JPS5840378A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPS5840378A
JPS5840378A JP13854481A JP13854481A JPS5840378A JP S5840378 A JPS5840378 A JP S5840378A JP 13854481 A JP13854481 A JP 13854481A JP 13854481 A JP13854481 A JP 13854481A JP S5840378 A JPS5840378 A JP S5840378A
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polyamide
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carbon atoms
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Takeshi Sakashita
健 阪下
Hidehiko Hashimoto
英彦 橋本
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、低温から高温に到る接着性能に優れ、耐熱接
着性能および耐水接着性能に優れたエポキシ樹脂組成物
に関する。とくに金属に対して優れた接着性能を示すエ
ポキシ樹脂組成物に関する。
従来、接層剤とくに金属用接着剤は航空機、自動車、工
建機、機械組立て等の分野においてその需要が急激に伸
びているが、これらの技術分野に使用される接層剤の性
能としては低温から高温に到る広範囲の温度条件下にお
ける引張りせん断強度、T型剥離強度などの接着性能に
優れることの他に、接着性能における耐水耐久性ならび
に耐熱耐久性に優れること、接着速度が優れること、作
業性に優れていることなどの性能に高い信頼性が要求さ
れている。
従来、接着剤にはその組成の面から多くの種類の接着剤
が知られている。とくに、金属用接着剤としてはアクリ
ル系接着剤、シアノアクリル系接着剤、エポキシ系接着
剤、ナイロンなどの脂肪族ポリアミド系接着剤、脂肪族
ポリアミド・エポキシ系接着剤、ビニル・フェノリック
系接着剤、ニトリル・フェノリック系接着剤、ポリイミ
ド系接着剤などが従来から使用されている。これらの金
属用接着剤のうちで、アクリル系接着剤、シアノアクリ
ル系接着剤、エポキシ系接着剤、ナイロンなどの脂肪族
ポリアミド系接着剤、脂肪族ポリアミド・エポキシ系接
着剤は高温での接着性能および耐水接着性能に劣り、1
00°C以下の温度における使用が許容されるに過ぎな
い。また、ビニル・フェノリック系接着剤、ニトリル・
フェノリック系接着剤およびポリイミド系接着剤は高温
での接着性能はかなり改善されるが、まだ充分であると
は言い難く、耐水接着性能の面からも劣っている。いず
れの接着剤も前記技術分野で使用される金属用接着剤に
要求される性能を充足するものではなく、限られた分野
の限られた用途に利用されているに過ぎない。
従来、種々のポリアミドが提案されており、たとえば、
Journal of Polymer 5cienc
e 、PartA、vo12.181〜201(196
4)およびJournalof Polymer  5
cience、vo162,35〜5B(1962)に
はポリセバコイルピペラジン、ポリテレ7タロイルジメ
チルピペラジンなどのポリアミドが提案されている。ま
た、特開昭5′5−55259号公報には平均分子量が
10,000ないし50,000のポリセラ バコイルビベlジンと平均分子量が′500ないし2.
000のエポキシ樹脂からなるホットメル)型接着剤組
成物が提案されている。しかし1該先行技術文献に提案
されたエポキシ樹脂組成物はホットメルト型であるため
に接着速度などの作業性に優れているという利点はある
が、とくに高温における引張りせん断強度、T型剥離強
度などの接着性能が著しく低いという欠点があり、耐熱
耐久性ならびに耐水耐久性に劣り、金属用接着剤に要求
される接着性を充分に満足するものではない。
本発明者らは、低温から高温に到る広範囲の温度条件下
における引張りせん断強度、T型剥離強度などの接着性
