JP2544165Y2 - 圧着ロール - Google Patents

圧着ロール

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JP2544165Y2
JP2544165Y2 JP1991049195U JP4919591U JP2544165Y2 JP 2544165 Y2 JP2544165 Y2 JP 2544165Y2 JP 1991049195 U JP1991049195 U JP 1991049195U JP 4919591 U JP4919591 U JP 4919591U JP 2544165 Y2 JP2544165 Y2 JP 2544165Y2
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JP
Japan
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roll
pressure
elastic body
rubber elastic
substrate
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JP1991049195U
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Inventor
昇 藤川
庸一 出水
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Asahi Kasei Corp
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Asahi Kasei Corp
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばプリント基板等
の基板に感光性ドライフィルム等を付着せしめるための
ラミネータに用いられる圧着ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】基板にフィルムを付着させるラミネータ
に用いられる圧着ローラは、図4に示すように一定の外
径寸法に形成された芯金11に、ゴム弾性体12を被覆
し、該被覆されたゴム弾性体12の厚みは一定であり、
その外径寸法も芯金11と同様に一定とされている。こ
のように構成された圧着ロール10を一対としてラミネ
ータに組込み、フィルムを基板にラミネートする際は前
記の一対とした圧着ロールを複数組用いてラミネートロ
ールとしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の一対と
した圧着ロールを複数組備えたラミネータで基板にフィ
ルムを圧着させると、圧着ロールの左右でベンディング
を生じ、基板の凹凸等の基板表面の欠点を補うような均
一な圧力が基板全体に作用せず、圧力が不均一になり、
基板とフィルムとの間にエアが混入したり、フィルムし
わが発生したりして基板とフィルム間の十分な密着性を
得ることができない。そこで、圧着ロール全体の圧力を
上げようとして高い圧力を加えると圧着ロールのベンデ
ィングが大きくなり、ロール圧力が不均一となり使用す
ることができなかった。
【0004】本考案は、加圧下においてラミネータを使
用したときに圧力分布の不均一をなくし、フィルムと基
板との間に均一な高い密着性を得ることができる圧着ロ
ールの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る圧着ロー
ルは、前記の目的を達成するために、基板にフィルムを
付着させるために用いられる圧着ロールであって、該圧
着ロールは中央の芯金が中央を軸方向に所定の幅で軸の
中心線と平行な大径部と、該大径部の両側よりロール端
部に向かって徐々に細くした縮径部とで構成され、該芯
金の周囲をゴム弾性体で被覆し、該被覆されたゴム弾性
体の外径は全体にわたって一定としたことをその特徴と
するものである。
【0006】
【作用】本考案に係る圧着ロールは、中央部を一定の厚
みで軸の中心線と平行な外周線で形成し、該中央部の両
側より外方に向けてそれぞれ徐々に縮径して構成した芯
金の表面にゴム弾性体を被覆し、該被覆されたゴム弾性
体の外径寸法は全体に亘って一定としたので、被覆され
たゴム弾性体はロールは中央部の肉厚は薄く両側になる
につれ徐々に肉厚となるので、この圧着ロールを一対と
して用いた場合圧着ロール間の圧力分布を均一とするこ
とができるものである。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、1は例えば基板にフィルムを付着せしめ
るためのラミネータ(図示しない)に用いられる圧着ロ
ールで、該圧着ロール1は中心に芯金2を有し、その周
囲にゴム弾性体4を被覆して構成されている。前記した
芯金2は、軸方向の中央部を所定の長さだけ一定の厚み
で軸の中心線と平行な外周線で形成された大径部2Aと
該大径部2Aの両側よりそれぞれ両端のシャフト部3,
3に向けて徐々に細くなるように形成された縮径部2
B,2Cとから構成されている。
【0008】4は前記した芯金2に被覆されたゴム弾性
体であり、該ゴム弾性体4の外径は全長にわたって一定
とされている。したがって、芯金1に被覆されたゴム弾
性体4は芯金2の中央の大径部2Aにおいては一定の厚
みを有し、前記大径部2Aの両側より両端側になるに従
って徐々に厚みが増大することとなる。
【0009】 図2 に示す圧着ロール1 は、他の例であ
って、前述した図1 の例においては、芯金2 の中央部の
