JPH04112463U - 緩衝接続構造におけるアース装置 - Google Patents

緩衝接続構造におけるアース装置

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JPH04112463U
JPH04112463U JP1689091U JP1689091U JPH04112463U JP H04112463 U JPH04112463 U JP H04112463U JP 1689091 U JP1689091 U JP 1689091U JP 1689091 U JP1689091 U JP 1689091U JP H04112463 U JPH04112463 U JP H04112463U
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郁也 金井
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株式会社ピーエフユー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気機器を収容する外殻とフレームとの間の振
動若しくは衝撃の伝播を完全に遮断すると共に,上記両
者間の電気的接続状態を確保し得る緩衝接続構造におけ
るアース装置を提供する。 【構成】導電材料からなるフレーム(1)と,導電材料
からなる外殻(2)を有する電気機器とを,緩衝部材
(3)および締結部材(4)を介して接続し,かつ前記
フレーム(1)と外殻(2)とを電気的に接続してなる
緩衝接続構造におけるアース装置において,緩衝部材
(3)の外方に,導電材料からなる薄板により,緩衝部
材(3)および締結部材(4)の貫通を許容する開口
(5,6)を有し,かつ締結部材(4)の締結方向に弾
性変形可能に形成したばね部材(7)を介装させ,この
ばね部材(7)の端部が前記フレーム(1)と外殻
(2)とに接触するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,例えば磁気ディスク,プリンタ等のデバイスの緩衝接続構造におけ るアース装置に関するものであり,特に防振,防音構造とした上記デバイスにお いて,デバイスのレベルと大地のレベルとを電気的に同一にするために有効なア ース装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から情報記録再生装置として使用されている例えば磁気ディスク等の装置 を設置する場合には,これらの装置若しくは機器が振動,衝撃に対して脆弱であ るため,例えばゴムその他の材料からなる緩衝部材を介して設置する手段が常用 されている。また上記装置に対しては,装置と大地との電気的レベルを同一にす るために,所謂アースした状態で使用されるのが一般的である。
【0003】 図4は従来のアース装置の例を示す要部縦断面図である。図4において,31 はフレームであり,例えば鉄板等からなり,装置全体を支持可能に形成される。 32は外殻であり,例えば磁気ディスク,プリンタ等の電子機器若しくは電気機 器を収容し,かつそれらの外殻部分を構成し,鉄板その他の構造材料によって形 成される。次に33は取付ボルトであり,フレーム31と外殻32とを接続する 。34は緩衝部材であり,例えばゴムその他の可撓性弾性材料により中空円筒状 に形成され,フレーム31と外殻32との間に介装される。35は菊座金であり ,取付ボルト33とフレーム31との間に介装される。
【0004】 上記の構成により,電気機器をフレーム31に固定することができ,フレーム 31からの振動を緩衝部材34によって吸収し,外殻32内に収容される電気機 器(図示省略)に非所望な振動若しくは衝撃が伝播されることを防止している。 また外殻32内に収容される例えばプリンタ等に起因する振動がフレーム31に 伝播されて発生する騒音若しくは共鳴を防止している。なおフレーム31と外殻 32との間隙寸法は,取付ボルト33のすわり部33aの長さ寸法および緩衝部 材34の軸方向長さ寸法を適宜に選定することによって調整可能である。一方外 殻32のアース,すなわち外殻32とフレーム31との電気的接続は,取付ボル ト33および菊座金35を介して確保するように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成の従来のアース装置においては,取付ボルト33が菊座金35を介し てフレーム31と,また取付ボルト33のねじ部33bが外殻32と,何れも非 緩衝的に接続された構成であるため,フレーム31と外殻32との間において振 動若しくは衝撃が容易に伝播されることとなり,防振,防音作用が不充分である という問題点がある。この問題点を解消するために,例えば菊座金35に代えて ゴム等の緩衝材料からなる座金を介装させる手段も考え得る。このような構成に すれば,フレーム31と外殻32との間の振動若しくは衝撃の伝播は防止される が,両者間の電気的接続関係が消失してしまい,所謂アースが取れないこととな り,外殻32内に収容された電気機器の作動が不安定な状態となるという問題点 がある。
【0006】 本考案は,上記従来技術に存在する問題点を解決し,電子機器若しくは電気機 器を収容する外殻32とフレーム31との間の振動若しくは衝撃の伝播を完全に 遮断すると共に,上記両者間の電気的接続状態を確保し得る,緩衝接続構造にお けるアース装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本考案においては,導電材料からなるフレームと ,導電材料からなる外殻を有する電気機器とを,緩衝部材および締結部材を介し て接続し,かつ前記フレームと外殻とを電気的に接続してなる緩衝接続構造にお けるアース装置において,緩衝部材の外方に,導電材料からなる薄板により,緩 衝部材および締結部材の貫通を許容する開口を有し,かつ締結部材の締結方向に 弾性変形可能に形成したばね部材を介装させ,このばね部材の端部が前記フレー ムと外殻とに接触するように構成する,という技術的手段を採用した。
【0008】
【作用】