能に優れ、耐熱耐久性ならびに耐水耐久性などの性能の
面で優れた信頼性の高い接着剤用のエポキシ樹脂組成物
を探索した結果、特定のアルキレンジカルボニルピペラ
ジン成分単位を主成分とするポリアミド、エポキシ樹脂
およびエポキシ樹脂用硬化剤からなる硬化型エポキシ樹
脂組成物が前記項目を充足することを見出し、本発明に
到達した。本発明のエポキシ樹脂組成物は前記金属用接
着剤に要求されるすべての性能ご充足し、たとえば前記
先行技術として知られているポリアミド樹脂接着剤、エ
ポキシ樹脂接着剤、脂肪族ポリアミド・エポキシ樹脂接
着剤、ポリセパフィルピペラジン・エポキシ樹脂組成物
などの従来の金属用接着剤にくらべて常温における接着
性能ならびに耐熱耐久性能に関して著しく優れている。
すなわち、本発明は、(a)一般式(1)(式中 R1
、R2、R3およびR4はいずれも水素原子、炭素原子
数1ないし6のアルキル基または炭素原子数6ないし1
2のアリール基を示し、n番44ないし10の整数を示
す。)で表わされるアルキレンジカルボニルピペラジン
成分単位を主成分として含むポリアミド、 (b)エポキシ樹脂 および (c)エポキシ樹脂用硬化剤 からなるエポキシ樹脂組成物である。
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合されるポリアミドは
、一般式(1) (式中、RSp % RおよびR4はいずれも水素原子
、炭素原子数1ないし6のアルキル基または炭素原子数
6ないし12のアリール基を示し、nは4ないし10の
整数を示す。)で表わされるアルキレンジカルボニルピ
ペラジン成分単位を主成分として含むポリアミドである
。ここで、前記一般式(1)で表わされるアルキレンジ
カルボエルビペテジン成分単位を主成分として含むポリ
アミドとは、前記一般式(1)で表わされるアルキレン
ジカルボニルピペラジン成分単位のみから構成されるポ
リ771’レンジカルボニルピペラジンの他に、構成成
分として前記一般式(1)で表わされるアルキレンジカ
ルボニルピペラジン成分単位を50モル%以上の割合で
含有しているポリアミドである。本発明のエポキシ樹脂
諺成物に配合されるポリアミドの構成成分である前記一
般式(1)で表わされるアルキレン、ジカルボニルピペ
ラジン成分単位が、一般式〔曹〕 (式中、R1、R2、R3およびR4はいずれも水素原
子、炭素原子数1ないし6のアルキル基または炭素原子
数6ないし12のアリール基を示す。)で表わされるセ
バコイルピペラジン成分単位である場合には、得られる
エポキシ樹脂組成物の常温での接着性能および耐熱耐久
性が向上するので好ましい0本発明のエポキシ樹脂組成
物に配合されるポリアミドには、前記一般式CI)で表
わされるアルキレンジカルボニルピペラジン成分単位の
他に含まれる少量成分は通常一般式(1) (式中、R1、R2、R3およびR4はいずれも水素原
子、炭素原子数1ないし6のアルキル基または炭素原子
数6ないし12のアリール基を示し、R5は炭素原子数
11ないし20のアルキレン基または炭素原子数6ない
し12のアリーレン基を示す)で表わされるアルキレン
ジカルボニルピペラジン成分単位またはアリーレンジカ
ルボニルピペラジン成分単位である。本発明のエポキシ
樹脂組成物に配合されるポリアミドの少量の構成成分で
ある一般式〔口〕で表わされる成分単位が、一般式(I
V)(式中、R% R% RおよびR4はいずれも水素
原子、炭素原子数1ないし乙のアルキル基または炭素原
子数6ないし12のアリール基を示し、Xは水素原子ま
たはカルボキシル基を示す。)で表わさレルカルボキシ
7タロイルピペジラン成分単位である場合には、得られ
るエポキシ樹脂組成物の高温での接着性能、耐熱耐久性
、耐′水耐久性などの接着性能が向上するのでとくに好
ましい。前記一般式IJ)で°表わされるカルボキシフ
タロイルピペラジン成分単位は具体的には、一般式(I
Va、:]ないし一般式(lVd)、 (式中、R1、R2、R3およびR4はいずれも水素原
子、炭素原子数1ないし6のアルキル基または炭素原子
数6ないし12のアリール基を示す。)で表わされるカ
ルボキシフタロイルピペラジン成分単位である。本発明
のエポキシ樹脂組成物に配合されるポリアミドが前記一
般式(I)で表わされるアルキレンジカルボニルピペラ
