JPS6028986A - ステロイドの製造法 - Google Patents

ステロイドの製造法

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JPS6028986A
JPS6028986A JP13520083A JP13520083A JPS6028986A JP S6028986 A JPS6028986 A JP S6028986A JP 13520083 A JP13520083 A JP 13520083A JP 13520083 A JP13520083 A JP 13520083A JP S6028986 A JPS6028986 A JP S6028986A
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mmol
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JP13520083A
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English (en)
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Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
国郎 小笠原
Hirotoshi Numata
沼田 博敏
Shinichi Yamada
慎一 山田
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Toa Eiyo Ltd
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Toa Eiyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は次式 (式中Rはメトキシエトキシメチル基を示す)で表わさ
れる化合物の新規な製造法に関する。
式■で表わされる化合物はデスモスチロール、コレステ
ロール、25−ヒドロキシコレステロール及びビタミン
Dの活性代謝物を製造するだめの重要な中間体である。
本発明者らは研究の結果、式Iで表わされる化合物の立
体選択的側鎖の導入法を見い出し、本発明を完成した。
本発明方法によれば、式Iの化合物は次式(式中Bzは
ベンジル基を示し、Rは前記の意味を有す−る)で表わ
される化合物を還元したのち、水酸基の還元的脱離及び
脱ベンジル化を行うことにより製造できる。
出発物質である式■の化合物は例えば下記の方法で製造
することができる。
次式 で表わされる化合物を、テトラヒドロフラン又はエーテ
ル中で水素化ナトリウムなどの塩基の存在下に、ジエチ
ルホス′ホロアセトニトリルと反応させると、次式 で表わされる化合物が得られる。
次いで式■のイ、ヒ合物をメタノール中で金属マグネシ
ウムと反応させることにより、17位を立体選択的に還
元することができる。この化合物をジイソプロピルエチ
ルアミン存在下にメトキシエトキシメチルクロリドと室
温で反応させ、2級水酸基を保護すると、次式 (式中Rはメトキシエトキ7メチル基を示す)で表わさ
れる化合物が得られる。
こうして得られた式■の化合物を(R)−ベンジル2.
3−エボキシブロビルエーテルト塩基の存在下に反応さ
せると、次式 (式中Bz及びRは前記の意味を有する)で表わされる
化合物が得られる。
塩基としてはリチウムへキサメチルジシラジドなどが用
いられる。反応はテトラヒドロフラン、エーテルなどの
不活性溶媒中、アルゴン又は窒素雰囲気中で行われる。
(R)−ベンジル2,6−エポキシプロピルエーテルは
本発明者らの方法(特願昭57−186100号明細書
参照)により(R)−1−ベンジルグリセロールから容
易に製造することができる。
次いで式■の化合物を加水分解し、酸例えば希塩酸、希
硫酸等で処理したのち加熱することにより次式 (式中Bz及びRは前記の意味を有する)で表わされる
化合物が得られる。
加水分解は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化
バリウムなどの存在下に水、エタノール、メタノールな
どの溶媒を用い、反応混合物の沸騰温度付近で行われる
次イテ式■の化合物をリチウムへキサメチルジシラジー
ド及び硫酸ナトリウム水溶液で順次処理すると、式■の
化合物が得られる。
本反応はテトラヒドロフラン、エーテルなどの不活性溶
媒中で行うことが好ましい。反応温度は0℃が好ましい
。本反応はアルゴン又は窒素雰囲気中で行うことが好ま
しい。
本発明を実施するに際しては、まず式■の化合物を不活
