JPS6028423A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPS6028423A
JPS6028423A JP13522583A JP13522583A JPS6028423A JP S6028423 A JPS6028423 A JP S6028423A JP 13522583 A JP13522583 A JP 13522583A JP 13522583 A JP13522583 A JP 13522583A JP S6028423 A JPS6028423 A JP S6028423A
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JP
Japan
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epoxy resin
dicarboxylic acid
component units
polyamide
adhesives
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JP13522583A
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Inventor
Takeshi Sakashita
健 阪下
Akio Ikeda
秋夫 池田
Takayuki Nakano
貴幸 中野
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、低温から高温に到る接着性能に優れ、耐熱接
着性能、耐水接着性能および耐ヒートサイクル耐久性に
優れたエポキシ樹脂組成物に関する。とくに金属に対し
て優れた接着性能を示すエポキシ樹脂組成物に関する。
従来、接着剤とくに金属用接着剤は航空機、自動車、工
建機、機械組立て等の分野においてその需要が急激に伸
びているが、これらの技術分野に使用される接着剤の性
能としては低温から高温に到る広範囲の温度条件下にお
けるぢ1張りせん断強度、T型剥離強度などの接着性能
に優れることの他に、接着性能における耐水耐久性、耐
熱耐久性ならびに耐ヒートサイクル耐久性に優れること
、作業性に優れていることなどの性能に高い信頼性が要
求されている。
従来、接着剤にはその組成の面から多くの種類の接着剤
が知られている。とくに、金属用接着剤としてはアクリ
/I/系接着剤、シアンアクリル系接着剤、エポキシ系
接着剤、ナイロンなどの脂肪族ポリアミド系接着剤、脂
肪族ポリアミド・エポキシ系接着剤、ビニル・フェノリ
ック系接着剤、ニトリル・フェノリック系接着剤、ポリ
イミド系接着剤などが従来から使用されている。これら
の金属用接着剤のうちでは、アクリル系接着剤、シアノ
アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ナイロンなどの
脂肪族ポリアミド系接着剤、通常の脂肪族ポリアミド・
エポキシ系接着剤は高温での接着性能および耐水接着性
能に劣り、too’c以下の温度における使用が許容さ
れるに過ぎない。また、ビニル−フェノリック系接着剤
、ニトリル・フェノリック系接着剤およびポリイミド系
接着剤は高温での接着性能はかなり改善されているが、
まだ充分であるとは言い難く、耐水接着性能の面がらも
劣っている。いずれの接着剤も前記技術分野で使用され
る金属用接着剤に要求される性能を充足するものではな
く、限られた分野の限られた用途に利用されているに過
ぎない。
本発明者らは、低温から高温に到る広範囲の温度条件下
における引張りせん断強度、T型剥離強度などの接着性
能に優れ、耐熱耐久性、耐ヒートサイクル耐久性ならび
に耐水耐久性などの性能の面で優れた信頼性の高い接着
剤用のエポキシ樹脂組成物を探索した結果、特定のポリ
アミドおよびエポキシ樹脂からなる硬化型エポキシ樹脂
組成物が前記目的を充足することを見出し、本発明に到
達した。本発明のエポキシ樹脂組成物は前記金属用接着
剤に要求されるすべての性能を充足し、たとえば先行技
術として知られているポリアミド樹脂接着剤、エポキシ
樹脂接着剤、脂肪族ポリアミド・エポキシ樹脂接着剤な
どの従来の金属用接着剤にくらべて低温から高温に到る
接着性能ならびに耐熱耐久性、耐水耐久性、耐ヒートサ
イクル耐久性に関して著しく優れている。
すなわち、本発明は、 (A)テレフタル酸、イソフタル酸、シクロヘキサン−
1,4−ジカルボン酸およびシクロヘキサン−1゜6−
