JPS6029746Y2 - 時計などの前面カバ−の取付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時計などの前面カバーの取付は構造に関するも
のである。

従来の携帯用時計や電卓などにおける前面カバーは、外
ケースに設けである表示窓の内面縁部に接着剤で固着さ
れているので、前面カバーが損傷したときには、これを
交換しようとしても、取外すのが容易でなかった。

本考案の目的は前面カバーを容易に取付け、取外すこと
ができる時計などの前面カバーの取付は構造を提供する
ことにある。

以下本考案の一実施例を図面について説明する。

第１，２図において、外ケース１には表示窓２を設けて
あり、この表示窓をその内面側より取付は可能である前
面カバー３で覆っである。

前面カバー３の平面形状は長方形であるが、右側端辺は
これより支持突片４および４ａを延伸させて、方形波状
となっている。

前面カバー３の左側端辺３ａおよび支持突片４，４ａは
外ケース１内に配設しである中ケース５の受部６および
７によってそれぞれ支持されている。

中ケース５には表示窓２に対向して表示穴部８を設けて
あり、この穴部の両側縁部には、この縁部に沿って受部
６および７を対向的に設けである。

左側の受部６の厚みは右側の受部７のそれより厚くしで
ある。

そして左側の受部６の前面で前面カバー３の左側端辺３
ａを受けている。

また右側の受部７はその前面で支持板９を挾んで前面カ
バー３の支持突片４，４ａを受けている。

すなわち右側の受部７には一定間隔を置いて穴部１ｏお
よび１０ａを縁より切込んであって、その平面形状が方
形波状となっている。

各穴部１０および１０ａは前面カバー３の支持突片４お
よび４ａがそれぞれ背面側（第２図下側）から前面側に
通過可能であって、各支持突片がこの各穴部の真上に対
向位置している。

そして受部７と支持突片４，４ａとの間には支持板９を
差し入れて、支持突片４．４ａを外ケース１内面との間
で挾持し、この支持突片が穴部１０，１０ａより落下し
ないようにしである。

支持板９は受部７の幅と同一幅を有する細長い板体であ
って、第１〜３図に示すようにその両端角部には係合部
である切欠き部１１゜１１ａを設けである。

各切欠き部１１．ｌｌａは受部７の両端部に穿設しであ
る係止部である係止突起１２，１２ａと係脱可能である
。

支持板９は係止突起１２，１２ａと切欠き部１１．ｌｌ
ａとの係合によりその位置が保持されている。

支持板９の位置保持手段として、支持板に係止突起を、
受部７にこの突起が係脱可能の係合凹部を設けるなどし
てもよい。

なお第２図において、表示穴部８内に収納しである液晶
表示パネル１３は前面カバー３の背面に近接してあり、
この表示パネルは受部６，７と回路基板１４との間でパ
ネル押え１５によって保持されている。

次に前面カバー３の取付は操作を第４図に基づいて説明
する。

まず第４図Ａに示すように、前面カバー３を中ケース５
の表示穴部８に入れ、左側端辺３ａを外ケース１と中ケ
ースの一方の受部６との間に差し入れ、ついで前面カバ
ーの右側端辺側を矢印方向に持ち上げ、第４図Ｂに示す
ように支持突片４゜４ａを他方の受部７の穴部１０，１
０ａ（第１図）を通過させて、外ケースの内面に接合さ
せる。

この状態で、支持板９を支持突片４，４ａと受部７との
間に差し入れて押し込むと、その両端部は係止突起１２
，１２ａ（第３図）を乗り越えて切欠き部１１．ｌｌａ
がこの突起と係合してその位置が固定される。

この結果、第４図Ｃに示すように前面カバー３の支持突
片４，４ａは受部７と外ケース１の内面との間で支持さ
れ、したがって前面カバー全体が受部６，７に支持固定
される。

前面カバー３を取り外すには、上記とは逆の手順にした
がって行うのである。

以上説明したように本考案によれば、前面カバーが損傷
した場合であっても、前面カバーの取付けおよび取外し
が簡単に行え、その構成も簡単であり、また組立に際し
てカバーの接着作業が必要ないので、組立が迅速に行え
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は断面図
、第２図は第１図■−■線拡大断面図、第３図は支持板
の取付は状態を示す拡大断面図、第４図は前面カバーの
取付は操作を段階的に示す説明図である。 １・・・・・・外ケース、２・・・・・・表示窓、３・
・・・・・前面カバー、３ａ・・・・・・前面カバーの
左側端辺、４，４ａ・・・・・・支持突片、５・・・・
・・中ケース、６，７・・・・・・受部、８・・・・・
・表示穴部、９・・・・・・支持板、１Ｇ、１０ａ・・
・・・・穴部、１１．ｌｌａ・・・・・・切欠き部、１
２゜１２ａ・・・・・・係止突起。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 表示窓を有する外ケースと、 この外ケース内に配設してあり、上記表示窓に対向する
   表示穴部を設けてあり、この表示穴部の両側縁部に受部
   を対向的に設けである中ケースと、 上記表示窓を内面側から覆い、一側端部が上記一方の受
   部前面で支持されており、他側端部より延伸しである支
   持突片が支持板を挾んで他方の受部前面で支持されてい
   る前面カバーと、 上記支持板は上記支持突片と他方の受部との間に取外し
   可能に差し込まれており、 上記他方の受部は、その縁部より切り込んであり上記支
   持突片が背面側から前面側に通過可能である穴部を有す
   る ことを特徴とする時計などの前面カバーの取付は構造。