JPS6028622Y2 - 積層装置に於ける加熱装置付き展圧ロ−ラ− - Google Patents
積層装置に於ける加熱装置付き展圧ロ−ラ−Info
- Publication number
- JPS6028622Y2 JPS6028622Y2 JP16134680U JP16134680U JPS6028622Y2 JP S6028622 Y2 JPS6028622 Y2 JP S6028622Y2 JP 16134680 U JP16134680 U JP 16134680U JP 16134680 U JP16134680 U JP 16134680U JP S6028622 Y2 JPS6028622 Y2 JP S6028622Y2
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- JP
- Japan
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- roller
- rolling pressure
- heat conductive
- conductive member
- heating
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は積層装置における加熱装置付き展圧ローラーの
創作に係わるものである。
創作に係わるものである。
紙芯等からなる被挟持片をラミネートフィルムと称され
る熱と押圧力により接着する性質を有する合成樹脂シー
トにより表裏から挾み込んだ積層構造を加工するための
装置としては、従来1対の送りローラー及びl対の展圧
ローラーの間に積層構造を表裏から挾む如く1対の加熱
装置を位置せしめた積層装置(例えば特公昭51−28
672号発明)が一般的であった。
る熱と押圧力により接着する性質を有する合成樹脂シー
トにより表裏から挾み込んだ積層構造を加工するための
装置としては、従来1対の送りローラー及びl対の展圧
ローラーの間に積層構造を表裏から挾む如く1対の加熱
装置を位置せしめた積層装置(例えば特公昭51−28
672号発明)が一般的であった。
しかしながら、この様な形式の積層装置に於いては展圧
ローラーと加熱装置が独立して存在するので、ラミネー
トフィルムと被挟持片の間に空気の泡が残存したまま加
熱されてしまう恐れが一般的に存し、個別的には加熱装
置から積層構造への熱伝導を接触によって行う形式のも
のに於いては接触によりラミネートフィルム表面に傷を
付ける恐れや、一対の加熱装置の間隔を常に積層構造の
厚みに対応させる工夫が必要となるという欠点と、又上
記熱伝導を直接接触させず空気伝導によって行う形式(
例えば前記引用発明)のものに於いては加熱時に積層構
造表面を押さえる支えが存しないので、熱によるラミネ
ートフィルムの収縮によりフィルム表面に皺が生じると
いう欠点とが夫々個有のものとして存した。
ローラーと加熱装置が独立して存在するので、ラミネー
トフィルムと被挟持片の間に空気の泡が残存したまま加
熱されてしまう恐れが一般的に存し、個別的には加熱装
置から積層構造への熱伝導を接触によって行う形式のも
のに於いては接触によりラミネートフィルム表面に傷を
付ける恐れや、一対の加熱装置の間隔を常に積層構造の
厚みに対応させる工夫が必要となるという欠点と、又上
記熱伝導を直接接触させず空気伝導によって行う形式(
例えば前記引用発明)のものに於いては加熱時に積層構
造表面を押さえる支えが存しないので、熱によるラミネ
ートフィルムの収縮によりフィルム表面に皺が生じると
いう欠点とが夫々個有のものとして存した。
従って、理論的には展圧すると同時に加熱するという展
圧ローラー自体が加熱作用を行う積層装置が望ましいと
されていたが、ローラーに熱を伝導させる手段に技術上
の難点があり実用化されなかったのが実情であった。
圧ローラー自体が加熱作用を行う積層装置が望ましいと
されていたが、ローラーに熱を伝導させる手段に技術上
の難点があり実用化されなかったのが実情であった。
即ち、伝導効率上ローラーの展圧面を包み込む形状の加
熱部をローラー展圧面に接触させて、熱を直接伝導させ
る手段が好ましいが、この手段によると接触面積が大き
いので伝導効率が良好な反面、ローラー展圧面との摩擦
力が大きくなリローラーの回転方向に負荷が加わったり
、騒音を生じたり、ローラー転圧面を摩耗させる等の恐
れがあり、特にローラーの展圧面はゴム部とするのが一
般的なのでこの欠点は致命的であり、又上記加熱部をロ
ーラー展圧面より若千離し熱を空気伝導させる手段によ
ると上記欠点は解消されるが熱伝導効率が悪く、積層装
置の運転開始からローラー展圧面が所定温度に加熱され
るまでの待ち時間が長く実用的でなかった。
熱部をローラー展圧面に接触させて、熱を直接伝導させ
る手段が好ましいが、この手段によると接触面積が大き
いので伝導効率が良好な反面、ローラー展圧面との摩擦
力が大きくなリローラーの回転方向に負荷が加わったり
、騒音を生じたり、ローラー転圧面を摩耗させる等の恐
れがあり、特にローラーの展圧面はゴム部とするのが一
般的なのでこの欠点は致命的であり、又上記加熱部をロ
ーラー展圧面より若千離し熱を空気伝導させる手段によ
ると上記欠点は解消されるが熱伝導効率が悪く、積層装
置の運転開始からローラー展圧面が所定温度に加熱され
