JPS6029757B2 - 冶金用コ−クス製造用原料炭の事前処理方法 - Google Patents

冶金用コ−クス製造用原料炭の事前処理方法

Info

Publication number
JPS6029757B2
JPS6029757B2 JP1930681A JP1930681A JPS6029757B2 JP S6029757 B2 JPS6029757 B2 JP S6029757B2 JP 1930681 A JP1930681 A JP 1930681A JP 1930681 A JP1930681 A JP 1930681A JP S6029757 B2 JPS6029757 B2 JP S6029757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coal
granulated
water
coke
classification point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1930681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57133184A (en
Inventor
博 大岩
晴是 汐田
幸弘 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1930681A priority Critical patent/JPS6029757B2/ja
Publication of JPS57133184A publication Critical patent/JPS57133184A/ja
Publication of JPS6029757B2 publication Critical patent/JPS6029757B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coke Industry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、捨金用コークス製造用原料炭をコークス炉へ
装入するに際して治金用コークスの生産性、品質、エネ
ルギー原単位の向上をはかるために、捨金用コークス製
造用原料炭を事前処理する方法に関し、特に低位の処理
費でコークスの生産性、品質、エネルギー原単位を飛躍
的に向上できる治金用コークス製造用原料炭の事前処理
方法を提供するものである。
従釆、一般に原料炭はャードに山積みされており、この
原料炭をコークス炉へ装入するに際しては、ャードから
の原料炭は、まず粉砕機で−3側、70〜90%に粉砕
され、この粉炭が、一般的に室炉コークス路へ装入され
、乾留され、捨金用コークスが製造される。
以下この事前処理法を粉炭法と呼ぶoこの場合に室炉コ
ークス炉へ袋入される菱入炭の嵩密度を高めることによ
って上記コークスの生函性、品質、エネルギー原単位を
高めることは衆知である。
そして装入炭の嵩密度を高める方法の内、粉炭を室炉コ
ークス炉へ装入する前の事前処理方法の一つとして装入
炭水分と装入嵩密度との衆知の関係を利用して、前記粉
炭を乾燥して(以下粉炭乾燥法と呼ぶ)、この低水分の
粉炭を装入する方法がある。
また原料炭乾留を室炉コークス炉を使用する場合におけ
る他の事前処理方法として成形炭法(後で詳述する)が
ある。一方、コークスの品質、エネルギー原単位を向上
せしめる目的ではあるが、原料炭の乾留に際して、上記
室炉コークス炉を用いず、例えばシャフト炉等の特殊炉
を使用する成形コークス法がある。
この成形コークス法とは、コークス品質とエネルギー原
単位の向上を目的として前記−3肌、70〜90%の粉
炭にピッチあるいは水溶性有機バインダーと水とを添加
、混練し、これをべレタィザ−や成形機等を使用して、
40〜5仇ゆでに造粒し、必要に応じて乾燥して、造粒
炭となし、この造粒炭を例えばシャフト炉へ充てんして
直接乾留して治金用コークスを製造する方法である。
この方法では、バインダーとしてピッチを使用する場合
は、造粒炭製造コストが高く、一方バインダーとして水
溶性有機バインダーと水を使用する場合は、40〜5仇
帆◇に造粒するためには、その造粒性から水の添加量が
、原料炭に対して15〜20%必要であるため、乾燥の
ため、あるいは乾留のための熱エネルギーが多量に必要