ジン成分単位および前記一般式(IV)で表わされる力
、ルポキシフタロイルピペラジン成分単位からなるポリ
アミドである場合には、その組成は前記一般式(1)で
表わされるカルボキシフタロイルピペラジン成分単位が
通常50ないし97モル%、好ましくは65ないし95
モル%の範囲および一般式(ff)で表わされるカルボ
キシフタロイルピペラジン成分単位が通常3ないし50
モル%、好ましくは5ないし35モル%の範囲である。
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合されるポリアミドを
構成する前記一般式〔I〕、一般式(1)、一般式(1
)、一般式(TV)、一般式〔■a〕、一般式(IVb
)、一般式(IVC)および一般式(IVd)の構成単
位において、R、R、RおよびRはそれぞれ水素原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、フェニル基、トリル
基、ナフチル基などを例示することができる。また、前
記一般式〔I〕の構成単位において、−(C02%で表
わされるアルキレン基として具体的には、テトラメチレ
ン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、−へブタ
メチレン基、オクタメチレン基、ノナメチレン基、デカ
メチレン基を例示することができる。また、前記一般式
〔璽〕の構成単位においてRとしてはウンデカメチレン
基、ドデカメチレン基、フェニレン基、2−カルボキシ
−1,4−7エエレン基、4−カルボキシ−1,3−フ
ェニレン基、2.5−ジカルボキシ−1,4−フェニレ
ン基、4,6−ジカルポキシー1.3−フェニレン基、
ナフチレン基などを例示することが 5できる。さらに
、前記一般式〔1〕、一般式(1)、一般式(1)、一
般式〔■〕、一般式〔■a〕、一般式(IVb)、一般
式(IV、’)および一般式(:1Vd)の構成成分中
のピペラジン類成分単位として具体的には、ピペラジン
、2−メチルビペラジン、2−エチルピペラジン、2−
プロピルピペラジン、2−イソプロピルピペラジン、2
−ブチルピペラジン、2−ペンチルピペラジン、2−フ
ェニルピペラジン、2−トリルピペラジン、2.5−ジ
メチルピペラジン、2.5−ジエチルピペラジン、2.
5−ジイソプロピルピペラジン、2.5−ジフェニルピ
ペラジン、2.3,5.6−テトラメチルピベラジン、
2,3,5.6−テトラエチルピベラジンなどを例示す
ることができる。これらのピペラジン成分単位のうちで
はピペラジン、2−メチルビペラジン、2.5−ジメチ
ルピペラジン、2−エチルピペラジンまたは2.5−ジ
エチルピペラジンが好適に使用される。
また、前記ポリアミドの構成成分中の一般式〔!〕で表
わされるジカルボン酸成分単位としては主成分であるア
ジピン酸、ピメリシンaISスペリン酸1アゼライン酸
、セバシン酸、ノナメチレンジカルボン酸、デカメチレ
ンジカルボン酸の他に、少量成分であって前記一般式〔
曹〕に含まれるジカルボン酸成分単位としてウンデカメ
チレンジカルボン酸、ドデカメチレンジカルボン酸、テ
レフタル際、イソフタル酸、フタル酸、2.6−ナフタ
リンジカルボン酸などを例示することができる。また、
前記一般式(1)に含まれるポリカルボン酸成分単位と
しては、トリメリット酸、ピロメリット酸などを例示す
ることができる。
前記ポリアミドは従来から公知の方法によって製造する
ことができる。たとえば、一般式CI)で表わされるア
ルキレンジカルボニルピペラジン成分単位のみからなる
ポリアルキレンジカルボニルピペラジンは、前記ピペラ
ジン類およびアルカンジカルボン酸シバライドから通常
の溶液重合法あるいは界面重合法によって製造すること
ができる。
また、一般式(mV)で表わされるカルボキシフタロイ
ルピペラジン成分単位を少量成分として含むポリアミド
は、ピペラジン類とアルカンジカルボン酸シバライドお
よび前記無水トリメリット酸ハライドおよび/または無
水ピロメリット酸とからなる混合物から界面重合法また
は溶液重合法によって製造することができる。
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合される前記ポリアミ
ドの〔η〕は通常0.2ないし6.0、好ましくは0.
