JPS602649Y2 - バイアス回路 - Google Patents

バイアス回路

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JPS602649Y2
JPS602649Y2 JP11925482U JP11925482U JPS602649Y2 JP S602649 Y2 JPS602649 Y2 JP S602649Y2 JP 11925482 U JP11925482 U JP 11925482U JP 11925482 U JP11925482 U JP 11925482U JP S602649 Y2 JPS602649 Y2 JP S602649Y2
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JP
Japan
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transistor
base
current
voltage
bias
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JP11925482U
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JPS5859215U (ja
Inventor
芳昭 佐野
敏夫 花澤
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富士通株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、オーディオ増幅器等のバイアス電圧を発生す
るバイアス回路に関するものである。
従来技術と問題点 オーディオ増幅器等を安定に動作させる為には、一定の
バイアス電圧を印加する必要がある。
このようなバイアス電圧を発生させるバイアス回路とし
ては、従来ダイオードの順方向電圧又はツェナーダイオ
ードのツェナー電圧を利用する構成が一般的であった。
しかし、ダイオードの順方向電圧を利用する場合は、ダ
イオードのインピーダンスにより電源電圧の変動によっ
てバイアス電圧が変動するので、安定なバイアス電圧を
供給できない欠点があった。
又ツェナーダイオードを用いた場合は、安定なバイアス
電圧を供給することができるが、5v以下の低電圧のバ
イアス電圧を供給することが困難である。
最近の半導体技術の進歩により増幅器等の低電圧化が行
なわれており、従ってバイアス電圧も低電圧とする必要
がある。
しかし、前述の如く、順方向ダイオードを用いたバイア
ス電圧の安定化が困難であり、又ツェナーダイオードを
用いたバイアス回路は、低電圧のバイアス電圧を発生す
るこが困難であった。
考案の目的 本考案は、前述の如き従来の欠点を改善したもので、電
源電圧の変化に対しても安定で且つ低電圧のバイアス電
圧を発生し得るバイアス回路を提供することを目的とす
るものである。
以下実施例について詳細に説明する。
考案の実施例 図は本考案の実施例の回路図であり、Q1〜Q15はト
ランジスタ、R1へR6は抵抗、C1〜C4はコンデン
サ、SSは信号源、BIASはバイアス回路、十■は電
源電圧、GNDはアース、Voutは増幅出力電圧を示
す。
この実施例は、トランジスタQ8〜Q15からなる前置
増幅器に対して所定のバイアス電圧を印加する場合につ
いてのものである。
バイアス回路BIASは、起動用の抵抗R1と、PNP
トランジスタQ3、NPNトランジスタQ7、PNPト
ランジスタQ5と抵抗R3とを直列接続した回路と、P
NPトランジスタQ4とNPNトランジスタQ6を直列
接続した回路と、これらの回路に定電流を供給するPN
P トランジスタQ1、NPNトランジスタQ2と抵抗
R2からなる回路と、コンデンサC1とから構成され、
トランジスタQ3.Q7.Q5はベースとエミッタとが
接続され、トランジスタQ3.Q4のベース及ヒトラン
ジスタQ5.Q6のベースが接続され、抵抗R1はトラ
ンジスタQ1と並列に接続されている。
又前置増幅器は、トランジスタQ8〜Q10と抵抗R4
とからなる入力段と、トランジスタQ11〜Q13とコ
ンデンサC2とからなる前置増幅段と、トランジスタQ
14.Q15からなる出力段とから構成されている。
又コンデンサC3は入力カップリング用、抵抗R5,R
6及びコンデンサC4は帰還用である。
そしてバイアス回路BIASのトランジスタQ3.Q4
