として作用
する。なお上記ばね部材は,締結部材の締結方向に弾性
変形可能としてあるため,フレームおよび外殻の微小変
位にも完全に追随でき,前記アース装置としての作用を
確保できる。
緩衝部材が介在することにより,両者間の振動若しくは
衝撃の伝播は完全に遮断できる。またフレームと外殻と
の間には導電材料からなるばね部材が,その端部が両者
に接触した状態で介装されるため,両者間の電気的接続
状態を確保することができ,所謂アース装置として作用
する。なお上記ばね部材は,締結部材の締結方向に弾性
変形可能としてあるため,フレームおよび外殻の微小変
位にも完全に追随でき,前記アース装置としての作用を
確保できる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の実施例を示す要部縦断面図で
ある。図1において,1はフレーム,2は外殻であり,
何れも導電材料によって形成する。4は取付ボルトであ
り,前記フレーム1と外殻2との間の間隙寸法を調整す
べきすわり部4aを有する段付きボルトに形成し,先端
部にねじ部4bを設ける。なおフレーム1,外殻2およ
び取付ボルト4は,何れも前記図4におけるフレーム3
1,外殻32および取付ボルト33と対応する。
ある。図1において,1はフレーム,2は外殻であり,
何れも導電材料によって形成する。4は取付ボルトであ
り,前記フレーム1と外殻2との間の間隙寸法を調整す
べきすわり部4aを有する段付きボルトに形成し,先端
部にねじ部4bを設ける。なおフレーム1,外殻2およ
び取付ボルト4は,何れも前記図4におけるフレーム3
1,外殻32および取付ボルト33と対応する。
【0010】次に3は緩衝部材であり,ゴムその他の可
撓性弾性材料により,略中空円筒状に形成すると共に,
上端部に環状の溝3aを設け,フレーム1の所定箇所に
設けた取付穴1a内に嵌着可能に構成する。7はばね部
材であり,例えば厚さ0.1mmのステンレス鋼板によ
り,後記するように形成し,緩衝部材3の外方に,かつ
フレーム1と外殻2との間に,上下端部がフレーム1と
外殻2と接触するように介装させる。
撓性弾性材料により,略中空円筒状に形成すると共に,
上端部に環状の溝3aを設け,フレーム1の所定箇所に
設けた取付穴1a内に嵌着可能に構成する。7はばね部
材であり,例えば厚さ0.1mmのステンレス鋼板によ
り,後記するように形成し,緩衝部材3の外方に,かつ
フレーム1と外殻2との間に,上下端部がフレーム1と
外殻2と接触するように介装させる。
【0011】図2は図1におけるばね部材7を示す斜視
図である。図2において,ばね部材7は縦断面形状を略
コ字状に形成すると共に,上下端部に前記図1に示す緩
衝部材3の一部および取付ボルト4の貫通を許容する開
口5,6を設ける。なお上端部に設けた円形の開口5
は,ばね部材7の一方の端縁に開放する開口5aと連通
させ,下端部に設けた開口6は,ばね部材7の両端縁に
開放させて形成する。このように形成することにより,
ばね部材7は取付ボルト4の軸線と直交する方向に,緩
衝部材3および取付ボルト4と相対移動が可能となる。
このようなばね部材7は,例えば成形用金型とプレス装
置による打抜き成形手段によることが好ましい。なおば
ね部材7の上下端面間の高さ寸法hは,前記図1に示す
フレーム1と外殻2との間の間隙寸法aより若干大に形
成する。
図である。図2において,ばね部材7は縦断面形状を略
コ字状に形成すると共に,上下端部に前記図1に示す緩
衝部材3の一部および取付ボルト4の貫通を許容する開
口5,6を設ける。なお上端部に設けた円形の開口5
は,ばね部材7の一方の端縁に開放する開口5aと連通
させ,下端部に設けた開口6は,ばね部材7の両端縁に
開放させて形成する。このように形成することにより,
ばね部材7は取付ボルト4の軸線と直交する方向に,緩
衝部材3および取付ボルト4と相対移動が可能となる。
このようなばね部材7は,例えば成形用金型とプレス装
置による打抜き成形手段によることが好ましい。なおば
ね部材7の上下端面間の高さ寸法hは,前記図1に示す
フレーム1と外殻2との間の間隙寸法aより若干大に形
成する。
【0012】上記構成のアース装置を組立てるには,フ
レーム1と外殻2との間に緩衝部材3を嵌合挟着し,取
付ボルト4を係合させた後,ばね部材7を軸線と直角方
向に挿入した状態で,取付ボルト4を締結すればよい。
取付ボルト4のすわり部4aによってフレーム1と外殻