性溶媒中で還元する。これにより次式 (式中BZ及びRは前記の意味を有する)で表わされる
化合物が得られる。還元剤としては例えば水素化リチウ
ムアルミニウムが用いられる。
溶媒としては例えばテトラヒドロフラン、エーテルなど
が用いられる。反応は水冷下ないし室温で行うことが好
ましい。
次いで下記の方法で式■の化合物の水酸基の還元的脱離
及び脱ベンジル化を行うと式Iの化合物が得られる。
(1)式■の化合物をジフェニルジスルフィドと反応さ
せる。これにより次式 (式中phはフェニル基を示し、Bz及びRは前記の意
味を有する)で表わされる化合物が得られる。反応はピ
リジン中でトリーn−ブチルホスフィンの存在下に行う
ことが好ましい。反応温度は1−00〜120℃が好ま
しい。得られた式IKaの化合物を液体アンモニア中で
金属ナトリウムで処理し、還元的に脱硫脱ベンジル化す
ることにより式Iの化合物が得られる。
(2)式■の化合物にメタンスルホニルクロリドを作用
させ゛ると、次式 (式中Mesはメタンスルホニル基を示し、Bz及びR
は前記の意味を有する)で表わされる化合物が得ら、れ
る。反応は塩化メチレン中でピリジンの存在下に行うこ
とが好ましく、室温で行うことができる。得られた式■
bの化合物を、例えばテトラヒドロフラン中で水素化ト
リエチルホウ素ナトリウムで還元したのち、液体アンモ
ニア中で金属リチウムで処理すると式Iの化合物が得ら
れる、。
本発明の方法によって得られる式lの化合物は既知のる
β−ハイドロ−5−コレイン酸から得られる標品と完全
に一致した。標品の旋光度は〔α、FD−40.1°で
あり、式■の化合物は〔α)D−39,0°と極めて高
い光学純度を示した。
式Iの化合物を原料とすれば、(−)−デスモスチロー
ル、コレステロール、25−ヒドロキシコレステロール
及びビタミンDの活性代謝物が容易に得られる。例えば
式■の化合物をしゆう酸クロリド及びジメチルスルホキ
シドで処理したのちトリエチルアミンを加え酸化する(
ジャーナル・オブ・オルガニックケミストリー、46.
2480.1978年参照)。こうして得られた次式 (式中Rは前記の意味を有する)で表わされる化合物な
n−ブチルリチウム存在下にイソプロピリデントリフェ
ニルホスホランとウィツテイヒ反応を行ったのち、酸例
えば臭化亜鉛で処理すると2級水酸基の脱保護が起こり
、次式で表わされる(−)−デスモスチロールが得られ
る。本化合物の旋光度は〔α)D−40,3゜(文献値
〔α)D−41,0°)と高い光学純度を示した。
本発明の方法はステロイドの20位の立体制御をエポキ
シドのキラリティーによって制御し、新たな立体選択的
側鎖の導入法を確立し合成上広範囲に応用できるもので
ある。
実施例1 (al アルゴン気流下に無水ジメトキシエタン(DM
E)60mlに60%水素化ナトリウム6.3I(86
ミリモル)を水冷下で懸濁し、これにジエチルホスホロ
アセトニトリル17.79 (100ミリモル)のDM
E溶液30dを加え”、水冷下に30分間攪拌する。デ
ヒドロエピアンドロステロン9.5 g(33ミリモル
)のDME溶液溶液80シlえたのち、室温に戻して1
0時間攪拌する。次いでDME層を飽和食塩水で洗浄し
、硫酸マグネシウムで乾燥したのち溶媒を留去し、得ら
れた粗生成物をシリカゲル250gを用いてカラムクロ
マトグラフィに付すと、ベンゼン−酢酸エチル(19:
 1 v/v)の留分から、白色結晶として、次式のα
、β−不飽和二トリル体8.’5−.9 (収率86%
)が得られる。
融点:1.76〜176°C 3400(OH)、2200(CN) NMR値:δCDC13 0,85(3H,s、C:(18)) 1.02 (3H,s、 C・(19) )A、42 
(I H,’、brs 、 3α−H)5.00 (I
H,2O−H) 5.33 (I H,m、 6−H) + Ms値m/e : 311 (M )、278(100
%)MS値 m / e : C21H26NOとして
計算値: 311.2249 (M )実測値:311
.2239 (M ) (bl アルゴン気流下に室温で、前記のα、β−不飽
和二トリル体3.14g(10ミリモル)をメタノール
200 mlに溶解する。この溶液に金属マグネシウム
の小片9.7 g(404ミリモル)を加えて攪拌する
と、約1時間後に発熱還流が始まり、溶液は灰濁する。
還流の終了後、5時間攪拌し、水冷下に6N塩酸200
 mlを加えたのち;゛室温で1時間攪拌する。次いで
塩化メチレンで抽出し、抽出液を水、飽和炭酸水素ナト
リウム溶液及び飽和食塩溶液で順次洗浄し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥したのち溶媒を留去すると、粗アセトニトリ
