JPH1194012A - 液体封入マウント及びそれを用いた鉄道車両用軸箱支持装置 - Google Patents

液体封入マウント及びそれを用いた鉄道車両用軸箱支持装置

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JPH1194012A
JPH1194012A JP27362097A JP27362097A JPH1194012A JP H1194012 A JPH1194012 A JP H1194012A JP 27362097 A JP27362097 A JP 27362097A JP 27362097 A JP27362097 A JP 27362097A JP H1194012 A JPH1194012 A JP H1194012A
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mount
shaft
case
liquid
damping
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JP27362097A
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Kazuhiko Sagawa
和彦 佐川
Shigeo Sugawara
繁夫 菅原
Tatsuo Tanaka
龍雄 田中
Mitsuo Kuzukawa
光雄 葛川
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Fukoku Co Ltd
Nippon Steel Corp
Fukoku KK
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
Fukoku KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低周波数域を含めた全周波数域で高減衰特性
を発揮しうる液体封入マウントと、その液体封入マウン
トを用いることにより減衰装置のメンテナンス性を改善
した鉄道車両用軸箱支持装置を提供する。 【解決手段】 ケース1の軸心に支軸4を挿通する。支
軸4の上端とケース1の上端との間を可撓性密封蓋5で
水密に密封する。ケース1の下部と支軸4の下部との間
を積層マウント6で水密に保持し、可撓性密封蓋5と積
層マウント6により形成された水密室内にあって、ケー
ス内周面との間に隙間8aを有し短筒状フランジを周縁
に設けた減衰板8を支軸4の上部に取付け、支軸4との
間に隙間9aを有する減衰板9をケース内周面に取付け
る。前記水密室に高粘性液7を封入してなる液体封入マ
ウント及び該液体封入マウントを使用した鉄道車両用軸
箱支持装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低周波数域を含む
広範囲の振動周波数域にわたり高減衰特性を有する液体
封入マウント及びその液体封入マウントを減衰装置とし
て軸ばね内に装備した鉄道車両用軸箱支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の液体封入マウントには種々のもの
があり、その中で中・高周波数域の振動に対し優れた防
振性を有するものとして、例えば特開平6−25763
8号公報の液体封入ゴムマウントが提案されている。
【0003】前記液体封入マウントは、図7に示すよう
に、ケース30とその中心に挿入した案内棒31との間
に、マウントゴムとマウントプレートを積層した積層マ
ウント32を設け、前記ケース30の下端に液体封入室
33を接合し、ケース30の下縁に沿ってストッパプレ
ート34を設ける。一方、案内棒31の下端に突設した
ボルト36にダンパプレート35をはめ、ナットにより
締着する。このダンパプレート35には複数の小孔37
が設けられ、また周縁にゴムストッパ39が装着されて
おり、液体封入室33の内周との間に隙間38が形成さ
れている。そして、液体封入室33には高減衰液が封入
されている。
【0004】この装置によれば、ケース30と案内棒3
1が上下方向に相対変位する際、ダンパプレート35が
液体封入室33内の液体を撹拌することにより、大きな
減衰力が得られる。この液体封入マウントにより中・高
周波数域で優れた防振性を発揮するには、図11(b)
