JPS6027682B2 - 熱硬化性被覆用顔料分散組成物の製造方法 - Google Patents

熱硬化性被覆用顔料分散組成物の製造方法

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JPS6027682B2
JPS6027682B2 JP5590076A JP5590076A JPS6027682B2 JP S6027682 B2 JPS6027682 B2 JP S6027682B2 JP 5590076 A JP5590076 A JP 5590076A JP 5590076 A JP5590076 A JP 5590076A JP S6027682 B2 JPS6027682 B2 JP S6027682B2
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JP
Japan
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parts
pigment dispersion
dispersion composition
polymerization
resin
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秀男 松元
満 高橋
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特にスラリー塗料または粉体塗料の製造に有利
に使用できる熱硬化性被覆用顔料分散組成物の製造方法
、更に詳しくは、上記組成物製造の懸濁重合において特
定の共重合体を懸濁安定剤として使用することにより、
従来の懸濁安定剤に起因する悪影響を積極的に防止でき
、光沢、平滑性等に優れた塗膜を形成できるようにした
方法に関する。
懸濁重合により製造された樹脂は、該重合時に使用する
懸濁安定剤によって、その塗膜性能、特に光沢、平滑性
に著しい悪影響を受けることが多い。
それは、懸濁重合後の生成物を水洗してもその樹脂表面
に吸着したりあるいは内部に混入したりする懸濁安定剤
を完全に取除くことは困難であり、且つその残留する徴
量の懸濁安定剤が樹脂の流動性や光沢に著しい影響を及
ぼすからである。例えば、懸濁安定剤と樹脂との相溶性
が劣れば、光沢を低下させる。また、懸濁安定剤の融点
が高いと熱流動性の低下を来たす。そして、かかる情況
の中で懸濁重合後の水洗によって完全に取除くことがで
きるか、または樹脂への混入が避けられなくともそれら
の性能低下を来さない懸濁安定剤の案出に関して多大な
苦心が払われ、多くの研究がなされてきたが、満足すべ
き成果は得られていない。特に、この種の樹脂をそのま
ま利用する熱硬化性のスラリー塗料や粉体塗料にあって
は、上述の欠陥は大きな問題となる。本発明の目的は、
上述の満足すべき懸濁安定剤を使用することから成る、
スラリ−塗料や粉体塗料として有効に利用できる熱硬化
性被覆用顔料分散組成物の製造方法を提供するにある。
本発明者らは、かかる目的を達成するため鋭意研究を進
めた結果、アクリルアミドやメタクリルアミドと2ーヒ
ドロキシエチルアクリレートなどのヒドロキシル基を有
する重合性単量体とを主モノマーとする水溶性共重合体
が懸濁安定剤としての機能を有し、且つ該共重合体自体
の融点を適宜に変化しうことに着目し、これらの共重合
体を懸濁安定剤として使用して懸濁重合を行い、重合後
の懸濁生成物を簡単な洗浄、分離に供し、取出された樹
脂は懸濁安定剤の悪影響を受けることなく、特にスラリ
ー塗料や粉体塗料として重要な特性である光沢、熱流動
性が阻害されていないことを見出した。
本発明は、上述の知見に基づいて完成されたもので、そ
の要旨は、顔料A、■ヒドロキシル基を有する重合性単
量体および■グリシジル基を有する重合性単量体の群か
ら選ばれた少なくとも1種を5〜4の重量%含む重合性
単量体混合物B、アルキド樹脂C、および架橋剤Dを含
む液状顔料分散組成物を水性媒体中で懸濁重合して熱硬
化性被覆用顔料分散組成物を製造する方法において、上
記重合時の懸濁安定剤として、主モノマーとしてアクリ
ルアミドおよび/またはメタクリルアミドとヒドロキシ
ル基を有する重合性単量体とを重量比で1/9〜9′1
の割合で含むモノマー混合物から得られた軟化点30〜
160qoの水溶性共重合体以下、A一日共重合体と略
す)を使用することを特徴とする方法に存する。
本発明で用いる顔料Aとしては、一般に市販されている
塗料、インキ、プラスチックなどに使用されるものでよ
く、例えば、無機顔料としてはカーボンブラック、アル