4ないし2.5の範囲である。
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合されるエポキシ樹脂
(b)とは1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化
合物である。このようなエポキシ樹脂として具体的には
、たとえば、ビスフェノールA。
ビスフェノールF、  1,1,2.2−テトラキス(
4−ヒドロキシフェニル)エタンなどのポリフェノール
類化合物のグリシジルエーテル系エポキシ樹脂;前記ポ
リフェノール類化合物の核水素化物のグリシジルエーテ
ル系エポキシ樹脂;カテコール、レゾルシン、ヒドロキ
ノン、フロログルシンなどの多価フェノール類のグリシ
ジエーテル系エポキシ樹脂;エチレングリコール、ブタ
ンジオール、グリセロール、エリスリトール、ポリオキ
シアルキレングリコールなどの多価アルコール類のグリ
シジルエーテル系エポキシ樹脂;ノボラック型エポキシ
樹脂;ビニルシクロヘキセンジオキシド、リモネンジオ
キシド、ジシクロペンタジェンオキシドなどの脂環族系
エポキシ樹脂、フタル酸、シクロヘキサン−1,2−ジ
カルボン酸などのポリカルボン醗のエステル縮合物のポ
リグリシジルエステル系エポキシ樹脂;ポリグリシジル
アミン系エポキシ樹脂;メチルエヒリロ型エポキシ樹脂
などがあげられる。これらのエポキシ樹脂のうちではポ
リフェノール類化合物のグリシジルエーテル系エポキシ
樹脂またはノボラック型エポキシ樹脂を使用することが
好ましく、ビスフェノールAまたはビスフェノールFの
グリシジルエーテル系エポキシ樹脂を使用することがと
くに好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物に配合されるエポキシ樹脂
用硬化剤(c)としては、一般にエポキシ樹脂の硬化剤
として知られているあらゆる化合物を使用することがで
きる。たとえば具体的には、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジ
プロピレンジアミン、ジエチルアミノプロピルアミンな
どの鎖状脂肪族系ポリアミン;環状脂肪族系ポリアミン
;脂肪族系ポリアミンアダクト;ケトイミン;変性脂肪
族系ポリアミン:ポリアミドアミン;芳香族系アミン:
芳香族系変性アミン;芳香族系変性ポリアミン;第三級
アミン系硬化剤;メルカプタン系硬化剤;酸無水物系硬
化剤:エチレンー無水マレイン酸共重合体などのように
酸無水物基を有する共重合体;ノボラック型またはレゾ
ール型のフェノール樹脂初期縮合物などのようにフェノ
ール性水際基を有する化合物ニジシアンジアミド:メラ
ミンなどの化合物をあげることができる。とくに接着剤
に用いるエポキシ樹脂組成物に配合される硬化剤として
は、エポキシ樹脂組成物を長期間安定に保持するために
、室温では作用せずに高温で分解して少なくとも1種の
活性水素含有アミンを生じるような窒素含有化合物を少
なくとも1種含有するものが好ましい。このような硬化
剤としては、ジシアンジアミド、ジシアンジヒドラジド
、アルキルアミン・ボラン錯体、BF3・アミン錯体、
イミダゾール類などを例示でき、とくにジシアンジアミ
ド、ジシアンジアミドと置換ウレアの両方を含有する硬
化剤が好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物は前記三成分のみからなる
組成物として使用することもできる。前記三成分に必要
に応じて鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属粉、
二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化カ
ルシウムなどの無機酸化物、クロム酸メタル、亜鉛、カ
ドミウム、ストロンチウム、鉛、バリウムのような耐食
性顔料などの充填剤、増量剤、安定剤などを配合するこ
ともできる。
本発明のエポキシ樹脂組成物の各成分の配合割合は次の
とおりである。前記ポリアミド(a)の配合割合は前記
エポキシ樹脂(b) 100重量部に対して通常15な
いし800重量部、好ましくは20ないし700重量部
の範囲である。また、前記エポキシ樹脂用硬化剤(c)
の配合割合は前記エポキシ樹脂(b)100重量部に対
して通常0.5ないし100重量部、好ましくは0.5
ないし50重量部の範囲である。
さらに、本発明のエポキシ樹脂組成物に必要に応じて配
合される前述の充填剤、増量剤、安定剤などは適宜量で
ある。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、接着剤とくに金属用接
着剤として使用した場合に低温から高温に到る広範囲の