2との間の間隙寸法aが確保されると共に,緩衝部材3
とばね部材7には所定の圧縮力が作用し,両者共所定の
弾性変形を生じ,フレーム1と外殻2との間に挟着され
る。
レーム1と外殻2との間に緩衝部材3を嵌合挟着し,取
付ボルト4を係合させた後,ばね部材7を軸線と直角方
向に挿入した状態で,取付ボルト4を締結すればよい。
取付ボルト4のすわり部4aによってフレーム1と外殻
2との間の間隙寸法aが確保されると共に,緩衝部材3
とばね部材7には所定の圧縮力が作用し,両者共所定の
弾性変形を生じ,フレーム1と外殻2との間に挟着され
る。
【0013】上記の構成により,フレーム1と外殻2と
の間には緩衝部材3が介在するため,両者間の振動若し
くは衝撃の伝播は完全に遮断されることとなる。従って
外殻2内に収容される電子機器若しくは電気機器を非所
望な振動若しくは衝撃から保護できる。また外殻2内に
収容される上記機器からの振動のフレーム1への伝播を
遮断し,フレーム2が共鳴する現象をも防止し,防音装
置としての作用も発揮する。
の間には緩衝部材3が介在するため,両者間の振動若し
くは衝撃の伝播は完全に遮断されることとなる。従って
外殻2内に収容される電子機器若しくは電気機器を非所
望な振動若しくは衝撃から保護できる。また外殻2内に
収容される上記機器からの振動のフレーム1への伝播を
遮断し,フレーム2が共鳴する現象をも防止し,防音装
置としての作用も発揮する。
【0014】一方フレーム1と外殻2との間には,導電
材料からなるばね部材7が,弾性変形状態で介装されて
いるから,フレーム1と外殻2との間の電気的接続状態
を確保し,所謂アース装置として作用する。この場合ば
ね部材7は,前記のように薄板(例えば厚さ0.1m
m)により形成されているため,取付ボルト4の締結方
向への弾性変形が可能であると共に,そのばね定数が小
であるから,フレーム1と外殻2との間の振動その他に
起因する微小変位にも完全に追随できる。また緩衝部材
3の振動吸収作用に対する影響もなく,かつ緩衝部材3
との干渉もない。
材料からなるばね部材7が,弾性変形状態で介装されて
いるから,フレーム1と外殻2との間の電気的接続状態
を確保し,所謂アース装置として作用する。この場合ば
ね部材7は,前記のように薄板(例えば厚さ0.1m
m)により形成されているため,取付ボルト4の締結方
向への弾性変形が可能であると共に,そのばね定数が小
であるから,フレーム1と外殻2との間の振動その他に
起因する微小変位にも完全に追随できる。また緩衝部材
3の振動吸収作用に対する影響もなく,かつ緩衝部材3
との干渉もない。
【0015】図3はばね部材7の変形例を示す斜視図で
あり,同一部分は前記図2と同一の参照符号にて示して
ある。図3において,ばね部材7の縦断面形状は略S字
状若しくはZ字状に形成されており,上下方向に弾性変
形可能としてある。従って作用は前記図2に示すものと
同様である。
あり,同一部分は前記図2と同一の参照符号にて示して
ある。図3において,ばね部材7の縦断面形状は略S字
状若しくはZ字状に形成されており,上下方向に弾性変
形可能としてある。従って作用は前記図2に示すものと
同様である。
【0016】上記の実施例においては,締結部材として
取付ボルト4を使用した例を示したが,ボルト以外のも
のを使用してもよく,フレーム1と外殻2とを締結する
機能があればよい。またばね部材7はステンレス鋼以外
の導電材料であってもよく,更にその形状,寸法等は適
用すべき装置の仕様と対応させて適宜選定可能であり,
要するに締結部材4の締結方向に弾性変形可能であり,
緩衝部材3と干渉しなければよい。
取付ボルト4を使用した例を示したが,ボルト以外のも
のを使用してもよく,フレーム1と外殻2とを締結する
機能があればよい。またばね部材7はステンレス鋼以外
の導電材料であってもよく,更にその形状,寸法等は適
用すべき装置の仕様と対応させて適宜選定可能であり,
要するに締結部材4の締結方向に弾性変形可能であり,
緩衝部材3と干渉しなければよい。
【0017】
【考案の効果】本考案は,以上記述のような構成および
作用であるから,電子機器若しくは電気機器を収容する
外殻とフレームとの間の振動若しくは衝撃の伝播を完全
に遮断し得ると共に,上記両者間の電気的接続状態を確
保し得るため,電子機器若しくは電気機器および装置全
体の機能若しくは品質を向上させ得るという効果があ
る。