ジカルボン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種の
芳香族または脂環族ジカルボン酸成分単位が50ないし
100モル%の範囲ならびに該芳香族または脂環族ジカ
ルボン酸成分単位以外の炭素数2ないし20のジカルボ
ン酸成分単位が口ないし50モル%の範囲からなるジカ
ルボン酸成分単位(a)と炭素数4ないし20の脂環族
系ジアミン成分単位が30ないし100モル%の範囲な
らびに炭素数2ないし20の脂肪族系ジアミンまたは炭
素数6ないし20の芳香族系ジアミン成分単位が0ない
し70モル%の範囲からなるジアミン成分単位(b)よ
りなるポリアミド、および CB)エポキシ樹脂、 からなるエポキシ樹脂組成物、を要旨とするものである
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合されるポリアミド(
A)は、テレフタル酸、イソフタル酸、シクロヘキサン
−1,4−ジカルボン酸およびシクロヘキサン−1,6
−ジカルボン酸からなる群から選ばれた少なくとも1種
の芳香族または脂環族ジカルボン酸成分単位が50ない
し100モル%、好ましくは75ないし100モル%、
とくに好ましくは90ないし100モル%の範囲ならび
に該芳香族または脂環族ジカルボン酸成分単位以外の炭
素数2ないし20 (7) ジカルボン酸成分単位が0
ないし50モル%、好ましくは0ないし25モル%、と
くに好ましくは口ないし10モル%の範囲からなるジカ
ルボン酸成分単位(a)と炭素数4ないし20の脂環族
系ジアミン成分単位が30ないし100モル%、好まし
くは60ないし100モル%、とくに好ましくは8oな
いし100モル%の範囲ならびに炭素数2ないし20の
脂肪族系ジアミンまたは炭素数6ないし2゜の芳香族系
ジアミン成分単位が0ないし70モル%、好ましくは0
ないし40モル%、とくに好ましくは0ないし20モル
%の範囲からなるジアミン成分単位(b)よりなるポリ
アミドである。該ポリアミド(A)の1分子中のアミド
基数は通常2以上であり、好ましくは2ないし20の範
囲にあり、またアミノ基含量は通常0.1ないし4.5
ミリモル/gの範囲、好ましくは0.3ないし4.0ミ
リモル/gの範囲である。該ポリアミドを構成するジカ
ルボン酸成分単位(13)の該芳香族または脂環族ジカ
ルボン酸成分単位の含有率が大きくなりかつ該芳香族ま
−たは脂環族ジカルボン酸成分単位以外のジカルボン酸
成分単位の含有率が小さくなると低温から高温に到る広
範囲の温度条件下での接着性能および耐熱耐久性が向上
するようになるので好適である。該芳香族または脂環族
ジカルボン酸成分単位のうちではテレフタル酸またはシ
クロヘキサン−+1,4−ジカルボン酸成分単位を主成
分とする芳香族または脂環族ジカルボン酸成分単位であ
ることが好適である。
本発明のエポキシ樹脂組成物に使用されるポリアミド(
A)を構成する芳香族または脂環族ジカルボン酸成分単
位以外のジカルボン酸成分単位<a)としては炭素数が
2ないし20の脂肪族系ジカルボン酸成分単位、脂環族
系ジカルボン酸成分単位および芳香族系ジカルボン酸成
分単位を例示することができ、具体的にはシュウ酸、コ
ノhり酸、アジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、デカンジカルボン酸、4.4’−メチレンビ
ス(シクロヘキサンカルボンm)、2−メチルテレフタ
ル酸、2−ブロムテレフタル酸、2−ニトロテレフタル
酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸、1.5−ナフタ
レンジカルボン酸、3.3’−ビフェニルジカルボン酸
、4.4−ビフェニルジカルボン酸、 HO20(防x(防a o2H。
−0(OH2)nO−2OH2)、2,6−ピリジンジ
カルボン酸などのジカルボン酸成分単位を例示すること
ができる。これらのジカルボン酸成分単位は二種以上の
混合成分であってもよい。さらに、該ポリアミド(A)
を構成する芳香族または脂環族ジカルボン酸成分単位以
外のジカルボン酸成分単位は炭素数2ないし20の前記
ジカルボン酸成分単位を主成分とするものであるが、前
記必須成分の外に少量のトリメリット酸、ピロメリット
酸などの三塩基性以上の多価カルボン酸を含んでいても
差し支えない。
本発明のエポキシ樹脂組成物に使用するポリアミド(A
)を構成するジアミン成分単位(b)は、炭素数4ない
し20の脂環族系ジアミン成分単位が60ないし100
モル%、好ましくは60ないし100モル%、とくに好
ましくは80ないし100モル%の範囲ならびに炭素数
