JPS602708A - 獣毛調ステ−プルフアイバ− - Google Patents

獣毛調ステ−プルフアイバ−

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Publication number
JPS602708A
JPS602708A JP6074384A JP6074384A JPS602708A JP S602708 A JPS602708 A JP S602708A JP 6074384 A JP6074384 A JP 6074384A JP 6074384 A JP6074384 A JP 6074384A JP S602708 A JPS602708 A JP S602708A
Authority
JP
Japan
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cross
fibers
fiber
hair
stable fiber
Prior art date
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Pending
Application number
JP6074384A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Omae
大前 茂
Hiroshi Edakawa
枝川 裕志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
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Publication of JPS602708A publication Critical patent/JPS602708A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ8本発明の技術分野 本発明は合成繊維でありながら獣毛調を有するステープ
ルファイバーに関する。更に詳しくは外観形状と風合が
獣毛の刺毛成分によく近似したステーブルファイバーに
関する。
口、従来技術とその問題点 従来から9人造繊維たとえば合成繊維に天然繊維のもつ
風合を与えようとする試みが種々なされているにも拘ら
ず、天然獣毛繊維に代替し得るものは見出されておらず
、現状は獣毛繊維と合成繊維を混用することによって獣
毛風合を与え、かつ合成繊維の特徴をいかした繊維製品
が提供されているにすぎない。まだこれら獣毛調風台、
特にぬめり性を付与した合成繊維について種々の提案が
なされている。そのなかで例えば実開昭54−5592
9号公報、実開昭54−559ろ0号公報などに見られ
るように、シリコン処理して得られる平滑性と低ケン縮
性を有するアクリル系繊維およびポリエステル系繊維が
提案されている。しかしながらこれらはいずれも繊維形
状について改良がなされていないため、外観、風合とも
に天然獣毛には到底及ばないものであった。
本発明者らは先に特願昭54 156868号において
2層構造の立毛を有する紡績糸を提案しだが。
本発明では刺毛成分として更に優れた品位を有するステ
ーブルファイバーを提案するにある。
ハ5本発明の目的 本発明は合成繊維を用いて天然の獣毛の刺毛に近似した
形態と構造を与え、布帛としたときに外観性と風合特性
を獣毛調とすることにある。特に繊維の断面形状と、先
端の工夫をしたところに重要なポイントがある。
二9本発明の構成 上記目的を達成するだめ本発明は次の構成を有する。
「熱可塑性合成繊維ステーブルからなり、繊度が10デ
ニール以上であり、断面形状が十字扁平形状であり、か
つ先端がテーパー化され、更に該ステープルは長さ方向
に捲縮を有さすストレート状であることを特徴とする獣
毛調ステープルファイバー。」 本発明において繊維素材はます熱可塑性合成繊維からな
ることが必要である。この理由は外観性。
風合を獣毛の刺毛に近似させることができるためである
。ここで熱可塑性合成繊維とはポリエステル、ポリアミ
ド等をいう。
次に本発明においては、繊度は10デニール以上である
ことが必要である。刺毛の立毛直線性。
腰、感触性等を満足させるためである。繊度が10デニ
ール未満では上記特性が満足されず好ましくない。
次に本発明においては、ステープルの断面形状は十字扁
平形状でなければならない。断面が十字扁平形状とは第
1図(()、(ロ)等の如き形状をいう。
すなわち第1図G)の凸部1.2とを十文字状に突出さ
せており、かつヨコ方向の長さaとタテ方向の長さbと
