JPS60259625A - チタニア繊維の製造法 - Google Patents
チタニア繊維の製造法Info
- Publication number
- JPS60259625A JPS60259625A JP11372184A JP11372184A JPS60259625A JP S60259625 A JPS60259625 A JP S60259625A JP 11372184 A JP11372184 A JP 11372184A JP 11372184 A JP11372184 A JP 11372184A JP S60259625 A JPS60259625 A JP S60259625A
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- fiber
- fibers
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は耐熱性材料、断熱性材料として優れたチタニャ
繊維の製造法に関する。更に詳しくはチタン原料として
天然産ルチルサンドまたはアナターゼサンドとイルミナ
イト鉱石から銑鉄を製造する際に生成するチタンスラグ
とを使用してチ2=1)フラックス法で、初生相として
四チタン酸カリウム(K2O・4 TiO2)繊維を育
成し、脱カリウム処理によりカリウムの全部を抽出して
、結晶質チタン酸繊維となし、焼成処理してチタニア繊
維とする方法。
繊維の製造法に関する。更に詳しくはチタン原料として
天然産ルチルサンドまたはアナターゼサンドとイルミナ
イト鉱石から銑鉄を製造する際に生成するチタンスラグ
とを使用してチ2=1)フラックス法で、初生相として
四チタン酸カリウム(K2O・4 TiO2)繊維を育
成し、脱カリウム処理によりカリウムの全部を抽出して
、結晶質チタン酸繊維となし、焼成処理してチタニア繊
維とする方法。
2)徐冷焼成法で、初生相として四チタン酸カリウムと
ニチタン酸カリウムの混合相繊維を育成し、以後前記1
)と同様にしてチタニア繊維を製造する方法。
ニチタン酸カリウムの混合相繊維を育成し、以後前記1
)と同様にしてチタニア繊維を製造する方法。
3)メルト法で、ニチタン酸カリウムの低融点溶融液か
らニチタン酸カリウム繊維を育成し、以後前記1)とr
ri1様にしてチタニア繊維を製造する方法。
らニチタン酸カリウム繊維を育成し、以後前記1)とr
ri1様にしてチタニア繊維を製造する方法。
が知られている。
しかシ2、これらのいずれの方法においても、チタン原
料とL7ては高純度の二酸化チタン、例えばイルメナイ
ト鉱石を硫酸法または塩素法で製造した99%以上の高
純度の二酸化チタンが使用されており、そのため原料コ
ストが高くなって、製品が高価となり、その利用範囲も
限定される問題点があった。
料とL7ては高純度の二酸化チタン、例えばイルメナイ
ト鉱石を硫酸法または塩素法で製造した99%以上の高
純度の二酸化チタンが使用されており、そのため原料コ
ストが高くなって、製品が高価となり、その利用範囲も
限定される問題点があった。
本発明者はさきにその問題点を解決すべく、チタン原料
として天然産のルチルサンドまたはアナターゼサンドを
そのまま使用して従来法の適応性について検討した結果
、 1)、フラックス法及び徐冷焼成法においては、初生相
である四チタン酸カリウム繊維はいずれも生成するが、
チタン原料中に含まれる不純物の影鴨で、るつほの底に
稠密な塊状物とカリ、繊゛・1 □1.□73□カい。
として天然産のルチルサンドまたはアナターゼサンドを
そのまま使用して従来法の適応性について検討した結果
、 1)、フラックス法及び徐冷焼成法においては、初生相
である四チタン酸カリウム繊維はいずれも生成するが、