ミニウム粉末、雲母粉末などの主として元素単体からな
るもの、Zn、Pb、Ti、Sb、Cd、Fe、AS、
Mg、AI、Ba、Ca、Si、Co、Cr等の酸化物
、硫酸塩、硫化物、クロム酸塩、珪酸塩、水酸化物、炭
酸塩等、有機顔料としては、天然染料系顔料、ニトロソ
系顔料、ニトロ系顔料、アゾ系顔料、フタロシアニン系
顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建築染料系
顔料、煤染染料系顔料、その外にキナクリドンレツド、
キナクリドン/ゞイオレツト、ベリレンレツド、ベリレ
ンスカーレツト、イソインドリノンエロ一、ジオキサジ
ンバイオレツト、アニリンプラック、有機蟹光顔料等が
拳げられる。
かかる顔料の使用量は、通常液状顔料分散組成物中約1
〜70重量%の範囲にて選定することが好ましく、特に
約7の重量%を越えると、液状顔料分散組成物が増粘す
るため取扱いにくくなる場合がある。また、これらの顔
料を選択するに当っては、他の成分である重合性単量体
混合物B、樹脂C、架橋剤○等と重合反応中、好ましく
ない副反応を起こすことを避けるよう考慮することが望
ましい。本発明で用いる重合性拳量体混合物Bとしては
、以下に示す重合性単量体(■〜■)の群から選ばれた
少なくとも1種を単独または混合使用にあっても5〜4
の重量%、好ましくは10〜3の重量%含有するものが
拳げられる。
上記重合性単量体(■〜■)の配合割合が5重量%未満
であると、架橋密度が小さいので硬化塗膜の物性(例え
ば機械的強度、耐溶剤性、でこ学的抵抗性等)が劣る額
向にあり、また4の重量%を越えると、架橋密度が大き
くなり硬化塗膜がもろくなったり、未反応の官能基が残
留し易く、耐水性、耐候性等に悪影響を及ぼすことにな
る。■ ヒド。
キシル基を有する重合性単量体(例えば2ーヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート
、2ーヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、ポリプロピレングリコ一ルモノ
メタクリレート、グリコールモノメタクリレートおよび
3−クロロ−2ーヒドロキシプロピルメタクリレート)
。かかる単量体を使用する場合は、重合性単量体温合物
中3の重量%以下の割合であることが望ましく、またこ
れに対応する架橋剤Dとしては、アミノプラスト樹脂、
ブロックイソシアナート化合物等が適当である。
■ グリシジル基を有する重合性単量体(例えばグリシ
ジルアクリレート、メチルグリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレートおよびメチルグリシジルメタク
リレート)。
かかる単量体に対応する架橋剤Dとしては、2個または
それ以上のカルボキシル基を有する有機化合物、ポリア
ミド類等が適当である。上記■〜■の単量体と共に併用
してよい重合性単量体としては、通常のものを使用する
ことができ、例えば以下のものが拳げられる。
@ 一般式 〔式中、R3は水素原子またはメチル基、およびR4は
C,〜,8のアルキル基を表わす。
〕で示される重合性単量体(例えばエチルアクリレート
、nーブチルアクリレート、イソブチルクリレート、t
ーブチルアクリレート、2ーエチルヘキシルアクリレー
ト、ドデシルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、n一ブチルメタクリレート、イソ
ブチルメタクリレート、tーブチルメタクリレート、2
ーエチルヘキシルメタクリレートおよびラウリルメタク
リレート)。かかる単量体を使用する場合は、重合性単
量体混合物中約30〜95重量%の割合であることが望
ましく、これらは鮮映性、耐候性、イb学抵抗性等の優
れた塗膜の提供に寄与する。■ スチレンおよびその誘
導体(例えばQーメチルスチレン、ビニルトルヱンおよ
びp−tーブチルスチレン)。
かかる単量体を使用する場合は、重合性単量体混合物中
約5の重量%以下の割合であることが望ましく、これら
は他の重合性単量体との共重合性に富み、硬化塗膜に優
れた光沢を付与する。しかして、上記使用割合が約5の
重量%を越えると、硬化塗腹の耐候性が低下する煩向に
ある。かかるモノマー構成の重合性単量体温合物の使用
量は、通常液状顔料分散組成物中約20〜9の重量%の
範囲にて選定することが好ましい。
本発明で用いる樹脂Cとしては、アルキド樹脂(例えば
ポリエステル樹脂および油もしくは脂肪酸変性アルキド
樹脂)が代表的である。
この樹脂にあっては、グラフト活性点(例えばラジカル