温度条件下における引張りせん断強度、T型剥離強度な
どの接着性能に優れ、かつ耐熱耐久性ならびに耐水耐久
性などの性能に優れているという特徴を有しており、従
来のポリアミド接着剤、エポキシ樹脂接着剤、脂肪族ポ
リアミド・エポキシ樹脂接着剤、ポリセバコイルピペラ
ジン・エポキシ樹脂組成物などの金属用接着剤にくらべ
て高温における接着性能ならびに耐水接着性能に関して
著しく優れている。
本発明のエポキシ樹脂組成物は金属、木材、プラスチッ
クス、繊維、石材、磁器、ガラスなどの被着体の接着に
利用することができる。これらの被着体のうちで、本発
明のエポキシ樹脂用接着剤は金属間の接着または金属と
前記能の被着体との間の接着のように、金属用接着剤と
してとくに優れている。被着体の金属としては、鉄、ア
ルミニウム、銅、クロム、ニッケル、チタン、ジルコニ
ウム、錫、亜鉛、金、銀および前記金属成分を含む種々
の合金などを例示することができる。前記被着体のうち
で金鵬の接着に本発明のエポキシ樹脂組成物を使用する
場合には、該金属に表面処理を施すことが好適である。
表面処理方法としては、機械的に研磨する方法、化学的
に処理する方法、トリクロルエチレンやアセトンなどの
溶剤で表面洗浄を行う方法などの種々の方法がそれぞれ
の目的に応じて採用される。
次に、本発明のエポキシ樹脂組成物を実施例によって具
体的に説明する。
〔1〕ポリアミドの製造 参考例1 ピペラジン5.16 g (60mM )、トリエチル
アミン12.14g(120mM)および塩化メチレン
100m1を撹拌棒、温度計、還流冷却器を備えた4つ
ロフラスコに仕込み、N2雰囲気下で室温に攪拌し、こ
の混合物に塩化セパフィル14.34g(60+y+M
)の塩化メチレン(1oOml溶液を1分で滴下し、そ
の後30℃で1時間反応を行った。反応混合物をヘキサ
ン21にあけ、析出したポリマーをグラスフィルターを
用いて吸引p過し、捕集した。ポリマーを水11中に分
散し、ミキサーを用いて粉砕した後、水でポリマーを洗
浄し、真空オープン中で100°C% 100 mmH
gの条件下で1日乾燥して11.8g(75%)のポリ
七バコイルビペラジンを得た。
ポリマーの(r) ”:J (conc、 H2S O
,中、30℃)は1.2nd//gであった。
参考例2 参考例1においてピペラジンを用いる代わりにトランス
−2,5−ジメチルピペラジン6.85g(60mM 
)を用いた他は参考例1と同様の方法でポリ−セバコイ
ル−2,5−ジメチルピペラジンを合成した。ポリマー
の収量(収率)は12.Og(71,3%)、〔η〕は
0.84 dl / g (cone、 H2S O4
中、30℃)であった。
参考例3〜5 参考例2において、塩化セパフィルを用いる代すに表1
記載のジカルボン酸ジクロリドを表1記載の1用いた他
は、参考例2と同様の方法でポリアミドを合成した。結
果を表1に示した。
、7・′ / / / 7/ / 参考例6 参考例1において、塩化セバコイル14.34g(60
mM)用いる代りに塩化セバコイル12.91 g(5
4mM )、塩化テレフタロイル1.22g(6mM)
を用いた他は参考例1と同様の方法でセバコイルピペラ
ジンおよびテレフタロイルピペラジン成分単位からなる
共重合ポリアミドを合成した。ポリマーの収量は12.
5g(83,1%)、〔η〕(00mC0H2So4中
、30°C)は1.02(lJ?/gs共重合体中のセ
バコイルピペラジン成分単位は91モル%であった0参
考例7 ピペラジン6.89 g (80mM )、トリエチル
アミン16.19g(160mM)および塩化メチレン
250 mllを撹拌棒、温度計、還流冷却器を備えた
4つロフラスコに仕込み、N2雰囲気下、室温で攪拌し
、この混合物に塩化セパフィル14.34g(60mM
)の塩化メチレン(100ml)溶液を1分で滴下し、
その後60°Cで50分反応を行った0この反応混合物
に無水トリメリット酸クロリド4.21g(20mM)
の塩化メチレン(100ml)溶液を1分で滴下し、4
0℃で1時間反応を行った。反応の後処理は参考例1と
同様の方法で行い、セパフィルピペラジンおよび一般式
〔■a〕および一般式(IVb:)で表わされるカルボ
キシフタロイルピペラジン成分単位からなる共重合ポリ
アミドを18.70 g (92,0%)の収量(収率
)で得た。共重合ポリアミドの〔η〕(cOnC0H2
S04中、30°C)は0.94 a/ / g %共
重合ポリアミド中のセバコイルピペラジン成分単位は7
9モル%であった。
参考例8 参考例7において塩化セバコイル14.34 g(60
mM)および無水トリメット酸クロリド4.21g (
20mM )用いる代りに塩化セバコイル16.26 
g(68mM)および無水トリメリット酸クロリド2.