ル体3.16gが得られる。
融点:193〜197°C 旋光度: (α〕D−74i 0°(c=1.07、C
HCls)M S m / e : C21H31No
として計算値: 616.24o6 (M )実測値:
 313.24o6 (M )このアセトニトリル体3
.16’、9を塩化メチレン230 mlに溶解し、こ
の溶液に水冷下にジイソプロピルエチルアミン5.2 
ml! (60ミリモル)を加え10分間攪拌したのち
、メトキシエトキシメチルクロライ゛ド2.3 ml 
(20ミリモル)を加え、室温に戻して24時間攪拌す
る。次(・で塩化メチ1/ン層を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥したのち溶媒を留去する。残賢物
をシリカゲル150gを用いてカラムクロマトグラフィ
に付すると、ベンゼン−酢酸エチル(9’ : 1 v
/v )の留分から、白色結晶として、次式のエーテル
体3.4 D <収率85%)が得られる。
融点:57〜58.5°C 旋光度:〔α’:1D−58.05°(C=1.06、
CHC,L、 )IR値: v ””at、tm−’ ax 2250(CN) NMR値:δCDC1゜ 0.67 (5H,s、C(1B)) 1.04 (3H,s、C(19)) 3.40(3H,s、−0CH,) 3.00〜3.83 (5HS m、3α−H,−0C
H2CH20−)4、80 (2H,s 、 −0CH
20−)5.56(I H,m、 6−H) MS値m/e : 295 (100%、M −(CH
30CH2CH20CH20H) )MS値m / e
 : C21H29Nとして計算値: 295.229
9 実測値: 295.2294 (C)へキサメチルジシラザン2.5m1(11,97
ミリモルー)の無水テトラヒドロフラン溶液40m1に
、アルゴン気流中0℃で、10(w/v)%n−ブチル
リチウム・ヘキサン溶液17 ml (11,97ミリ
モル)を加え、60分後に前記のエーテル体3 g(7
,48ミリモル)の無水テトラヒドロフラン溶液20−
を滴下する。1時間後K (R)−ベンジル2.6−エ
ボキシプロビルエーテル1.6g(9,フロミリモル)
ノ無水テトラヒドロフラン溶液20m1を滴下し、0°
Cでレンで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸ナトリ2ムで乾燥したのち溶媒を留去すると、粗シア
′ノアルコール体5.14gが得られる。
IR値ニジmaXcrn− 3450(OH)、2250(CN) NMR値:δCDC13 0,76,0,79(3H,s、 C(18) )1.
02 (3H,s、 C(19) )3.40 (3H
,s、−OC!13)6.0 0 〜4.3 3 (8
H,m、−0CH2CH20−1−CH20Bz 、 
−CH(OH) −16α−H) 4.78 (2H,s、 −0CH20’ )5J3(
In、m、6−H) 7.33(5H,s、芳香核H) MS値m/e : 459 (100%、+ M −(CH30CH2CH20CH20H)(d) 
この粗シアノアルコール体5.149をエタノールf3
Qm13に溶解し、溶液に水酸化カリウム5、Frl 
(75ミ!Jモル)ノ溶液5 mlを加え、48時間加
熱還流する。今後、5%塩酸を白濁するまで加えたのち
、塩化メチレンで抽出する。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム5tar
k装置を付け、1.5時間加熱還流する。次いで溶媒を
留去したのち、残留物をシリカゲル120gを用いてカ
ラムクロマトグラフィに付すると、ベンゼン−酢酸エチ
ル(7: 1 v/v)の留分からラクトン混合物3.
059(MEMエーテル体からの収率72%)が得られ
る。
EMO IH値: v n8atcm−’ max i 770 (−〇〇〇−) NMR値:δCDC1゜ 0.67.0.70 (6H,s、 C(18) )1
.00 (3H,s、 0(19) )6.38 (6
HSs、−0CH3) 3.00〜4.00 (7H,nn、 −0CH2C)
120−CH「OBZ、3α−H) 4、.60 (I H,m、 −COOCH−)C(2
0)−エピマー) 4、78 (2H,s 、 −0CH20−)5.34
 (IH,m、 6−H) 7.60(5H,s、芳香核H) 、MS値n+/e : 460 (I DO%、M (
CH30CH2CH20CH20H)(el ’ ヘキ
f メf /l/ シシラf ン0.15 ml (0
,7ミリモル)の無水テトラヒドロフラン(THF )
溶液5 mlに、アルゴン気流下K O℃−C−110
 w/v%n−ブーチルリチウムヘキサン溶液0.4.