により引抜かれうる炭素−水素結合−窒素−水素結合、
メルカプト基等の活性水素、および共重合し得る炭素−
炭素二重結合)を有していることが好ましい。これは、
重合性単量体がラジカル重合反応する際、添加されたグ
ラフト活性点を有する樹脂にグラフトしてグラフトポリ
マーを生成し、樹脂相互の相溶性を改良する効果がある
からであり、塗膜の外観、光沢、肉特と感等をより一層
改良することができる。また、後述する架橋剤の中で、
モノマ−に溶解して適当な粘性を与え顔料分散およびそ
の安定性に寄与するものは当該「樹脂」として使用して
もよい。
例えば、アミノプラスト樹脂およびブロックされたポリ
ィソシアナート樹脂が代表的である。これらの液状顔料
分散組成物中の樹脂は、系に適当な粘性を付与し、顔料
分散時にシェアが加わって分散を容易にする。
また、樹脂は顔料表面に吸着されて顔料の分散を容易に
すると共に、顔料の分散安定性の保持の点で後の懸濁重
合中においても役立つ。また、このように樹脂を含む液
状顔料分散組成物は粘性を有しているために水に可溶ま
たは水に対して溶解度の大きい重合性単量体、例えばヒ
ドロキシル基等を有するものは、懸濁重合中に水層への
移行が妨げられるので、原料損失が少なくて済み、且つ
分散粒子の良好な安定性が保持される。更に、これらの
樹脂は、硬化塗膜の外観、光沢、肉持ち感、可裸性、硬
度等の諸特性の改良にも寄与する。かかる樹脂の使用量
は、通常液状顔料分散組成物中約3〜6の重量%の範囲
にて選定することが好ましい。
上記使用量が約3重量%未満であると、顔料の分散保持
性が低下し、また約6の重量%を越えると、粘性が増大
するため取扱いにくくなる。本発明で用いる架橋剤Dと
しては、ァミノプラスト樹脂、フェノール樹脂、ポリア
ミン類、ブロックされたポリィソシアナート化合物、2
個以上のカルボキシル基を持つ有機化合物等が代表的で
ある。これらの架橋剤を添加することにより、懸濁重合
により生成した顔料分散組成物に熱硬化性を付与するこ
とになり、得られる硬化塗膜は良好な光沢を有すると共
に、機械的強度、可榛性、耐水性、耐酸性、耐アルカリ
性、耐員虫性、耐候性等の諸特性が向上する。上記アミ
ノプラスト樹脂フェノール樹脂としては、例えば尿素、
メラミン、グアナミン類などのアミノ化合物やフェノー
ル類とホルムアルデヒドとの縮合物、およびそのアルコ
ール類とのェーブル化物が拳げられる。
これらは、通常液状顔料分散組成物中の樹脂成分100
重量部に対して5〜40重量部の範囲で使用すればよい
。アミノプラスト樹脂を使用する場合の鱗付温度は80
〜220COが望ましい。上記ブロックされたポリィソ
シアナート化合物としては、例えば多価ィソシアナート
類(ヘキサメチレンジイソシアナート、トリレンジイソ
シアナートなど)もし〈はその低分子ポリオール付加物
またはビュレット構造もしくはアロハネート構造を有す
るポリィソシアナート類とブロック剤(フェノール類、
アルコール類、ラクタム類、活性メチレン化合物、アミ
ン類、オキシム類など)との付加生成物が拳げられる。
これらは、通常液状顔料分散組成物中の樹脂成分100
重量部に対して5〜6の重量部の範囲で使用すればよい
。使用にあっては、塩基(トリェチルアミン、N−メチ
ルモルホリンなど)や金属化合物(ジブチル錫ジラウレ
ィト、第1塩化錫など)のような解離触媒を併用するこ
とが好ましい。焼付温度は120〜220qo望ましい
。上記2個以上のカルボキシル基を持つ有機化合物とし
ては、例えばポリカルボン酸(アジピン酸、セバシン酸
、フタール酸、トリメリット酸など)、および過剰のポ
リカルボン酸とポリオールの縮合反応により得られるポ
リエステル樹脂が拳げらる。
これらは、通常液状顔料分散組成物中の樹脂成分100
重量部に対して3〜50重量部の範囲で使用すればよい
。なお、上記樹脂成分中のェポキシ基とかかる架橋剤中
のカルボキシル基との当量比が0.8〜1.2に調整す
ることが好ましい。競付温度は120〜22000が望
ましい。上記顔料A、重合性単量体混合物B、樹脂C、
および必要に応じて分散助剤を一括して、これを分散機
に掛け顔料を細かく粉砕、分散せしめ分散ペーストを得
た後、これに架橋剤Dおよび必要に応じて重合性単量体
を追加し、更に湿潤剤、塗膜表面調節剤、硬化助剤、酸
化防止剤等の添加剤を混入して液状顔料分散組成物を調
製する。
架橋剤が顔料の粉砕効果に寄与する場合は、分散機に掛
ける前に添加してもよい。更に上記調製法にあって、上
述の分散機により粉砕分散された分散ペーストを予め約
80〜150午○の温度で重合率30〜100%にて塊
