JPS63171852A - 製造性の良好なFe−Ni合金 - Google Patents
製造性の良好なFe−Ni合金Info
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は製造性を改良したNi25〜85%を含有する
改良型Fe−Ni合金に関する。 Fa−Ni合金は熱
膨張特性、封着性、磁気特性の面から広範囲な用途を有
する。たとえば36%Ni合金は低膨張合金として、4
2%Ni合金はICのリードフレーム用合金として、4
5%Ni合金は、高透磁率用合金として、50%Ni合
金はトランジスター封着用合金として78%Ni合金に
高透磁率用合金として、それぞれ使用されている。特に
近年の電子工業の発展に伴い、電子機器用材料としての
Fe−Ni合金の需要が増大している。
改良型Fe−Ni合金に関する。 Fa−Ni合金は熱
膨張特性、封着性、磁気特性の面から広範囲な用途を有
する。たとえば36%Ni合金は低膨張合金として、4
2%Ni合金はICのリードフレーム用合金として、4
5%Ni合金は、高透磁率用合金として、50%Ni合
金はトランジスター封着用合金として78%Ni合金に
高透磁率用合金として、それぞれ使用されている。特に
近年の電子工業の発展に伴い、電子機器用材料としての
Fe−Ni合金の需要が増大している。
また電子機器用材料以外にも低温構造用材料、人工ダイ
ヤモンド製造時の触媒用材料としても使用されておりそ
の用途は電子機器用材料に限定されていない。
ヤモンド製造時の触媒用材料としても使用されておりそ
の用途は電子機器用材料に限定されていない。
〈従来技術とその問題点〉
本発明でいう製造性とは連続鋳造性と熱間加工性である
。 Fe−Ni合金は連続鋳造性と熱間加工性が著しく
劣るため、連続鋳造する場合、鋳造材の表面に割れ疵が
発生し、この疵除去のためしばしば重研削をしなければ
ならない、また熱間圧延する場合に割れ疵が発生するこ
とがある。このため製品歩留が著しく低下し、製造コス
トが高くなるという問題点がある。
。 Fe−Ni合金は連続鋳造性と熱間加工性が著しく
劣るため、連続鋳造する場合、鋳造材の表面に割れ疵が
発生し、この疵除去のためしばしば重研削をしなければ
ならない、また熱間圧延する場合に割れ疵が発生するこ
とがある。このため製品歩留が著しく低下し、製造コス
トが高くなるという問題点がある。
従って製造コストを低減するためには、連続鋳造性を改
善し鋳造材の表面割れ疵の発生を防止すること、また熱
間加工性を改善し、熱間加工時の割れ疵を防止すること
が必要である。
善し鋳造材の表面割れ疵の発生を防止すること、また熱
間加工性を改善し、熱間加工時の割れ疵を防止すること
が必要である。
連続鋳造時の割れ原因としては、たとえば第69・70
回西山記念講座「ブルーム・ビレット連続鋳造技術の最
近の進歩J P338に示されているようにp、 s、
oなとの結晶粒界析出による脆化が考えられる。しか
しながら連続鋳造時に熱歪の少ない均一な冷却条件に制
御することがむずかしく、Sを低くしても表面割れ疵が
発生することが多く。
回西山記念講座「ブルーム・ビレット連続鋳造技術の最
近の進歩J P338に示されているようにp、 s、
oなとの結晶粒界析出による脆化が考えられる。しか
しながら連続鋳造時に熱歪の少ない均一な冷却条件に制
御することがむずかしく、Sを低くしても表面割れ疵が
発生することが多く。
鋳造材表面割れ疵を除去するために製品歩留が著しく低
下する。また表面割れ疵を研削除去しても、熱間加工時
に割れが発生し、さらに製品歩留が低下することがある
。
下する。また表面割れ疵を研削除去しても、熱間加工時
に割れが発生し、さらに製品歩留が低下することがある
。
本発明は連続鋳造時の表面割れ感受性が低くかつ熱間加
工時の割れ感受性の低い合金を得ることを目的としてい
る。
工時の割れ感受性の低い合金を得ることを目的としてい
る。
〈発明の構成〉
本発明は重量でC001%以下、Si 1%以下、Mn
1%以下、P O,040%以下、 S O,01%以
下、AQ 0.30%以下、Ni 25〜85%、およ
び少量のTi、 ZrまたはBを一種または二種以上を
含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる製造
性の良好なFe−Ni合金を提供する。
1%以下、P O,040%以下、 S O,01%以
下、AQ 0.30%以下、Ni 25〜85%、およ
び少量のTi、 ZrまたはBを一種または二種以上を