に示すように上下方向振動に対する減衰係数C2は2〜
6kgf・sec/mmで、また図12(b)に示すよ
うに動ばね定数K2は200〜400kgf/mmの条
件を満たすことが必要である。
【0005】また、鉄道車両における上下方向の振動を
減衰する手段としては、通常軸ばねのばね系を利用して
行われているが、高速車両では図8に示すように軸ばね
に軸ダンパ28を付設している。図は、台車枠23の端
に設けた支持枠24のばね座29と軸箱22の上に設け
たばね座26との間に軸ばね25を装着し、かつ軸ばね
内に特殊ゴム42が設けられ、台車枠23と軸箱22の
側面との間をリンク装置21で接続したリンク式軸箱支
持装置であるが、台車枠23の先端と軸箱22の側面と
の間に軸ダンパ28を設けている。
【0006】前記軸ダンパ28を設置することにより、
良好な乗り心地を維持するのに十分な振動減衰性能が発
揮される。しかし、軸ダンパ28は油漏れを防ぎ良好な
減衰作用を維持するには定期的な分解補修が必要である
が、多数の部品を組み合せた複雑な構成からなるため、
オーバホールに時間がかかりメンテナンス性が悪い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6−257
638号公報の液体封入ゴムマウントは、中・高周波数
域での振動に対し優れた減衰効果を発揮するが、低周波
数域を含めた全周波数域での優れた減衰性能は期待でき
ない。また、前記のごとく密封式オイルダンパからなる
軸ダンパは、オーバホールに時間がかかりメンテナンス
性が悪い。
【0008】本発明は、かかる現状に鑑み、低周波数域
を含めた全周波数域で高減衰特性を発揮しうる液体封入
マウントと、その液体封入マウントを使用することによ
り減衰装置のメンテナンス性を改善した鉄道車両用軸箱
支持装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の液体封入マウントは、筒体の上部に取り付
け用のフランジを設けたケースの軸心に支軸を挿通し、
支軸の上端とケースの上端との間を可撓性密封蓋で水密
に密封し、ケースの下部と支軸の下部との間を複数の円
筒状マウントゴムと円筒状マウントプレートを積層して
なる積層マウントで水密に保持し、可撓性密封蓋と積層
マウントにより形成された水密室内にあって、ケース内
周面との間に隙間を有する短筒状フランジを周縁に設け
た減衰板を支軸の上部に取り付け、支軸との間に隙間を
有する減衰板をケース内周面に取り付け、水密室に高粘
性液を封入してなる。
【0010】また、鉄道車両用軸箱支持装置は、軸ばね
を軸箱の上面またはウイング上に装備した軸箱支持装置
において、軸ばねの内部空間に請求項1記載の液体封入
マウントを減衰装置として挿入し、液体封入マウントの
ケース上部のフランジを台車枠に取り付け、支軸の下端
を軸箱の上面またはウイング上に取り付けてなる。
【0011】更に、軸ばねを軸箱の上面に装備し、かつ
軸箱から張り出した腕とゴムを介して台車枠と固定する
軸はり式軸箱支持装置において、軸ばねの内部空間に請
求項1記載の液体封入マウントを減衰装置として挿入
し、液体封入マウントのケース上部のフランジを台車枠
に取り付け、支軸の下端を軸箱の上面支軸を台車枠に取
り付けてなる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の液体封入マウントは、図
1に示すように、可撓性密封蓋5と積層マウント6によ
りケース1内に形成した水密室の高粘性液7の中に減衰
板8と減衰板9が存在することにより、この装置に上下
方向の振動が作用したとき、減衰板9の動きにより隙間
8a、9aを通して液が撹拌される。この際図11
(a)に示す減衰係数C1と図12(a)に示す動ばね
定数K1を付与することにより、低周波数域を含む全周
波数域で高い減衰性能が得られる。なお、本発明の特徴
は、減衰板8の周縁に短筒状のフランジ8bを設けたこ
とにある。このフランジ8bの存在により減衰板8の厚
さは増すことになる。粘性減衰係数はピストン状の減衰
板8の厚さに比例するため、減衰板の直径が等しい条件
では、単なる平板で厚さの薄い減衰板に比べ厚さの厚い
減衰板8の粘性減衰係数は著しく増大する。
【0013】減衰板8が単なる薄板からなる液体封入マ
ウントと、この出願の請求項1の発明により減衰板8が
