JPS6025879Y2 - 点火コイル - Google Patents

点火コイル

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Publication number
JPS6025879Y2
JPS6025879Y2 JP12289281U JP12289281U JPS6025879Y2 JP S6025879 Y2 JPS6025879 Y2 JP S6025879Y2 JP 12289281 U JP12289281 U JP 12289281U JP 12289281 U JP12289281 U JP 12289281U JP S6025879 Y2 JPS6025879 Y2 JP S6025879Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
bobbin
coil
iron core
pressure contact
Prior art date
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Expired
Application number
JP12289281U
Other languages
English (en)
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JPS5827921U (ja
Inventor
由尚 本庄
光雄 宮奥
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS5827921U publication Critical patent/JPS5827921U/ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は耐振性、耐水性の要求される点火コイルの改
良に関するものである。
一般に内燃機関用点火コイルは耐振性が要求されること
から、例えば実公昭51−37928号に示された様に
コイルを1ノジン含浸後コアを含めて外層モールドを行
ない固定を行なっていた。
また、例えば実公昭51−41121号に示された様に
点火コイルの巻線部をケースに収納しレジンにて真空含
浸を行なうことにより信頼性、特に耐水性を向上させる
構造が最近採用されることが増しているが、この構造で
は前記外装モールドが不必要なものになし得るにもかか
わらず、単に耐振性向上の見地からのみ外装モールドを
行なっていることが多い。
また、一般にこの種の構造のコイルではボビンに1次コ
イルを巻きケースに収納するため、鉄心から1次コイル
までの間にケースの内壁とボビンが介在し、1次コイル
の抵抗値が高くなったり、磁石発電機用の点火コイルの
場合は漏洩磁束の作用で性能が低下する悪影響があり、
1次コイルの銅量を増したり、磁石発電機用の場合、磁
石の大きさを増す等、不経済な設計をせざるを得ないこ
とが多かった。
本考案はこれらの欠点を除去し、材料面からも性能面か
らも、また生産性の面からも優れた点火コイルを提供す
ることを目的とするものである。
以下、第1図乃至第4図に示すこの考案の実施例につい
て説明する。
図において、1はボビンで、ボビン1は巻線部1aと、
この巻線部1aから長手方向に突出した筒状端部1b、
lb’よりなる。
2はボビン1の巻線部1aに巻回された1次コイル、3
はこの1次コイル2の外層に設けられた2次コイルであ
る。
4はケースで、ケースの一端は大径開口部をなし、他端
は前記ボビン1の端部にある筒状の嵌合部1b’が通る
小径開口部である内壁部4′を形成している。
5は断面U字形をなす合皮ゴム等の弾性体よりなるシー
ル部材、6は磁路をなし、前記ボビン1の内壁部1Cを
その一部が貫通する鉄心、7は上記シール材5に形成さ
れた断面がU字形の溝で、上記ボビン1の筒状嵌合部1
b’に嵌り込み、内周部5aは上記鉄心6に、また外周
部5bは前記ケース4の内壁部4′にそれぞれ圧接する
ように設けられている。
また、ケース4の大径開口部側の外壁端4aはケース4
とボビン1がそれぞれの嵌合部で結合し一体となった状
態でボビン1の一方の筒状端1bより長くなるように設
定されている。
8はボビン1、ケース4、それぞれの嵌合部とシール部
材5により形成された容器状内に注入され、1次コイル
2.2次コイル3を含浸するレジン、9は2次コイル3
の高圧端子をなすビン、10はこれを機関のプラグに導
く高圧コードである。
以上のように構成された本考案の点火コイルでは、ホビ
ン1に巻回された1次コイル2およびその外層に設けら
れた2次コイル3をケース4内に収納しホビン1とケー
ス4の結合部はシール部材5を介在させ、しかもシール
部材5はボビン1と鉄心6の間をもシールするように設
けられ、ケース4の外壁の開口端部4aがボビン1の端
部1bより長く設けられているために、これらを組付は
真空槽内に設置して真空に引いた上でケース4の開口端
よりレジン8の注入を行なった場合、ボビン1とケース
4で形成された容器状より漏れることなくコイル2,3
に充分な含浸を加え、更にレジン8の注入を続けること
によりレジン8はボビン1のM状端部1bをオーバーフ