るまでの待ち時間が長く実用的でなかった。
本考案は展圧ローラー自体が加熱作用を行うという方法
をとりつつ、上記の如き欠点を解消することを目的とし
たものであり、ローラーへの熱伝導は空気伝導を主体に
し、補助的に直接熱伝導を併用するために、金属性素材
よりなる芯部にゴム性素材よりなる外周部を巻装した構
成よりなるローラーの芯部に適宜加熱手段を有する熱伝
導部材を摺接させる点に特徴を有するものである。
をとりつつ、上記の如き欠点を解消することを目的とし
たものであり、ローラーへの熱伝導は空気伝導を主体に
し、補助的に直接熱伝導を併用するために、金属性素材
よりなる芯部にゴム性素材よりなる外周部を巻装した構
成よりなるローラーの芯部に適宜加熱手段を有する熱伝
導部材を摺接させる点に特徴を有するものである。
以下、本考案の具体的実施例について説明する。
(1)
本考案加熱装置付き展圧ローラーはローラー1、加熱部
2及び熱伝導部材3より構成されるものである。
2及び熱伝導部材3より構成されるものである。
第1図及び第2図は本考案の第1実施例を示すものであ
る。
る。
ローラ1は芯部1b、芯軸1c及び展圧面となるゴム製
の外周部1aよりなる一般的構造のもので、熱伝導部材
3を摺接させるために両端部に於いて芯部1b外周を一
部露出させておく。
の外周部1aよりなる一般的構造のもので、熱伝導部材
3を摺接させるために両端部に於いて芯部1b外周を一
部露出させておく。
加熱部2はローラー1の展圧面を包み込む様断面形状弧
状で、ローラー1の長さに略等しい長さを有する放熱板
2a、及び放熱板2aを覆うべきヒーターHより構成さ
れ、熱伝導部材3は第1図及び第2図に示す如く帯板状
のものを断面形状略り字状に折曲して構成される。
状で、ローラー1の長さに略等しい長さを有する放熱板
2a、及び放熱板2aを覆うべきヒーターHより構成さ
れ、熱伝導部材3は第1図及び第2図に示す如く帯板状
のものを断面形状略り字状に折曲して構成される。
そして、加熱部2はローラー1への空気伝導をなすため
に、ローラー1の展圧面に近接するも接触しない位置に
臨ませ、熱伝導部材3は一側をローラー1の前記芯部1
bが両端部に於いて露出する箇所の外周面に摺接させ、
他側を放熱板2aに押さえ板2bによって固定する。
に、ローラー1の展圧面に近接するも接触しない位置に
臨ませ、熱伝導部材3は一側をローラー1の前記芯部1
bが両端部に於いて露出する箇所の外周面に摺接させ、
他側を放熱板2aに押さえ板2bによって固定する。
尚、熱伝導部材3は芯部1bを直径方向両側より挾み込
んで加熱するために2枚1組でローラー1の両端に2組
、計4枚使用されるものである。
んで加熱するために2枚1組でローラー1の両端に2組
、計4枚使用されるものである。
熱伝導部材3は良好な伝導効率及び接触によりローラー
1の回転方向に過度の負荷を掛けず、しかも常に接触を
確保するために適度の柔軟性及び復元性を備えた素材、
例えば銅及び燐青銅より構成されるのが望ましい。
1の回転方向に過度の負荷を掛けず、しかも常に接触を
確保するために適度の柔軟性及び復元性を備えた素材、
例えば銅及び燐青銅より構成されるのが望ましい。
(2)第3図は本考案の第2実施例を説明する図である
。
。
第2実施例に於いては第1実施例に於いて熱伝導部材を
ローラー1の芯部1bのうち、芯部表面に摺接させてい
たのに対し、芯軸1cに摺接させて熱伝導を行うもので
ある。
ローラー1の芯部1bのうち、芯部表面に摺接させてい
たのに対し、芯軸1cに摺接させて熱伝導を行うもので
ある。
第2実施例に於ける熱伝導部材は第1実施例の如き構成
のものでも良いが、第3図に示す如く軸受け5をもって
してその働きをさせる事も可能である。
のものでも良いが、第3図に示す如く軸受け5をもって
してその働きをさせる事も可能である。
この場合軸受け5の加熱は軸受け5を覆うべき形状のヒ
ーター5Hによって行う。
ーター5Hによって行う。
尚、第2実施例のその余の構成は第1実施例と共通であ
るので説明は省略する。
るので説明は省略する。
以上の様に構成された本考案加熱装置は被挾持片4aを
ラミネートフィルム4bによって挾み込んだ積層構造4
を表裏より加熱展圧するために第1図に示す如くローラ
ー1が対向する如く上下2個をもって1組として積層装
置(図示せず)に使用するものである。
ラミネートフィルム4bによって挾み込んだ積層構造4
を表裏より加熱展圧するために第1図に示す如くローラ
ー1が対向する如く上下2個をもって1組として積層装
置(図示せず)に使用するものである。
本考案による効果は次の通りである。
■ 従来品の様に展圧ローラーと加熱部を独立して配置
せず、展圧ローラーが加熱作用を兼ねる構造としたので
、加熱と同時に展圧が可能となり空気の泡や傷及び皺の
存しない良好な仕上がりの積層構造を得る事が可能とな
る。
せず、展圧ローラーが加熱作用を兼ねる構造としたので
、加熱と同時に展圧が可能となり空気の泡や傷及び皺の
存しない良好な仕上がりの積層構造を得る事が可能とな
る。
■ 加熱部を独立して配さないので従来品に比し積層装
置の構成部品数が減少する結果となり組み立て加工上及
びコスト上有利となる。
置の構成部品数が減少する結果となり組み立て加工上及
びコスト上有利となる。
■ 加熱部を独立して配さないので、従来品に比し積層
