JPS6027167B2 - 永久磁石 - Google Patents
永久磁石Info
- Publication number
- JPS6027167B2 JPS6027167B2 JP54014024A JP1402479A JPS6027167B2 JP S6027167 B2 JPS6027167 B2 JP S6027167B2 JP 54014024 A JP54014024 A JP 54014024A JP 1402479 A JP1402479 A JP 1402479A JP S6027167 B2 JPS6027167 B2 JP S6027167B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- substitution
- exceeds
- less
- magnetic properties
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、希士類金属とCoの金属間化合物、特にCu
添加型R2Co,7系金属間化合物の磁気特性を改良し
た永久磁石に関するものである。
添加型R2Co,7系金属間化合物の磁気特性を改良し
た永久磁石に関するものである。
「従来の技術」
従来より組成式R(Co.−x−yFexC収)^(こ
こでRはSm,Ceを中心とした希士類金属の1種又は
2種以上の組合わせでありト0.01SxSO.02「
0.05≦y≦0.2を 6.5SAS8.0)で表わ
される合金は、残留磁束密度(Br)、保磁力(BHc
、,Hc)の秀れた永久磁石材料として知られている。
こでRはSm,Ceを中心とした希士類金属の1種又は
2種以上の組合わせでありト0.01SxSO.02「
0.05≦y≦0.2を 6.5SAS8.0)で表わ
される合金は、残留磁束密度(Br)、保磁力(BHc
、,Hc)の秀れた永久磁石材料として知られている。
上記合金では既に28MG0eに達する最大エネルギー
積〔(BH)max〕が得られている。「発明が解決し
ようとする問題点」 ところが、上誌合金においては、析出硬化に必要なCu
置換量が多く、Bての低下が生じるという問題点があっ
た。
積〔(BH)max〕が得られている。「発明が解決し
ようとする問題点」 ところが、上誌合金においては、析出硬化に必要なCu
置換量が多く、Bての低下が生じるという問題点があっ
た。
また熱処理は従来900〜400つ○の範囲の温度で多
段時効によって行なわれてきたが、この場合保磁力が高
いものの4mls−日曲線の第2象限において角型性が
悪く、肩が丸くなるという問題点もあった。(これは多
段時効によって析出物の分散および析出物とマトリック
スの濃度差を最適な状態にすることが困難であることに
よるものである。)「問題点を解決するための手段」 上記の問題点を解決するために本発明は組成式R(Co
.−x−y−zFexCuyMz)^(ここでRはSm
,Ceを中心とした希土類金属の1種又は2種以上の組
合わせ、MはSi,Zr,Hfの1種又は2種以上の組
み合わせであり、0,01ミ×SO.40、0.02≦
y≦0.2ふ 0.001ミzSO.1う6.5SAミ
8.3)で表わされることを特徴とするものである。
段時効によって行なわれてきたが、この場合保磁力が高
いものの4mls−日曲線の第2象限において角型性が
悪く、肩が丸くなるという問題点もあった。(これは多
段時効によって析出物の分散および析出物とマトリック
スの濃度差を最適な状態にすることが困難であることに
よるものである。)「問題点を解決するための手段」 上記の問題点を解決するために本発明は組成式R(Co
.−x−y−zFexCuyMz)^(ここでRはSm
,Ceを中心とした希土類金属の1種又は2種以上の組
合わせ、MはSi,Zr,Hfの1種又は2種以上の組
み合わせであり、0,01ミ×SO.40、0.02≦
y≦0.2ふ 0.001ミzSO.1う6.5SAミ
8.3)で表わされることを特徴とするものである。
「作用」本発明における成分範囲の限定理由は下記のと
おりである。
おりである。
まずSj,Zr,Hfの1種または2種以上の組み合わ
せの添加量が0.001禾満の場合は熱処理に及ぼす影
響すなわち角型性改善の効果が期待できず、また0.1
5を越える場合はBrの低下に‐よる磁気特性の劣化、
およびキューリ−点の低下による熱安定性の劣化を生じ
、永久磁石として特性の低いものとなる。
せの添加量が0.001禾満の場合は熱処理に及ぼす影
響すなわち角型性改善の効果が期待できず、また0.1
5を越える場合はBrの低下に‐よる磁気特性の劣化、
およびキューリ−点の低下による熱安定性の劣化を生じ
、永久磁石として特性の低いものとなる。
Fe置換は、一般にBrを増加させるが、IHcの低下
を招く。
を招く。
しかるに本発明によればBrの増加に有用であるFe置
換量を増加しても保磁力低下が少ないため、無添加の場
合よりもFe置換量を多くできる。Fe置換量0.01
未満の場合はBrの増加に効果が少なく、また0.4を
越える場合は保磁力が低下する。Cuの置換量が0.0
2未満の場合は、本発明による添加元素を用いても所謂
析出硬化型の永久磁石として充分な保磁力が得られない
。
換量を増加しても保磁力低下が少ないため、無添加の場
合よりもFe置換量を多くできる。Fe置換量0.01
未満の場合はBrの増加に効果が少なく、また0.4を
越える場合は保磁力が低下する。Cuの置換量が0.0
2未満の場合は、本発明による添加元素を用いても所謂
析出硬化型の永久磁石として充分な保磁力が得られない
。
またCuの置換量が0.25を越える場合はBrが低下
して良好な特性が得られない。Aの値が6.5未満の場