含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる製造
性の良好なFe−Ni合金を提供する。
本発明におけるFa−Ni合金の成分限定理由を次に述
べる。
べる。
Cは0.1%以上を越えると熱膨張係数が大きくなるの
で0.1%以下に限定した。
で0.1%以下に限定した。
Slは脱酸上必要であるが、1%で充分である。
Mnは脱酸上必要であるが、1%を越えると熱膨張係数
が大きくなるので、1%以下に限定した。
が大きくなるので、1%以下に限定した。
Pは連続鋳造性を劣化させる元素であるので、0.04
0%以下に限定した。
0%以下に限定した。
Sは連続鋳造性を劣化させる元素であるので0.01%
以下に限定した。
以下に限定した。
AΩは脱酸上必要であるが0.3%で充分である。
Niは熱膨張係数、封着性、磁気特性に影響を与える重
要な元素である。従って使用目的により目標値は異なる
が後に実証するようにFe−Ni合金として25〜85
%の範囲で同一種合金と考えられるので、そう限定した
。
要な元素である。従って使用目的により目標値は異なる
が後に実証するようにFe−Ni合金として25〜85
%の範囲で同一種合金と考えられるので、そう限定した
。
TiはFe−Ni合金に適量添加することにより、製造
性が良くなり、鋳造材の表面割れ疵がなくなること、か
つ熱間加工時の割れ疵がなくなることを見い出したもの
で、従って本発明中の最重要元素である。しかし、その
適正量は0.05〜0.50%の範囲であって、 O,
OS%未満では効果なく、また0650%の添加で充分
であるので0.05〜o、5o%の範囲に限定した。
性が良くなり、鋳造材の表面割れ疵がなくなること、か
つ熱間加工時の割れ疵がなくなることを見い出したもの
で、従って本発明中の最重要元素である。しかし、その
適正量は0.05〜0.50%の範囲であって、 O,
OS%未満では効果なく、また0650%の添加で充分
であるので0.05〜o、5o%の範囲に限定した。
ZrはTiと同様に適量添加することにより製造性が著
しく良好となる。Tiと同様本発明中の最重要元素であ
る。しかしその適正量は0.01〜0.20%の範囲で
あって0.01%未満では効果がなく、また0、20%
で充分であるので0.01〜0.20%の範囲に限定し
た。
しく良好となる。Tiと同様本発明中の最重要元素であ
る。しかしその適正量は0.01〜0.20%の範囲で
あって0.01%未満では効果がなく、また0、20%
で充分であるので0.01〜0.20%の範囲に限定し
た。
BはTiおよびZrと同様に製造性を著しく良好にする
本発明中の最重要元素の一つである。その適正量はo、
ooos〜0.0200%の範囲であって、o、ooo
s%未満では効果がなく、また0、0200%を越す過
剰の添加はホウ化物が析出し効果がなくなるのでo、o
oos〜0,0200%の範囲に限定した。
本発明中の最重要元素の一つである。その適正量はo、
ooos〜0.0200%の範囲であって、o、ooo
s%未満では効果がなく、また0、0200%を越す過
剰の添加はホウ化物が析出し効果がなくなるのでo、o
oos〜0,0200%の範囲に限定した。
なおTi、 Zr、 Bは2種以上の複合添加しても雫
。
。
独添加の場合と同様に製造性を良好にする。
〈発明の具体的開示〉
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例
表1に示す化学組成を有するFe−Ni合金を高周波真
空溶解炉で溶製し、 30kg鋼塊とした。溶製した鋼
塊より試験片を切出し製造性を調査した。
空溶解炉で溶製し、 30kg鋼塊とした。溶製した鋼
塊より試験片を切出し製造性を調査した。
製造性の評価試験として高温引張試験を行なった。すな
わち直径10m園の試験片を800〜1300℃の引張
試験温度に加熱後歪速度10””/seeで破断するま
で引張試験を行ない、断面収縮率製測定し連続鋳造性の
評価を行なった。また歪速度1/secでの引張試験を
行ない熱間加工性の評価をした。
わち直径10m園の試験片を800〜1300℃の引張
試験温度に加熱後歪速度10””/seeで破断するま
で引張試験を行ない、断面収縮率製測定し連続鋳造性の
評価を行なった。また歪速度1/secでの引張試験を
行ない熱間加工性の評価をした。
高温引張試験は連続鋳造性および熱間加工性の評価方法
として一般に使用されている。低歪速度10−”/se
eでの試験は連続鋳造時の二次冷却帯におけるバルジン
グ歪みに起因する表面割れ感受性の評価試験として、ま
た高歪速度たとえば1〜107secでの試験は熱間加