所定長さの大径部2 A の両側よりロールの端部のシャフ
ト部3 ,3 に向かって徐々に円錐状に細くなっているの
に対し、図2 の例は、断面円弧状をなして徐々に細くな
っている。したがって、芯金2 に被覆されるゴム弾性体
4 は前記の芯金2 の形状に合う端部になるに従い厚みが
増すようになっている。
【0010】従来の圧着ロールを用いたときは、圧着ロ
ール間の圧力分布がロールベンディングによりロール端
部が高く、中央部が低くなっていたが、本実施例による
圧着ロール1は、ロール端部の芯金2の外径を徐々に細
く形成したので、芯金2に被覆されるゴム弾性体4はロ
ール端部になるにしたがって厚みが増加するので、圧着
ロール間の圧力分布を均一とすることができた。
【0011】前記した実施例で説明した圧着ロール1を
更に具体的に説明すると、圧着ロール1の外径62φ、
ロール面長700mm、芯金2の2A部は外径58φで2
50mm幅とし、2B,2C部225mm幅で、2Aの両側
よりシャフト部3,3に向かってそれぞれ設けられた縮
径部2B,2Cは225mm幅で、前記の2Aの両側部よ
りシャフト部3,3に向かい1/200のテーパ加工と
している。そして、上記の具体例の圧着ロール1と従来
の圧着ロール10とをプリント基板への感光性ドライフ
ィルムのラミネートに用いられるホットロール式ラミネ
ータに組込んで比較した。その圧力分布の比較と図3に
示した。図3でみられるように、具体例の圧着ロール1
による圧力分布はロール面長に亘ってきわめて良好であ
った。また、図2に示す2B,2C部が曲線状に形成さ
れた縮径部でも同様の効果が得られる。
【0012】本実施例による圧着ロールを1対以上使用
したラミネータにより基板とフィルムを貼り合わせる
と、基板全体のラミネート圧力が均一になり、基板とフ
ィルムとの密着性が均一化され、また、基板にスルーホ
ールが存在するときは、フィルムを構成するレジスト材
料の前記スルーホール内へのたれ込みが均一化され、レ
ジスト膜のテンティング性を高く安定化させることがで
きる。特にロール圧力を高く設定してラミネートする場
合においては、密着性、たれ込み性において特に効果が
大きいものである。更に本実施例の圧着ロールの内部に
ヒータを内蔵して熱圧着ロールとしても使用可能であ
る。
【0013】そして、前記した本実施例の中心に芯金を
有し、その周囲にゴム弾性体を被覆した圧着ロールの前
記ゴム弾性体としては、ゴム硬度50〜75度(シヨア
硬度)のネオプレンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴ
ム、ウレタンゴムなどを用いることができる。また芯金
としては、鉄、ステンレス等の金属材料が用いられる。
【0014】
【考案の効果】本考案に係る圧着ロールは、中心に芯金
を有し、その周囲にゴム弾性体を被覆した構成であり、
前記芯金はロールの中央部に所定幅で軸の中心線と平行
な外周線の大径部と、該大径部の両側よりそれぞれ徐々
に細くした縮径部とから形成され、その周囲に被覆され
た前記のゴム弾性体の外径は全体に亘って一定とされて
いるので、前記のゴム弾性体はロールの両端側ほど厚さ
大となるので、圧着ロール間の圧力分布を均一とするこ
とができ、本考案の圧着ロールを組込んだラミネータに
より基板とフィルムを貼り合わせたとき、基板全体のラ
ミネート圧力が均一になり、基板とフィルムとの密着性
が均一化されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の圧着ロールの断面図
【図2】圧着ロールの他の例の断面図
【図3】本考案の圧着ロール及び従来の圧着ロールを用
いたラミネータにおける圧力分布を示す線図である。
【図4】従来の圧着ロールの断面図
【符号の説明】
1 圧着ロール 2 芯金 3 シャフト部 4 ゴム弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板にフィルムを付着させるために用い
    られる圧着ロールであって、該圧着ロールは中央の芯金
    が中央を軸方向に所定の幅で軸の中心線と平行な大径部
    と、該大径部の両側よりロール端部に向かって徐々に細
    くした縮径部とで構成され、該芯金の周囲をゴム弾性体
    で被覆し、該被覆されたゴム弾性体の外径は全体にわた
    って一定としたことを特徴とする圧着ロール。
JP1991049195U 1991-05-31 1991-05-31 圧着ロール Expired - Lifetime JP2544165Y2 (ja)

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JPH04132937U JPH04132937U (ja) 1992-12-10
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DK2000417T3 (en) 2007-06-05 2015-10-12 Tetra Laval Holdings & Finance Close to a pourable food product container and process for making it.
ATE539000T1 (de) 2008-05-28 2012-01-15 Tetra Laval Holdings & Finance Verpackungsmaschine

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