5 ml(0,7ミリモル)を加え、30’分後に前記
のラクトン混合物2oomg(0,65ミリ−E: /
l/ ) (7)THF3 ml溶液を01℃で滴下し
、60分間攪拌する。
この反応液を一78℃に冷却し、飽和硫酸ナトリウム溶
液”l mlを一度に加えたのち室温に戻し、塩化メチ
レンで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸す
) IJウムで乾燥したのち、溶媒を留去し、残留物を
エタノールから再結晶すると、白色結晶として、20(
R)−ラクトン体150#+9(収率75%)が得られ
る。
融点:92〜92.5°C 旋光度:〔α]D −22,80°(cm1.26、C
HCl、)ujol IH値: v max cm−’ 1770 (−Coo −) NMR値:δCDC13 0,67(3H,s、 C(18) )1.00 (3
H,s、 C(19) )3.38 (3H1s、OC
H3) 3.00〜4.00 (7H,m、 −0CH2CH2
0−1−CH2Q−Bz、 3α−H) 4.60 CI(Sm−−COOCH−)4、s 7 
(2H,S 、 −0CH2Q )4.78 (2H,
s、 ’ 0CH20)5.34 (I H,m、 6
−H) 7.30(5H,s、芳香核H) MS値m/e : 460 (: 85%、M −(C
H30CH2CH20CH20H) :)MS値’ C
31H4003として 計算値: 460.2978 実測値: 460.2998 (f) アルゴン気流下に、無水テトラヒドロフラン3
0m1にリチウムアルミニウムハイドライド90■(2
,5ミ!jモル)を懸濁し、水冷下に20(R)−ラク
トン体65 o rru;1 (1,15ミリモル)の
無水THF溶液20 mlを滴下して20分間攪拌する
。反応終了後、飽和塩化アンモニウム溶液10m1を加
え、塩化メチレンで抽出する。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し
たのち、溶媒を留去すると、ジオール体670mgが得
られる。
旋光度〔α)D −33,66°(c=1.21、CH
Cl3)neat +1 1R値: v max ffil 3400(OH) NMR値:δCDC13 0,69(3H,s、C(18)) 0.99 (3H,s、C(19)) 3.35 (3HSs、0CH3) 3.00〜4.00 (10H,m、 −0CH2CH
20−1■ 3α−H,−CH,○H,−C旦−OH。
−CH20Bz ) 4、75 (2H、s 、0CH20)5.33(IH
,m、6−H) MS値m/e : 464 (59%、M−(CH30
CH2CH2oCH2oH)MS値m/ e :c31
H44o3として計算値:464.3291 実測値:464.3319 (g) アルゴン気流下に前記のジオール体80m9(
0,14ミリモル)に、ピリジン’1ml、ジフェニル
ジスルフィド122m9(0,56ミリモル)及びn−
ブチルホスフィ:10.14mA!(o、66ミリモル
)を加え、約100”Cに加熱して60時間反応させる
。反応終了後、キイ#ミビリジンを減圧留去し、残留物
をプレパラティプ薄層りロマトクラフイ(ベンゼン−酢
酸エチル−5:1)で分離すると、淡黄色油状物15.
