JPH04132937U - 圧着ロール - Google Patents

圧着ロール

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JPH04132937U
JPH04132937U JP4919591U JP4919591U JPH04132937U JP H04132937 U JPH04132937 U JP H04132937U JP 4919591 U JP4919591 U JP 4919591U JP 4919591 U JP4919591 U JP 4919591U JP H04132937 U JPH04132937 U JP H04132937U
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roll
pressure
rubber elastic
elastic body
center
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JP4919591U
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昇 藤川
庸一 出水
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旭化成工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧着ロール間の圧力分布を均一とする。 【構成】 中心に芯金を有し、その周囲にゴム弾性体を
被覆したロールであって、前記の芯金を中央を所定の幅
だけ軸の中心線と平行な外周線の大径部とし、該大径部
の両側よりロール端部に向かってそれぞれ徐々に細くし
た縮径部とで形成し、また、前記の芯金の周囲に被覆さ
れたゴム弾性体の外径を全長に亘り一定とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばプリント基板等の基板に感光性ドライフィルム等を付着せし めるためのラミネータに用いられる圧着ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
基板にフィルムを付着させるラミネータに用いられる圧着ローラは、図4に示 すように一定の外径寸法に形成された芯金11に、ゴム弾性体12を被覆し、該 被覆されたゴム弾性体12の厚みは一定であり、その外径寸法も芯金11と同様 に一定とされている。このように構成された圧着ロール10を一対としてラミネ ータに組込み、フィルムを基板にラミネートする際は前記の一対とした圧着ロー ルを複数組用いてラミネートロールとしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記した従来の一対とした圧着ロールを複数組備えたラミネータで基板にフィ ルムを圧着させると、圧着ロールの左右でベンディングを生じ、基板の凹凸等の 基板表面の欠点を補うような均一な圧力が基板全体に作用せず、圧力が不均一に なり、基板とフィルムとの間にエアが混入したり、フィルムしわが発生したりし て基板とフィルム間の十分な密着性を得ることができない。そこで、圧着ロール 全体の圧力を上げようとして高い圧力を加えると圧着ロールのベンディングが大 きくなり、ロール圧力が不均一となり使用することができなかった。
【0004】 本考案は、加圧下においてラミネータを使用したときに圧力分布の不均一をな くし、フィルムと基板との間に均一な高い密着性を得ることができる圧着ロール の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る圧着ロールは、前記の目的を達成するために、中央を所定の幅で 軸の中心線と平行な外周線の大径部と、該大径部の両側よりロール端部に向かっ てそれぞれ徐々に細くした縮径部とで構成した芯金の周囲にゴム弾性体を被覆し 、該被覆されたゴム弾性体の外径は全体に亘って一定としたことをその特徴とす るものである。
【0006】
【作用】
本考案に係る圧着ロールは、中央部を一定の厚みで軸の中心線と平行な外周線 で形成し、該中央部の両側より外方に向けてそれぞれ徐々に縮径して構成した芯 金の表面にゴム弾性体を被覆し、該被覆されたゴム弾性体の外径寸法は全体に亘 って一定としたので、被覆されたゴム弾性体はロールは中央部の肉厚は薄く両側 になるにつれ徐々に肉厚となるので、この圧着ロールを一対として用いた場合圧 着ロール間の圧力分布を均一とすることができるものである。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、1は例えば基板に フィルムを付着せしめるためのラミネータ(図示しない)に用いられる圧着ロー ルで、該圧着ロール1は中心に芯金2を有し、その周囲にゴム弾性体4を被覆し て構成されている。前記した芯金2は、軸方向の中央部を所定の長さだけ一定の 厚みで軸の中心線と平行な外周線で形成された大径部2Aと該大径部2Aの両側 よりそれぞれ両端のシャフト部3,3に向けて徐々に細くなるように形成された 縮径部2B,2Cとから構成されている。
【0008】 4は前記した芯金2に被覆されたゴム弾性体であり、該ゴム弾性体4の外径は 全長にわたって一定とされている。したがって、芯金1に被覆されたゴム弾性体 4は芯金2の中央の大径部2Aにおいては一定の厚みを有し、前記大径部2Aの 両側より両端側になるに従って徐々に厚みが増大することとなる。
