JPS6135259B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6135259B2 JPS6135259B2 JP53071230A JP7123078A JPS6135259B2 JP S6135259 B2 JPS6135259 B2 JP S6135259B2 JP 53071230 A JP53071230 A JP 53071230A JP 7123078 A JP7123078 A JP 7123078A JP S6135259 B2 JPS6135259 B2 JP S6135259B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substitution
- amount
- decrease
- permanent magnet
- coercive force
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
1
R(Co1-x-y-〓-〓FexCuyM〓M′〓)A
(ここでR:Sm、Ceを中心とする希土類元素の
1種又は2種以上の組みあわせ、M:Zr、M′:
Ca 0.01≦x≦0.4、0.02≦y≦0.25、 0.001≦α≦0.15、0.001≦β≦0.15 6.0≦A≦8.3) なる組成から成ることを特徴とする永久磁石合
金。
1種又は2種以上の組みあわせ、M:Zr、M′:
Ca 0.01≦x≦0.4、0.02≦y≦0.25、 0.001≦α≦0.15、0.001≦β≦0.15 6.0≦A≦8.3) なる組成から成ることを特徴とする永久磁石合
金。
本発明は希土類金属とCoからなる金属間化合
物、特に希土類成分の低いCu添加型R2Co17系永
久磁石合金の改良に関するものである。Sm、Ce
を中心とした希土類元素の1種又は2種以上の組
みあわせからなる希土類金属(以下Rと記す)と
Co、Fe、Cuを含有するR(Co1-x-yFexCuy)A、
0.01≦x≦0.20、0.05≦y≦0.25、6.5≦A≦8.0で
あらわされる合金は残留磁束密度(Br)、保磁力
(BHC、IHC)のすぐれた永久磁石材として知られ
ている。(例えば特開昭50−1397号公報)。上記合
金ではすでに25MGOeにも達するエネルギー積
((BH)max)が得られており、その特性を生か
した種々の応用がすでに行なわれている。
物、特に希土類成分の低いCu添加型R2Co17系永
久磁石合金の改良に関するものである。Sm、Ce
を中心とした希土類元素の1種又は2種以上の組
みあわせからなる希土類金属(以下Rと記す)と
Co、Fe、Cuを含有するR(Co1-x-yFexCuy)A、
0.01≦x≦0.20、0.05≦y≦0.25、6.5≦A≦8.0で
あらわされる合金は残留磁束密度(Br)、保磁力
(BHC、IHC)のすぐれた永久磁石材として知られ
ている。(例えば特開昭50−1397号公報)。上記合
金ではすでに25MGOeにも達するエネルギー積
((BH)max)が得られており、その特性を生か
した種々の応用がすでに行なわれている。
しかし上記磁石系では析出硬化に必要なCu置
換量が多く、Brの低下を生じBr〜10500G程度が
その限界であつた。又本Cu置換によるキユーリ
ー点の低下は熱安定性の低下をも招いていた。一
方Brの増加に効果のあるFe置換において過度の
Fe置換は保磁力を低下させるため望ましいFe置
換量xは0.1が限度であつた。さらに充分な保磁
力、ヒステリシス・カーブの角型性を得るために
必要なAも7.0〜7.5であるため、高いBrが得られ
なかつた。
換量が多く、Brの低下を生じBr〜10500G程度が
その限界であつた。又本Cu置換によるキユーリ
ー点の低下は熱安定性の低下をも招いていた。一
方Brの増加に効果のあるFe置換において過度の
Fe置換は保磁力を低下させるため望ましいFe置
換量xは0.1が限度であつた。さらに充分な保磁
力、ヒステリシス・カーブの角型性を得るために
必要なAも7.0〜7.5であるため、高いBrが得られ
なかつた。
これらの欠点を改良するためにZr、V、Ta、
Nb、Tiの添加が検討され高Fe、低Cu領域におい
て約30MGOeの特性が報告されている。(例えば
Zr:特開昭52−115000号公報、V・Ta:特開昭
52−11692号公報、Nb:特開昭52−96922号公
報、Ti:特開昭52−120398号公報)すなわち、
Sm(Co0.69Fe0.2Cu0.10Zr0.01)7.4なる代表組成に
見られるようにFe置換量を上げ(0.1→0.2)、Cu
置換量を下げ(0.15→0.1)、4πIr〜11000Gを達
成したのである。しかしながら本Zr添加磁石は多
段時効を用いないと充分なIHCを得ることができ
ない。そのため時効に必要な時間が長くかかり生