2ないし20の脂肪族系ジアミンまたは炭素数6ないし
20の芳香族系ジアミン成分単位が0ないし70モ/l
’%、好ましくは0ないし40モル%、とくに好ましく
は0ないし20モル%の範囲からなるジアミン成分単位
である。該ジアミン成分単位(b)を構成する該脂環族
系ジアミン成分単位の含有率が60モル%より小さくな
り、かつ該脂肪族系ジアミンまたは芳香族系ジアミン成
分単位が70モル%より大きくなると、該エポキシ樹脂
組成物の低温から高温に到る広範囲の温度条件下におい
て優れた接着性能が得られなくなる。
該ポリアミド(A)を構成するジアミン成分単位(b)
の該脂環族系ジアミン成分単位の含有率が高くなりかつ
該脂肪族系ジアミンまたは芳香族系ジアミン成分単位の
含有率が小さくなると該エポキシ樹脂組成物の低温から
高温に到る広範囲の温度条件下での接着性能、耐熱耐久
性、耐水耐久性が向上するようになるので好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物に使用されるポリアミド〔
A〕を構成するジアミン成分単位(b)のうちの炭素数
4ないし20の脂環族系ジアミン成分単位として具体的
には、1,3−ジアミノシクロヘキサン、1.4−ジア
ミノシクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチルフシ
クロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチルフシクロヘ
キサン、4,4−ジアミノジシクロヘキシルメタン、イ
ソホロンジアミン、ピペラジン、N−アミノエチルピペ
ラジン、2,6−シメチルピペラジン、メンセンジアミ
ンなどの各成分単位を例示することができる。これらの
脂環族系ジアミン成分単位は2種以上の混合成分であっ
ても良い。これらの脂環族系ジアミン成分単位のうちで
は、1.6−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミ
ノシクロヘキサン、1,6−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、1,4−ビス(アミノメチルンシクロヘキ
サン、イソホロンジアミン成分単位であることが好まし
く、とくに1,6−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン、インホロンジアミン成分単位であることが好ましい
該ジアミン成分単位(b)のうちの炭素数2ないし20
の脂肪族系ジアミンまたは炭素数6ないし20の芳香族
系ジアミン成分単位として具体的には、エチレンジアミ
ン、1,4−ジアミノブタン、1,6−ジアミツヘキサ
ン、1,7−ジアミノへブタン、L8−ジアミノオクタ
ン、1,9−ジアミノノナン、1.10−ジアミノデカ
ン、i、i+−ジアミノウンデカン、1.12−ジアミ
ノドデカン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレン
ジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジ
アミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニ
ルエーテルなどの各成分単位を例示することができる。
これらの脂肪族系ジアミンまたは芳香族系ジアミン成分
単位は二種以上の混合成分であっても良いが、1゜6−
ジアミツヘキサン、1.8−ジアミノオクタン、1.1
0−ジアミノデカン、L12−ジアミノドデカン、m−
キシリレンジアミンの各成分単位またはこれらの混合成
分であることが好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合される前記ポリアミ
ドは、従来から公知の種々の方法によって製造すること
ができる。たとえば、該ポリアミドの構成成分単位の前
記ジカルボン酸成分単位(a)に相当するジカルボン酸
のジ酸ハライドと前記ジアミン成分単位(b)に相当す
るジアミンを溶液法によって重縮合させることにより製
造することもできるし、界面法によって重縮合させるこ
とにより製造することもできる。また該ポリアミドの構
成成分単位の前記ジカルボン酸成分単位(a)に相当す
るジカルボン酸またはジカルボン酸のエステルと前記ジ
アミン成分単位(b)に相当するジアミンから溶融法に
よって重縮合させることにより製造することもできる。
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合されるエポキシ樹脂