合は、Brが低く、8.3を越える場合は樹枝状晶(C
o,Cu,Ferich相)が生じて、永久磁石として
の特性は極めて低いものとなる。また、本発明はより殴
れた磁気特性を得るために、700〜90000の温度
範囲から0.05〜10qo/minの冷却速度で40
0ooまで徐冷することが望ましい。
して良好な特性が得られない。Aの値が6.5未満の場
合は、Brが低く、8.3を越える場合は樹枝状晶(C
o,Cu,Ferich相)が生じて、永久磁石として
の特性は極めて低いものとなる。また、本発明はより殴
れた磁気特性を得るために、700〜90000の温度
範囲から0.05〜10qo/minの冷却速度で40
0ooまで徐冷することが望ましい。
徐冷開始温度が700qo未満の場合は析出硬化が不充
分となり、900つ0を越える場合は析出物の粗大化が
生じるため不適当である。冷却速度0.05℃/min
未満の場合は、徐袷に長時間を要するため工業的に好ま
しくない。またlooo/minを越える場合は、充分
な析出を生ぜしめることが困難である。徐袷終了温度は
常温でもよいが、400qo未満では時効効果が少ない
ため、40000までで充分である。「実施例」 以下実施例によって本発明を説明する。
分となり、900つ0を越える場合は析出物の粗大化が
生じるため不適当である。冷却速度0.05℃/min
未満の場合は、徐袷に長時間を要するため工業的に好ま
しくない。またlooo/minを越える場合は、充分
な析出を生ぜしめることが困難である。徐袷終了温度は
常温でもよいが、400qo未満では時効効果が少ない
ため、40000までで充分である。「実施例」 以下実施例によって本発明を説明する。
実施例 1
Sm(Coo.75Feo.,5C比.o9Zro.o
o5日f側仮)7.4なる合金をァーク溶解にて作成し
、得られたィンゴットを鉄乳鉢中で粗粉砕後振動ミルを
用いて微粉砕した。
o5日f側仮)7.4なる合金をァーク溶解にて作成し
、得られたィンゴットを鉄乳鉢中で粗粉砕後振動ミルを
用いて微粉砕した。
得られた微粉末を舷oeの磁場中で横磁場成形した。成
形圧力は2bnノめである。得られた成形体を1,22
0℃×2時間真空中で暁結後Siオイル中で急冷した。
次いで800℃に加熱し、20分間保持後100/mi
nの冷却速度で400℃まで徐冷した。4vis一日曲
線から得られた磁気特性は以下の通りであり角型性も改
善された。
形圧力は2bnノめである。得られた成形体を1,22
0℃×2時間真空中で暁結後Siオイル中で急冷した。
次いで800℃に加熱し、20分間保持後100/mi
nの冷却速度で400℃まで徐冷した。4vis一日曲
線から得られた磁気特性は以下の通りであり角型性も改
善された。
Br l0
600 GBHc
67000e,Hc
69000e(BH)max
27.5MOOe実施例 2Sm(Co船9Z
Fe似,C比い9m肌,Siz)7.2(Z=0,0,
005 0.01, 0.015,0.02)なる合金
を5種、実施例1と同様の方法で微粉末化した。
600 GBHc
67000e,Hc
69000e(BH)max
27.5MOOe実施例 2Sm(Co船9Z
Fe似,C比い9m肌,Siz)7.2(Z=0,0,
005 0.01, 0.015,0.02)なる合金
を5種、実施例1と同様の方法で微粉末化した。
縛られた微粉末をラバ−・チューブにつめ3雌oeの磁
場中で配向後幻onノ地の圧力で静水圧プレスした。得
られた成形体を真空中で120ぴ○×2時間焼成し放冷
した。
場中で配向後幻onノ地の圧力で静水圧プレスした。得
られた成形体を真空中で120ぴ○×2時間焼成し放冷
した。
さらに118び0×1時間「 Ar中で保持後水中に
急冷した。急冷後800℃に加熱し、1時間加熱した後
1℃/minで400℃まで徐冷した。得られた磁気特
性とZの関係を第1図にまとめて示す。Si量の増加に
ともない,Hc及びBHcが増加して行くことがわかる
。(BH)maxはSi量0.005で最高であること
から、明らかにSj添加は,Hcを増加させHfとSi
の複合添加が,Hcを得るのに有効である。実施例 3 Sm(Co船2Feo.25C比.,,Z【肌,S;側
,)7.。
急冷した。急冷後800℃に加熱し、1時間加熱した後
1℃/minで400℃まで徐冷した。得られた磁気特
性とZの関係を第1図にまとめて示す。Si量の増加に
ともない,Hc及びBHcが増加して行くことがわかる
。(BH)maxはSi量0.005で最高であること
から、明らかにSj添加は,Hcを増加させHfとSi
の複合添加が,Hcを得るのに有効である。実施例 3 Sm(Co船2Feo.25C比.,,Z【肌,S;側
,)7.。
なる合金を3k9高周波溶解にて作成した。本ィンゴッ
トを粗粉砕のあと、振動ミルによる微粉砕を行った。粉
砕粒度は3.5〃のであり、これを1皿0eの横磁場中
で圧縮成形した。得られた成形体を真空中で1,200
℃×2時間焼結後、連続して炉の温度を1180ooま
で下げ1180つ0×1時間港体化を行なった。溶体化
の後Sjオイル中に急冷した。時効処理として聡oqo
×1時間保持後1.5qo/minで400ooまで徐
冷した。得られた磁気特性は以下の通りであり、4のl
s−日曲線の第2象限における角型性も改善された。
トを粗粉砕のあと、振動ミルによる微粉砕を行った。粉
砕粒度は3.5〃のであり、これを1皿0eの横磁場中
で圧縮成形した。得られた成形体を真空中で1,200
℃×2時間焼結後、連続して炉の温度を1180ooま
で下げ1180つ0×1時間港体化を行なった。溶体化
の後Sjオイル中に急冷した。時効処理として聡oqo
×1時間保持後1.5qo/minで400ooまで徐