産性の面で問題があつた。(例えば800℃×2hrs、
+700℃×1hr、+600℃×2hrs、+500℃×2hrs、+
400℃×15hrs、計22hrs) さらにZr単独添加では充分なIHCを得るために
は4πIrを増加させるために必要なFeの置換量
〓〓〓〓
は0.2がその上限でありその結果Br〜11000Gが限
界であつた。
Nb、Tiの添加が検討され高Fe、低Cu領域におい
て約30MGOeの特性が報告されている。(例えば
Zr:特開昭52−115000号公報、V・Ta:特開昭
52−11692号公報、Nb:特開昭52−96922号公
報、Ti:特開昭52−120398号公報)すなわち、
Sm(Co0.69Fe0.2Cu0.10Zr0.01)7.4なる代表組成に
見られるようにFe置換量を上げ(0.1→0.2)、Cu
置換量を下げ(0.15→0.1)、4πIr〜11000Gを達
成したのである。しかしながら本Zr添加磁石は多
段時効を用いないと充分なIHCを得ることができ
ない。そのため時効に必要な時間が長くかかり生
産性の面で問題があつた。(例えば800℃×2hrs、
+700℃×1hr、+600℃×2hrs、+500℃×2hrs、+
400℃×15hrs、計22hrs) さらにZr単独添加では充分なIHCを得るために
は4πIrを増加させるために必要なFeの置換量
〓〓〓〓
は0.2がその上限でありその結果Br〜11000Gが限
界であつた。
又、本系においてはIHCは1150〜1220℃で行う
溶体化処理後の冷却速度に著しく影響されるため
磁気特性のバラツキ、および不均一性に大きな問
題があつた。
溶体化処理後の冷却速度に著しく影響されるため
磁気特性のバラツキ、および不均一性に大きな問
題があつた。
本発明は上記従来技術の欠点を改良し、極めて
有用な新規な永久磁石を提供することを目的とす
る。
有用な新規な永久磁石を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するために本発明はさらにCa
を複合添加することにより、熱処理時間を短縮し
Fe置換量を増加させ充分な析出硬化に必要なCu
置換量を下げさらに高い磁気特性を持つ永久磁石
を得ることを特徴とするものである。発明者等は
種々の実験の結果Zr+Caの複合添加によつて熱
処理時間の短縮できることを見いだした。Caの
添加はさらに溶体化後の冷却速度の緩和が可能と
なり熱処理におよぼす好影響は大である。
を複合添加することにより、熱処理時間を短縮し
Fe置換量を増加させ充分な析出硬化に必要なCu
置換量を下げさらに高い磁気特性を持つ永久磁石
を得ることを特徴とするものである。発明者等は
種々の実験の結果Zr+Caの複合添加によつて熱
処理時間の短縮できることを見いだした。Caの
添加はさらに溶体化後の冷却速度の緩和が可能と
なり熱処理におよぼす好影響は大である。
Caの添加によつて一般的にはキユーリー点Br
は低下するが、キユーリー点はCaの添加によつ
てCu置換量が多少低下することによつてほとん
ど変化しない又BrもFe置換量が増加させうるた
めかえつて増加する。
は低下するが、キユーリー点はCaの添加によつ
てCu置換量が多少低下することによつてほとん
ど変化しない又BrもFe置換量が増加させうるた
めかえつて増加する。
本発明においてCaの添加量が0.001より少い場
合は熱処理におよぼす好影響が期待できず、又
0.15を越える場合はBrの低下による磁気特性の劣
下およびキユーリー点の低下による熱安定性の劣
化を生じ、永久磁石材料として好ましくない。一
方Zrの添加量が0.001より少い場合は充分なIHC
が得られず又0.15を越える場合はBrおよびキユー
リー点が低下してCaと同様永久磁石材料として
好ましくない。Fe置換は一般にBrを増加させる
がIHCの低下をまねく。特に本発明による複合添
加物を用いた場合にはBrの増加に有用であるFe
置換量を増加しても保磁力の低下が少いため無添
加の場合よりもFe置換量を多くできる。Fe置換
量が0.01以下の場合はBrの増加に効果が少く、又
0.4以上の場合は保磁力の低下をまねく。
合は熱処理におよぼす好影響が期待できず、又
0.15を越える場合はBrの低下による磁気特性の劣
下およびキユーリー点の低下による熱安定性の劣
化を生じ、永久磁石材料として好ましくない。一
方Zrの添加量が0.001より少い場合は充分なIHC
が得られず又0.15を越える場合はBrおよびキユー
リー点が低下してCaと同様永久磁石材料として
好ましくない。Fe置換は一般にBrを増加させる
がIHCの低下をまねく。特に本発明による複合添
加物を用いた場合にはBrの増加に有用であるFe
置換量を増加しても保磁力の低下が少いため無添
加の場合よりもFe置換量を多くできる。Fe置換