チタン原料中に含まれる不純物の影鴨で、るつほの底に
稠密な塊状物とカリ、繊゛・1 □1.□73□カい。
お7.9.え。
2)、これに対し、メルト法では、チタン原料中の不゛
純物の影響がなく、むしろ好彰響を与え、短時間に溶融
し、容易にチタニア繊維が得られることが分った。
純物の影響がなく、むしろ好彰響を与え、短時間に溶融
し、容易にチタニア繊維が得られることが分った。
この知見に基いて、チタン成分原料としてチタンスラグ
と天然産のルチルサンドまたはアナターゼサンドをその
it使用してメルト法でチタニャ繊維を製造する方法を
開発した。
と天然産のルチルサンドまたはアナターゼサンドをその
it使用してメルト法でチタニャ繊維を製造する方法を
開発した。
すなわちさきに一般式(Ti、M)02(ただし、には
含有不純物金属を表わす)で示される天然産のルチルサ
ンドまたはアナターゼサンドと、酸化カリウムまだは加
熱により酸化カリウムを生成するカリウム化合物あるい
けこれらの混合物とを、一般式に20−n (Ti 、
M )02 (ただし、n f”t 1.5〜2.5
、Mは前記と同じものを表わす)で示す割合に混合し、
該混合物を加熱溶融して溶融体を生成し、該溶融体から
ニチタン酸カリウム(K2O・2TiO2) ト同じ層
状構造の結晶体からなる繊維物を形成させ、次いで酸類
で処理し、て繊維物中のカリウム成分の全部を抽出して
結晶質チタン酸繊維となし、数編 1維を500℃以上
溶融温度より低い温度で加熱してチタニア繊維を製造す
る方法を完成した。
含有不純物金属を表わす)で示される天然産のルチルサ
ンドまたはアナターゼサンドと、酸化カリウムまだは加
熱により酸化カリウムを生成するカリウム化合物あるい
けこれらの混合物とを、一般式に20−n (Ti 、
M )02 (ただし、n f”t 1.5〜2.5
、Mは前記と同じものを表わす)で示す割合に混合し、
該混合物を加熱溶融して溶融体を生成し、該溶融体から
ニチタン酸カリウム(K2O・2TiO2) ト同じ層
状構造の結晶体からなる繊維物を形成させ、次いで酸類
で処理し、て繊維物中のカリウム成分の全部を抽出して
結晶質チタン酸繊維となし、数編 1維を500℃以上
溶融温度より低い温度で加熱してチタニア繊維を製造す
る方法を完成した。
発明の目的
本発明はイルミナイト鉱石から銑鉄を製造する際に生成
するチタン金属原料であるチタンスラグをチタン成分の
原料としてそのまま利用しその中に含まれている不純物
を有効成分として活用し優れた特性を持つチタニャ繊維
を製造する方法を提供せんとするものである。
するチタン金属原料であるチタンスラグをチタン成分の
原料としてそのまま利用しその中に含まれている不純物
を有効成分として活用し優れた特性を持つチタニャ繊維
を製造する方法を提供せんとするものである。
発明の構成
本発明者は前記目的を達成すべく研究したところ、前記
チタンスラグの組成は約85%(%は重量%を表わす。
チタンスラグの組成は約85%(%は重量%を表わす。
以下同じ)がTiO2であシ、不純物として、FeO、
Fe2O3,f/205+ Or、、O,、Sin。
Fe2O3,f/205+ Or、、O,、Sin。
Nb2O5,zrO2,■205などが含まれ、それら
の含有量は、例えばFeをFe2O,とすれば約10%
と最も多く、その他は帆3〜0.7%程度である。この
ように鉄の不純物が多く含まれているため、これを単独
でチタン原料として使用すると、結晶質チタン酸繊維が
得難い。しかし、これを天然産ルチルサンドまたはアナ
ターゼサンドと或範囲内においイ混合し、これをチタン
原料として使用すると結晶質チタン酸#ti#!ltが
製造し得られること、及びこの結晶質チタン酸繊維を5
00°CDL上溶融温度より低い温度で加熱するとチタ