その周縁に短筒状フランジを形成してなる液体封入マウ
ントとの振動に対する減衰性能を比較して調べた。その
結果として、振幅が±0.5mmの場合における振動数
と減衰係数の関係を図9に、また振幅が3.0mmの場
合における振動数と減衰係数の関係を図10に示す。こ
の結果より、減衰板の周縁に短筒状フランジを形成する
ことにより、減衰効果が向上することがわかる。
【0014】本発明の液体封入マウントを減衰装置とし
て軸箱支持装置に設ける場合には、図3のリンク式軸箱
支持装置に示すように、軸ばね20の中の空間に減衰装
置13を装備できる。そして、積層マウント6の剛性を
車両の前後・左右に適当に選定すれば、軸ばね20のば
ね性と相まって鉄道車両の軸ばね支持装置として優れた
支持特性が得られると共に、上下方向の振動は減衰装置
の減衰板が高粘性液を撹拌することに加え積層マウント
の剪断抵抗が作用することにより、優れた減衰性能が得
られ、車両の乗り心地が向上する。また、軸ばねの中に
液体封入マウントを取り付けた後、軸ばねに予圧縮を与
えた場合でも、液体封入マウントの可撓性密封蓋の存在
により簡単に予圧縮を与えることができる。なお仮に、
従来技術として示す図7の液体封入マウントを減衰装置
として使ったとすれば、場合には、液体封入室が金属製
容器からなるため、予圧縮を与えることはできない。
【0015】なお、高粘性液としては、粘度が高く温度
依存性の低い液体であれば、なんでも使用できるが、主
にシリコーン油、ポリイソブチレン油、ポリプロピレン
油等が用いられる。また、減衰板8とケース内周面との
隙間8a及び減衰板9と支軸4との隙間9aは実験によ
り減衰性能を調べた結果2〜9mm程度が望ましいこと
がわかった。液体封入マウントとして低周波数域から高
周波数域までの全周波数域で優れた減衰性能を発揮させ
るには、図11(a)に示すように上下方向の減衰係数
1は0.5〜3.0kgf・sec/mm、図12
(a)に示すように動ばね定数K1は40〜80kgf
/mmの条件を満足する必要がある。そして、軸箱支持
装置の支持剛性は前後方向、左右方向それぞれの適値2
00〜1500kgf/mm/軸箱とすることが望まし
い。
【0016】
【実施例】
実施例1 本発明の実施による液体封入マウントを図1により説明
する。図示しない部材に取り付けるため、筒体の上部に
取リ付け用のフランジ2を設け、内周面の中央部分に段
部3を形成してなるケース1の軸心に支軸4を挿通し、
支軸4の上端とケース1の上端との間を、例えば合成ゴ
ムからなる可撓性密封蓋5で水密に密封し、ケース1の
下部と支軸4の下部との間を複数の円筒状マウントゴム
6aと円筒状マウントプレート6bを積層してなる積層
マウント6で水密に保持し、可撓性密封蓋5と積層マウ
ント6により形成された水密室内にあって、ケース内周
面との間に隙間8aを有する短筒状フランジ8bを周縁
に設けた減衰板8を支軸4の上部に取り付け、また支軸
4との間に隙間9aを有する減衰板9をケース内周面の
段部3に取り付ける。そして、水密室に高粘性液7を封
入してなる。前記減衰板9は、高さの低い水密室内にあ
って減衰板8の上下の動きを確保するため、減衰板9の
内部は中高とし減衰板8のフランジ8bの内側空間には
まり得る形状にすることが望ましい。
【0017】この液体封入マウントは、例えば、フラン
ジ2を防振側の部材に当てフランジ2に設けた貫通孔1
6にボルトを通して取り付け、支軸4の下端には発振側
の部材10をボルトにより取り付ける。また、ボルトで
締結する代わりに支軸4の下端部を部材10に設けた孔
に圧入して取り付けることもできる。減衰板9は段部3
に係止して取り付けた場合を示したが、図2に示すよう
にケース内周面に一体に突設することもできる。更に、
減衰板9を筒体内に圧入して取り付けることもできる。
なお、図1には周縁に短筒状フランジ8bを設けた減衰
板8を上側に、減衰板9を下側に配設した場合を示した
が、逆に減衰板9を上側に、減衰板8を下側に配設する
こともできる。
【0018】前記液体封入マウントに上下方向の振動が
加わると、その振動に伴うフランジ4の動きにより減衰
板9が動き高粘性液7を撹拌する。この際、フランジ2
の動きは、減衰板9の優れた粘性減衰特性と共に、液の
高粘性と隙間8a、9aの存在及び積層マウント6の剪
断抵抗により効果のある減衰が行われる。なお、ゴム剛