となり、トータルのエネルギー原単位が増大し、工業的
、実用的に不利である。
またシャフト炉等の特殊炉を使用するものであるから、
一般的ではない。また、前記成形炭法とは、コークスの
生産性、品質、エネルギー原単位の向上を目的として、
前記−3柳、70〜90%の粉炭の一部にピッチを添加
して、蒸気を吹込みつつ混線し、これを成形機を使用し
て30〜4助成こ造粒し、成形炭となし、この成形炭と
前記粉炭の一部とを室炉コークス炉へ菱入し、捨金用コ
ークスを製造する方法である。
なお成形炭の原料となる粉炭を特定銘柄の原料炭を粉砕
することで得て、これを原料として成形炭となし、この
成形炭とともに室炉コークス炉へ装入される粉炭につい
ては、別の特定銘柄の原料炭を粉砕して得るようになし
ている場合もある。この成形炭法では、バインダーとし
てピッチを使用すると共に混練に際しては蒸気が必要で
あり、成形炭製造コストが高い。さらに前記粉炭乾燥法
とは、コークスの生産性、品質及びエネルギー原単位の
向上を目的として、衆知の装入炭水分と装入炭高密度と
の関係を利用し、前記粉炭の全量あるいは一部分を乾燥
機で目標水分まで乾燥して、この目標の低水分の粉炭を
全量、コークス炉へ装入したり、低水分の粉炭と乾燥処
理しない他の粉炭とを混合して、目標低水分となしこれ
を菱入する方法(特公昭47一39921号公報)であ
る。
この粉炭乾燥方法では原料炭が一3柵が70〜90%の
範囲の粒度構成のため、これを乾燥機で乾燥処理するに
際して乾燥機出側の排ガス中に多量の徴粉が飛散し排ガ
スをそのまま放散すると環境を悪化する。
これを防止するため上記乾燥機に付帯して複数基の集塵
機が排ガスの通路に直列に配置されているため、乾燥設
備の設備費が高くなり、かつ設備の集塵機での圧力損失
が増加するため、運転電力が大となり、乾燥処理コスト
が高くなる。一方集塵された粉塵は、他の乾燥炭に比較
して低水分でありかつ粒径が小さいため、他の乾燥炭及
び湿炭と混合してコークス炉に装入する場合には、輸送
過程で飛散し、環境悪化防止上からまた集塵機が必要と
なる。さらに袋入時にも、袋入車集塵機の発塵量が大中
に増加し、吸引風量を適正にしなければ、炭塵爆発の危
険性がある。また、コークス炉発生ガス(COG)中へ
の飛散も増加し、安水盾環系でのスラッジ量の増加及び
上記COGから分離回収されるタール中へ、徴粉スラッ
ヂが含まれてしまうため、タール品質の低下をひきおこ
すことになる。前記発塵問題を解消すると共に、集塵粉
炭をコークス原料炭として有効利用するために従来、椿
公昭49一28241号公報に、集塵粉炭に高価な童質
油を添加して、1〜3肋に造粒処理する方法が提案され
ているが、造粒炭の強度を強くするためには童質油の添
加量が、多く必要なため、造粒処理コストが高くつく欠
点がある。
本発明は、前記従釆法の諸欠点を解消する、つまり従来
法に比較して低位の処理費(処理コスト)でもつて、コ
ークス生産性、品質、エネルギー原単位を飛躍的に向上
できる治金用コークス製造用原料炭の事前処理方法を提
供することを目的とするものである。
本発明の要旨は、ヤードに貯炭されている原料炭を分級
点が3〜6肌以下の一定値の分級機で分級し、この分級
点以下の高水分の原料炭に水添加することなく、あるい
は原料炭に対して必要最小限の水を添加し、安価な水溶
性有機バインダーを添加して濠練し、これを造粒機で造
粒し、3〜13側の造粒炭となし、この造粒炭を乾燥機
で乾燥し、乾燥状態の造粒炭を得ることを特徴とする治
金用コークス製造用原料炭の事前処理方法にある。
以下本発明について詳細に説明する。
ャード‘こ貯炭されている原料炭は、一般に第1図の粒
度分布を有している。
この粒度構成の内で細粒部の石炭は、装入炭高密度を低
下させることが判った。これは、本発明者らの調査結果
、例えば第2図に示す、装入炭における例えば3肌以下
の細粒部の石炭の配合割合と装入炭嵩密度の関係より明
らかである。すなわち第2図は、装入炭における3肋以
下の紬粒炭の割合を減少させることにより、装入炭高密
度を高める(いいかえるとコークスの品質時に冷間強度
、熱間反応後強度を高める)ことができることを示して
いる。そこで本発明者らは第2図の関係に着目して、コ
ークス炉の装入炭高密度を高めるために、ヤード‘こ貯
炭されている原料炭の紬粒部を分級機で分離し、これを
造粒し、3〜13肋の造粒炭となし、この造粒炭と前述
