JPS60264261A - プリントワイヤ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はマトリックスプリンタの印字ヘッドに使用する
プリントワイヤ駆動装置に関するものである。

〈従来の技術と問題点〉 複数本のプリントワイヤによシ文字記号等を印字する印
字ヘッドにおいては、近年漢字化が急速に進み、市場か
らは高速で且つプリントワイヤの実装密度の高いものが
要求されている。父、これらの印字ヘッドを使用した装
置も汎用性が広くな　′るにつれて記録媒体も種々多様
になシ印字ヘッドにおいてはプリントワイヤのストロー
クが大きくとれ信頼性の高いものが必要となっている。

従来の印字ヘッドはプリントワイヤ駆動手段として電磁
石を基本構成としたものが大部分でこれら電磁石を使用
した場合は共通の問題として個々の駆動手段間に磁気干
渉が発生し、ワイヤの駆動本数によシ特性が異なること
、又電磁石の吸引特性によりプリントワイヤのストロー
クには限界があること、更にコイルの発熱によって使用
上の制約があること等の多くの問題点があった。

〈発明の目的〉 本発明の目的は、ピエゾ素子を用いて弾性体の表面に裏
面波を生じさせ、これを利用してプリンネルギを小さく
することによる消費電力の減少とを図れるのみならず又
磁気回路系を不要として各駆動手段間の磁気干渉をなく
シ、特性の安定化と、信頼性を高めることが図れるプリ
ントワイヤ駆動装置の提供にある。

〈発明の構成〉 本発明に係るプリントワイヤ駆動装置は、プリントワイ
ヤに固定のスプリングフレームと、該スプリングフレー
ムに圧接配置され、プリントワイヤの印字動作、復帰動
作を行なわせる弾性変形をスプリングフレームに４える
表面波発生機構とよりなるよう構成したものである。

〈作　用〉 本発明に係るプリントワイヤ駆動装置は、表面波発生機
構の弾性体表面に、表面波の進行波を発生させ、この表
面波にプリントワイヤを固定したスプリングフレームを
圧接させてプリントワイヤに印字動作と復帰動作とを行
なうよう駆動する。

〈実施例〉 次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

まず第一図は本発明の一実施例の断面図を示すもので、
プリントワイヤｌは、フレーム２に支点３で支持された
スプリングフレーム４に固定され父ガイドプレート５．
６にガイドされフレーム２の先端部に固定されたメイン
ガイド７に導かれている。

前記スプリングフレーム４の駆動源となる表面波発生機
構８はスプリングフレーム４の内側に対して２個圧接さ
れて対向配置されている。

第２図は表面波発生機構８とスプリングフレーム４の関
係を示す斜視図であシ、金属弾性体８ａの表面をピエゾ
素子８ｂにより振動を与えると、弾性波が発生し金属弾
性体８ａの表面の上を矢示ａの方向に伝播してゆく。こ
の弾性波は縦波と横波を伴った表面波で第３図に示す様
な横掘幅Ｗ１縦振幅Ｕの楕円運動をし、この楕円運動は
時計方向に回転する。この表面波の一波長ごとの頂点Ａ
。

Ａ′・・・は頂点速度　Ｖ＝２πｆｕ（ｆは駆動周波数
）で表わせる。

この金属弾性体８ａの表面にスプリングフレーム４が頂
点Ａ、に・・・で圧接され金属弾性体８ａとの摩擦力に
より矢示す方向にスプリングフレーム４は力を受け、第
４図中に破線で示したように変形する。

以上のような構造と動作原理に基き、必要な文字記号等
を印字するとｔ！は制御部（図示せず）より駆動信号が
表面波発生機構８に印字され、゛前述の如くスプリング
フレーム４が変形し、固定されたプリントワイヤ１は第
１図中右方へ飛び出して行って所定の印字動作を行う。

印字後駆動信号が断たれ、スプリングフレーム４及びプ
リントワイヤ１は、スプリングフレーム４の歪が解放さ
れることにより元の位置、形状に復帰し一連の印字動作
を終了する。

第５図から第７図には、第二の実施例を示す。

この実施例においては、スプリングフレーム４の駆動源
となる表面波発生機構１０はスプリングフレーム４の内
側の一面に接することができるように配置されている金
属弾性体１０ａとピエゾ素子１０ｂと、及びスプリング
フレーム４の動作を制御するための圧接機構１１とから
構成される。そして圧接機構１１はスプリングフレーム
４を金属弾性体１０ａの表面に圧接する様にフレーム２
に固定されている。このスプリングフレーム４の動作を
制御する圧接機構１１は、ピエゾ素子１１ａの先端部に
原振係数の小さい耐塵性のスライドピース１１ｂが固定
されているものである。

そして、金属弾性体１０ａの表面にピエゾ素子ｌＯｂに
より振動を与えると、弾性波が発生し、金属弾性体ａの
表面の上を矢示ａの方向に先の実施例同様に横振幅Ｗ、
縦振幅Ｕの楕円運動をしつつ伝播してゆく。この楕円運
動による表面波の一波長ごとの頂点＊、Ａ′・・・の表
面にスプリングフレーム４が圧接され、スライドピース
ｌｌｂとの摩擦力によ如制御されつつ矢示す方向に力を
受け、第７図中に破線で示したように変形して、印字、
復帰動作をプリントワイヤｌに行なわせる。尚、その他
の構成、動作は先の例と同様につき共通部分に共通符号
を付し重複説明を省略する。

〈発明の効果〉 本発明に係るプリントワイヤ駆動装置によれば、（７） ８．１０・・・表面波発生機構　１１・・・圧接機構ピ
エゾ素子を用いた表面波を利用することによりプリント
ワイヤのストロークを大きくすることが出来、非常に汎
用性に富んだ装置が提供できる。

又ピエゾ素子を利用することにより駆動エネルギ　ゝが
小さくてすみ、消費電力の少ない駆動装置が提供でき、
更に磁気回路系がないため各駆動手段間の磁気干渉がな
く特性の安定した信頼性の高い駆動装置が提供出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による第一実施例の断面図、第２図は表
面波発生機構を示す斜視図、第３図は表面波による駆動
力発生を示す説明図、第４図は駆動時のスプリングフレ
ームの変形を示す側面図、第５図は本発明による第二実
施例の断面図、第６図は表面波発生機構を示す斜視図、
第７図は駆動時のスプリングフレームの変形を示す側面
図である。 １・・・プリントワイヤ　４・・・スプリングフレーム
（８） 出願人　日本電気株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　プリントワイヤに固定されるスプリングフレー
   ムと、該スプリングフレームに圧接配置され、プリント
   ワイヤの印字動作、復帰動作を行なわせる弾性変形をス
   プリングフレームに与える表面波発生機構とよりなるプ
   リントワイヤ駆動装置。
2. （２）上記表面波発生機構は、スプリングフレームの内
   側の二面に接触すぺ〈配置されている請求の範囲第１項
   記載のプリントワイヤ駆動装置。
3. （３）上記表面波発生機構は、スプリングフレームの内
   側の一面に接触すべく配置され、圧接機構によシスプリ
   ングフレームに圧接されているものである請求の範囲第
   １項記載のプリントワイヤ駆動装置。