状重合しておくことがより有利である。。かかる塊状重
合を採用することにより、顔料表面に樹脂成分が強固に
吸着されるため、顔料の分散安定保持に寄与する。また
、重合性単量体と顔料とで分散を開始したとしても、分
散終了時にある程度重合が進行し、結果として重合性単
量体、樹脂および顔料を含む液状分散組成物であっても
よい。
また、予め顔料が樹脂中に分散された顔料分散組成物を
単に重合性単量体を溶解させることによって得られた液
状分散組成物も使用できる。分散するための装置として
は、従来の塗料工業やインキ工業で通常の塗料、インキ
の製造に用いられている分散機を用いることができる。
例えば、ロールミル、コロイドミル、流体エネルギー分
散機、振動ボールミル、ボールミル、サンドグラインダ
ー等がある。これらの分散条件は、通常の溶剤型塗料の
場合と特に変ることなく、分散機の種類と要求される分
散度により適当な分散時間が選ばれる。重合性単量体、
樹脂および顔料の混合溶液を分散中に、含まれる重合性
単量体が重合するのを防止するために、ハイドロキノン
、2,2′−ジフエニルー1−ピクリルヒドラジル等の
重合禁止剤を添加してもよい。しかし、分散中、重合が
ある程度進行しても分散作業に差支えなければ、上記重
合薬子剤を加えなくてもよい。また、前記混合溶液には
、分散中またはその前後にいて必要により、顔料、湿潤
剤、塗膜表面調整剤、硬化助剤、酸化防止剤など通常塗
料、インキなどに用いられる添加剤を、懸濁重合または
塊状重合に支障を釆さない範囲で添加することができる
。本発明で実施する懸濁重合法は、懸濁安定剤として上
述のA−日共重合体を用いること以外は、通常の懸濁重
合法を採用することができる。
例えば、該懸濁安定剤を水性媒体に対して約2〜2の重
量%の割合で溶解または分散させ、更に必要に応じて補
助的に少量の界面活性剤を添加してもよく、また水性媒
体の比重、表面張力、粘度の調整または易瀞性の重合性
単量体の溶解度減少などの目的で、懸濁安定剤以外に他
の添加剤を用いることもできる。かかる添加剤としては
、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ソーダ等の塩類
が用いられる。これらは、また重合性単量体への水の溶
解度も減少して樹脂成分の透明性を向上させるのに役立
つ。上記水性媒体に、重合開始剤の存在下上述の液状顔
料分散組成物を添加し、蝿枠分散状態を保持しつつ温度
を約20〜10oこ0、好ましくは約50〜90℃に保
持して反応させる。
上記懸濁重合によって得られる生成物を、簡単な洗浄、
分離処理(例えば濠過、遠心分離)に供することにより
、目的とする熱硬化性被覆用顔料分散組成物が製造され
る。
本発明で用いる上記A−日共重合体は、アクリルアミド
および/またはメタクリルアミドとヒドロキシル基を有
する重合性単量体とを、通常1/9〜9/1、好ましく
は5′5〜7/3の重量比で配合せしめ、更に必要に応
じてこれらのモノマーと共重合可能な単量体(以下、他
の単量体(以下、他の単量体と略す)を適量添加配合し
、これらを公知の方法(塊状重合法、水溶液中での重合
等)で重合せしめることにより得ることができる。
上記必須モノマーの配合における重量比範囲を逸脱する
と、後述するようなA−日英重合体の適正な軟化点が得
られにくくなる。ここで使用するヒドロキシル基を有す
る重合性単量体としては、前述した■の重合性単量体そ
のものを適宜に選択して採用すればよく、その中でも2
ーヒドロキシエチルアクリレートが最適である。また、
ここで必要に応じて使用する上記他の単量体としては、
前述した■〜■の重合性単量体から適宜に選択して採用
すればよいが、少なくとも当該A一日共重合体の水溶性
を損なわない範囲でその種類と使用量を選定することが
望ましい。かかる他の単量体の配合割合としては、通常
全モノマーに対して3の重量%以下の範囲であればよい
。A一日共重合体の具体的製造例としては、所定割合の
アクリルアミドおよび/またはメタクリルアミドおよび
ヒドロキシル基を有する重合性単量体を含む水溶液と、
連鎖移動剤および重合開始剤を含む水溶液とを、水中で
温度70〜8000で約5時間滴下重合させればよい。
得られる水溶液はそのままで、または適当濃度に水希釈
した後、本発明における懸濁安定剤の水溶液として用に
供する。また、かかるA−日共重合体の軟化点は、使用
するモノマーの配合比によって、約0〜16000の範
囲で変化させることができるが、本発明で製造される当
該被覆用組成物を粉体塗料として使用する場合には、粉
体の耐ブロッキング性や熱流動性を考慮して通常30〜