量が0.01以下の場合はBrの増加に効果が少く、又
0.4以上の場合は保磁力の低下をまねく。
Cuの置換量が0.02より少い場合は本発明によ
る添加物を用いてもいわゆる析出硬化型の永久磁
石材として充分な保磁力が得られない。Cu置換
量が0.25を越える場合はBrの低下をまねき本発明
が生かされない。
る添加物を用いてもいわゆる析出硬化型の永久磁
石材として充分な保磁力が得られない。Cu置換
量が0.25を越える場合はBrの低下をまねき本発明
が生かされない。
Aの値が6.0以下の場合はBrが低く、8.3以上の
場合はdendrite(Co、Cu、Fe、rich相)が生じ
て永久磁石材料として好ましくない。
場合はdendrite(Co、Cu、Fe、rich相)が生じ
て永久磁石材料として好ましくない。
以下実施例によつて本発明を説明する。
実施例 1
Sm(Co0.658Fe0.23Cu0.09Zr0.012Ca0.01)7.4
なる合金を高周波溶解し、ジヨー・クラツシヤ
ー、ブラウン・ミルを用いて粗粉砕後、ジエツト
ミルによる微粉砕を行なつた。粉砕媒体はN2ガ
スであり、微粉末粒度は4.5μである。本粉砕粉
を15KOeの磁場中で配向後2ton/cmの圧力で静水
圧プレスを用いて圧縮成型した。得られた成型体
を1190℃で1時間真空焼結した。焼結後1180℃×
0.5hr溶体化し水中に急冷した。さらに800℃×
2hrsの時効を加えた。
ー、ブラウン・ミルを用いて粗粉砕後、ジエツト
ミルによる微粉砕を行なつた。粉砕媒体はN2ガ
スであり、微粉末粒度は4.5μである。本粉砕粉
を15KOeの磁場中で配向後2ton/cmの圧力で静水
圧プレスを用いて圧縮成型した。得られた成型体
を1190℃で1時間真空焼結した。焼結後1180℃×
0.5hr溶体化し水中に急冷した。さらに800℃×
2hrsの時効を加えた。
得られた磁気特性は
Br〜10500G
BHC〜6500Oe
IHC〜6900Oe
(BH)max〜26.1MGOe
であつた。
実施例 2
Sm(Co0.66Fe0.24Cu0.08Zr0.01Ca0.01)7.2
なる合金を実施例1と同様の方法で微粉砕、圧縮
成型、焼結した。焼結後1160℃×1hr、溶体化
し、Siオイル中に急冷した。さらに800℃×
2hrs、+700℃×2hrsの時効をほどこした。
成型、焼結した。焼結後1160℃×1hr、溶体化
し、Siオイル中に急冷した。さらに800℃×
2hrs、+700℃×2hrsの時効をほどこした。
得られた磁気特性は
Br〜10400G
BHC〜6500Oe
IHC〜6900Oe
(BH)max〜25.0MGOe
であつた。
〓〓〓〓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123078A JPS54161524A (en) | 1978-06-13 | 1978-06-13 | Permanent magnet alloy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7123078A JPS54161524A (en) | 1978-06-13 | 1978-06-13 | Permanent magnet alloy |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54161524A JPS54161524A (en) | 1979-12-21 |
JPS6135259B2 true JPS6135259B2 (ja) | 1986-08-12 |
Family
ID=13454672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7123078A Granted JPS54161524A (en) | 1978-06-13 | 1978-06-13 | Permanent magnet alloy |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54161524A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55152145A (en) * | 1979-05-18 | 1980-11-27 | Daido Steel Co Ltd | Permanent magnet material |
-
1978
- 1978-06-13 JP JP7123078A patent/JPS54161524A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54161524A (en) | 1979-12-21 |
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