ニャ繊維が容易に得られること及びチタン成分原料中に
含まれる不純物金属により機械的強度の強いものが得ら
れることを知見した。この知見に基いて本発明を完成し
たものである。
の含有量は、例えばFeをFe2O,とすれば約10%
と最も多く、その他は帆3〜0.7%程度である。この
ように鉄の不純物が多く含まれているため、これを単独
でチタン原料として使用すると、結晶質チタン酸繊維が
得難い。しかし、これを天然産ルチルサンドまたはアナ
ターゼサンドと或範囲内においイ混合し、これをチタン
原料として使用すると結晶質チタン酸#ti#!ltが
製造し得られること、及びこの結晶質チタン酸繊維を5
00°CDL上溶融温度より低い温度で加熱するとチタ
ニャ繊維が容易に得られること及びチタン成分原料中に
含まれる不純物金属により機械的強度の強いものが得ら
れることを知見した。この知見に基いて本発明を完成し
たものである。
本発明の要旨は、
イルミナイト鉱石から銑鉄を製造する際に生成するチタ
ンスラグ対天然産ルチルサンドまたはアナターゼサンド
を重量比で3対1より少ない割合で混合した混合物を、
一般式(Ti、 M )02(ただし、Mは含有不純物
金属を表わす)で示すものとし、該混合物と酸化カリウ
ムまたは加熱によシ酢化カリウムを生成するカリウム化
合物あるいはこれらの混合物とを、一般式に20− n
(Ti 、 M )02(ただし、n1qt1.5〜
2.5、Mは前記と同じ)で示す割合に混合した後、加
熱して溶融体を生成し、該溶融体からニチタン酸カリウ
ム(K2Ti2O5)と同じ層【構造の結晶体からなる
繊維状物を形成させ、次いで酸で処理してカリウム成分
の全部を抽出して結晶質チタン酸繊維となし、該繊維を
500℃以上溶融温度より低い温度で加熱処理すること
を特徴とするチタン酸繊維の製造法にある。
ンスラグ対天然産ルチルサンドまたはアナターゼサンド
を重量比で3対1より少ない割合で混合した混合物を、
一般式(Ti、 M )02(ただし、Mは含有不純物
金属を表わす)で示すものとし、該混合物と酸化カリウ
ムまたは加熱によシ酢化カリウムを生成するカリウム化
合物あるいはこれらの混合物とを、一般式に20− n
(Ti 、 M )02(ただし、n1qt1.5〜
2.5、Mは前記と同じ)で示す割合に混合した後、加
熱して溶融体を生成し、該溶融体からニチタン酸カリウ
ム(K2Ti2O5)と同じ層【構造の結晶体からなる
繊維状物を形成させ、次いで酸で処理してカリウム成分
の全部を抽出して結晶質チタン酸繊維となし、該繊維を
500℃以上溶融温度より低い温度で加熱処理すること
を特徴とするチタン酸繊維の製造法にある。
本発明において使用するイルミナイト鉱石(FeTi0
. )から銑鉄を作る際に生成するチタンスラグ(以下
単にチタンスラグと言う)の組成は前記した通シである
。
. )から銑鉄を作る際に生成するチタンスラグ(以下
単にチタンスラグと言う)の組成は前記した通シである
。
また、天然産のルチルサンドは漂砂鉱床から砂状として
得られ、その組成は約95%のTiO□を含み、不純物
として、Fe2O3、Al2O3、Cr、、O,,5i
n2、Nb2O5、ZrO2、V2O5などが含捷れ、
その含有量は例えばFe2O,0,6%、Al、、0.
0.4%、Or、030.3%、5in20.6、Nb
2050.3%、ZrO20,7%、■、050.7%
である。天然産のアナターゼサンドもほぼ同様力組成で
ある。しかし、資源、;j、 的に7″′ドが豊富7あ
6″′・そ0使用が好ましい(以下、代表してルチルサ
ンドと言う)。
得られ、その組成は約95%のTiO□を含み、不純物
として、Fe2O3、Al2O3、Cr、、O,,5i
n2、Nb2O5、ZrO2、V2O5などが含捷れ、
その含有量は例えばFe2O,0,6%、Al、、0.