の如く一般的にコークス炉に菱入されている3肋以下8
0〜90%の粉炭と混合し、コークス炉へ菱入した結果
、第3図の如き造粒炭配合割合(造粒炭/装入炭)×1
00%)と装入炭高密度の関係が得られた。第3図は3
〜13脚の造粒炭配合法によれば造粒炭配合割合が60
%程度で、菱入高密度が最大値を示す。また第1図の粒
度分布を有する原料炭について、粒度別に水分値を調査
した結果、粒度が細かくなるにつれて水分値が高くなる
ことが判った。
第4,5図は調査結果の一例を示したもので、詳しくは
原料炭を分級点を1〜6肋とした。分級機で分級し、各
分級点における分級点以下の粒度の原料炭並びに分級点
以上の粒度の原料炭の水分を第4図,第5図に示したも
のである。なお分級する前の原料炭の平均水分は9%で
ある。これら第4,5図に示すように、例えば3肌分級
すれば、分級点以下の石炭については、平均水分値9%
よりも3%高い12%の高水分炭が得られ、一方分級点
以上の石炭については、平均水分値9%よりも2%低い
7%の低水分炭が得られる。上記高水分炭と低水分炭の
水分差は5%となっている。
更に例えば6肋分級すれば、分級点以下の石炭について
は平均水分値よりも2%高い高水分炭が得られ、一方分
級点以上の石炭については平均水分値より3%低い低水
分炭が得られ、高水分炭と低水分炭の水分差は5%とな
っている。前記成形コークス法のように、バインダーと
して安価な水溶性有機バインダーを使用する石炭の造粒
法については、一般に造粒用原料の水分が20%程度必
要であるといわれているが、本発明者らが、水溶性有機
バインダーを使用する前提で、造粒用原料炭粒度構成(
3側分級と6肌分級の分級点以下の石炭の粒度構成)と
造粒炭粒度と造粒時に必要な造粒用原料炭水分値との関
係を調査検討した結果、第6図に示す分級点をパラメー
タとする造粒炭粒度と造粒時の必要水分との関係を得た
。この第6図に示す調査結果から、例えば平均粒度8柳
程度の小粒造粒を指向すれば、3側或は6肌分級した分
級点以下の粒度構成の造粒用原料炭は水分値12%或は
11%で造粒可能であることが判った。本発明は以上3
つの新しい知見、即ち、‘1’装入炭粒度分布と装入嵩
密度の関係において、■装入炭中の例えば3側以下の細
粒炭の割合を減少させると菱入炭嵩密度が高まり、原料
炭中の紬粒部を3〜13肋の造粒炭となし、この造粒炭
と3脚以下80〜90%の粉炭との混合炭を菱入炭とす
るとき、造粒炭配合割合が40〜80%で菱入炭嵩密度
が充分高くなり、60%程度で最大値を示すこと、‘2
’原料炭の粒度別水分は粒度が細くなる程高くなり、分
級点3肋或は6肋の分級点以下の分級炭の水分は、原料
炭の平均水分値9%よりも3%或は2%高い12%或は
11%であること。
【3’水溶性有機バインダーを使用する条件下での造粒
炭粒度と造粒時に必要な最低の造粒用原料炭水分の関係
において、平均粒度8脚程度の小粒を指向すれば造粒用
原料炭が3肋或は6側分級した分級点以下の粒度構成で
あるとき、その造粒用原料炭の水分値は12%或は11
%で造粒可能であること、に基づきなされたもので、原
料炭そのまま装入炭における高密度低下要因である原料
炭中の例えば3肋以下の紬粒炭を除去し、かっこの原料
炭の例えば3側分級点以下の分級炭を、コークス品質向
上要因である装入嵩密度向上のために有効な3〜13柳
の造粒炭の造粒用原料とすることで、安価な水溶性有機
バインダーを使用して、上記分級炭の保有する水分値で
もつて、ほぼ定常的に水添加することなく、平均粒度8
柳の造粒炭を通常の造粒機でもつて、造粒可能となし、
この結果、安価なバインダーを使用する低位の処理費で
、装入嵩密度を高める造粒炭を得ることができ、このよ
うな造粒炭を装入炭の一部として使用することで、コー
クス品質、生産性を向上せしめることができる。また造
粒に際しては、余分な水添加をほとんどしないので、余
分な乾燥や乾留のための熱エネルギーを使用することが
なく、トータルとしてのエネルギー原単位も向上する。
なお第4図に示す分級点以下の石炭の平均水分は、ャー
ドの原料炭の平均水分値によって変動し、このャード原
料炭の平均水分値は、季節、天候、銘柄等により変動し
、例えば第8図は平均水分8.0,9.0,10.0%
のャード原料炭における分級点1〜6側の分級点以下の
分級炭(造粒用石炭)の水分値を示している。
この第8図から明らかなように、例えばャード炭水分9