53g(12mM)用いた他は参考例7に記載の方法で
共重合ポリアミドを18.45g(91,1%)の収量
(収率)で得た。共重合ポリアミドの〔η〕(conc
H,SO2中、30℃)は1.o2a//gs共重合ポ
リアミド中のセバコイルピペラジン成分単位は88モル
%であった。
参考例9 参考例8において無水トリメリット酸クロリドを用いる
代りに無水ピロメリット酸2.62g(12mM)を用
い、無水ピロメリット酷を粉体で添加した他は参考例8
に記載の方法でセパフィルピペラジン、一般式〔■C〕
および一般式(1%’d )で表わされるジカルボキシ
フタロイルピペラジン成分単位からなる共重合ポリアミ
ドTt 18.40 g(88%)の収量(収率)で得
た。共重合ポリアミドの〔η〕はQ、91361 / 
g (QQnQ、H2S Oa中、30℃)、セバコイ
ルピペラジン成分単位は90%であった。
〔璽〕エボキク樹脂組成物の調整 参考側記載のポリアミドの10%塩化メチレン溶液を調
整し、これに所定量のビスフェノールA糸エポキシ樹脂
(三井石油化学エポキシ社W−エボミツクR−140ま
たはR−144、エポキシ当量は各々190.255)
および所定量のジシアンジアミドを添加し、室温下1日
攪拌してエポキシ樹脂組成物を調整した。この溶液を用
いて接着試験片を作製した0 (III)接着試験片の作製 エポキシ樹脂組成物を長さ100mm、幅10闘、厚さ
immのステンレス鋼板(5US304.2B仕上げ、
アセトン脱脂処理)の先端部(1備)に塗布し、室温下
2時間、次いで40°Cで30分間乾燥した(固形分の
厚さ約50μ)。その後塗布面を合せ、200℃1kg
/agの圧力下10分間圧着して引張りせん断試験片を
作製した。またT型剥離試験片は長さ180mm、幅2
5mm−、厚さ300μのステンレス鋼板(8US  
304.2B仕上げ、アセトン脱脂処理)の先端部(3
0mmX25mm)にエポキシ樹脂組成物を塗布し、そ
の後の操作は引張りせん断試験片と同様の条件で行い作
製した。
実施例1 参考例1に記載のポリアミド100重量部、エポキシ樹
脂(三井石油化学エポキシ社製、商品名工ポミツクR−
144)100重量部、ジシアンジアミド8.2重量部
からなるエポキシ樹脂組成物を用いて接着試験片を作製
しを 、Aみ出し部を削り取り、所定のi7,1o分間
空気雰囲気下に保持し、その温度で試験片を50mm/
minの引張り速度で引張りせん断することによって、
所定の温度での強度を測定した。また、引張りせん断試
験片を30日間、空気雰囲気下200°Cで保持し、2
4℃での引張りせん断強度を測定し、耐熱老化性とした
さらに引張りせん断試験を97ないし100℃の水道水
の滞水中に1日間浸漬した後取り出し、24℃で10分
間保持した後引張りせん断強度を測定し、耐沸水性とし
た。またT型剥離強度は24°Cの温度で、T型剥離試
験片を50 mm / minの引張り速度で、T型に
剥離することによって測定した。結果を表2に示した。
実施例12〜14 表2に記載のポリアミド、エポキシ樹脂およびジシアン
ジアミドを表2に記載の混合割合でエポキシ樹脂組成物
を調整し、これらの接着試験板を作製した。実施例1に
記載の方法で接着力を測定した。結果を表2に示した。
比較例1 実施例1においてジシアンジアミドを用いなかった他は
実施例1に記載の方法でエポキシ樹脂組成物、接着試験
片を作製した。結果を表2に示した0 比較例2 実IIx例1においてポリセバコイルピペラジンを用い
る代りに脂肪族系共重合ナイロン(アミランCM400
0、東しに、 K、製)またエポキシ樹脂組成物の調整
には塩化メチレンを用いる代りにトリクレン−エタノー
ルの等重量混合物を用いた他は実施例1と同様の方法で
エポキシ樹脂組成物、接着試験片を作製した。結果’E
=2ii2に示した。
比較例3 実施例1においてポリセバコイルピペラジンおよび塩化
メチレンを用いた他は実施例1に記載の方法でエポキシ
樹脂組成物、接着剤試験片を作製した。結果を表2に示
した。
比較例4 フィルム状のニトリル・フェノリックJ%[i剤(ソニ
ーケミカルに、 K、製、商品名D−5032)を用い
、5kg7’aの圧力下200°Cで20分間圧着し接
着試験片を作製した。結果を表2に示した。
比較例5 エポキシ系接着剤(セメダインに、 K、製、商品名1
p−106)を用い、これをステンレス鋼板に塗布して
重ね合わせ、0.5ky/cysの圧力下150℃で2
0分間硬化させて接着試験片を作製した。接着力の試験