(b)とは1分子中に2個以上のエビキシ基を有する化
合物である。このようなエポキシ樹脂として具体的には
、たとえば、ビスフェノールA1ビスフェノ−/l/F
、1sLL2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)
エタンなどのポリフェノール類化合物のグリシジルエー
テル系エポキシ樹脂;前記ポリフェノール類化合物の核
水素化物のグリシジルエーテル系エポキシ樹脂:カテコ
ール、レゾルシン、ヒドロキノン、フロログルシンなど
の多価フェノール類のグリシジルエーテル系エポキシ樹
脂;エチレングリコール、ブタンジオール、グリセロー
ル、エリスリトール、ポリオキシアルキレングリコール
などの多価アルコール類のグリシジルエーテル系エポキ
シ樹脂;ノボラック型エポキシ樹脂;フェニレンジアミ
ン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルエ
ーテル、キシリレンジアミン、ジアミノジフェニルスル
ホンなどのアミン化合物のポリグリシジル化合物系エポ
キシ樹脂、アミノフェノール、アミルゾルシン、アミ7
カテコールなどのアミンフェノール類のポリグリシジル
化合物系エポキシ樹脂、アミ7安息香酸などのアミノカ
ルボン酸のポリグリシジル化物系エポキシ樹脂、ビニル
シクロヘキセンジオキシド、リモネンジオキシド、ジシ
クロペンタジェンオキシドなどの脂環族系エポキシ樹脂
、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、フ
タル酸、シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸などの
ポリカルボン酸のポリグリシジルエステル系エポキシ樹
脂:メチルエピクロ型エポキシ樹脂などがあげられる。
これらのエポキシ樹脂のうちではポリフェノール類化合
物のグリシジルエーテル系エポキシ樹脂、多価フェノー
ル類のグリシジルエーテル系エポキシ樹脂、ノボラック
型エポキシ樹脂、アミン化合物のポリグリシジル化合物
系エポキシ樹脂、アミンフェノール類のポリグリシジル
化合物系エポキシ樹脂、ポリカルボン酸のポリグリシジ
ルエステ/I/系エポキシ樹脂を使用することが好まし
く、とくにエポキシ当量が75ないし500の範囲であ
る前記エポキシ樹脂であることが好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物の各成分の割合は特に規制
されないが、前記エポキシ樹脂100重量部に対して該
ポリアミド(A)の配合割合は5ないし500重量部、
好ましくは20ないし600重量部の範囲である。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、前記ポリアミド(A
)およびエポキシ樹脂CB)の他に、必要に応じて種々
の配合剤が配合される。たとえば、硬化剤、硬化促進剤
、離燃剤、耐熱安定剤、抗酸化剤、滑剤、無機または有
機の充填剤などが配合される。また、硬化剤、硬化促進
剤、難燃剤、耐熱安定剤、抗酸化剤、滑剤に関しては、
従来からエポキシ樹脂またはエポキシ接着剤に配合され
ていたものが使用され、その配合割合は適宜量である。
また、本発明のエポキシ樹脂組成物に粉末状無機充填剤
を配合すると、エポキシ樹脂組成物の耐熱耐久性、耐ヒ
ートサイクル耐久性および高温における耐水耐久性が向
上するので好ましい0該粉末状無機充填剤として具体的
には、シリカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、ガラス粉
末、石英粉末、ベンガラ、チタニア、酸化亜鉛、カーボ
ンブラック、鉄粉末、アルミニウム粉末、ステンレス粉
末などを例示することができる。これらの無機充填剤は
未変性のままでも好適に使用できるが、シランあるいは
チタネートなどのカップリング剤で変性したものも好適
に使用することができる。これらの粉末状無機充填剤は
2種以上の混合物として使用することもできる。該粉末
状無機充填剤は、平均粒径が通常0.1mμないし15
0μ、好ましくは1mμないし100μの範囲にあるも
のである。これらの粉末状無機充填剤のうちではシリカ
、アルミナ、シリカ・アルミナまたはこれらのシランあ
るいはチタネートカップリング変性物を配合すると、接
着剤組成物の耐熱耐久性、耐ヒートサイクル耐久性およ
び高温における耐水耐久性などの接着性の優れた接着剤
が得られるのでとくに好適である。
該粉末状無機充填剤の配合割合は、前記エポキシ樹脂1
