JPS6030518Y2 - シ−ル装置 - Google Patents

シ−ル装置

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Publication number
JPS6030518Y2
JPS6030518Y2 JP1980103752U JP10375280U JPS6030518Y2 JP S6030518 Y2 JPS6030518 Y2 JP S6030518Y2 JP 1980103752 U JP1980103752 U JP 1980103752U JP 10375280 U JP10375280 U JP 10375280U JP S6030518 Y2 JPS6030518 Y2 JP S6030518Y2
Authority
JP
Japan
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sealing device
elastic ring
sealing
section
annular
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980103752U
Other languages
English (en)
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JPS5725249U (ja
Inventor
宏 永並
晋 風間
兵衛 牧村
紀二 前田
敏之 浦
春生 堀井
Original Assignee
三菱電線工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電線工業株式会社 filed Critical 三菱電線工業株式会社
Priority to JP1980103752U priority Critical patent/JPS6030518Y2/ja
Publication of JPS5725249U publication Critical patent/JPS5725249U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はピストンとシリンダ或いはピストンロッドとロ
ッドカバーのような相対的に往復運動する部材間、並び
に回転シャフトとケーシング等のように相対的に回転運
動する部材間をシールし、液体や気体の漏れを防止する
シール装置に関する。
従来例えば内摺用としては第1図の構造を備えたシール
装置は既に本件出願人により提案されている。
図中12は概ね逆出の字形断面の弾性リングで、ゴム又
はゴム状弾性を有する樹脂で成形されており、断面中央
に比較的薄い矩形断面の内向き環状突片13を一体に備
えている。
該突片13の両側面に各り形シールリング3の背面11
がそれぞれ密着するように、両シールリング3,3は突
片13を挟むように、その両側の環状114.14にそ
れぞれ嵌合され、上記弾性リング12と両り形シールリ
ング3,3とで断面略角形のパツキン100が構成され
る。
弾性リング12は外周面10の両縁に梯形断面の環状リ
ップ16.16を備え、各リップ16はシャフト7に対
し直角な側面17と、半径方向外向に向うにつれて側面
17に接近するよう傾斜した斜面18と、先端の巾の狭
い外周面19で形成されており、図示のようにパツキン
装着溝5への装着時、外周面19が装着溝5の底面20
に圧接するようにリップ16の半径方向高さが定められ
ている。
21は断面三角形の環状の突起で、弾性リング12の側
面17上に複数個が等間隔に弾性リング12と一体に設
けられてあり、溝5の側面22に向い突出している。
弾性リング12の側面17はL形シールリング3の側面
23と概ね同一平面上にあり、従って第2図のパツキン
100′は断面が略角形を呈している。
L形シールリング3はその摺動面6に自己潤滑性を附与
するための処理が施しである。
具体的にはL形シールリング3として金属製充填剤入り
の4弗化エチレン樹脂を用いるときは、かかるシールリ
ング3のシャフト7との摺動面近傍の金属を腐食除去し
て表面を多孔性(ポーラス)にし、しかる後上記ポーラ
ス部にグリース高粘度潤滑油又は二硫化モリブデン等を
含浸させ、自己潤滑性を与える処理を施す。
またL形シールリング3にステップカットによる割り、
バイアスカットによる割りを設けている。
第1図のシール装置は中央の環状突片13を両側のL形
シールリング3の背面11が密着することにより、L形
シールリング3の割りを通過して軸方向に漏れようとす
る流体を阻止するという効果を奏する。
かしながら、上記従来のシール装置は、弾性リング12
の幅1 (弾性リングの突片13と硬質シールリング3
,3の幅の総和でもある)は、パツキン装着溝の幅りよ
り狭くしているため、例えばシャフト7が摺動方向を変
える毎にパツキン100は全体としてパツキン装着溝内
を移動することとなり、従って、該パツキン装着溝の底
面と嵌合された梯形断面の環状リップ16.16は、常
に大きな変形をきたすこととなり、この部分におけるシ
ールの耐久性、安定性に問題があった。
本考案は、このような問題を解消したシール装置を提供
するものであり、円周方向に直角に突出する環状リップ
16.16に代って、斜め方向に突出し、パツキン装着
溝の角部に当接するようにした環状リップを設けたこと
を特徴とする。
以下、図面にもとづいて本考案を説明する。
第2図は本考案の1実施例の断面図である。
弾性リング12の突片13と2ケの硬質リング3゜3と
の位置関係或は各リングの材質は第1図の場合と同じな
ので、説明は第1図との相違点に絞って行う。