性を選ぶことにより、積層マウント6の前後左右方向の
硬さを調整することができる。
【0019】実施例2 本発明の実施による液体封入マウントを減衰装置とし
て、鉄道車両のリンク方式軸箱支持装置に装着した場合
を図2、図3に基づいて説明する。台車枠の側はり14
の先端部に設けた支持枠15内に減衰装置13を納め、
支持枠15の天板15aに減衰装置13のフランジ2を
取り付け、該フランジ面と軸箱18の上に設けたばね座
19との間にコイルばねからなる軸ばね20を装着す
る。また軸箱18の内側側面と側はり14との間はリン
ク装置21により接合する。
【0020】減衰装置13は、基本的な構成は図1と同
じであるが、支軸4の代わりに上半部にボルト挿通孔1
1aを、下半部に軸箱上面に植定した突起12cに被嵌
した支柱12を挿嵌する支持孔11bを設けた軸棒11
を使用する。前記支柱12にはボルト12bを螺合する
ねじ孔が設けられている。そして、フランジ2を支持枠
15の天板15aの下側に当てフランジ2に設けた各貫
通孔16にボルト17を通して取り付ける。一方、軸棒
11のボルト挿通孔11aに挿通したボルト12bを前
記支柱12の先端に設けたねじ孔に螺着する。この場
合、軸箱支持装置の前後方向、左右方向それぞれの適値
200〜1500kgf/mm/軸箱で、上下方向振動
に対する減衰係数は0.5〜3kgf・sec/mmの
条件を満たす軸箱支持剛性が得られるように構成する。
【0021】また、前記実施例における減衰装置13を
逆向きにして用いることができる。その一例を図4に示
す。この減衰装置13aの基本構成は図1、図2と同じ
であるが、構造上において積層マウントを上側に、高粘
性液を封入した水密室を下側に配置し、可撓性密封蓋5
a及びケースのフランジ2を軸箱18の上面に載設し、
支持板43を側はり14に設けた支持枠15の天板15
a上に載置しボルト44で締結し、この支持板43に軸
棒11の上端をボルト12bで取り付けた点が異なる。
この場合は、減衰装置13aに上下方向の振動が加わる
と、その振動に伴う軸棒の動きにより、軸棒に取り付け
た下水板が動き高粘性液を撹拌する。この差異の振動に
対する下水作用・効果は図2、図3に示す場合と差異が
ない。
【0022】実施例3 また、本発明の実施による液体封入マウントを減衰装置
として、鉄道車両の円筒ゴム方式軸箱支持装置に装着し
た場合を図5に示す。この場合は、軸箱18の下部から
前後方向に突設したウイング40と台車枠の側はり14
との間に前後一対の軸ばね20が設けられており、各軸
ばね20内に図2の減衰装置13と同じ作用・効果を有
する減衰装置13を装着する。
【0023】実施例4 更に、本発明の実施による液体封入マウントを減衰装置
13として、鉄道車両の軸はり方式軸箱支持装置に装着
した場合を図6に示す。この場合は、軸箱18の上と台
車枠の側はり14との間に軸ばね20が設けられ、軸箱
18の内側と側はり14との間を軸はり41で結合して
なり、軸ばね20内に図2に示す減衰装置13を装着す
る。
【0024】
【発明の効果】本発明の液体封入マウントによれば、低
周波数域から高周波数域までの全周波数域で優れた減衰
性能を発揮することができるから、各種の振動源に対し
防振装置として利用できる。また、鉄道車両の軸箱支持
装置において、軸ダンパに比べ安価な液体封入マウント
を減衰装置として使用すれば、減衰装置の故障時には取
り換えることにより、軸ダンパを使用した場合に比べメ
ンテナンス性が改善される。また、軸ばね内の空間に装
着することにより設置空間を節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施による液体封入マウントの縦断面
図の平面図である。
【図2】本発明の実施により軸箱支持装置の軸ばね内に
装着される液体封入マウントからなる減衰装置の断面図
である。
【図3】本発明の実施による液体封入マウントを減衰装
置として装着した鉄道車両のリンク方式軸箱支持装置を
一部は破断して示す説明図である。
【図4】図3における液体封入マウントとは逆に、上部
に積層マウントを下部に高粘性液を封入した液体封入マ
ウントを減衰装置として装着した鉄道車両のリンク方式
軸箱支持装置を一部は破断して示す説明図である。
【図5】本発明の実施による液体封入マウントを減衰装
置として装着した鉄道車両の円筒ゴム方式軸箱支持装置