作用であるから,電子機器若しくは電気機器を収容する
外殻とフレームとの間の振動若しくは衝撃の伝播を完全
に遮断し得ると共に,上記両者間の電気的接続状態を確
保し得るため,電子機器若しくは電気機器および装置全
体の機能若しくは品質を向上させ得るという効果があ
る。
【図1】本考案の実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】図1におけるばね部材を示す斜視図である。
【図3】ばね部材の変形例を示す斜視図である。
【図4】従来のアース装置の例を示す要部縦断面図であ
る。
る。
3 緩衝部材 7 ばね部材
Claims (1)
- 【請求項1】 導電材料からなるフレーム(1)と,導
電材料からなる外殻(2)を有する電気機器とを,緩衝
部材(3)および締結部材(4)を介して接続し,かつ
前記フレーム(1)と外殻(2)とを電気的に接続して
なる緩衝接続構造におけるアース装置において,中空筒状に形成すると共に上端部に環状の溝(3a)を
設けてなる緩衝部材(3)を,フレーム(1)に設けた
取付穴(1a)内に溝(3a)を介して嵌着し,この 緩
衝部材(3)の外方に,導電材料からなる薄板により,
緩衝部材(3)の軸線と直交する方向に緩衝部材(3)
との相対移動を許容するように形成した開口(5),
(5a),(6)を有し,かつ緩衝部材(3)の軸線方
向に弾性変形可能に形成したばね部材(7)を介装さ
せ,前記緩衝部材(3)を貫通して設けた締結部材
(4)の外殻(2)への締結により,緩衝部材(3)が
環状の溝(3a)を介してばね部材(7)の上端部とフ
レーム(1)とを挟み込むと共に,ばね部材(7)の上
下端が各々フレーム(1)と外殻(2)とに接触するよ
うに構成したことを特徴とする緩衝接続構造におけるア
ース装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991016890U JP2556615Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 緩衝接続構造におけるアース装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991016890U JP2556615Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 緩衝接続構造におけるアース装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112463U JPH04112463U (ja) | 1992-09-30 |
JP2556615Y2 true JP2556615Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=31903753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991016890U Expired - Lifetime JP2556615Y2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 緩衝接続構造におけるアース装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556615Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS542722A (en) * | 1977-06-08 | 1979-01-10 | Ricoh Co Ltd | Paper feed cassette |
JPS62116588U (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-24 | ||
JPS63131069U (ja) * | 1987-02-19 | 1988-08-26 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP1991016890U patent/JP2556615Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112463U (ja) | 1992-09-30 |
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