【0009】 図3に示す圧着ロール1は、他の例であって、前述した図1の例においては、 芯金2の中央部の所定長さの大径部2Aの両側よりロールの端部のシャフト部3 ,3に向かって徐々に円錐状に細くなっているのに対し、図2の例は、断面円弧 状をなして徐々に細くなっている。したがって、芯金2に被覆されるゴム弾性体 4は前記の芯金2の形状に合う端部になるに従い厚みが増すようになっている。
【0010】 従来の圧着ロールを用いたときは、圧着ロール間の圧力分布がロールベンディ ングによりロール端部が高く、中央部が低くなっていたが、本実施例による圧着 ロール1は、ロール端部の芯金2の外径を徐々に細く形成したので、芯金2に被 覆されるゴム弾性体4はロール端部になるにしたがって厚みが増加するので、圧 着ロール間の圧力分布を均一とすることができた。
【0011】 前記した実施例で説明した圧着ロール1を更に具体的に説明すると、圧着ロー ル1の外径62φ、ロール面長700mm、芯金2の2A部は外径58φで250 mm幅とし、2B,2C部225mm幅で、2Aの両側よりシャフト部3,3に向か ってそれぞれ設けられた縮径部2B,2Cは225mm幅で、前記の2Aの両側部 よりシャフト部3,3に向かい1/200のテーパ加工としている。そして、上 記の具体例の圧着ロール1と従来の圧着ロール10とをプリント基板への感光性 ドライフィルムのラミネートに用いられるホットロール式ラミネータに組込んで 比較した。その圧力分布の比較と図3に示した。図3でみられるように、具体例 の圧着ロール1による圧力分布はロール面長に亘ってきわめて良好であった。ま た、図2に示す2B,2C部が曲線状に形成された縮径部でも同様の効果が得ら れる。
【0012】 本実施例による圧着ロールを1対以上使用したラミネータにより基板とフィル ムを貼り合わせると、基板全体のラミネート圧力が均一になり、基板とフィルム との密着性が均一化され、また、基板にスルーホールが存在するときは、フィル ムを構成するレジスト材料の前記スルーホール内へのたれ込みが均一化され、レ ジスト膜のテンティング性を高く安定化させることができる。特にロール圧力を 高く設定してラミネートする場合においては、密着性、たれ込み性において特に 効果が大きいものである。更に本実施例の圧着ロールの内部にヒータを内蔵して 熱圧着ロールとしても使用可能である。
【0013】 そして、前記した本実施例の中心に芯金を有し、その周囲にゴム弾性体を被覆 した圧着ロールの前記ゴム弾性体としては、ゴム硬度50〜75度(シヨア硬度 )のネオプレンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムなどを用いる ことができる。また芯金としては、鉄、ステンレス等の金属材料が用いられる。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係る圧着ロールは、中心に芯金を有し、その周囲にゴム弾性体を被覆 した構成であり、前記芯金はロールの中央部に所定幅で軸の中心線と平行な外周 線の大径部と、該大径部の両側よりそれぞれ徐々に細くした縮径部とから形成さ れ、その周囲に被覆された前記のゴム弾性体の外径は全体に亘って一定とされて いるので、前記のゴム弾性体はロールの両端側ほど厚さ大となるので、圧着ロー ル間の圧力分布を均一とすることができ、本考案の圧着ロールを組込んだラミネ ータにより基板とフィルムを貼り合わせたとき、基板全体のラミネート圧力が均 一になり、基板とフィルムとの密着性が均一化されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の圧着ロールの断面図
【図2】圧着ロールの他の例の断面図
【図3】本考案の圧着ロール及び従来の圧着ロールを用
いたラミネータにおける圧力分布を示す線図である。
【図4】従来の圧着ロールの断面図
【符号の説明】
1 圧着ロール 2 芯金 3 シャフト部 4 ゴム弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央を所定の幅で軸の中心線と平行な外
    周線の大径部と、該大径部の両側よりロール端部に向か
    ってそれぞれ徐々に細くした縮径部とで構成した芯金の
    周囲にゴム弾性体を被覆し、該被覆されたゴム弾性体の
    外径は全体に亘って一定としたことを特徴とする圧着ロ
    ール。
JP1991049195U 1991-05-31 1991-05-31 圧着ロール Expired - Lifetime JP2544165Y2 (ja)

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JPH04132937U true JPH04132937U (ja) 1992-12-10
JP2544165Y2 JP2544165Y2 (ja) 1997-08-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011521853A (ja) * 2008-05-28 2011-07-28 テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム 包装機械
US8910811B2 (en) 2007-06-05 2014-12-16 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Closure for a sealed container of a pourable food product, and method of producing thereof

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