上記の構成により,フレームと外殻との間には緩衝部材が介在することにより ,両者間の振動若しくは衝撃の伝播は完全に遮断できる。またフレームと外殻と の間には導電材料からなるばね部材が,その端部が両者に接触した状態で介装さ れるため,両者間の電気的接続状態を確保することができ,所謂アース装置とし て作用する。なお上記ばね部材は,締結部材の締結方向に弾性変形可能としてあ るため,フレームおよび外殻の微小変位にも完全に追随でき,前記アース装置と しての作用を確保できる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の実施例を示す要部縦断面図である。図1において,1はフレー ム,2は外殻であり,何れも導電材料によって形成する。4は取付ボルトであり ,前記フレーム1と外殻2との間の間隙寸法を調整すべきすわり部4aを有する 段付きボルトに形成し,先端部にねじ部4bを設ける。なおフレーム1,外殻2 および取付ボルト4は,何れも前記図4におけるフレーム31,外殻32および 取付ボルト33と対応する。
【0010】 次に3は緩衝部材であり,ゴムその他の可撓性弾性材料により,略中空円筒状 に形成すると共に,上端部に環状の溝3aを設け,フレーム1の所定箇所に設け た取付穴1a内に嵌着可能に構成する。7はばね部材であり,例えば厚さ0.1 mmのステンレス鋼板により,後記するように形成し,緩衝部材3の外方に,か つフレーム1と外殻2との間に,上下端部がフレーム1と外殻2と接触するよう に介装させる。
【0011】 図2は図1におけるばね部材7を示す斜視図である。図2において,ばね部材 7は縦断面形状を略コ字状に形成すると共に,上下端部に前記図1に示す緩衝部 材3および取付ボルト4の貫通を許容する開口5,6を設ける。このようなばね 部材7は,例えば成形用金型とプレス装置による打抜き成形手段によることが好 ましい。なおばね部材7の上下端面間の高さ寸法hは,前記図1に示すフレーム 1と外殻2との間の間隙寸法aより若干大に形成する。
【0012】 上記構成のアース装置を組立てるには,フレーム1と外殻2との間に緩衝部材 3を嵌合挟着し,取付ボルト4を係合させた後,ばね部材7を軸線と直角方向に 挿入した状態で,取付ボルト4を締結すればよい。取付ボルト4のすわり部4a によってフレーム1と外殻2との間の間隙寸法aが確保されると共に,緩衝部材 3とばね部材7には所定の圧縮力が作用し,両者共所定の弾性変形を生じ,フレ ーム1と外殻2との間に挟着される。
【0013】 上記の構成により,フレーム1と外殻2との間には緩衝部材3が介在するため ,両者間の振動若しくは衝撃の伝播は完全に遮断されることとなる。従って外殻 2内に収容される電子機器若しくは電気機器を非所望な振動若しくは衝撃から保 護できる。また外殻2内に収容される上記機器からの振動のフレーム1への伝播 を遮断し,フレーム2が共鳴する現象をも防止し,防音装置としての作用も発揮 する。
【0014】 一方フレーム1と外殻2との間には,導電材料からなるばね部材7が,弾性変 形状態で介装されているから,フレーム1と外殻2との間の電気的接続状態を確 保し,所謂アース装置として作用する。この場合ばね部材7は,前記のように薄 板(例えば厚さ0.1mm)により形成されているため,取付ボルト4の締結方 向への弾性変形が可能であると共に,そのばね定数が小であるから,フレーム1 と外殻2との間の振動その他に起因する微小変位にも完全に追随できる。また緩 衝部材3の振動吸収作用に対する影響もなく,かつ緩衝部材3との干渉もない。
【0015】 図3はばね部材7の変形例を示す斜視図であり,同一部分は前記図2と同一の 参照符号にて示してある。図3において,ばね部材7の縦断面形状は略S字状若 しくはZ字状に形成されており,上下方向に弾性変形可能としてある。従って作 用は前記図2に示すものと同様である。
【0016】 上記の実施例においては,締結部材として取付ボルト4を使用した例を示した が,ボルト以外のものを使用してもよく,フレーム1と外殻2とを締結する機能 があればよい。またばね部材7はステンレス鋼以外の導電材料であってもよく, 更にその形状,寸法等は適用すべき装置の仕様と対応させて適宜選定可能であり ,要するに締結部材4の締結方向に弾性変形可能であり,緩衝部材3と干渉しな ければよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案は,以上記述のような構成および作用であるから,電子機器若しくは電 気機器を収容する外殻とフレームとの間の振動若しくは衝撃の伝播を完全に遮断 し得ると共に,上記両者間の電気的接続状態を確保し得るため,電子機器若しく は電気機器および装置全体の機能若しくは品質を向上させ得るという効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】図1におけるばね部材を示す斜視図である。
【図3】ばね部材の変形例を示す斜視図である。
【図4】従来のアース装置の例を示す要部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
3 緩衝部材 7 ばね部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電材料からなるフレーム(1)と,導
    電材料からなる外殻(2)を有する電気機器とを,緩衝
    部材(3)および締結部材(4)を介して接続し,かつ
    前記フレーム(1)と外殻(2)とを電気的に接続して
    なる緩衝接続構造におけるアース装置において,緩衝部
    材(3)の外方に,導電材料からなる薄板により,緩衝
    部材(3)および締結部材(4)の貫通を許容する開口
    (5,6)を有し,かつ締結部材(4)の締結方向に弾
    性変形可能に形成したばね部材(7)を介装させ,この
    ばね部材(7)の端部が前記フレーム(1)と外殻
    (2)とに接触するように構成したことを特徴とする緩
    衝接続構造におけるアース装置。
JP1991016890U 1991-03-20 1991-03-20 緩衝接続構造におけるアース装置 Expired - Lifetime JP2556615Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542722A (en) * 1977-06-08 1979-01-10 Ricoh Co Ltd Paper feed cassette
JPS62116588U (ja) * 1986-01-16 1987-07-24
JPS63131069U (ja) * 1987-02-19 1988-08-26

Patent Citations (3)

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