JPS6029353A - 合成樹脂製モ−ルデイングの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、車体パネルに対する合成樹脂製モールディン
グの取付構造に関するものである。

背景技術 一般に、゛モールディングを車体パネルに取付けるには
スタッドボルトによるねじ止めや両面粘着テープによる
貼合せ等が適用されているが、特にドアーパネルｌの如
き開閉に伴って衝撃力を受け易い個所では強固に止着す
るべくスタッドボルト２を用いてモールディング３を機
械的に車体パネルｌにねじ止め固定するのが通常である
（第１図参照）。

従来、そのスタッドボルト２（第２図ａ、ｂ参照）はモ
ールディング３が合成樹脂製の場合金属製の台座４に溶
接等で植立固定し、その台座４をモールディング３の背
面に一体的にインジクション成形した中空のボックス５
内に嵌込むと共に、ボルト軸をボックス５の平面に形成
した鍵穴形の切欠６内に受入れてモールディング３の背
面に突出固定するようにされている。然し、このスタッ
Ｉ・ボルト２では自由が全く利かないため、往４にして
生じ易い車体パネル側の止め穴とボルト軸の突出位置ズ
レに対処することができず、また仮に相互が一致して強
固にねし止めできたとしても合成樹脂製モールディング
３の熱伸縮を吸収できないためモールディング本体に膨
出等の歪みが生じ、更には相互間を強固に止着するべく
ボルト軸にナツト７をねじ込みすぎるとモールディング
３の本体平面が沈んでしまうため締付は度合を適度にす
るところの調節が難しい。

発明の開示 本発明は、車体パネル側の止め穴との位置ズレやモール
ディングの熱伸縮を吸収できしかも適度の締付は状態で
容易に取イ１け可能゛な合成樹脂製モールディングの取
付構造を提供すること、を目的とする。

即ち、本発明に係る合成樹脂製モールディングの取付構
造においては、車体パネル側の止め穴と相対応したモー
ルディング本体の裏面位置に中空のボックスを一体成形
し、そのボックス内に剛直プレートを遊合挿置し、その
剛直プレートの板面に車体パネル側と同径の止め穴を形
成すると共に、ボックスの平面に相対的に大きな開孔を
形成し、車体パネル側よ・り差込むアンカーポルトをボ
ックスの開孔を通して剛直プレートの止め穴に嵌込み止
着するよう構成されている。

実施例 以下、これを第３〜６図に基づいて説明すれば、次の通
りである。

このモールディング本体１０は合成樹脂をインジクショ
ン成形することにより形成したものであり、裏面には車
体パネルｌｌ（第５図参照）側の止め穴と相対応した位
置に中空のボックス部１２．１２・・・が複数定間隔毎
に一体成形されている。そのボックス１２．１２・・・
は金属板材等を打抜き成形した剛直プレート１３．１３
・・・を受入れるもので、その内部にはモールディング
本体１０の立上りフランジに形成した開孔１２ａから剛
直プレート１３を差込み得るようになっている。剛直プ
レー）１３はボックス１２の内部空間スペースよりも小
型に形成され、その内部空間内である程度自由に移動で
きるよう遊合挿置されている。また、この剛直プレート
１３は、差込み先端側１３ａを矢鐵状に成形すると共に
コの字状に切欠いた首部１３ｂを設けて、ボックス１２
の奥行き側面に形成した開孔１２ｂから先端側１３ａを
突出ししかも首部１３ｂを開孔１２ｂの端縁に嵌合する
ことによりボックス１２から核外れないよう圧入止着さ
れている。図示実施例では、ボックス１２の平面をモー
ルディング本体ｌＯの平面より離隔するため比較的大き
な立上り寸法で形成され、その内部に剛直プレート１３
を定置するべく下面側をガイド棧１２ｃで受止め支持す
るよう挿置されている。このボックス１２の平面と剛直
プレート１３の板面には互いに整合する開孔１２ｄ、　
１３ｃが設けられ、そのうちボックス１２の開孔１２ｄ
が剛直プレート１３の開孔１３ｃより相対的に大きく形
成されている。

これら開孔１２ｄ、　１３ｃは後述するアンカーポルト
１４（第５図参照）を挿通するもので、また剛直プレー
ト１３の開孔１３ｃはアンカーポルト１４を係止する止
め穴として用いるものである。