16び○、好ましくは40〜1000Cに設定すること
が望ましい。
また、モノマ−塗料として使用する場合には、粉体塗料
に比し、ブロッキングが起りにくいので、通常150o
o以下の範囲で設定すればよい。本発明における懸濁重
合に用いる重合触媒としては、過酸化ペンゾィル、過酸
化ラゥロィルなどの有機過酸化物、アゾビスィソブチロ
ニトリルなどのァゾビスニトリル類、過硫酸カリウムな
どの過硫酸塩等の通常のラジカル重合開始剤を用いるこ
とができる。
また、分子量を調節するために通常の分子量調整剤、例
えば第1級もしくは第3級ドデシルメルカプタンなどの
メルカプタン類、ジイソプロピルザントゲンジスルフイ
ドなどのジスルフイド類、ジアゾチオェーテル類、ハロ
ゲン化物等を反応系中5重量%未満の範囲で使用されて
もよい。上述の如くして得られる熱硬化性被覆用顔料分
散組成物は、各種プラスチック用着色剤等に使用するこ
とができる。
また、当該組成物はスラリー塗料や粉体塗料にも好適に
利用することが可能となる。即ち、その粒径が100〃
以上の場合では適当な粉砕処理に付した後、100仏未
満ではそのままで水性媒体が存在する状態のスラリー塗
料として使用できる。なお、このスラIJ一塗料で使用
するにあっては、通常の有機溶剤、水溶性塗料、ェマル
ジョン塗料等を適当量で併用して使用に供してもよい。
そして、粉体塗料として使用する場合は、当該組成物を
適宜に乾燥、粉砕するか、または上述のスラリー塗料を
そのまま乾燥すればよい。この場合は、樹脂粒子のガラ
ス転移温度が約5〜100qoの範囲にあることが好ま
しい。ガラス転移温度が約5℃未満の場合、塗料の室温
での粉末状態を保持することが困難であったり、また約
100ooを越える場合では、塗膜形成の焼付時の流動
性が劣ったりして平滑な硬化塗膜が得難くなる煩向にあ
る。以上の構成から成る本発明方法による熱硬化性被覆
用顔料分散組成物は、懸濁安定剤による特にスラリ−塗
料や粉体塗料として重要な特性である、光沢、熱流動性
、熱安定性等が阻害されることがないので、充分スラリ
ー塗料や粉体塗料に適用でき、良好な外観・性能を有す
る硬化塗膜を形成することができる。
次に製造例、実施例および比較例を拳げて本発明を具体
的に説明する。
なお、例文中「部」および「%Jとあるは「重量部」お
よび「重量%」を意味し、製造例はA−日共重合体の製
造を示す例である。また、以下で使用する樹脂Cとして
の「メルカプト基を持つアルキド樹脂」の内容は下記の
通りである。単量体構成 重量
部ネオベンチルグリコール 69.
4トリメチロールプロ/ゞン 33
.4イソフタル酸 119.
7アジピン酸 13.2チ
オグリコール酸 16.6特数値
酸価 10以下粘度(
不揮発分6の重量%、ガードナ一気泡粘度計)
L〜R数平均分子量
1800重量平均分子量
4500製造例 11そ用反応容器にイオン交換水50
0部を仕込み、これに蝿梓下アクリルアミド14碇部、
2ーヒドロキシェチルアクリレート7礎部、イオン交換
水10碇部、過酸化アンモニウム8部およびチオグリコ
ール酸2部からなる混合物を70ooで滴下しつつ5時
間反応させた所、アクリルアミドと2ーヒドロキシェチ
ルアクリレートとの共重合体から成る水溶性高分子の水
溶液(不揮発分26.8%、共重合体のガラス転移温度
770)が得られた。
製造例 2 2そ用反応容器にイオン交換水1050部を仕込み、こ
れに蝿梓下アクリルアミド24の都、2−ヒドロキシェ
チルメタクリレート6碇部、イオン交換水15碇都、過
酸化アンモニウム12部およびチオグリコール酸3部か
らなる混合物を70qoで滴下しつつ5時間反応させた
所、アクリルアミドと2ーヒドロキシェチルメタクリレ
ートとの共重合体から成る水溶性高分子の水溶液(不揮
発分約21%、共重合体のガラス転移温度12yC)が
得られた。
製造例 32そ用反応容器にイオン交換水1000部を
仕込み、これに櫨梓下アクリルアミド18戊部、2ーヒ
ド。
キシエチルアクリレート9碇部、メチルメタクリレート
3の部、過硫酸アンモニウム12部、チオグリコール酸
1.5部およびイオン交換水20碇都からなる混合物を
蝿枠下70〜75つ0で滴下しつつ5時間反応させた所
、アクリルアミドと2ーヒドロキシェチルアクリレート
とメチルメタクリレートとの共重合体から成る水落性高
分子の水溶液(不揮発分20%、共重合体のガラス転移
温度80℃)が得られた。製造例 4 2そ反応容器にイオン交換水1100部を仕込み、これ
に鷹幹下メタクリルアミド250部、2ーヒドロキシェ
チルアクリレート125部、過硫酸アンモニウム14部
