JPS60255953A - 打抜性の良好なるFe−Ni系封着合金 - Google Patents

打抜性の良好なるFe−Ni系封着合金

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JPS60255953A
JPS60255953A JP11049884A JP11049884A JPS60255953A JP S60255953 A JPS60255953 A JP S60255953A JP 11049884 A JP11049884 A JP 11049884A JP 11049884 A JP11049884 A JP 11049884A JP S60255953 A JPS60255953 A JP S60255953A
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彰夫 橋本
Masakazu Umeda
梅田 正和
Takeshi Kuroda
健 黒田
Tsunekazu Saigo
西郷 恒和
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Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業分野 この発明は、リードフレーム等に使用するFe−Ni系
封着合金に係り、打抜性、切断加工性にすぐれたFe−
Ni系封着合金に関する。
背景技術 一般に、38〜55wt%NL−Fθ合金は、ガラス、
セラミックスの熱膨張特性と近似していることから、薄
板や細線に加工したのち、所要形状に打抜きあるいはエ
ツチング加工されて、ICや表示素子等のリードフレー
ム、また、IC,トランジスタ。
リードスイッチのリード等に多用されており、製造に際
しては、連続して大量に生産されている。
上記のリードフレームやリードなどは非常に微細なパタ
ーンで極めて高い寸法精度が要求されているため、高速
プレスによる打抜加工では、従来のFil Ni系封着
合金は打抜加工性が悪く、成形金型の摩耗が激しく、プ
レス金型の修正や研摩等の頻度が甚しく、生産能率の低
下によって製品コストの高騰をもたらす問題があった。
発明の目的 この発明は、プレス打抜性や切断加工性を改善したFe
 −Ni系封着合金を目的としている。
発明の構成と効果 この発明は、Fe Ni系封着合金の打抜性や切断加工
性の改善を目的に合金組成等を種々検討した結果、合金
の成分組成を特定じ、かつ組織内に均一に分散するl’
h、Si及びAI 、Zr 、Ca 、ha 、R−E
の窒化物、炭化物、酸化物、硫化部等の非金属介在物の
大きさを特定することにより、Fe −N、系封着合金
の打抜性、切断加工性が著しく向上することを知見した
ものである。
すなわち、この発明は、 Ni3B〜55wt%、Si O,05〜0.50 w
t%、CO,05wt%以下、 Mn O,05〜1.00 wt%、30,003〜0
.025wt%、但し、Mn /S≧10、 Q 100pp1以下、N 50pom以下、を含有し
、あるいはさらに、At、Zr、Ca、MQ、R・Eの
うち少なくとも1種を0.0005〜0,10wt%を
含有し、 残部はFe及び不可避的不純物からなり、3i 、 1
yjn及びAI、Zr、Ca、MO,R−Eの酸化物、
窒化物、炭化物、硫化物等の3−以下の微細非金属介在
物が、組織内に均一に分散することを特徴とする打抜性
の良好なるFe−Ni系封着合金である。
一般に、Fe Ni系封着合金をダイス、ポンチにより
打抜、切断した場合の切断面状況は、第1図に示す如く
、被打抜材の平面部(1)より連続したダレ面(21,
剪断面(3)、破断面(4)、そしてカエリ面(5)と
からなっており、この場合のポンチの移動距離であるポ
ンチストローク(りと切断に要する力である剪断抵抗(
R)との関係は、第2図のごとき曲線となることが知ら
れている。
第2図において、最大剪断抵抗が小さく、かつ破断まて
のポンチストロークが小さいほど、切断に要するエネル
ギーが小さく、金型に加わる負荷が小さくなり、金型寿