のエミッタと入力段のトランジスタQ8のエミッタとが
接続さ=れ、又トランジスタQ3.QL Qsのベース
が相互に接続されている。
又トランジスタQ3のコレクタと抵抗R4を介して入力
段にトランジスタQ9のベースが接続され、トランジス
タQ5.Q6のベース入力段のトランジスタQIO及び
出力!段のトランジスタQ15のベースとが接続され、
信号源SSからコンデンサC3を介してトランジスタQ
9のベースに信号が加えられ、増幅出力電圧Voutが
トランジスタQ14.Q15の接続点から出力される。
電源を投入した初期状態に於いては、トランジスタQ1
のエミッタに順方向電圧が印加されるが、トランジスタ
Q2がオンしていないので、トランジスタQ1のベース
電流が流れず、トランジスタQ1はオンしないことにな
る。
しかし、起動4用の抵抗R1を通って、トランジスタQ
3.Q7、Qs、抵抗R3を介したGNDの径路と、ト
ランジスタQ4.Q6を介したアースGNDの径路とに
電流が流れる。
トランジスタQ3〜Q6のそれぞれのエミッタ面積をS
E3〜SE6とすると、5E4)SR3,5E5)SR
6となるように選定しておき、初期条件としてトランジ
スタQ4に流れる電流I2がトランジスタQ6に流れる
電流13′よりも大きくなるように設定する。
従ってI2− l3=lnの型破がトランジスタQ2の
ベース電流となるので、トランジスタQ2はオンする。
このトランジスタQ2及び抵抗R2を介してトランジス
タQ1のベース電流が流れるのでトランジスタQ1pは
オンとなる。
このようにトランジスタQ1がオン状態となると、この
トランジスタQ1を介してトランジスタQ3.Q4への
電流が流れることになり、トランジスタQ2のベース電
流もトランジスタQ4を介°して供給される。
従って起動用抵抗R1は、電源投入時にトランジスタQ
2のベース電流を供給し得る他の起動用素子、例えばス
イッチや電界効果トランジスタ(FET)等に置換する
ことも可能である。
起動後は、電流I4を電流I2.I3に比較して無視し
得る程度の値に小さく設定することにより、電流■2と
電流■3とはほぼ等しくなり、又ダイオード接続のトラ
ンジスタQ5により電流■3が定電流化され、それによ
ってトランジスタQl、Q2のコレクタ電流が定電流化
されるから、トランジスタQ3.Q7.Q5を流れる電
流I□も定電流となる。
従ってトランジスタQ3のベース・エミッタ間電圧V
B R3とトランジスタQ6のベース・エミッタ間電圧
VBE6との和(トランジスタQ7を省略することも可
能であって、このトランジスタQ7を省略した場合)で
表わされるA点の電位、即ち、トランジスタQ8のエミ
ッタに供給される電位は、定電圧化される。
又トランジスタQ1のエミッタに印加される電源電圧+
Vに変動が生じた場合は、定電流供給を行なうトランジ
スタQ1のエミッタ・コレクタ間電圧VECにより吸収
されることになる。
従って、A点の電位は電源電圧十■の変動に影響されな
いものとなる。
なおコンデンサC1は、高域周波数に於ける位相まわり
によって正帰還が行なわれ、それによって発振が生じる
虞れがある場合に、位相補正を行なう為のものであって
、正帰還の虞れがない場合は省略することも可能である
又抵抗R2は、トランジスタQ1のベース電流に対する
電流制限と負帰還ループの利得の安定化を図る為のもの
である。
前述のバイアス回路BIASの各トランジスタ及び抵抗
の選定について以下説明する。
トランジスタQn(n=1.2.・・・)のベース・エ
ミッタ間電圧をVB、、nとすると、A−B間及びC−
D間の電位差については次式が成立する。
VBE4 =VBE3 ・・・
(1)VBIJ =’l ” R3+VBE5
”’(2)又ベース・エミッタ間の電圧VBEは
一般に次式%式% なおkはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは9r、I
Cはコレクタ電流、ISはベース・エミッタ間飽和電流
である。
この(3)式により(1)式及び(2)式は次のように
表わされる。
なおIsn (n= L 2! ””)はトランジス
タQnのベース・エミッタ間飽和電流を表わす。
モノリシックICの同一チップ内に於いては、ベース・
エミッタ間飽和電流Isnはエミッタ面積に比例し、例
えばエミッタ面積が2倍の場合、ベース・エミッタ間飽
和電流Isnも2倍となる。
又エミッタ面積が同一のトランジスタを並列に接続した