%,10%の3肌分級点以下の分級炭は造粒に際して水
添加不要であるが、ャード炭水分8%の場合、分級炭水
分11%となり、これを造粒するためには(12%とす
るため)1%だけ水添加しなければならない。従って理
論的に例えば3柵を分級点とし分級点以下の分級炭を造
粒原料とする本発明法の実施例によれば、ャード炭水分
が9%以上なら水添加なしで、9%以下ならば12%と
なす量の水添加が必要であるが、一般的にャード炭の平
均水分値は、年間をつうじて9%以上のものが多く、上
記本発明法の実施例によれば造粒に際して年間をとおし
てほとんど水添加しなくでよい。本発明を第7図に示す
フローチャートで説明する。
第7図は本発明法を実施する処理説備例のブロックダイ
ヤグラムである。
図中1は原料炭で例えば第1図に示すような粒度分布を
一般にもっており原料炭1の平均水分値は9%である。
2は原料炭1の分級装置(分級機)で分級点は3〜6肋
の範囲のものが使用できる。本例では分級点3〜6肋の
分級機2を採用している。3は分級機2の分級点以上の
石炭であり、平均水分値は7%と低下している。
4は分級機2の分級点以下の石炭であり平均水分値は1
2%となり、上記原料炭1の40%の収率で得られる。
5は濠練機で、例えば泥練効果のよいフレットミルであ
る。6は混練機5へ加えられる水溶性有機バインダーで
あり、具体的には例えばリグニンスルフオン酸塩を主成
分とするパルプ廃液を例えば原料炭4に対して1%添加
する。
上記パルプ廃液以外にも、例えばセルローズザンセイト
、タールスルフオン酸塩等も使用できる。7は造粒のた
めに必要な原料炭4の水分を12%に調整するために必
要に応じて混練機5へ添加する水である。
8は水溶性有機バインダー6、原料炭4に必要に応じて
添加される水7が均一に混練されたバインダー1%、水
分12%を含む混練物である。9は造粒機であり、例え
ば皿型べレタイザーであり例えば8肌を目標粒度とする
運転条件で運転し濃練物8を平均粒度8側±5肋の粒度
3〜13側の造粒炭となす。
10は脱水機であり、造粒機9で得られた造粒炭表面の
水分値が高いことを利用して、低温の熱風で簡易的に表
面の水分を吹き飛ばす設備である。
そしてこの脱水機10‘ま脱水後の造粒炭11の水分値
9%を目標値とする条件で運転する。この結果脱水後の
造粒炭11の水分値は9%となる。12は乾燥機であり
、高効率でかつ大量処理可能な流動乾燥機である。
この乾燥機12は乾燥後の造粒炭13の水分値3%、温
度60ooを目標値とする条件で運転する。この結果、
乾燥後の造粒炭13は水分値が3%に乾燥されており、
温度は60℃となる。なお14は分級機2の分級点以上
の原料炭3の粉砕機であり、3肋以下が80〜90%の
範囲に粉砕する条件で運転し3肋以下80〜90%の粉
炭15を得る。
なお造粒炭13の水分値は搬送、菱入強度を確保する上
で2〜4%が好ましくこのため上記例では乾燥機12を
目標水分値3%で運転している。
以上のように構成された処理設備によれば、ヤードの原
料炭1を分級機2へ供給し、分級機2により3肋以下の
粒度分布のャード炭1よりも水分値の高い石炭4を得る
。この石炭4を濠練機5へ供総合するに際しては、上記
石炭4の水分値を測定し、必要水分値12%と比較し、
水添加の要否を決定する。
この石炭4に、1%(石炭4に対して)の水溶性有機バ
インダー6を加え、更に石炭4の水分値が12%以上な
らば、水添加することなく、一方12%以下ならば12
%にするに必要な量だけ水添加し、これらを濠孫機5で
充分混練する。なおャード炭1の水分を測定し、第8図
から石炭4の水分値を推定し、これから水添加の要否を
決定することもできる。上記混練機5で充分鷹練された
混練物8は皿型べレタィザ−9で3〜13肌の範囲の造
粒炭となす。この造粒炭の表面付着水分は脱水機10で
吹き飛ばし、造粒炭11の水分を9%に低下し、更に乾
燥機12にて水分3%まで乾燥し、温度60℃の造粒炭
13とする。以上詳述した本発明法による作用効果を列
挙すると下記の通りである。
■ 本発明は、上記に示したようなャードの原料炭を、
分級機に通し、分級点以下の紬粒を造粒用原料とするた
め、分級点以下の原料炭は高い水分であって造粒に必要
な水分値をほぼ満足しているのでほとんどの場合水添加
なしで造粒でき、次工程の乾燥及び、コークス炉での乾
留エネルギーの増加はない。