工時の割れ感受性の評価試験として用いられている。
として一般に使用されている。低歪速度10−”/se
eでの試験は連続鋳造時の二次冷却帯におけるバルジン
グ歪みに起因する表面割れ感受性の評価試験として、ま
た高歪速度たとえば1〜107secでの試験は熱間加
工時の割れ感受性の評価試験として用いられている。
第1〜6図に連続鋳造時の表面割れ感受性の評価試験す
なわち低歪速度0.01/seeでの高温引張試験の結
果を示す。
なわち低歪速度0.01/seeでの高温引張試験の結
果を示す。
第1,2図は低歪速度の高温引特性、即ち、連続鋳造性
とNi含有量の関係を示すものであるが、この結果を見
れば、 Ni含有t29.9%から78.6%までの合
金が大体同じ傾向を示し1本願で問題とする属性に関す
る限り同−範鴫に属すると考えてよいことを示している
。
とNi含有量の関係を示すものであるが、この結果を見
れば、 Ni含有t29.9%から78.6%までの合
金が大体同じ傾向を示し1本願で問題とする属性に関す
る限り同−範鴫に属すると考えてよいことを示している
。
第3図は低歪速度の高温引張特性、即ち、連続鋳造性に
対するTiの影響を示すものである。これによるとTi
を0.06%含む試料&1−7では断面収縮率が50%
を越え、またさらにT1含有量の多い試料& 1−8
(0,25%Ti)、および試料1−9では断面収縮率
が80%を越えている。即ちTiの添加により断面収縮
が増大し、かつ表面割れ感受性が低くなり連続鋳造性が
良好になっている。
対するTiの影響を示すものである。これによるとTi
を0.06%含む試料&1−7では断面収縮率が50%
を越え、またさらにT1含有量の多い試料& 1−8
(0,25%Ti)、および試料1−9では断面収縮率
が80%を越えている。即ちTiの添加により断面収縮
が増大し、かつ表面割れ感受性が低くなり連続鋳造性が
良好になっている。
第4図は低歪速度の高温引張特性、即ち、連続鋳造性に
対するZr、 V、 Nbの影響を示すものである。こ
れによるとV、 Nbは効果がないことがわかる。また
、 Zr O,02%を含む試料&1−10.1−11
および1−12は低歪速度の高温引張特性即ち、連続鋳
造性が改善されている。
対するZr、 V、 Nbの影響を示すものである。こ
れによるとV、 Nbは効果がないことがわかる。また
、 Zr O,02%を含む試料&1−10.1−11
および1−12は低歪速度の高温引張特性即ち、連続鋳
造性が改善されている。
第5図は低歪速度の高温引張特性、即ち、連続鋳造性に
対するBの影響を示すものである。これによると多すぎ
るBは表面割れ感受性を低下させることがわかる。
対するBの影響を示すものである。これによると多すぎ
るBは表面割れ感受性を低下させることがわかる。
第6図はTi、 Zn、 Bの複合添加の第7〜12図
は第1〜6図と同じ試料について高歪速度での高温引張
特性、即ち、熱間加工性とNi、 Ti、 Zr、 N
b。
は第1〜6図と同じ試料について高歪速度での高温引張
特性、即ち、熱間加工性とNi、 Ti、 Zr、 N
b。
Bの含有量との関係を示すものであるが、第1〜6図の
場合と全く同一の傾向を示している。
場合と全く同一の傾向を示している。
総括していうと、 Ti、 ZrおよびBの添加により
低歪速度高温引張試験には800〜1000℃の温度範
囲での断面収縮率が40%以下から80%以上に変化し
ており、この温度範囲での高温延性即ち連続鋳造性が著
しく改善されているmTxは0.04%以上。
低歪速度高温引張試験には800〜1000℃の温度範
囲での断面収縮率が40%以下から80%以上に変化し
ており、この温度範囲での高温延性即ち連続鋳造性が著
しく改善されているmTxは0.04%以上。
Zrは0.01%以上、またBはo、ooos 〜o、
ozoo%で効果がある。
ozoo%で効果がある。
高歪速度での高温引張試験では、 Ti、 Zrおよび
Bの添加により800〜1200℃の温度範囲で断面収
縮率が90%以上を示しており、高温延性即ち熱間加工
性が改善されている。
Bの添加により800〜1200℃の温度範囲で断面収
縮率が90%以上を示しており、高温延性即ち熱間加工
性が改善されている。
第1〜12図の結果をもとにLD−VAC法(電気炉−
転炉一説ガス)でFe−Ni合金を溶製し、円弧型マル
チロール型連続鋳造機で200鳳■厚さのスラブに連続
鋳造し表面割れ疵の深さを調査した。その後表面割れ疵
を研削除去した後、熱間圧延しスラブ表面の割れ疵の有
無を調査した。
