JPS6031918B2 - フレキシブル銅張板の製造法 - Google Patents

フレキシブル銅張板の製造法

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JPS6031918B2
JPS6031918B2 JP11475577A JP11475577A JPS6031918B2 JP S6031918 B2 JPS6031918 B2 JP S6031918B2 JP 11475577 A JP11475577 A JP 11475577A JP 11475577 A JP11475577 A JP 11475577A JP S6031918 B2 JPS6031918 B2 JP S6031918B2
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JP
Japan
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film
layer
copper
thickness
nickel
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JP11475577A
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JPS5448648A (en
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和義 阿曾
成明 栗谷
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Nippon Denkai Co Ltd
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Nippon Denkai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プリント回路用のフレキシブル鋼張板の製
造方法に関するものである。
従来、プリント回路用のフレキシブル鋼張板を製造する
には、ポリエステル、ポリエチレン、塩化ビニル、ポリ
イミドなどのプラスチックフィルムと、電解または圧延
によって得た銅箔とを、熱硬化性接着剤を用いてラミネ
ーターを通過せしめて貼着後、これをコイル状に巻き取
るか、或いは接着剤を塗布したフィルムと銅箔とを、そ
れぞれ定尺に切断し、両者を加熱、加圧して成形するい
ずれかの方法によって行なわれてきた。
しかしながら、前者の方法によれば、設備費が高くなり
、またその貼合わせに当ってシワが発生する欠点があり
、後者は、生産性の劣ることが、その欠点であった。一
方、その特性面を考察すると、フレキシブルプリント回
路板の最も重要な特性である耐屈曲性は、使用鋼箔が薄
ければそれだけ向上することが知られ、また当然のこと
ながら、銅箔が導ければ、プリント回路製作に当って、
回路相当部分以外の銅をエッチングする速度も早くなり
、加工費の低減を図ることができる。
しかし、使用鋼箔があまり薄くなると、プラスチックフ
ィルムとラミネートする際に、銅箔にシワが発生し易く
なり、従来の製造方式においては、厚さ18仏以下の銅
箔は、その使用が困難とされていた。
この発明は、上記従釆法の欠点を解消し、ラミネーター
を使用することなく耐屈曲性の優れたフレキシブル鋼張
板を有利に製造する方法を提供するものである。すなわ
ち、本発明は、プラスチックフィルム基村の片面に、熱
硬化性樹脂接着剤の薄層を形成する第1工程と、該層に
銅、ニッケルなどの導電‘性金属蒸着層を設ける第2工
程と、さらに該層に電気メッキにより銅またはニッケル
の膜を形成させる第3工程とを順次行い、従来法の欠点
をことごとく解消し得るようなしたものである。
本発明の方法を実施すれば、従来のラミネータ−の使用
は不要となり、金属面にシワの発生する懸念は全くなく
、また導電性金属薄膜を形成するために、蒸着金属を陰
極として電気メッキを行うため、その膜厚の調整も自在
であり、従来のラミネート方式では、その製造が不可能
であった。その厚さ20山以下の耐屈曲性良好な薄膜金
属によるフレキシブル鋼張板の製造を可能にすることが
できた。しかも、本発明の方法によれば、フレキシブル
鋼張板を長尺コイル状として製作できるので、鋼箔の厚
さを10仏程度として、その長手方向に中数センチメー
トルずつにスリツターしたものは、フレキシブル電線、
シールド材、アース材などの電気部品としても、その使
用が可能であり、しかも従来使用している銅線あるいは
圧延鋼箔よりも軽量のため、生産性の向上と機器の小型
化にも役立つなどの応用面がある。
従って、本発明はフレキシブル鋼張板の製造に有効な技
術を提供する発明と考える。さらに本発明の説明を続け
ると、本発明に用いる基村は、特に限定を行う必要はな
いが、ポリエステル、ポリエチレン、塩化ビニル、ポリ
ィミド、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン
などのフィルムが好適であり、その厚みは15り以上の
ものが作業上有利である。つぎに、上記フィルムに塗布
する樹脂接着剤としては、蒸着させる金属薄膜との接着
性の良いものが望ましく、通常、ポリエステル樹脂、ェ
ボキシ樹脂のような熱硬化性樹脂を用い、コーティング
ロールまたはドクターナイフにより塗布し、熱風乾燥に
よって溶剤を除去し、接着剤の薄層を形成する。
この接着剤層の形成に当って、その厚みは、次工程の真
空蒸着処理と密接な関係があり、塗布層を厚くすると、
接着剤中の溶剤が塗膜に残り、その結果、均一で繊密な
金属蒸着層の形成を困難となし、さりとて接着剤層が薄
す過ぎるとフィルムと蒸着金属層との剥離強度が低下す
るため、その厚みは3〜30rの範囲であることが望ま
しい。まフィルムと導電性金属層との接着性を向上する
必要がある場合は、フィルムの接着剤を塗布する側の面
にサンドブラストまたは化学的エッチング処理を施し、
その面を微細粗面となせば有効である。つぎに接着剤層
に蒸着金属層を設けた意義を説明する。この蒸着処理は
、引続き行う電気メッキの場合の陰極に用いるため必要
であり、蒸着金属としては、電気メッキ処理に適合する