ただしャードの原料炭の水分値が極端に低い場合には分
級点以下の水分値が造粒に必要な水分値は下まわること
もあるがこの場合には、若干量の水添加が必要となる。
■ 本発明法は、造粒に際してバインダーとして安価な
水綾性有機バインダーを使用することにしたから、ピッ
チ蒸気を使う成形炭法の造粒法に比較して造粒処理コス
トが約1/9と安い。
また乾燥炭の集塵徴粉の造粒法に比較してもタール等の
重質油を使用しないため、造粒処理コストが約1/2と
安い。■ 本発明法は皿型べレタィザー等の造粒機を使
用するものであるから、成形機を使用する方法ではでき
なかったが、コークス品質上好ましい3仇吻以下の3〜
13肌の粒径に造粒ができ、かつ大量処理もできる。
■ 製品粒度を3柳以上とすることで、粉炭法に比較し
て高密度上昇効率があり、13側以下とすることでほぼ
定常的に水分添加なして、造粒が可能となる。
この結果、余分な乾燥、乾留のためのエネルギーコスト
アップがない。■ 網粒炭を3〜13肌に造粒してのち
これを乾燥するものであるから、いいかえると造粒炭の
乾燥方法だから徴粉がなく、乾燥時排ガス中への飛散ダ
ストが大中に減少し、集塵機台数が減少し乾燥装置の設
備費の減少とともに乾燥装置の集塵機での圧力損失が減
少することになり、乾燥装置の運転コストが安くなる。
■ 3〜13帆の造粒−乾燥炭のために室炉コークス炉
への輸送時には発じんなく、ダスト飛散がなく、環境集
塵が不要となり、またコークス炉への装入時にも、装入
車集塵側への徴粉飛散、並びにCOGガス中への徴粉飛
散が減少し、前者は装入車集塵風量の減少、後者は、安
水系路でのスラッジ処理量の減少及び、ガスから分離さ
れたタール中への微粉の混入がないことから、タール品
質の向上が図れる。
等の効果がある。■ 本発明法により、低位の処理費で
得た3〜13肋の造粒炭を装入炭として使用することで
、装入炭嵩密度が上昇し、コークス品質例えば袷間強度
、熱間反応後強度が向上する。
実施例 1 事前処理設備条件 第7図に示す処理設備の構成装置2,5,9,10,1
2,14として表1に示す機種を採用した設備で処理す
る。
表1 2原料1の条件 平均水分値 9% 粒度分布 第1図に示す。
3設備の各機械の運転条件 表2に示す条件により運転する。
表2 4室炉コークス炉への装入条件 表3 表3の配合により混合炭の粒度分布は第9図に示す分布
となる。
5コークス炉での乾留条件 コークス炉の有効容積; 20〆/oven乾留温度
; 1180℃乾留時間 ; 1
8m 以上の1〜5の条件で実施したところ、装入炭高密度が
第10図に示すように、粉炭法の0.孔/がから0.8
15t/でまで上昇し、表4の結果になった。
(注)DI蝉は冷間強度を、CSRは熱間反応後強度を
示す。
比較例 1 成形炭(粒度30〜5仇岬)を条件4,5でコークス化
した。
その結果を表5に示す。比較例 2 粉炭法を基準(100%)にして、粉炭乾燥法と、本発
明法とを相対比較すると表6の結果になる。
表6 実施例と比較例1,2を見れば明らかなように本発明は
安価な処理コストで、コークスの生産性、品質、省エネ
ルギー効果ともに大中に向上している。
【図面の簡単な説明】
第1図はャード‘こ貯炭されている原料炭の粒度分布説
明図、第2図は第1図の粒度構成の装入炭における3柳
以下の紬粒部の石炭の配合割合と菱入炭高密度の関係説
明図、第3図は3〜13柳の造粒炭配合割合と菱入高密
度の関係説明図、第4,5図は原料炭を分級点1〜6柵
とした分級機で分級し、各分級点における分級点以下の
粒度の原料炭、並びに分級点以上の粒度の原料炭の水分
を示す図表、第6図は水落性有機バインダーを使用し、
通常の造粒機、例えば皿型べレタィザ−を使用する前提
での造粒炭粒度と造粒時に必要な造粒用原料炭水分値と
の関係説明図、第7図は本発明法を実施する処理設備例
のブ。 ックダィャグラム、第8図はャードの原料炭の平均水分
値をパラメータとする分級点以下の分級炭の平均水分値
を示す図表、第9図は造粒炭40%配合時の粒度分布を
示す図表、第10図は本発明法による装入炭高密度向上
効果の説明図である。1・・・・・・原料炭、2・・・
・・・分級装置(分級機)、3・・・・・・石炭(分級
点以上)、4……石炭(分級点以下)、5・・・・・・
混練機、6・・・・・・水溶性有機バインダー、7・・
・・・・水、8・・・・・・原料炭(混練物)、9..