は実施例1と同様に行った。結果を表2に示した〇 比較例6 変性アクリル系接着剤(電気化学に、に、製、商品名ハ
ードロックC−320)を用い、0.5kg10xの圧
力下7日間室温で硬化させ試験片を作製した0接着力の
試験は実施例1と同様に行った。結果を表2に示した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  (a)一般式〔1〕 (式中、RSRXRおよびR4はいずれも水素原子また
    は炭素原子数1ないし6のアルキル基または炭素原子数
    6ないし12のアリール基を示し、nは4ないし10の
    整数を示す。)で表わされるアルキレンジカルボニルピ
    ペラジン成分単位を主成分として含有するポリアミド、
    (b)  エポキシ樹脂 および (C)  エポキシ樹脂用硬化剤 からなるエポキシ樹脂組成物。
  2. (2)該ポリアミド(樽の配合割合が、エポキシ樹脂(
    b) 100重社部に対して15ないし800重量部の
    範囲である特許請求の範囲第(1)項に記載のエポキシ
    樹脂組成物。
  3. (3)  該エポキシ樹脂用硬化剤(0)の配合割合か
    、エポキシ樹脂(b) 100重量部に対して0.5な
    いし100重量部の範囲である特許請求の範囲第筒(1
    )項または第(2)項に記載のエポキシ樹脂組成物。
  4. (4)  ポリアミド(&)か一般式(it)(式中、
    R,R,RおよびRはいずれも水素原子、炭素原子数1
    ないし6のアルキル基または炭素原子′t&6ないし1
    2のアリール基を示す。)で表わされるセバコイルピペ
    ラジン成分単位を主成分として含有するポリアミドであ
    る特許請求の範囲第(1)項ないし第(5)項に記載の
    いずれかのエポキシ樹脂組成物。
  5. (5)  ポリアミド(a)が、一般式CI)(式中、
    R1、R2、R3およびR4はいずれも水素原子、炭素
    原子数1ないし6のアルキル基または炭素原子数6ない
    し12のアリール基を示し、nは4ないし10の整数を
    示す。)で表わされるアルキレンジカルボニルピペラジ
    ン成分単位が50ないし97モル%′の範囲および一般
    式(■) (式中、R、R,RおよびRはいずれも水素原子、炭素
    原子1ないし6のアルキル基または炭素原子数6ないし
    12のアリール基を示し、Xは水素原子またはカルボキ
    シル基を示す。)で表わされるカルボキシフタロイルピ
    ペラジン成分単位が3ないし50モル%の範囲からなる
    ポリアミドである特許請求の範囲第(1)項ないし第(
    3)項に記載のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
  6. (6)ポリアミド(a)が、一般式〔盟〕(式中、R1
    、R2、R3およびR4は前記と同一である。)で表わ
    されるセバコイルピペラジン成分単位が50ないし97
    モル%の範囲および一般式(IV) (式中、R1、R2、R3、R4およびxは前記と同一
    である。)で表わされるカルボキシフタロイルピペラジ
    ン成分単位が3ないし50モル%の範囲からなるポリア
    ミドである特許請求の範囲第(1)項ないし第(5)項
    に記載のいずれかのエポキシ樹脂組成物。
  7. (7)  該ポリアミド(a)を構成する前記一般式(
    IV)で表わされるカルボキシ7タpイルピペラジン成
    分単位が一般式(IVa)ないし一般式(IVd) (式中、R1、R2、R3およびR4は前記と同一であ
    る。)で表わされる少なくとも1種のカルボキシフタロ
    イルピペラジン成分単位である特許請求の範囲第(5)
    項または第(6)項に記載のエポキシ樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003063572A3 (fr) * 2002-01-14 2004-03-11 Atofina Materiaux thermodurs a tenue au choc amelioree
WO2021153147A1 (ja) * 2020-01-30 2021-08-05 東レ株式会社 樹脂組成物、積層体およびその製造方法、電極、二次電池ならびに電気二重層キャパシタ

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