命が長くなるが、この最大剪断抵抗は、被打抜材の引張
強さ、硬度等の機械的強度により決定され、また、切断
までのポンチストロークと、(剪断面厚み/板厚)はほ
ぼ正比例する。
また、(剪断面厚み/板厚)は、材料の機械的強度のみ
ならず、微量含有元素や析出物、介在物前などの材料の
内質に大きく左右されると考えられ、この発明の如く、
組成を限定しかつ非金属介在物の大きさを特定すること
により、(剪断面厚み/板厚)を小さくでき、切断まで
のポンチストロークが小さくなり、金型寿命を延長でき
る。
組成の限定理由 Niは、水系合金の基本成分であり、38wt%未満で
は、熱膨張係数の変移点が低くなりすぎ、55wt%を
越えると熱膨張係数が大きくなりすぎ、いずれもガラス
、セラミックスの熱膨張係数との偏差が大きくなるので
好ましくなく、38wt%〜55wt%に限定する。
3iは、鋳塊中の気泡発生を防止する脱酸元素であり、
またガラス封着時に重要な表面酸化被膜の密着性を改善
する効果があるが、0.05wt%未満ではその効果が
なく、また、0.50 wt%を越えると材質的に硬化
して冷間加工性が劣化するため好ましくなく、0,05
 *t%〜0.50 wt%%に限定する。
Cは、ガラスあるいはセラミックスとの密@時の加熱過
程において、表面からガスとして発生して封着界面に内
包され、封着強度を低下させるので、0.05 wt%
以下に限定する。
MOは、熱間加■性を改善する効果があるが、o、os
 wt%未満ではその効果がなく、1,00 wt%を
越えると熱膨張係数が大きくなりすぎ、ガラス。
セラミックスとの封着性を阻害覆るため、0.05wt
%〜1.00 wt%に限定する。
Sは、合金内の比と結合して微細な硫化物を生成し、こ
れが組織内に均一に分散してプレス加工性を改善するが
、0.003wt%未満では改善効果が少なく、0.0
25wt%を越えると、巨大な1硫化物を生成し易くな
り、薄板等に加工する際に表面剥離2割れ等の欠陥が発
生し易くなるため、0.003wt%〜0,025wt
%に限定する。
MnとSの含有比、Iln/Sは、組織内に比と含有し
ないSを残存させて熱間加工性を低下させ、かつ割れ疵
等の欠陥が発生し易くなるのを防止するために限定する
必要があり、?/S≧10とする必要がある。しかし、
その上限は300以下が好ましく、好ましいMn/S範
囲どしては、35〜200が望ましい。
0、Nは、ブレス打抜性の観点から、si 、h 。
AI 、Zr 、Ca 、hr 、R−E (希土類元
素)の酸化物。
窒化物として、組織内に微小介在物が均一に分散分布し
ていることが望ましく、かつ、熱間加工性及び冷間加工
性改善の観点より、Oは1100pp以下、Nは50p
pm以下にする必要がある。
Ai、Zr、Ca、Mg、R−E(希土類元素)は、N
L、FeよりもS、C,N、0との親和力が強いため、
酸化物、炭化物、窒化物、硫化物を生成し、プレス加工
性を改善する効果があるため、上記元素のうち少なくと
も1種を添加するが、0.0005 wt%未満では上
記効果がなく、0.10 wt%を越えると熱間加工性
、冷間加工性を劣化させるので好ましくなく、0.00
05 wt%〜0.10wt%の含有とする。
また、上記のR−E (希土類元素)は、少なくとも1
種の希土類元素であればよく、コストの面から1.C4
及びミツシュメタルが好ましい。
Feは、水系合金の基本組成をなすもので、上記の各種
元素を含有した残余の範囲とする。
SL 、I’in 、M 、Zr 、Ca 、Mal 
、R’ Eの酸化物、炭化物、窒化物、硫化物等の非金
属介在物の組織内での大きさを限定した理由は、非金属
介在物の大きさが3slを越えると、打抜加工、切断加
工時のカエリが多くなり、薄板の曲げ加工、絞り加工時
に亀裂1割れ発生の起点となるためであり、上記非金属
介在物の大きさは3−以下で、かつ組織内に均一に分散
、含有されていることが重要である。
また、この発明において、合金組成内の非金属介在物の
大きさを3JIn以下に且つ均一に分散分布させるため
には、溶製条件、造塊条件及び脱酸剤の添加時期、添加