....造粒機、10・・・・・・脱水機、11・・・
・・・造粒炭(脱水後)、11……乾燥機、13・・…
・造粒炭(乾燥後)、14・・・・・・粉砕機。 第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 第5図 第8図 第7図 第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ヤードに貯炭されている原料炭を分級点が3〜6m
    mの一定値の分級機で分級し、この分級点以下の原料炭
    に水溶性有機バインダーを添加して混練し、造粒機で造
    粒し、3〜13mmの造粒炭となし、この造粒炭を乾燥
    機で乾燥し、乾燥状態の造粒炭を得ることを特徴とする
    治金用コークス製造用原料炭の事前処理方法。
JP1930681A 1981-02-12 1981-02-12 冶金用コ−クス製造用原料炭の事前処理方法 Expired JPS6029757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1930681A JPS6029757B2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12 冶金用コ−クス製造用原料炭の事前処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1930681A JPS6029757B2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12 冶金用コ−クス製造用原料炭の事前処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57133184A JPS57133184A (en) 1982-08-17
JPS6029757B2 true JPS6029757B2 (ja) 1985-07-12

Family

ID=11995728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1930681A Expired JPS6029757B2 (ja) 1981-02-12 1981-02-12 冶金用コ−クス製造用原料炭の事前処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6029757B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57133184A (en) 1982-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2014337792B2 (en) A method and a system for producing a lightweight ceramic aggregate, particularly from coal ash
US4761893A (en) Sludge treatment process
CN103450962B (zh) 纯柏木生物质颗粒燃料生产工艺
CN103421527B (zh) 蒸汽管干燥、分选、造粒一体化煤调湿工艺及其专用设备
CN207862278U (zh) 回收焦粉制备型焦的装置
JP2773994B2 (ja) コークス炉の原料炭装入方法
JPH10287882A (ja) コークス製造用原料炭の事前処理方法及びコークスの製造法
CN103450961B (zh) 纯柏木生物质颗粒燃料的制备工艺
JPS6029757B2 (ja) 冶金用コ−クス製造用原料炭の事前処理方法
CN203474750U (zh) 用于生产纯柏木生物质颗粒燃料的系统
CN104327870B (zh) 焦煤生产方法及焦煤
JP3810592B2 (ja) 冶金用コークスの製造法
JP2006328305A (ja) 冶金用コークスの製造方法および製造設備
JP3380112B2 (ja) コークス炉装入石炭の事前処理方法
CN219239560U (zh) 控制炭黑水分含量的节能装置
WO2021200520A1 (ja) 炭化物の製造方法および炭化物の製造設備
JPS5918343B2 (ja) フライアツシユ造粒物の焼結法
JP7403945B2 (ja) コークス炉装入炭の製造方法
JPH0145512B2 (ja)
JPH10130653A (ja) コークス用原料炭の事前処理方法及びコークスの製造方法
JP2003183670A (ja) 石炭の事前処理方法
JPH10237455A (ja) コークス製造用石炭の事前処理方法
JPS5880387A (ja) 装入炭の調整方法
SU794063A1 (ru) Способ получени мелкозернистогоКОКСА из НЕСпЕКАющиХС или СлАбОСпЕКА-ющиХС углЕй
JP3774263B2 (ja) 石炭燃料成型体の製造方法