銅、ニッケル、亜鉛、アルミニウム、真ちゆうが好適で
ある。また蒸着層の厚みは、電気メッキを効率的に行う
ため厚いことが望ましく、通常2印h仏程度となば十分
である。引続き行う電気メッキに用いる金属は、銅また
は導電体の耐摩耗性、耐食性、電気的特性を向上できる
ニッケル、銅、ニッケル合金、ニッケル・コバルト合金
、鉄、ニッケル合金を使用する。
またメッキ金属の膜厚は特に限定する必要はないが、メ
ッキ被膜にピンホールの発生がないよう5一以上の膜厚
とすることが望ましい。またフレキシブル鋼張板として
、その対屈曲性およびメッキ作業の効率向上という見地
からすれば、その膜厚は20〃以下であることが好適で
ある。さらに、本発明においては、プラスチックフィル
ムと、析出させた金属薄膜との接着力を向上するため、
必要に応じ後加熱を行い、接着剤に使用した樹脂の硬化
を促進させることも可能である。
また、接着剤をフィルムに塗布する代りに、例えばポリ
ィミドフィルムの片面に熱融着性のテフロン樹脂を被覆
したものを使用し、その上に真空蒸着処理およびメッキ
処理を施して金属薄膜を析出させた後、熱ロールを通す
ことにより、耐熱性のフレキシブル銅張板を製作するこ
ともできる。以下、本発明を実施例によって、さらに具
体的に説明する。実施例 1 厚さ50ムのポリエステルフィルムの片面にポリエステ
ル系樹脂接着剤を塗布し、100qoにおいて5分間乾
燥して厚さ20rの樹脂層を形成した。
ついで談層上に2×10‐5トールの真空下で銅を蒸着
させて厚さ10血一の銅蒸着膜を形成後、1%のリン酸
液で処理し、酸化膜の除去を行った。ついでこれを、C
uS0413も0 250夕/之、比S04100夕/
夕からなる組成の電気メッキ裕中に浸潰し、俗温250
0、電流密度松/dm2において30秒間銅のストライ
クメッキを施し、さらに前記と同一組成の銅〆ッキ俗を
用い、浴温40〜45oo、電流密度8A/dm2の条
件で10山厚みとなるまで銅〆ツキを行った。かくして
得たフレキシブル鋼張板を、1幼時間40ooに保持ち
、前記樹脂接着剤層の硬化促進を行った後、その耐析強
さをJISP8115「紙及び板紙のMIT形試験器に
よる耐折強さ試験方法」に準拠して測定を行ったところ
、480回の耐屈曲性を示し、銅箔とフィルムとの間の
剥離強度は1.2kg/伽であった。また、厚さ25仏
のポリエステルフィルムを使用し、前記と同一の条件を
採用し10r厚さの銅膜を形成させたフレキシブル鋼張
板の耐屈曲曲ま2000回以上を示した。実施例 2厚
さ50仏のポリエステルフィルムの表面に、サンドプラ
スト処理により約2仏の粕化を行ったものに、実施例(
1)で述べたと同一の条件で接着剤層と蒸着鋼膜を形成
させたのち、1%のリン酸液で処理し、蒸着膜面の酸化
層を除去した。
つで、これをNjS04・肌20250夕/夕、NiC
l2・細20 45夕/夕、日380330夕/夕から
なる組成のニッケル浴に浸潰し、浴温25qo、電流密
度3A/dm2、3現砂間の条件でニッケルのストライ
クメッキを施し、引続き、この材料を実施例‘1)で述
べたと同様の硫酸鋼俗を用い、同一メッキ条件を採用し
て、10仏厚みの銅被膜が形成されるまで銅〆ッキを行
った。かくして得たフレキシブル回路板につき、JIS
P8115に準拠して耐屈曲性を測定したところ、45
5回という結果を得た。実施例 3 厚さ50仏のポリエステルフィルムの片面に実施例1と
同一条件により接着剤層を設け、ついで該層面に2×1
05トールの真空下でニッケルを蒸発させて厚さ8仇h
仏の蒸着膜を形成した。
この材料を1%のリン酸液で処理し、ニッケル面の酸化
膜を除去した後、NiS04・細20250夕/夕、N
iC12・母も045夕/夕、日3B0330夕/そか
らなるニッケル〆ッキ浴に浸潰し、格温250C、電流
密度3A/dm2の条件でニッケルのストライクメッキ
を3脱抄間行い、引続き同一組成俗を用いて、浴温45
〜50qo、電流密度松/dm2において7〃のニッケ
ル被膜が得られるまでメッキ処理を行った。かくして得
たフレキシブル回路板は、JISP8115によって耐
屈曲性320回を示した。比較例前記実施例で得たフレ
キシブル鋼張板の性能と比較するため、別に厚さ50r
のポリエステルフィルムの片面に、実施例1で述べたと
同一の条件により厚さ20〃のポリエステル系接着剤の
樹脂層を形成させた後、従来のラミネーターにより、電
解法で作製した厚さ35仏の銅箔と貼合せてフレキシブ
ル鋼張板を製作し、銅箔とフィルムとの間の剥離強度を
測定したところ、1.2k9/肌であり、また、JIS
P8115によって、その耐屈曲性を測定したところ4
7回であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プラスチツクフイルムの片面に、熱硬化性樹脂接着
    剤の薄層を形成させる第1工程と、該層に金属蒸着層を
    設ける第2工程と、ついで該層に電気メツキにより銅ま
    たはニツケルの薄膜を形成する第3工程とを順次行うこ
    とを特徴とするフレキシブル銅張板の製造法。
JP11475577A 1977-09-26 1977-09-26 フレキシブル銅張板の製造法 Expired JPS6031918B2 (ja)

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JPS5448648A JPS5448648A (en) 1979-04-17
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JPH03100197A (ja) * 1989-09-12 1991-04-25 Nippon G Ii Plast Kk ポリマーブレンド成形品へのメッキ処理方法
US20030170431A1 (en) * 2001-05-24 2003-09-11 Masahiro Oguni Heat-resistant resin film with metal layer and wiring board, and method for manufacturing them

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