、チオグリコール酸1.1部およびイオン交換水400
部からなる混合物を70〜75℃で滴下しつつ5時間反
応させた所、メタクリルアミドと2ーヒドロキシェチル
アクリレートとの共重合体から成る水瀞性高分子の水溶
液(不揮発分20%)が得られた。
製造例 5 2そ用反応容器にイオン交換水1200部を仕込み、こ
れに縄梓下アクリルアミド25の都、ヒドロキシブロピ
ルアクリレート125部、過硫酸アンモニウム1礎郡、
チオグリコール酸1部およびイオン交換水30礎部から
なる混合物を70〜7530で滴下しつつ5時間反応さ
せた所、アクリルアミドとヒドロキシプロピルアクリレ
ートとの共重合体から成る水溶性高分子の水溶液(不揮
発分20%、共重合体のガラス転移温度8が○)が得ら
れた。
実施例 1 メルカプト基を持つアルキド樹脂1の部、n−ブチルメ
タクリレート1礎都およびスチレン1$部から成る液状
混合物を得る。
上記液状混合物6部、メチルメタクリレート7.95部
およびグリシジルメタクリレート4.83部を混合し、
これにチタン白(デュポン社製商品名「Ti−PmeR
900」)4碇部を加えサンドグラインドミルで顔料粗
粒径10仏以下になるまで分散し、次いでt−ドデシル
メルカプタン0.8部を添加し、混合し、これをコルベ
ンに仕込む。
内容物を蝿梓下15分間で室温から90qCに昇温し、
これに上記液状混合物1.5部、メチルメタクリレート
2部、グリシジルメタクリレート1.2部、アゾビスイ
ソブチロニトリル0.01部およびt−ドデシルメルカ
プタン0.2部から成る混合溶液を15分間要して滴下
する(滴下開始時点で90q○から140こ0に昇温し
、滴下終了まで同温度を維持して塊状重合させる。重合
率80〜90%)。滴下終了後徐袷しながら約30分間
鷹拝し、次いで140oo以下でメチルメタクリレート
23.7部、グリシジルメタクリレート14.4部、上
記液状混合物24部、t−ドデシルメルカプタン2.3
部、1,10ーデカンジカルポン酸14部および2,2
ーアゾビスー2,4ージメチルバレロニトリル2.53
部を加え、充分麓拝して液状顔料分散組成物を調製する
。次いで、上記コルベンに製造例1で得た水溶性高分子
の5%水溶液40庇部および界面活性剤(花王アトラス
社製商品名「アミート320」)4部から成る水性媒体
404部を仕込み、懸濁重合を開始する。
70℃で5時間反応させた後、懸濁生成物を遠心分離機
で分離し、粒蓬5〜50ムのビーズ状の熱硬化性被覆用
顔料分散組成物(樹脂粒子のガラス転移温度筋.が○)
を得る。
上記熱硬化性被覆用顔料分散組成物の半量をイオン交換
水で希釈してスラリー塗料とし、これを鉄板上にスプレ
ー塗装し、180℃で30分間焼付けると、平滑で光沢
のある硬化塗膜が形成される。
また、上記熱硬化性被覆用顔料分散組成物の残量を充分
乾燥して粉体塗料とし、これを鉄板上にフリカケ塗装し
、180℃で30分間焼付けると、平滑で光沢のある硬
化塗膜が形成される。比較例 1 実施例1において、水性媒体としてメトロース1%水溶
液40碇部を使用する以外は、同様な条件で懸濁重合、
遠心分離を行い、粒径5〜50〃のビーズ状の熱硬化性
被覆用顔料分散組成物を得る。
上記熱硬化性被覆用顔料分散組成物を、実施例1と同様
にしてスラリー塗料または粉体塗料とし、硬化塗膜を形
成したが、いずれも光沢が全くなく且つ平滑性に劣るも
のであった。実施例 2 実施例1の液状混合物6部、メチルメタクリレート5部
、n−ブチルァクリレート4部、n−ブチルメタクリレ
ート2部およびグリシジルメタクリレート5部を混合し
、これに実施例1のチタン白3碇郡を加えサンドグラィ
ンドミルで顔料粗粒径10仏以下になるまで分散し、次
いでt−ドデシルメルカプタン0.8部を添加、混合し
、これをコルベンに仕込む。
内容物を損拝下20分間で室温から90℃に昇温し、こ
れに実施例1の液状混合物3部、メチルメタクリレート
2部、グリシジルメタクリレート2.5部、nーブチル
アクリレート2部、n−ブチルメタクリレート1部およ
びt−ドデシルメカプタン0.4部から成る混合溶液を
30分間要して滴下する(滴下開始時点で90℃から1
40℃に昇温し、滴下終了まで同温度を維持して塊状重
合させる)。滴下終了後徐冷しながら約3晩ご間澄拝し
、次いで140qo以下でメチルメタクリレート12郭
、グリシジルメタクリレート13.5部、n−ブチルア
クリレート6部、n−プチルメタクリレート3部、実施
例1の液状混合物24部、t−ドデシルメルカプタン2
.2部、1,10−デカンジカルポン酸13部および2
,2ーアゾビスー2,4−ジメチルバレロニトリル2.