すると、必ずaとbとは等しくならない関係のものをい
う。便宜上第1図においてはタテ方向の長さbをヨコ方
向の長さaよりも長いものとした。そしてb / aで
示される扁平塵は1.1以上が好ましく、特に好ましく
は12以上である。
天然の獣毛の刺毛の直線性、外観性、腰5反発性。
風合等の特性を満足させるためである。かがる断面形状
は紡糸の際の口金ノズルの形状を定めることにより得る
ことができる。
断面形状が十字扁平形状でないもの2例えば円形断面や
、第6図@)、(ロ)に示したようなダ円形。
ないしは(ハ)に示しだくびれを有するものでは、上記
特性は満足されない。
次に本発明においてはステープルの先端はテーパー化さ
れていることが必要である。モデル図を示すなら、第2
図の如くと々る。第2図においては6,3′がテーパ一
部である。テーパ一部は少なくとも一方側のみでもよい
が2両端部にある方が好ましい。なお第2図の番号1,
2は第1図@)の番号1,2に対応する。
上記先端テーパー化はポリエステルの場合は。
例えば特公昭50−40195号公報の方法によりアル
カリ水溶液を用いて実施することができる。またポリア
ミドの場合は2例えば濃度の薄い酸(例えばギ酸)を用
いて先端部を溶解除去することにより得られる。その細
光端部を斜めに切断するとか、特定の砥石で研磨するこ
とによっても得ることができる。
次に本発明においては、ステープルは長さ方向に実質的
な捲縮を有さす、ストレート状であることが必要である
。ケン縮を有するものを用いた場合には獣毛調のストレ
ート状の繊維形態が得られないばかりか布帛内でひっか
かりを生じ製品表面への該刺毛成分の出現を阻害し全く
好ましくない。
本発明において刺毛成分の繊維長はいかなるものであっ
てもよい。紡績糸とし2編物として起毛させるものにあ
っては76〜160mmの範囲が好ましいが、織物等に
おいては短いものであってもよい。
まだ、一般天然獣毛繊維はパつや′がないことから合繊
ステープルとしてはダルあるいはフルダルタイプのステ
ープルを適宜用いるのが好ましく特に刺毛成分繊維はダ
ルあるいはフルダルタイプのものを使用するのがよい。
パつや”有とするにはブライトタイプとしてもよい。
また、刺毛成分用繊維として、特に限定されないが、一
般の獣毛刺毛は染色後白く残っているのが好まれること
から、混紡素材との染色性を考慮しだ刺毛素材であるの
が望ましい。
本発明の刺毛成分としてのステープル繊維は。
他の繊維1例えば長さの短いうぶ毛繊維や、ウール等の
天然の獣毛繊維と混紡して用いてもよい。
混紡は紡績糸とすることが実用上量も優れている。
この場合、多種にわたる両成分繊維を直接紡績工程へ投
入すると、工程も非常に煩雑になるうえに紡績工程での
通過性の点で問題があるものであるが、すなわちたとえ
ばケン縮なしのストレート状の太デニールなる刺毛成分
は特開昭50−12321号公報や特公昭48−175
14号公報で見られるように極端に紡績性が低下するも
のであるが2本発明においては、ストレート繊維は断面
が扁平十字であるので、紡績工程に入る以前に上述のう
ぶ毛成分および刺毛成分繊維を混合、混綿したるのち特
殊な開綿装置により十分な開繊を行なったステープルと
することにより該ステープルの工程通過性は特に問題と
なることがなく9通常の紡績プロセスで十分に紡績可能
であり、紡績工程での煩雑性をも一挙に解決する。
上述した通りの本発明のステープルファイバ混合物は、
化合繊繊維や一般の天然繊維等の他素材と混紡されて獣
毛調糸条とされるが、紡績性の低下も実質上はとんどな
い。
このときの混紡率は2本発明の刺毛ステープルファイバ
ーを10〜80重量の範囲内とするのがよい。
なおt本発明によるステープルファイバ混合物を紡績す
るに際して、更に紡績性を高める上で刺毛成分繊維に増
摩剤処理するのがよい。すなわち。
天然繊維や太デニールでケン縮数の少ない他繊維との混
紡においては、染色、仕上げ等の後工程で簡単に落ちう
る増摩剤等をステープル製造時に併用することによって
さらに良好な紡績性を得ることが可能である。
また1本発明にかかる獣毛刺毛様ステープルは。
他の繊維とステープル状で混綿される方法の外に。
天然モヘアは一般にスライバトップとして販売使用され
ており紡績での混紡法はスライバ混紡であることから2
本発明のモヘア調混合ステーブル10’O%で前述の好
ましい態様例の通、bトップ加工することにより、カー
ド工程を一挙に省略するとともに天然モヘアと同様の取
シ扱いを可能にすることができるものである。
ホ1本発′明の効果 本発明の獣毛調ステープルファイバーは、刺毛成分とし