00重量部に対して通常6ないし150重量部、好まし
くは5ないし120重量部の範囲、とくに好ましくは1
0ないし100重量部の範囲である。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、前記ポリアミド(A)
およびエポキシ樹脂(E、]を必必須構成分とするもの
であるが、前記粉末状無機充填剤を含む組成物である場
合もある。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、接着剤とくに金属用接
着剤として使用した場合に低温から高温に到る広範囲の
温度条件下における引張りせん断強度などの接着性能に
優れ、かつ耐熱耐久性、耐水耐久性ならびに耐ヒートサ
イクル耐久性などの性能に優れているという特徴を有し
ており\従来のポリアミド接着剤、エポキシ樹脂接着剤
、脂肪族ポリアミド・エポキシ樹脂接着剤などの金属用
接着剤にくらべて高温における接着性能ならびに耐水接
着性能に関して著しく優れている。
本発明のエポキシ樹脂組成物は金属、木材、プラスチッ
クス、繊維、石材、磁器、カラス、フェライトなどの被
着体の接着に利用することができる。これらの被着体の
うちで、本発明のエポキシ樹脂用接着剤は金属間の接着
または金属と前記他の被着体との間の接着のように、金
属用接着剤としてとくに優れている。被着体の金属とし
ては、鉄、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、チタ
ン、ジルコニウム、錫、亜鉛、金、銀および前記金属成
分を含む種々の合金などを例示することができる。前記
被着体のうちで金属の接着に本発明のエポキシ樹脂組成
物を使用する場合には、該金属に表面処理を施すことが
好適である。表面処理方法としては、機械的に研磨する
方法、化学的に処理する方法、トリクロルエチレンやア
セトンなどの溶剤で表明洗浄を行う方法などの種々の方
法がそれぞれの目的に応じて採用される。
次に、本発明のエポキシ樹脂組成物を実施例によって具
体的に説明する。
なお以下の参考例、実施例および比較例を示す表1ない
し表2において使用した次の略記号はそれぞれ次の化合
物を示すものである。
TA:テレフタル酸、工人:イソフタル酸OA :1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸ND :2+6−ナフ
タレンジカルボン酸AA :アジビン酸 C!6DA ’ 1s6−ジアミツヘキサン0、oDA
 : 1y10−ジアミノデカンCBMI、3−ビス(
アミノメチル)シクロヘキサンエPD:インホロンジア
ミン MXD : m−キシリレンジアミン GAP :メタアミノフェノールのグリシジル化物G’
FG : 70ログリシンのグリシジル化物GNP :
ノボラックフェノール樹脂のグリシジル化物(1) ポ
リアミドの製造 参考例1 テレフタル酸ジメチル19.4g(0,1M)および1
.6−ビス(アミノメチル)シフ四ヘキサン28,4g
(0,2M)を+00m6フラスコに仕込み、N2雰囲
気下170°Cで30分間攪拌した。次いで1時間かけ
て250℃まで昇温し、メタノールを留去した。
さらに反応系を攪拌下250°Cで60分かけて50m
mHgまでの減圧にし、次いで250℃、50mmHg
の条件下でメタノールおよび低沸点物を60分間留去し
てアミノ基含量が2.1ミリモル/gのテレフタル酸成
分単位と1,3−ビス(アミノメチルフシクロヘキサン
成分単位からなるポリアミド32.70 gを得た。
参考例2〜9 参考例1においてジカルボン酸成分単位として表1に記
載の化合物をまたジアミン成分単位として表1に記載の
ジアミンを各々表1に記載した量用いた他は参考例1と
同様の方法でポリアミドを得た。結果を表1に示した。
CI) エポキシ樹脂組成物の作製 参考側記載のポリアミドは粉砕器によって粉砕し、12
5メツシユパスとし、所定量のポリアミドおよび所定量
のエポキシ樹脂または所定量の後記粉末状無機充填剤を
室温下2本ロールで10分間混練してエポキシ樹脂組成
物を作製した。
〔D 接着試験片の作製 エポキシ樹脂組成物を長さ100mm、幅10mm<厚
さImnのステンレス鋼板(SUS 304.2B仕上
げ、アセトン脱脂処理)の先端部(1閉)の片面に約2
00μの厚さに塗布し、このエポキシ樹脂組成物の塗布
面を合せ、11W/anの圧力下、所定の温度で30分
間硬化させた後、はみ出し部を削り取り、チ1張りせん
断試験片を作製した。
■ 性能評価方法 (1)引張りせん断強度 引張りせん断強度測定試験片を所定の温度で10分間空