0.4%、Or、030.3%、5in20.6、Nb
2050.3%、ZrO20,7%、■、050.7%
である。天然産のアナターゼサンドもほぼ同様力組成で
ある。しかし、資源、;j、 的に7″′ドが豊富7あ
6″′・そ0使用が好ましい(以下、代表してルチルサ
ンドと言う)。
そして粒度が小さい程度応し易いので、粒度の小さいも
のが望ましい。
のが望ましい。
チタンスラグと天然産ルチルサンドまたはアナターゼサ
ンドの混合割合は、重量比で3対1より少ない割合であ
ることが必要である。その割合が3対1を超えると、不
純物金属が多くなり過ぎて二チタン酸カリウムと同じ層
状構造の結晶体からなる繊維状物が得難い。
ンドの混合割合は、重量比で3対1より少ない割合であ
ることが必要である。その割合が3対1を超えると、不
純物金属が多くなり過ぎて二チタン酸カリウムと同じ層
状構造の結晶体からなる繊維状物が得難い。
該チタン原料混合物に混合するカリウム成分としては、
二酸化カリウムまだは加熱によシ二酸化カリウムを生成
する化合物例えばKOH、K2Go31KHOO,、な
どが挙げられる。
二酸化カリウムまだは加熱によシ二酸化カリウムを生成
する化合物例えばKOH、K2Go31KHOO,、な
どが挙げられる。
チタン原料混合物とカリウム成分とは、K2O・n(T
i、M)O,、(ただし、nは1.5〜2.5、Mは不
純物金属を表わす)を生成する割合で混合する。この混
合物は約1100℃で溶融して溶融体を生成する。溶融
体を冷却固化すると、層状構造を有する結晶性繊維状物
が形成される。
i、M)O,、(ただし、nは1.5〜2.5、Mは不
純物金属を表わす)を生成する割合で混合する。この混
合物は約1100℃で溶融して溶融体を生成する。溶融
体を冷却固化すると、層状構造を有する結晶性繊維状物
が形成される。
L75− L% M&[f$+7)UflllLIZ
n d; 1.51 り it小さくなると層状構造の
ものが得られず、またnが2.5を超えると溶融点が高
くなるばかりでなく、K2Ti40.組成のチタン酸カ
リウムが生成し、繊維分離ができなくなる。従って、n
の範囲が1.5〜2.5の範囲、好ましくはnが2であ
ることが必要である。
n d; 1.51 り it小さくなると層状構造の
ものが得られず、またnが2.5を超えると溶融点が高
くなるばかりでなく、K2Ti40.組成のチタン酸カ
リウムが生成し、繊維分離ができなくなる。従って、n
の範囲が1.5〜2.5の範囲、好ましくはnが2であ
ることが必要である。
繊維形成方法としては、1)、溶融紡糸法、例えばガラ
ス繊維成形と同じ方法。2)、溶融体を別容器に流出さ
せる方法。3)、るつほの底を急冷する方法。4)、蒸
気吹付法によりブッシングから流出する溶融体に高圧蒸
気を吹付ける方法が挙げられる。
ス繊維成形と同じ方法。2)、溶融体を別容器に流出さ
せる方法。3)、るつほの底を急冷する方法。4)、蒸
気吹付法によりブッシングから流出する溶融体に高圧蒸
気を吹付ける方法が挙げられる。
冷却固化により繊維状に成形すると、K2O・2(Ti
、M)O,、組成のチタン酸カリウムとなシ、結晶学的
に層状構造を有する結晶質のチタン酸カリウムの繊維状
物となる。これを水で繊維分離した後、稀薄な酸水溶液
で処理してカリウム成分のすべてを抽出すると層状構造
を保持した結晶質のチタン酸繊維となる。酸水溶液とし
ては、どのよう々酸水溶液でもよいが、塩酸水溶液が最
も効果的である。
、M)O,、組成のチタン酸カリウムとなシ、結晶学的
に層状構造を有する結晶質のチタン酸カリウムの繊維状
物となる。これを水で繊維分離した後、稀薄な酸水溶液
で処理してカリウム成分のすべてを抽出すると層状構造
を保持した結晶質のチタン酸繊維となる。酸水溶液とし
ては、どのよう々酸水溶液でもよいが、塩酸水溶液が最
も効果的である。
実施例1
イルミナイト鉱石(南アフリカ共和国産)から銑鉄を製
造した際、生成したチタンスラグ(組成: Ti028
5%、主要不純物: Fe、、0510%、51022
%、Mn021.5%、Nb2050.2%)、及びル
チルサンド(As5ociated Minerals
Con5oli −dated Lim1tedのN
S −grade ) (組成、Ti0295.6%、
Fe2O,0,6%、Zr020.7%、5in20.
6%、0r2050.3%、V2O56,7%、Nb2
050.3%、A12030.4%)粒度100〜60
μmのものを使用した。
造した際、生成したチタンスラグ(組成: Ti028
5%、主要不純物: Fe、、0510%、51022
%、Mn021.5%、Nb2050.2%)、及びル
チルサンド(As5ociated Minerals
Con5oli −dated Lim1tedのN
S −grade ) (組成、Ti0295.6%、
Fe2O,0,6%、Zr020.7%、5in20.