5部を加え、充分燭拝して液状顔料分散組成物を調製す
る。次いで、別途1そ用コルベンに製造例2で得た水溶
性高分子の5%水溶液40碇郡および界面活性剤(白洋
舎社製商品名「ソロモン」)0.8部から成る水性媒体
400.8部を仕込み、これに上記液状顔料分散組成物
9碇都を蝿枠下に室温で滴下し、滴下終了後懸濁重合を
開始する。
70℃で5時間反応させた後、懸濁生成物を遠心分離機
で分離し、粒径200〜500レのビーズ状の熱硬化性
被覆用顔料分散組成物(樹脂粒子のガラス転移温度35
.5℃)を得る。
上記熱硬化性被覆用顔料分散組成物を筋で水洗した後イ
オン交換水で約5倍に希釈し、ポットミルで一昼夜粉砕
した後250メッシュの節に通して粗粒を取除き、平均
粒径10〜20仏の不安形粒子を含む懸濁液を得、次い
でこれを遠0分離機で不揮発分約40%に濃縮してスラ
リー塗料とし、これを鉄板上にスプレー塗装し、180
o0で30分間焼付けると、平滑で光沢のある硬化塗膜
が形成される。
実施例 3メルカプト基を持つアルキド樹脂2部、メチ
ルメタクリレート5.98部、スチレン2.97部、n
ープチルアクリレート4.0$部および2−ヒドロキシ
ヱチルメタクリレート5.01部を混合し、これに実施
例1のチタン白3礎部を加えサンドグラィンドミルで顔
料粗粒径10仏以下になるまで分散し、次いでt−ドデ
シルメルカプタン0.6部を添加、混合し、これをコル
ベンに仕込む。
内容物を櫨梓下15分間で室温から90午0に昇温し、
これにメルカプト基を持つアルキド樹脂0.5部、メチ
ルメタクリレート1.5部、2−ヒドロキシェチルメタ
クリレート1.25部、アゾビスィソブチロニトリル0
.2部、スチレン0.74部、nーブチルアクリレート
1.01部およびt−ドデシルメルカプタン0.6部か
ら成る混合溶液を1時間要して滴下する(滴下開始時点
で9000から14ぴ0に昇温し、滴下終了まで同温度
を維持して塊状重合させる。重合率80〜90%)。滴
下終了後徐冷しながら約30分間縄拝し、次いで140
qo以下でメチルメタクリレート13.4部、2−ヒド
ロキシェチルメタクリレート11.25部、メルカプト
基を持つアルキド樹脂4.5部、t−ドデシルメルカプ
タン0.7部、ブロックィソシアナート20.3部、ス
チレン6.66部、n−ブチルアクリレート9.09部
、ジプチル錫ジラウレイト0.3部および2,2′−ア
ゾビス−2,4ージメチルバレロニトリル1.5部を加
え、充分鷹拝して液状顔料分散組成物を調製する。次い
で、上記コルベンに製造例3で得た水溶性高分子の7%
水溶液40の部を仕込み、懸濁重合を開始する。70午
0で5時間反応させた後、懸濁生成物を遠心分離機で分
離し、粒径200〜500〃のビーズ状の熱硬化性被覆
用顔料分散組成物(樹脂粒子のガラス転移温度37.8
qo)を得る。
上記熱硬化性被覆用顔料分散練成物を、実施例2と同様
にして懸濁液、次いでスラリ−塗料とし、これから硬化
塗膜を形成した所、該塗膜は平滑な光沢のあるものであ
った。
また、上記スラリ−塗料とする前の懸濁液を乾燥して粉
体塗料とし、これを鉄板上に静電塗装し、180℃で3
0分間焼付けると、平滑で光沢のある硬化塗腰が形成さ
れる。
実施例 4 メルカプト基を持つアルキド樹脂2部、メチルメタクリ
レート8部、スチレン3部、n−ブチルメタクリレート
2部および2ーヒドロキシェチルメタクリレート5部を
混合し、これに実施例1のチタン白3庇部を加えサンド
グラインドミルで顔料組粒径10〆以下になるまで分散
し、次いでt−ドデシルメルカプタン0.6部を添加、
混合し、これをコルベンに仕込む。
内容物を蝿梓下18分間で室温から90qoに昇温し、
これにメルカプト基を持つアルキド樹脂1部、メチルメ
タクリレート4部、2−ヒドロキシェチルメタクリレー
ト2部、アゾビスィソブチロニトリル0.1部、スチレ
ン2部、n−ブチルメタクリレート1部およびt一ドデ
シルメルカプタン0.2邦から成る混合溶液を1時間要
して滴下する(滴下開始時点で9ぴ0から140qoに
昇温し、滴下終了まで同温度で維持して塊状重合させる
。重合率80〜90%)。滴下終了後徐冷しながら、約
30分間擬拝し、次いで140午0以下でメチルメタク
リレ−ト13部、2ーヒドロキシェチルメタクリレート
1峠都、メルカプト基を持つアルキド樹脂5部、t−ド
デシルメルカプタン0.8部、ブロックされたィソシア
ナート21部、スチレン9部、n−ブチルメタクリレー