の要部を示す説明図である。
【図6】本発明の実施による液体封入マウントを減衰装
置として装着した鉄道車両の軸はり方式軸箱支持装置の
要部を示す説明図である。
【図7】従来の液体封入マウントの一例を示す縦断面図
である。
【図8】従来の減衰装置として軸ダンパを付設したリン
ク方式軸箱支持装置を一部は破断して示す説明図であ
る。
【図9】減衰板8が単なる薄板からなる液体封入マウン
ト(フランジなしタイプ)と、減衰板8がその周縁に短
筒状フランジを形成してなる液体封入マウント(フラン
ジありタイプ)の振幅が±0.5mmの場合における振
動数と減衰係数の関係を示すグラフである。
【図10】減衰板8が単なる薄板からなる液体封入マウ
ント(フランジなしタイプ)と、減衰板8がその周縁に
短筒状フランジを形成してなる液体封入マウント(フラ
ンジありタイプ)の振幅が±3.0mmの場合における
振動数と減衰係数の関係を示すグラフである。
【図11】液体封入マウントに要求される上下方向の減
衰係数Cと周波数との関係を示すグラフで、(a)は本
発明の場合、(b)は比較例としての従来品の場合であ
る。
【図12】液体封入マウントに要求される動ばね定数K
と周波数との関係を示すグラフで、(a)は本発明の場
合、(b)は比較例としての従来品の場合である。
【符号の説明】
1、30 ケース 2 フランジ 3 段部 4 支軸 5、5a 可撓性密封蓋 6 積層マウント 6a 円筒状マウントゴム 6b 円筒状マウントプレート 7 高粘性液 8、9 減衰板 8a、9a 隙間 8b 短筒状フランジ 10 部材 11 軸棒 11a ボルト挿通孔 11b 支持孔 12 支柱 12a 支持棒 12b ボルト 12c 突起 13、13a 減衰装置 14 側はり 15 24 支持枠 15a 天板 16 貫通孔 17、27 ボルト 18、22 軸箱 19、29 ばね座 20 25 軸ばね 21 リンク装置 23 台車枠 26 ばね座 28 軸ダンパ 31 案内棒 32 積層マウント 33 液体封入室 34 ストッパプレート 35 ダンパプレート 36 ボルト 37 孔 38 隙間 39 ゴムストッパ 40 ウイング 41 軸はり 42 特殊ゴム 43 支持板 44 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 繁夫 大阪府大阪市此花区島屋5丁目1番109号 住友金属工業株式会社関西製造所製鋼品 事業所内 (72)発明者 田中 龍雄 埼玉県上尾市菅谷3丁目105番地 株式会 社フコク内 (72)発明者 葛川 光雄 埼玉県上尾市菅谷3丁目105番地 株式会 社フコク内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体の上部に取り付け用のフランジを設
    けたケースの軸心に支軸を挿通し、支軸の上端とケース
    の上端との間を可撓性密封蓋で水密に密封し、ケースの
    下部と支軸の下部との間を複数の円筒状マウントゴムと
    円筒状マウントプレートを積層してなる積層マウントで
    水密に保持し、可撓性密封蓋と積層マウントにより形成
    された水密室内にあって、ケース内周面との間に隙間を
    有する短筒状フランジを周縁に設けた減衰板を支軸に取
    り付け、支軸との間に隙間を有する減衰板をケース内周
    面に取り付け、水密室に高粘性液を封入した液体封入マ
    ウント。
  2. 【請求項2】 軸ばねを軸箱の上面またはウイング上に
    装備した軸箱支持装置において、軸ばねの内部空間に請
    求項1記載の液体封入マウントを減衰装置として挿入
    し、液体封入マウントのケース上部のフランジを台車枠
    に取り付け、支軸の下端を軸箱の上面またはウイング上
    に取り付けた鉄道車両用軸箱支持装置。
  3. 【請求項3】 軸ばねを軸箱の上面に装備し、かつ軸箱
    から張り出した腕を台車枠に結合した軸はり式軸箱支持
    装置において、軸ばねの内部空間に請求項1記載の液体
    封入マウントを減衰装置として挿入し、液体封入マウン
    トのケース上部のフランジを台車枠に取り付け、支軸の
    下端を軸箱の上面に取り付けた鉄道車両用軸箱支持装
    置。
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