6%、0r2050.3%、V2O56,7%、Nb2
050.3%、A12030.4%)粒度100〜60
μmのものを使用した。
該チタンスラグとルチルサンドを重量比で1対1の割合
の混合物(この組成を(Ti、M )02(ただし、M
は不純金属を表わす) 6.4 fとに2Go、粉末を
モル比で2対1 (6,5f対5.5f)+7)割合、
すなわち、(Ti、M)02: K2Go、 = 2
: 1に混合した。
の混合物(この組成を(Ti、M )02(ただし、M
は不純金属を表わす) 6.4 fとに2Go、粉末を
モル比で2対1 (6,5f対5.5f)+7)割合、
すなわち、(Ti、M)02: K2Go、 = 2
: 1に混合した。
この混合物約11.9 fを301の白金るつほに入れ
、1100℃で30分間加熱しで溶融物を作った。
、1100℃で30分間加熱しで溶融物を作った。
このるつほを120℃の鉄製ホットプレート上で放冷し
て固化させて繊維を形成させた。
て固化させて繊維を形成させた。
るつぼを11の水中に2時間浸漬して繊維を分離した。
この繊維はに20・2(Ti、M)02(M Id−不
純物を表わす)の組成の結晶体であった。更に11の水
で洗浄した後、0.5Mの塩酸水溶液11/日の浸漬処
理を2回繰返し行いチタン酸繊維とした。
純物を表わす)の組成の結晶体であった。更に11の水
で洗浄した後、0.5Mの塩酸水溶液11/日の浸漬処
理を2回繰返し行いチタン酸繊維とした。
これを700〜1000°Cで30分間加熱処理するこ
とによりアナターゼ型チタニア繊維が得られた。
とによりアナターゼ型チタニア繊維が得られた。
得られた繊維は長さ2〜5甜、直径0.01〜0.2卸
の束状繊維であった。X線粉末回折法で同定したところ
、結晶性のよいアナターゼ中、独相であった。
の束状繊維であった。X線粉末回折法で同定したところ
、結晶性のよいアナターゼ中、独相であった。
また、1100°Cで30分間熱処理するとルチル型と
アナターゼ型の混合したチタニア繊維が、1150°C
で30分間熱処理するとルヂル型単独相のチタニア繊維
が得られた。
アナターゼ型の混合したチタニア繊維が、1150°C
で30分間熱処理するとルヂル型単独相のチタニア繊維
が得られた。
アナターゼ型のチタニア繊維は、チタン酸繊維より若干
灰色化するが、1000°Cの高i′7iKまで安定、
f#、B・210”″”へ1102・77ターゼ型の
繊維よりも更に灰褐色になるが、繊維の状態はそのまま
である。これに対し、従来の高純度のTiO2を用いて
メルト法で作ったチタン酸繊維からアナターゼ型のチタ
ニアを経由してルチル型のチタニアへ相転移させると、
繊維状態を保持し得ず殆んど粉状化する。
灰色化するが、1000°Cの高i′7iKまで安定、
f#、B・210”″”へ1102・77ターゼ型の
繊維よりも更に灰褐色になるが、繊維の状態はそのまま
である。これに対し、従来の高純度のTiO2を用いて
メルト法で作ったチタン酸繊維からアナターゼ型のチタ
ニアを経由してルチル型のチタニアへ相転移させると、
繊維状態を保持し得ず殆んど粉状化する。
実施例2゜
実施例1と同じ原料を使用した。チタンスラグとルチル
サンドを重量比で1対3に混合した混合物(この組成を
(Ti、M)02として表わす)とに2CO3粉末をモ
ル比で2対1の割合、すなわち(Ti、M)02: K
2Co、、 = 2 : 1に混合した。この混合物1
1.9Vを3 Q mtの白金るつほに入れ、1100
℃で30分加熱して溶融させた。以下実施例1と同様な
繊維化処理、繊維物分離処理、脱カリウム処理及び加熱
処理を行った。
サンドを重量比で1対3に混合した混合物(この組成を
(Ti、M)02として表わす)とに2CO3粉末をモ
ル比で2対1の割合、すなわち(Ti、M)02: K
2Co、、 = 2 : 1に混合した。この混合物1
1.9Vを3 Q mtの白金るつほに入れ、1100
℃で30分加熱して溶融させた。以下実施例1と同様な
繊維化処理、繊維物分離処理、脱カリウム処理及び加熱
処理を行った。
得られた繊維は長さ2〜5「、直径0.01〜0.2朝
の束状物であった。X線粉末回折の同定の結果は実施例
1と同じであった。
の束状物であった。X線粉末回折の同定の結果は実施例
1と同じであった。
実施例3゜
ケイ5、□、1o1、□7 、X 5 f 、!: 1
ルチルザンドの混合比を重量比で3対1としたほかは実
施例1と同様にして繊維を製造した。得らねた繊維は長
さ2〜5覇、偵径0.01〜0.2箭の束状物であった
。X線粉末回折の同定結果は実施例1と同様であった。
ルチルザンドの混合比を重量比で3対1としたほかは実
施例1と同様にして繊維を製造した。得らねた繊維は長
さ2〜5覇、偵径0.01〜0.2箭の束状物であった
。X線粉末回折の同定結果は実施例1と同様であった。
発明の効果
本発明の方法によると、チタン成分の原料としてイルミ