ト4部、ジブチル錫ジラウレィト0.4部および2,2
′ーアゾピスー2,4ージメチルバレロニトリル1.5
部を加え、充分濃伴して液状顔料分散組成物を調製する
。次いで、別途1〆用コルベンに製造例4で得た水溶性
高分子の5%水溶液40庇部および実施例1の界面活性
剤4部から水性媒体404部を仕込み、これに上記液状
顔料分散組成物100部を磯梓下に滴下し、滴下終了後
懸濁重合を開始する。70qoで5時間反応させた後、
懸濁生成物を遠心分離機で分離し、粒径5〜50ムのビ
ーズ状の熱硬化性被覆用顔料分散組成物(樹脂粒子のガ
ラス転移温度70℃)を得る。
上記熱硬化性被覆用顔料分散組成物を、実施例1と同様
にしてスラリー塗料または粉体塗料とし、硬化塗膜を形
成した所、いずれの塗膜も平滑で光沢のあるものであっ
た。
実施例 5 実施例1の液状混合物8部、メチルメタクリレート8部
、スチレン6部、n−ブチルアクリレート1部、n一ブ
チルメタクリレート2部およびヒドロキシプロピルメタ
クリレート3部を混合し、これに赤色顔料(大日本イン
キ工業社製商品名「コロフアィンレッド236」)8部
を加えサンドグラィンドミルで顔料粗粒径10ム以下に
なるまで分散し、次いでt−ドデシルメルカプタン0.
5部を添加、混合し、これをコルベンに仕込む。
内容物を燈梓下15分間で室温から9ぴ0に昇温し、こ
れに実施例1の液状混合物4部、スチレン3部、n−プ
チルメタクリレート1部、ヒドロキシプロピルメタクリ
レート1.5部およびt−ドデシルメルカプタン0.$
都から成る混合溶液を1時間要して滴下する(滴下開始
時点で90℃から140qoに昇温し、滴下終了まで同
温度で維持して塊状重合させる)。滴下終了後徐袷しな
がら、約30分間蝿拝し、次いで14ぴ0以下でメチル
メタクリレート28部、スチレン21部、nーブチルア
クリレート3.5部、n−ブチルメタクリレート7部、
ヒドロキシプロピルメタクリレート10.5部、メルカ
プタン1.5部、メラミンーホルムアルデヒド樹脂(ア
メリカン・シアナミド社製商品名「Cwmel−303
」)2$部、ジブチル錫ジラウレィト0.5部および2
,2ーアゾビスー2,4ージメチルバレロニトリル3.
5部を加え、充分燈拝して液状顔料分散組成物を調製す
る。次いで、上記コルベンに製造例5で得た水落性高分
子の5%水溶液40碇部および実施例1の界面活性剤2
部から成る水性媒体402部を仕込み、懸濁重合を開始
する。
70qoで5時間反応させた後、懸濁生成物を遠心分離
機で分離し、粒径200〜500ムのビーズ状の熱硬化
性被覆用顔料分散組成物(樹脂粒子のガラス転移温度6
3℃)を得る。
上記熱硬化性被覆用顔料分散組成物を、実施例2と同様
にして懸濁液、次いでスラリ−塗料とし、これから硬化
塗膜を形成した所、該塗膜は平滑な光沢のあるものであ
った。比較例 2 実施例1において、水性媒体としてアクリルアミドー酢
酸ビニル共重合体(アクリルアミド25%、重合度17
00)5%水溶液40の部を使用する以外は、同様な条
件で懸濁重合、遠心分離を行い、粒径5〜30rのビー
ズ状の熱硬化性被覆用瀬料分散組成物を得る。
上記熱硬化性被覆用顔料分散組成物を、実施例1と同様
にしてスラリー塗料または粉体塗料とし、硬化塗腰を形
成したが、いずれも光沢が全くなく且つ平滑性に劣るも
のであった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 顔料A、(1)ヒドロキシル基を有する重合性単量
    体および(2)グリシジル基を有する重合性単量体の群
    から選ばれた少なくとも1種を5〜40重量%含む重合
    性単量体混合物B、アルキド樹脂C、および架橋剤Dを
    含む液状顔料分散組成物を水性媒体中で懸濁重合して熱
    硬化性被覆用顔料分散組成物を製造する方法において、
    上記重合時の懸濁安定剤として、主モノマーとしてアク
    リルアミドおよび/またはノタクリルアミドとヒドロキ
    シル基を有する重合性単量体とを重量比で1/9〜9/
    1の割合で含むモノマー混合物から得られた軟化点30
    〜160℃の水溶性共重合体を使用することを特徴とす
    る方法。 2 液状顔料分散組成物を懸濁重合に供する前に、予め
    塊状重合しておく上記第1項記載の方法。
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