装置自体を小型化する事が可能となる。
装置自体を小型化する事が可能となる。
■ 積層装置運転開始当初は熱伝導部材よりローラーの
芯部、芯部よりローラーの外周部の順に熱を直接伝導さ
せ、ローラーの展圧面を予熱し、放熱板からの空気熱伝
導を補助するので運転開始後展圧面が所定温度に達する
までの待ち時間が大巾に短縮され、従来品に比し待ち時
間の点で遜色が無い。
芯部、芯部よりローラーの外周部の順に熱を直接伝導さ
せ、ローラーの展圧面を予熱し、放熱板からの空気熱伝
導を補助するので運転開始後展圧面が所定温度に達する
までの待ち時間が大巾に短縮され、従来品に比し待ち時
間の点で遜色が無い。
■ 又、熱伝導部材より芯部への熱伝導は金属間±なの
で効率よく行なわれ、芯部から外周部への熱伝導は外周
部は芯部に巻装されているので、芯部の外周表面積に相
当する広範囲な接触面積が得られ、やはり効率よく行わ
れる。
で効率よく行なわれ、芯部から外周部への熱伝導は外周
部は芯部に巻装されているので、芯部の外周表面積に相
当する広範囲な接触面積が得られ、やはり効率よく行わ
れる。
■主熱伝導手段はあくまでも空気熱伝導に依っており、
放熱板とローラーの展圧面は直接接触しない構造なので
展圧面の損傷、摩耗及び騒音発生の恐れが無い。
放熱板とローラーの展圧面は直接接触しない構造なので
展圧面の損傷、摩耗及び騒音発生の恐れが無い。
第1図は本考案加熱装置付き展圧ローラーの構造を示す
側面図、第2図は同上各部品及び組み立て状態、方法を
示す説明斜視図、第3図は第2実施例を示す一部省略説
明斜視図である。 尚、図中符号、1・・・・・・ローラー、2・・・・・
・加熱部、3・・・・・・熱伝導部材、5・・・・・・
(第2実施例に於いて熱伝導部材となるべき)軸受け。
側面図、第2図は同上各部品及び組み立て状態、方法を
示す説明斜視図、第3図は第2実施例を示す一部省略説
明斜視図である。 尚、図中符号、1・・・・・・ローラー、2・・・・・
・加熱部、3・・・・・・熱伝導部材、5・・・・・・
(第2実施例に於いて熱伝導部材となるべき)軸受け。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 金属性素材よりなる芯部にゴム性素材よりなる外周
部を巻装した構成よりなるローラーの展圧面を包み込む
形状の加熱部を、ローラーの展圧面に近接するも接触し
ない位置に臨ませ、更に加熱手段を有する熱伝導部材を
芯部に摺接させたことを特徴とする積層装置に於ける加
熱装置付き展圧ローラー。 2 加熱部より熱伝導部材を延長させることによって熱
伝導部材の加熱手段とした実用新案登録請求の範囲第1
項記載の積層装置に於ける加熱装置付き展圧ローラー。 3 ヒーターを熱伝導部材に重合することによって熱伝
導部材の加熱手段とした実用新案登録請求の範囲第1項
記載の積層装置に於ける加熱装置付き展圧ローラー。 。4 熱伝導部材をローラーの芯部のうち外周面に摺接
すべき熱伝導板とした実用新案登録請求の範囲第1項記
載の積層装置に於ける加熱装置付き展圧ローラー。 5 熱伝導部材をローラーの芯部のうち軸芯を保持摺接
すべき軸受とした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
積層装置に於ける加熱装置付き展圧ローラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16134680U JPS6028622Y2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | 積層装置に於ける加熱装置付き展圧ロ−ラ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16134680U JPS6028622Y2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | 積層装置に於ける加熱装置付き展圧ロ−ラ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5783839U JPS5783839U (ja) | 1982-05-24 |
JPS6028622Y2 true JPS6028622Y2 (ja) | 1985-08-30 |
Family
ID=29520258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16134680U Expired JPS6028622Y2 (ja) | 1980-11-11 | 1980-11-11 | 積層装置に於ける加熱装置付き展圧ロ−ラ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028622Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-11-11 JP JP16134680U patent/JPS6028622Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5783839U (ja) | 1982-05-24 |
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