25.25は弾性リング12′の外周面10の両端縁2
6.26から斜め方向に突出させて設けた2つの環状リ
ップであり、それぞれパツキン装着溝5の角部27,2
7に当接するようにしている。
本考案に成るシール装置は上記構造を有するため第1図
の従来例に比べて下記の効果を有する。
即ちパツキン装着1100’は環状リップ25゜25に
より、パツキン装着溝5の底面20及び側面22.22
に対して、一定位置に保持されることになり、シャフト
7が摺動方向を変えても、パツキン100′はぼS゛一
定位置に保持され弾性リングとパツキン装着溝間のシー
ル部分は第1図のリップ16.16の構造に比べ、シー
ルの耐久性、安定性を向上させることができる。
本考案者らは、第1図の従来のシール装置と第2図の本
考案のシール装置を第3図の構成から成る試験装置に用
いて耐久性能比較の実験を行った。
第3図において101,102が試験用パツキンで、1
01は孔径50rIrIn用のピストンシール、102
は軸径2orrr!IX用のロッドシールである。
シリンダー200に設けた空気孔A、 Bから7kpf
/dの乾燥空気を交互に流入させてロッド300を摺動
させた。
ロッド300のストロークは220閣、摺動速度は0.
23m、7秒である。
この状態で所定距離摺動させた後、空気孔Aから7 k
gf /ctftの加圧空気を流入させて各シール部の
空気の漏れ量を測定した。
この結果は次表に示すとおりであり、従来のシール装置
に比べ本考案のシール装置は、その耐久性が格段に向上
したことがわかる。
にロッドシールの性能向上は驚異的と言っても過言では
ない。
また、リップ25によりパツキン装着溝側面22との間
のシールも行えるので、弾性リングは第1図のような突
起21を設ける必がなくなり、而して、弾性リング用金
型も安価に製造でき、かつ、弾性リングの製造も容易と
なる。
尚本考案を具体化する時、L形シールリング3の材質と
して前述したような4弗化エチレン樹脂以外の硬質合成
樹脂、或は鋼や焼結合金を使用することもできる。
又環状突片13は弾性リング12の本体から切離して別
体に構成することもできるが、図示の如く弾性リング1
2を一体の逆山形断面にすると、漏れが可及的に少なく
なり、部品点数も減少する利点がある。
第2図は内摺用の例を示したが本考案は勿論外周用にも
適用し得る。
潤滑油の使用が可能な用途に於ては、摺動面が自己潤滑
性を備えていないL形シールリングを採用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本件出願人が先に提案したシール装置の縦断面
図、第2図は本考案によるシール装置の縦断面図で、第
3図はシール試験装置の断面図である。 100.100’・・・・・・パツキン、3・・・・・
・L形シールリング(硬質リング)、5・・・・・・環
状パツキン装着溝、12,12’・・・・・・弾性リン
グ、13・・・・・・環状突片、25・・・・・・環状
リップ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)中央に環状突片を有する概ね逆出の字形断面の弾
    性リングと、上記突片の両側の環状溝内に該突片を挟む
    ようにしてそれぞれ嵌合された断面り形の二つの硬質シ
    ールリングとにより構成された断面略角形のパツキンを
    、パツキン装着溝内に、上記弾性リングがパツキン装着
    溝の底側に位置し、かつ上記両硬質シールリングの局面
    がシール面に摺接するように装着してなるシール装置に
    おいてパツキン装着溝幅より幅狭の該弾性リングのパツ
    キン装着溝の底側に位置する周面の両端縁に該端縁から
    斜め方向に突出する環状リップを設け、該リップがそれ
    ぞれパツキン装着溝の角部に当接するようにしたことを
    特徴とするシール装置。
  2. (2)両シールリングの周面に自己潤滑性の表面処理が
    施されていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のシール装置。
JP1980103752U 1980-07-21 1980-07-21 シ−ル装置 Expired JPS6030518Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980103752U JPS6030518Y2 (ja) 1980-07-21 1980-07-21 シ−ル装置

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JP1980103752U JPS6030518Y2 (ja) 1980-07-21 1980-07-21 シ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5725249U JPS5725249U (ja) 1982-02-09
JPS6030518Y2 true JPS6030518Y2 (ja) 1985-09-12

Family

ID=29465137

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JP1980103752U Expired JPS6030518Y2 (ja) 1980-07-21 1980-07-21 シ−ル装置

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JPS5725249U (ja) 1982-02-09

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