冷した。得られた磁気特性は以下の通りであり、4のl
s−日曲線の第2象限における角型性も改善された。
Br l0
800 GBHc
58000e,Hc
65000e(BH)max
28.5MG○e発明の効果以上述べたこ
とから分かるように、本発明によって磁気履歴曲線の角
型性が良好で、且つ高い最大エネルギー積(BH)ma
xを持つ永久磁石合金が得られた。
800 GBHc
58000e,Hc
65000e(BH)max
28.5MG○e発明の効果以上述べたこ
とから分かるように、本発明によって磁気履歴曲線の角
型性が良好で、且つ高い最大エネルギー積(BH)ma
xを持つ永久磁石合金が得られた。
第1図は磁気特性とZとの関係を示す図である。
※′図
Claims (1)
- 1 組成式R(Co_1−x−y−zFexCuyMz
)_A(ここでRはSm,Ceを中心とした希土類金属
の1種又は2種以上の組合わせ、MはSi,Zr,Hf
の1種又は2種以上の組み合わせであり、0.01≦x
≦0.40、0.02≦y≦0.25、0.001≦z
≦0.15、6.5≦A≦8.3)で表わされることを
特徴とする永久磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54014024A JPS6027167B2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 永久磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54014024A JPS6027167B2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 永久磁石 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2150477A Division JPS53106624A (en) | 1977-03-02 | 1977-03-02 | Method of making permant magnet |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57155046A Division JPS5874005A (ja) | 1982-09-06 | 1982-09-06 | 永久磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5526692A JPS5526692A (en) | 1980-02-26 |
JPS6027167B2 true JPS6027167B2 (ja) | 1985-06-27 |
Family
ID=11849599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54014024A Expired JPS6027167B2 (ja) | 1979-02-09 | 1979-02-09 | 永久磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027167B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01103805A (ja) * | 1987-07-30 | 1989-04-20 | Tdk Corp | 永久磁石 |
JP4805998B2 (ja) * | 2008-11-19 | 2011-11-02 | 株式会社東芝 | 永久磁石とそれを用いた永久磁石モータおよび発電機 |
JP5197669B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2013-05-15 | 株式会社東芝 | 永久磁石およびそれを用いたモータおよび発電機 |
JP5558596B2 (ja) * | 2013-02-04 | 2014-07-23 | 株式会社東芝 | 永久磁石およびそれを用いたモータおよび発電機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50160798A (ja) * | 1974-06-17 | 1975-12-26 | ||
JPS5137816A (ja) * | 1974-09-27 | 1976-03-30 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
JPS5211121A (en) * | 1975-07-18 | 1977-01-27 | Fujitsu Ltd | Magnet material |
-
1979
- 1979-02-09 JP JP54014024A patent/JPS6027167B2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50160798A (ja) * | 1974-06-17 | 1975-12-26 | ||
JPS5137816A (ja) * | 1974-09-27 | 1976-03-30 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
JPS5211121A (en) * | 1975-07-18 | 1977-01-27 | Fujitsu Ltd | Magnet material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5526692A (en) | 1980-02-26 |
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