量を適宜選定する必要がある。
また、この発明合金の好ましい組成範囲は、N138〜
55wt%、Si OjO〜0.30 wt%、G O
,03wt%以下、 Mn O,35〜0.85 wt%、S 09003〜
0.015wt%、但し、Mn/5=35〜200. 0 1100pp以下、N 50ppln以下、を含有
し、あるいはさらに、At、Zr、Ca、Mo、R・E
のうち少なくとも1種をo、ooos〜0.05 wt
%を含有し、 残部はFe及び不可避的不純物からなる範囲で、3μn
以下の微細な非金属介在物が60ppm以上均一に分散
した組成である。
実施例 第1表に示すような、本発明範囲ならびに本発明範囲外
の各種組成範囲のFe−NL系封肴合金を、同一条件で
製造して、厚み0.25mmの薄板に仕上げた。この薄
板より幅8mmX長さ50mmの試料を採取し、第3図
の如く、圧縮試験機を用いて、グイ(刀に載置した試m
 [61を、幅7mmX長さ10鴫寸法のポンチ(8)
によるブレズ打ち抜きを行ない、該試験機の可動アーム
の移動距離により、ポンチストローク(支)を測定し、
剪断抵抗(R)はロードセルにより測定した。
これより第2図と同様の剪断抵抗(R)とポンチストロ
ーク(史)の関係図をめ、切断までのポンチストローク
を実測した。
また、打抜後の試料の切断断面を光学顕微鏡により観察
し、剪断面厚み及び板厚を測定して(剪断面厚み/板厚
)を算出した。
各種合金の介在物量は、定電位電解法によって金属のみ
溶解し、溶解液中の酸化物、炭化物、窒化物、硫化物等
の非金属介在物残渣を、ミクロフィルターで、3.0−
以下のものと、3.0通を越えるものとに分離抽出して
測定した。
上記の各測定結果は、試料の機械的強度及び熱膨張特性
と共に第1表に示す。
第1表から明らかなように、この発明によるF0−NL
系封看合金は、切断までのポンチストローク及び(剪断
面厚み/板厚)が、比較例の従来合金よりずっと小さく
、所要の熱膨張特性および機械的強度を損うことなく、
打抜、切断加工性が改善されたことが明白で、金型寿命
の延長に多大の効果を有することが分る。
以下余白
【図面の簡単な説明】
第1図はFa −NL系到着合金の切断断面を示す斜視
図であり、第2図はポンチストローク(免)と剪断抵抗
(R)との関係を示すグラフである。第3図は実施例の
プレス打ち抜きを示す説明図である。 1・・・平面部、2・・・ダレ面、3・・・剪断面、4
・・・破断面、5・・・カエリ面、6・・・試料、1・
・・ダイ、8・・・ポンチ。 出願人 住友特殊金属株式会社 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 lNi38〜55wt%、3i 0.05〜0.50 
    wt%、C0005wt%以下、 Mn O,05〜1.00 wt%、S O,003〜
    0,025wt%、但し、Mn /S≧10、 o iooppm以下、N 50ppm以下、を含有し
    、残部はFe及び不可避的不純物からなり、3.171
    11以下の微細非金属介在物が、組織内に均一に分散す
    ることを特徴とする打抜性の良好なるFe−Ni系封着
    合金。 2Ni38〜55wt%、3i 0’、05〜0,50
     wt%、(:、0.05 wt%以下、 Mn O,05〜1.00 wt%、S O,003〜
    0.025wt%、但し、Mll /S≧10、 AU、Zr 、Ca 、Mu 、R−Hのうち少なくと
    も、1種を0.0005〜0−10wt%、0 110
    0pp以下、N 50ppm以下、を含有し、残部はF
    e及び不可避的不純物からなり、3虜以下の微細非金属
    介在物が、組織内に均一に分散することを特徴とする打
    抜性の良好なるFe−Ni系到着合金。
JP11049884A 1984-05-30 1984-05-30 打抜性の良好なるFe−Ni系封着合金 Granted JPS60255953A (ja)

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