て用いることにより、直線性、なびき性。
外観性、腰1反発性、風合等の特性が、天然の獣毛の刺
毛とほぼ同等となり、著しく製品特性を改良することが
できる。
その他紡績性等の工程通過性を良好なものとすることも
できる。
以下2本発明の実施例を記載するが2本発明は特にこの
実施例のみに何ら限定されるものではない。
実施例1 混合ステープルとして、第1表に示すように。
6種の刺毛成分ステープルファイバ(A)l (B)、
 CC))トうぶ毛成分ステープルファイバ(D)を用
いて混綿した後、エアー開繊装置により開綿、混綿を行
なって2本発明によるモヘア調混合ステーブルを得た。
ファイバ(A)、 (B)、 (C)はいずれも十字形
状扁平のものである。また一方、該混合ステープル10
0チを通常のソ毛紡績工程のカードとボールギルを通し
スライバトップを作成した。
上記の混合ステープル35重量%とメリノウール65重
量%を原綿混紡して1寸だ一方上記のトップ65重量%
とメリノウール65重量%をスライバ混紡して、以下そ
れぞれソ毛紡績を行ない数点の手芸糸や編織物を作成し
評価を行なった。
この結果、いずれの方式による製品も、獣毛モヘア35
チ/ウール65%混品と比べて見劣りがなく風合も良好
で極めて好評であった。
また、該製品を起毛加工に供したところ、さらに一層の
刺毛成分ファイバの出現がなされ、従来化合繊使い品に
は到底見られない優れたモヘア調製品を得ることができ
だ。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)、(ロ)は本発明の刺毛成分ファイバーの
十字扁平断面形状例をモデル的に例示したものである。 第2図は本発明の刺毛成分ファイバーの側面モデル図で
ある。 第6図は比較、例の刺毛成分ファイバーの断面形状を示
す。 1.2・・・・・・・・・・・・凸部 6.6′・・・・・・・・・・・・テーパ一部特許出願
人 東 し 株 式 会 社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性合成繊維ステープルからなり、繊度が1
    0デニール以上であり、断面形状が十字扁平形状であり
    、かつ先端がテーパー化され、更に該ステープルは長さ
    方向に捲縮を有さすストレート状であることを特徴とす
    る獣毛調ステーグルファイバー。
  2. (2)断面扁平塵が1.1以上であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の獣毛調ステーブルファイバ
    ー。
JP6074384A 1984-03-30 1984-03-30 獣毛調ステ−プルフアイバ− Pending JPS602708A (ja)

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JP16037879A Division JPS5685436A (en) 1979-12-12 1979-12-12 Synthetic staple fiber mixture having animal wool like feeling and animal wool like yarn

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JPS602708A true JPS602708A (ja) 1985-01-09

Family

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4524337B1 (ja) * 2010-01-13 2010-08-18 東洋紡スペシャルティズトレーディング株式会社 特殊な単糸断面を有するポリアミド系マルチフィラメント
JP2011038190A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Toyobo Specialties Trading Co Ltd 特殊な単糸断面を有するポリアミド系マルチフィラメント

Cited By (3)

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JP2011038234A (ja) * 2010-01-13 2011-02-24 Toyobo Specialties Trading Co Ltd 特殊な単糸断面を有するポリアミド系マルチフィラメント

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