ときは、その並列接続個数に比例してベース・エミッタ
間飽和電流Isnが大きくなる。
従って(4)、 (5)式に於けるベース・エミッタ間
飽和電流Isnの比の項は、エミッタ面積による定数と
なり、IS4/IS3 = nl、 Is5/ l58
=n2とし、トランジスタQ1が定電流供給を行なう条
件、即ち、12=I3の下では、 となる。
これは、各トランジスタのエミッタ面積で定まる定数n
Ln2と抵抗R3とにより一定の電流I□が設定される
ことを示すものである。
これによって、A、B、C点の電位は一定電流I□によ
り定電圧化されることになる。
前置増幅器の入力段のバイアス電流は、トランジスタQ
4とトランジスタQ8、トランジスタQ6とトランジス
タQIOの形状の設定により任意の値を得ることができ
、バイアス電圧はB点の定電圧により与えられる。
又前置増幅段のバイアス電流及び出力段の無信号時電流
は、それぞれトランジスタQ1とトランジスタQ14、
トランジスタQ6とトランジスタQ15の電流比を適当
に設定することにより得られる。
前述の如く定電流定電圧回路を構成しているので、トラ
ンジスタQ7を省略することも可能であり、又トランジ
スタQ7の代わりにツェナーダイオードや任意数のダイ
オードを接続して任意のバイアス電圧を得ることも可能
である。
考案の効果 以上説明したように、本考案は、第1のトランジスタQ
3と第2のトランジスタQ5と抵抗R3とを直列に接続
し、第1及び第2のトランジスタQ3.Q5はベースと
コレクタとを接続した第1の回路と、第1の型の第3の
トランジスタQ4と第2の型の第4のトランジスタQ6
とを直列に接続し、トランジスタQ3.Q4のベース同
志を接続し、且つトランジスタQ5.Q6のベース同志
を接続した第2の回路と、これらの第1及び第2の回路
に定電流を供給する第5の第1の型のトランジスタQ1
と、この第1の型のトランジスタQ1に並列に接続した
抵抗R1、スイッチ、FET等の起動用素子とを備えて
いるもので、定電流定電圧回路を構成しているから、電
源電圧の変動に対しても安定なバイアス電圧を供給する
ことが可能となり、又ベース・エミッタ間電圧の任意数
倍の低バイアス電圧も安定に供給することができる。
又増幅器等に必要とするバイアス電流は、増幅器等の各
素子との関係でバイアス回路の素子のエミッタ面積等を
選定すれば良く、低電圧化された増幅器等のバイアス電
圧を安定に供給し得るものとなり、実用上の効果は非常
に大きいものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例の回路図である。 BIASはバイアス回路、Q1〜Q7はバイアス回路を
構成するトランジスタ、Q8〜Q15は前置増幅器を構
成するトランジスタ、R1は起動用の抵抗、R2へR6
は抵抗、C1〜C4はコンデンサ、 SSは信号源である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれベースとコレクタとを接続した第1及び第2の
    トランジスタQ3.Q5と抵抗とを直列に接続した第1
    の回路と、前記第1のトランジスタのベースにそのベー
    スが接続された第1の型の第3のトランジスタQ4と前
    記第2のトランジスタのベースにそのベースが接続され
    た第2の型の第4のトランジスタQ6とを直列に接続し
    た第2の回路と、前記第1及び第2の回路に接続されて
    一定電流を供給する第1の型の第5のトランジスタQ1
    と、該第5のトランジスタと並列に接続された起動用素
    子と、電源と、前記第3及び第4のトランジスタの接続
    点にベースが接続され前記第5のトランジスタのベース
    がコレクタに接続された第1の型の第6のトランジスタ
    Q2とを備えたことを特徴とするバイアス回路。
JP11925482U 1982-08-05 1982-08-05 バイアス回路 Expired JPS602649Y2 (ja)

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JPS5859215U JPS5859215U (ja) 1983-04-21
JPS602649Y2 true JPS602649Y2 (ja) 1985-01-25

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