気雰囲気下に保持し、その温度で試験片を50mm/m
inの引張り速度で引張りせん断することによって所定
の温度における強度を測定した。
(2)耐熱老化性(耐熱耐久性) 引張りせん断試験片を14日間空気雰囲気下で200℃
の温度に保持した後冷却し、24°Cにおける引張りせ
ん断強度を測定した。また前記(1)の方法で熱劣化を
起こさせることなく24℃で測定した引張りせん断強度
に対する前記熱劣化試験片の引張りせん断強度の百分率
で耐熱老化性の保持率を示した。
(3)耐沸水耐久性 引張りせん断試験片を97〜100℃の水道水の製水中
に7日間浸漬した後取り出し、24℃に10分間保持し
、24℃における引張りせん断強度を測定した。前記(
1)の方法で滞水劣化を起こさせることなく24℃で測
定した引張りせん断強度に対する前記耐沸水試験片の引
張りせん断強度の百分率で耐沸水耐久性の保持率を示し
た。
(4)耐ヒートサイクル耐久性 1サイクルをr、t、、150℃、r、t、、−10℃
の各温度に各々1時間引張りせん断試験片を保持する条
件とし、100サイクル経過後の24℃の引張りせん断
強度を測定した。前記(1)の方法でヒートサイクル劣
化を起こさせることなく24°Cで測定した引張りせん
断強度に対する前記耐ヒートサイクル試験片のづ1張り
せん断強度の百分率でヒートサイクル耐久性の保持率を
示した。
実施例1〜14、比較例1〜2 表2に記載したポリアミドおよびエポキシ樹脂または表
2に記載したポリアミド、エポキシ樹脂および粉末状無
機充填剤を表2に記載した配合割合でロール混練したエ
ポキシ樹脂組成物を用いて前述の接着試験片を作製し、
接着性能を評価した。結果を表2に示す。なお表2に示
す粉末状無機充填剤は次のものである。
注1、イリノイミネラル社製、商品名工MS工LしA−
10注2、イリノイミネラル社製、商品名工MS工II
[F]K比較例3 実施例1において、参考例1に記載のエポキシ樹脂組成
物を使用する代りにフィルム状のニトリル・フェノリッ
ク系接着剤(ソニーケミカルに、 K、製、商品名D−
3032)を用い、これをステンレス鋼板の間に挟み5
#/−の圧力下200’Cで20分間圧着して接着試験
片を作製した。結果を表2に示した。
比較例4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)テレフタル酸、イソフタル酸、シクロヘキサン−
    1,4−ジカルボン酸およびシクロヘキサン−1,6−
    ジカルボン酸からなる群力)ら選LJれた少なくとも1
    種の芳香族または脂環族ジカルボン酸成分単位が50な
    いし100モル%の範囲ならびに該芳香族または脂環族
    ジカルボン酸成分単位以外の炭素数2なし)し20のジ
    カルボン酸成分単位が0ないし50モA/%の範囲から
    なるジカルボン酸成分単位(a)と炭素数4ないし20
    の脂環族系ジアミン成分単位力;50ないし100モル
    %の範囲ならびに炭素数2ないし20の脂肪族系ジアミ
    ンまた番ま炭素数6ないし20の芳香族系ジアミン成分
    単位力(Qないし70モル%の範囲からなるジアミン成
    分単位(b)よりなるポリアミド、およびCB)エポキ
    シ樹脂、 からなるエポキシ樹脂組成物。
JP13522583A 1983-07-26 1983-07-26 エポキシ樹脂組成物 Pending JPS6028423A (ja)

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JP13522583A Pending JPS6028423A (ja) 1983-07-26 1983-07-26 エポキシ樹脂組成物

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JP (1) JPS6028423A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61152724A (ja) * 1984-12-27 1986-07-11 Toray Ind Inc 複合材料用熱硬化性樹脂組成物
JP2013204023A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Hitachi Chemical Co Ltd 粘着剤組成物、フィルム状粘着剤及び被着体の剥離方法

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