ローし、ボビン1と鉄心6の隙間へ流れ込む。
しかし、このレジン8もシール部材5がボビン1と鉄心
6の間に密着してケース4の小径開口部を密閉するため
漏れることはなく、レジン8をケース4の上端まで注入
後、加熱硬化することにより、1次コイル2.2次コイ
ル3の含浸レジン硬化と同時にボビン1と鉄心6間に流
れ込んだレジン8も硬化し、点火コイル全体を鉄心6に
固着する。
なお、シール部材5はシール性を確実にするために第2
図に示すように内、外周にリブ11を設けたり、第3図
に示すように内外周面を傾斜させることができる。
以上のように、本考案では簡単なシール部材によって、
レジンの漏れを防止すると共にケース、および鉄心に対
してボビンを所定位置に保持したのでボビンの位置決め
が容易で、しかも位置決め後にずれることもないので製
造工程におけるレジン含浸前の点火コイルの取り扱いが
容易となり生産性が高く、また、ボビンと鉄心間にもレ
ジンを充填したので、コイルと鉄心を確実に固定でき、
特別な固定部材を設けたり外装モールドを必要とせず、
しかも信頼性の高いコイルが得られると同時に1次コイ
ルと鉄心の間に介在するものがボビンのみであり性能を
犠牲にすることをない優れた点火コイルを得ることがで
き、そのためにレジンがケースの上端、下端より漏れ、
歩留りを悪くすることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図はこの考案の他
の実施例を示す要部断面図、第3図はこの考案の他の実
施例を示す断面図、第4図は第1図に示す実施例のシー
ル部材を示す斜視図である。 図中、1はボビン、1aは巻線部、1b、1b′は筒状
端部、2は1次コイル、3は2次コイル、4はケース、
4aは外壁部、4′は内壁部、5はシール部材、5aは
内周部、5bは外周部、6は鉄心、7は溝、8はレジン
、9はピン、10は高圧コード、11はリブである。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)上部に大径開口部を有し、底部に小径開口部を有
    したケース、このケース内に収納される筒状のボビン、
    上記ケースの小径開口部並びに上記筒状のボビンに所定
    の間隙をもって貫通された鉄心、上記ボビンの外周に巻
    装された一次コイル、この一次コイルの外側に位置腰上
    記ケース内に収納された二次コイル、及び上記ケースの
    小径開口部内周面と上記鉄心との間隙に圧入され、上記
    ボビンの一端を嵌合支持する嵌合部を有した環状の弾性
    体よりなるシール部材を備え、上記ケース内にはレジン
    が充填され、上記鉄心、各コイル、ボビン、およびケー
    スが上記レジンにより一体に固着されてなることを特徴
    とする点火コイル。
  2. (2) ボビンの一端にはシール部材嵌合用の突起が
    設けられていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の点火コイル。
  3. (3) シール部材の上記鉄心との圧接面および上記
    ケースとの圧接面にはリブが突設されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記
    載の点火コイル。
  4. (4)シール部材の上記鉄心との圧接面および上記ケー
    スとの圧接面は各々長手方向に傾斜する如く形成されて
    いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項に記載の点火コイル。
JP12289281U 1981-08-18 1981-08-18 点火コイル Expired JPS6025879Y2 (ja)

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JP12289281U JPS6025879Y2 (ja) 1981-08-18 1981-08-18 点火コイル

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JP12289281U JPS6025879Y2 (ja) 1981-08-18 1981-08-18 点火コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5827921U JPS5827921U (ja) 1983-02-23
JPS6025879Y2 true JPS6025879Y2 (ja) 1985-08-03

Family

ID=29916806

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JP12289281U Expired JPS6025879Y2 (ja) 1981-08-18 1981-08-18 点火コイル

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JPS5827921U (ja) 1983-02-23

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