4myが得られる。
MS値m/e : 648 (M−(CH30CH2C
H20CH20H) )液体アンモニア10m1にエタ
ノール0.5J三級ブタノール0.05 mll及び前
記の油状物15゜4mgを加える。これにナトリウム1
0mgを加え、15分間攪拌したのち、室温に戻して液
体アンモニアを留去し、残音を塩化メチレンで抽出する
。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
したのち、溶媒を減圧留去して得られる粗生成物をプレ
バラティブ薄層クロマトグラフィ(ベンゼン−酢酸エチ
ル−4:1)で分離すると、第1級アルコール体4.9
mg(収率8゜1%)が得られる。
旋光度: [:α]D−39,000(C=D、、96
4、CHCl3)■R値ニジneatcm−1 ax 3400(OH) NMR値:δCDC13 0,70(3H1s、 C(18) )1.01 (3
H,s、 C(19) )’6.’5B (3H,S、
 −OCH,)3、17〜4.00 (7H,ml−O
CH2CH20−。
−CH,OHL 3α−H) 4、77 (2H,S 、 −oc!1LO−)5.3
6(I H,’ m、 6−H)MS値m/e : 6
42 〔100%、!−(CH30CH2CH,0CH
20H))MS値m/e : ’ C24H380とし
て計算値: 342.2926 実測値: 542.2926 実施例2 (a) アルゴン気流下に実施例1(f)で得られたジ
オール体5207119(0,91ミリモル)の塩化メ
チレン溶液10+++lに、氷冷しながらピリジン0゜
44m1(5,47ミリモル)を加える。10分後にメ
シルクロライド0.42 ml (5,47ミリモル)
を加え、室温で24時間攪拌する。次いで塩化メチレン
層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び飽和食塩水で順次
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥したのち溶媒を留去する
と、粗ジメシレート体600Tn9が得られる。
IR値: v ”jcm−” ax 1350、、i 17o (So、 )NMR値:δC
DCl3 0.71’ (5H,s、C(18))1、’03 (
3H,s、C(19))3.00(6H,、S、 −8
O2CH,X 2 )3J7 (an、S、0CHs 
) 6.17〜4.00 (7H,m、−0CH2CH20
−1−CH,OBz 、 3α−H) 4.27 (2H,m、 −CH20M5 )■ 4.83’(I MSm、 CHOMs )4.80(
2HSS、−OCH,O−)5.33 (I H,m、
 6−H) (b) アルゴン気流下に前記のジメシレート体600
mgの無水THF溶液10m1に、リチウムトリエチル
ボロハイドライド(I M THF溶液)4、5 ml
 (4,5ミリモル)を一度に加え、室温で12時間攪
拌したのち、4時間加熱還流する。
次いで反応液を氷冷し、水を滴下して過剰のりチウムト
リエチルボロハイドライドを分解し、6N水酸化ナトリ
ウム溶液及び60%過酸化水花木各3 mlを順次滴下
したのち1時間加熱還流する。これに水40dを加え、
ベンゼンで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫
はナトリウムで乾燥したのち溶媒を留去し、残留物をシ
リカゲル12.9を用いてカラムクロマトグラフィに付
すると、ベンゼン−酢酸エチルの流分から、20 (R
)−メチル体220mg(ジオール体からの収率45%
)が得られる。
旋光度:〔α)D−31,85゜ MS値m/e : 432 (、M −(CH30CH
2CH20CH20H) )MS値m/e : c31
H44゜ 計算値: 432.3392 実測値: 432.3408 液体アンモニア30m1にエタノール6mlを加えて一
78℃に冷却し、前記の20(R)−メチル体160■
(0,297ミリモル)の無水THF溶液15+ml!
を加えると反応液が白濁する。これにリチウム20〜を
加え、5分間攪拌したのち室温に戻してアンモニアを留
去し、塩化メチレンで抽出する。抽出液を飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥したのち溶媒を留去し
、残留物をシリカゲル6gを用いてカラムクロマトグラ
フィに付すると、ベンゼン−酢酸エチル(5:1v/v
)の留分から、第一級アルコール体160rn9(収率
97%)が得られる。
出願人 トーアエイヨー株式会社 代理人 弁理士 小 林 正 雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式 (式中Bzはベンジル基、Rはメトキシエトキシメチル
    基を示す)で表わされる化合物を還元したのち、水酸基
    の還元的脱離及び脱ベンジル化を行うことを特徴とする
    、次式 く式中Rは前記の意味を有する)で表わされる化合物の
    製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07127279A (ja) * 1993-11-01 1995-05-16 Kajima Corp 鉄筋コンクリート建築物の解体工法

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JPH07127279A (ja) * 1993-11-01 1995-05-16 Kajima Corp 鉄筋コンクリート建築物の解体工法

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