ナイト鉱石から銑鉄を製造する際に生成するチタンスラ
グ及び天然産ルチルプントま屑はアナターゼを混合使用
することができるので、従来法に比べて原料コストが約
1/+−FFですみ、安価なチタニア繊維が得られる。
ナイト鉱石から銑鉄を製造する際に生成するチタンスラ
グ及び天然産ルチルプントま屑はアナターゼを混合使用
することができるので、従来法に比べて原料コストが約
1/+−FFですみ、安価なチタニア繊維が得られる。
更にまたチタン原料に含まわる不純物によυ、機械的強
度も高くなり、アナターゼ繊維は勿論ルチル繊維も容易
に得られる優れた効果を奏し得られる。
度も高くなり、アナターゼ繊維は勿論ルチル繊維も容易
に得られる優れた効果を奏し得られる。
特許出願人 科学技術庁無機材質研、究所長 −、後
藤 i
藤 i
Claims (1)
- イルミナイト鉱石から銑鉄を製造する際に生成するチタ
ンスラグ対天然産ルチルサンドまたはアナターゼサンド
を重量比で3対1より少ない割合で混合した混合物を、
一般式(Ti、M)02(ただし、Mは含有不純物金属
を表わす)で示すものとし、該混合物と酸化カリウムま
たは加熱によシ酸化カリウムを生成するカリウム化合物
あるいはこれらの混合物とを、一般式に20・n(Ti
、M)02(ただし、nは1.5〜2.5.Mは前記と
同じ)で示す割合に混合した後、加熱して溶融体を生成
し、該溶融体からニチタン酸カリウム(K2Ti2O5
)と同じ層状構造の結晶体から々る繊維状物を形成させ
、次いで酸で処理してカリウム成分の全部を抽出して結
晶質チタン酸繊維となし、該繊維を500℃以上で溶融
温度より低い温度で加熱処理することを特徴とするチタ
ニャ繊維の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11372184A JPS60259625A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | チタニア繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11372184A JPS60259625A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | チタニア繊維の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60259625A true JPS60259625A (ja) | 1985-12-21 |
JPH0223482B2 JPH0223482B2 (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=14619456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11372184A Granted JPS60259625A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | チタニア繊維の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60259625A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08217446A (ja) * | 1995-02-09 | 1996-08-27 | Mitsubishi Materials Corp | 短冊状導電性粉末とその製造方法および用途 |
CN101811037A (zh) * | 2010-04-26 | 2010-08-25 | 陕西科技大学 | 一种高钛渣TiO2光催化超细纤维的制备方法 |
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JP2013203577A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Osaka Gas Co Ltd | アルカリ金属分を低減した酸化チタンナノワイヤの製造方法、及び酸化チタンナノワイヤからアルカリ金属分を除去する方法 |
CN106745224A (zh) * | 2017-04-01 | 2017-05-31 | 攀钢集团研究院有限公司 | 保持钛渣中低价钛含量稳定的方法 |
-
1984
- 1984-06-01 JP JP11372184A patent/JPS60259625A/ja active Granted
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JPH0223482B2 (ja) | 1990-05-24 |
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