このモールディング１０を車体パネル１１に取付けるに
あたっては、車体パネル１１の止め六個より挿入するア
ンカーポルト１４が用いられている。そのアンカーポル
）１４は、拡開爪を持った本体部１４ａと本体部の軸線
中心に形成した挿通孔内に圧入嵌着するボルト軸１４ｂ
を備えるものである。このアンカーポルト１４では、ま
ず本体部１４ａを車体パネル１１の止め穴からモールデ
ィング１０のボックス平面に形成した開孔１２ｄを通し
て剛直プレート１３の止め孔１３ｃに挿入する。次に、
ボルト軸１４ｂを本体部１４ａの挿通孔内に圧入し、本
体部１４ａの拡開爪を押拡げて剛直プレート１３の止め
孔縁に係止する。そのアンカーポルト１４を剛直プレー
ト１３に止着すると、アンカーポル）１４は核外れない
ようになるため、モールディングｔ　ｏ’は車体パネル
１１に確り機械的に固定できるようになる。

このように構成するモールディングの取伺構造では、ア
ンカーポル）１４を剛直プレー）１３で係止し、しかも
剛直プレー）１３がボックス１２内である程度自由に動
き得ると共にボックス１２の平面に形成した開孔１２ｄ
が大きいため、車体パネル１１の止め穴との間に位置ズ
レがありまたモールディング本体ｌＯに熱伸縮が生じて
もアンカーポル）１４と共に剛直プレート１３が動くこ
とにより、それらを吸収できるものである。また、アン
カーポルト１４はり１に各止め孔内に圧入するだけでよ
いため、モールディングｌＯの取付けを極めて簡単にし
かも確実に行うようにできる。

なお、モールディング１０の取外しにあたってはアンカ
ーポルト１４のボルト軸１４ｂにぬし切りが施されてい
るため、それをねじ戻すことによりボルト軸１４ｂを容
易に抜取ることができ、また中空になった本体部１４ａ
を抜出すことが容易にできる。また、モールディングｌ
Ｏは長手方向に沿って数個所でアンカーボルト止めされ
るが、そのうち−個所を基準にして取付けることができ
、その場合には基準となる個所のボックス平面にアンカ
ーポルト１４と同径の開孔１２ｄ’を設け、他のボック
ス平面に横長な開孔１２ｄ”を設けることにより横長な
開孔１２ｄ”で位置ズレやモールディングｌＯの熱伸縮
を吸収するようにしてもよい。また、各ボックス１２．
１２・・・の成形個所がモールディング１０の片側に片
寄る場合は他側のフランジ部にリブ１５を一体成形し、
そのリブ１５を車体パネル１１の切欠に嵌着止めするよ
うにできる。また、モールディングの略半分程度をアン
カーポルト１４で機械的に固定すれば、他の半分壮両面
粘着テープで貼着しても全体として確りと取付けること
が可能である。

発明の効果 以上の如く、本発明に係るモールディングの取付構造に
依れば、車体パネル側とモールディング側との止め穴間
に位置ズレがあり或いはモールディングに熱伸縮が生じ
ても各々容易に吸収でき、またアンカーポルトで剛直プ
レートを止着するためモールディング本体の締付は程度
を一定にできて表面のヒケが生ずることはなくしかも簡
単な作業でモールディングを取付けるようにできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はモールディングの取付個所を示す車体の側面図
、第２図ａ、ｂは従来例に係るモールディングの取付構
造を示す説明図、第３図は本発明に係るモールディング
の取付構造を示す一部拡大斜視図、第４図は同取付構造
を示す一部切欠平面図、第５図は同取付構造を示す側断
面図、第６図は同取付構造を適用するモールディングの
裏面図である。 １０：モールディング、ｌｌ：車体パネル、１２．１２
・・・：ボックス、　１２ｄ（１２ｄ’、１２ｄ’ｌ　
：開孔、１３：剛直プレート、１３ｃ　：止め穴、１４
（１４ａ、１４ｂ）　：アンカーポルシト。 第１図 第２図ａ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）車体パネル側の止め穴と相対応したモールディン
   グ本体の裏面位置に中空のボックスを一体成形し、その
   ボックス内に剛直プレートを遊合挿置し、その剛直プレ
   ートの板面に車体パネル側と同径の止め穴を形成すると
   共に、ボックスの平面に相対的に大きな開孔を形成し、
   車体パネル側より差込むアンカーボルトをボックスの開
   孔を通して剛直プレートの止め穴に嵌込み止着するよう
   構成したことを特徴とする合成樹脂製モールディングの
   取付構造。
2. （２）−ＪＺ記アンカーポルトが、軸線中心の挿通孔に
   ねじ軸を圧入嵌着することにより剛直プレートの止め穴
   に嵌込み止着されているところの特許請求の範囲第１項
   記載の合成樹脂製モールディングの取旧構造。