転炉一説ガス)でFe−Ni合金を溶製し、円弧型マル
チロール型連続鋳造機で200鳳■厚さのスラブに連続
鋳造し表面割れ疵の深さを調査した。その後表面割れ疵
を研削除去した後、熱間圧延しスラブ表面の割れ疵の有
無を調査した。
第13図に連続鋳造材の割れ疵の1例を示すが、割れ疵
は連続鋳造材の表面から肉眼で観察できない微細な割れ
疵(図の右上にならんでいる黒い点)である、第13図
に示すように、連続鋳造材を切断研削後、王水でマクロ
腐食し、染色浸透探傷法で検出される程度の微細な割れ
疵であるが深さは表面から15m朧になることがある。
は連続鋳造材の表面から肉眼で観察できない微細な割れ
疵(図の右上にならんでいる黒い点)である、第13図
に示すように、連続鋳造材を切断研削後、王水でマクロ
腐食し、染色浸透探傷法で検出される程度の微細な割れ
疵であるが深さは表面から15m朧になることがある。
表2に製造した連続鋳造材の成分と表面割れ疵の深さを
示す0表2に示すように、Ti、 Zr、 Bの嚇独添
加ないし複合添加した場合に表面割れ疵のない良好な連
続鋳造材が製造できることが明らかとなった。
示す0表2に示すように、Ti、 Zr、 Bの嚇独添
加ないし複合添加した場合に表面割れ疵のない良好な連
続鋳造材が製造できることが明らかとなった。
第14図に熱間圧延後の割れ疵を示す0割れ疵はエツジ
ヤ−ロールでの圧延の影響を受ける連続鋳造材の端面近
附で発生しやすい。
ヤ−ロールでの圧延の影響を受ける連続鋳造材の端面近
附で発生しやすい。
表2に熱間圧延後の割れ疵の有無を示すが、Ti。
Zr、 Bの単独添加ないし、複合添加した場合に熱間
圧延時の割れ疵のない良好な熱間圧延材を製造できるこ
とが明らかとなった。
圧延時の割れ疵のない良好な熱間圧延材を製造できるこ
とが明らかとなった。
本発明合金では、連続鋳造材の表面割れ疵を除去するた
めの重研削を実施する必要がなくなり著しく歩留が向上
した。さらに熱間圧延時に割れ疵が発生しなくなりこの
面からも歩留が向上した。
めの重研削を実施する必要がなくなり著しく歩留が向上
した。さらに熱間圧延時に割れ疵が発生しなくなりこの
面からも歩留が向上した。
第15〜16図に連続鋳造材より切出した試験片の高温
引張試験結果の1例を示すが1本発明により高温延性即
ち製造性が改善されることが、明らかとなった。
引張試験結果の1例を示すが1本発明により高温延性即
ち製造性が改善されることが、明らかとなった。
く本発明の効果〉
本発明は従来のFe−Ni合金の連続鋳造性および熱間
加工性が著しく劣ることに鑑み、成分組成を限定し、特
にTi、 Zr、 Bの三元素のうち一元素を単独にま
たは二種以上複合添加することにより次の効果を得るこ
とができた。
加工性が著しく劣ることに鑑み、成分組成を限定し、特
にTi、 Zr、 Bの三元素のうち一元素を単独にま
たは二種以上複合添加することにより次の効果を得るこ
とができた。
Fe−Ni合金の連結鋳造時の表面割れ疵および熱間圧
延時の表面割れ疵を防止することが出来たので成品歩留
を著しく向上させることが可能となった。即ちFe−N
i合金を安価に製造することが出来るようになった。
延時の表面割れ疵を防止することが出来たので成品歩留
を著しく向上させることが可能となった。即ちFe−N
i合金を安価に製造することが出来るようになった。
第1〜6図は組成と歪速度0.01/秒での高温引張特
性の関係を示す。 第7〜12図は組成と歪速度1/秒での高温引張特性の
関係を示す。 第13図は連続鋳造材の表面疵を断面で示す金属組織の
写真である。 第14図は熱間圧延材の表面組織(表面疵)を示す写真
である。 第15.16図は比較合金と本発明合金の連続鋳造材の
高温引張特性を示を図である。
性の関係を示す。 第7〜12図は組成と歪速度1/秒での高温引張特性の
関係を示す。 第13図は連続鋳造材の表面疵を断面で示す金属組織の
写真である。 第14図は熱間圧延材の表面組織(表面疵)を示す写真
である。 第15.16図は比較合金と本発明合金の連続鋳造材の
高温引張特性を示を図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、重量で C:0.1%以下、 Si:1%以下、 Mn:1%以下、 P:0.04%以下、 S:0.01%以下、 Al:0.3%以下、 Ni:25〜85%、 Ti:0.05〜0.30%、 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる製
造性の良好なFe−Ni合金。 2、重量で C:0.1%以下、 Si:1%以下、 Mn:1%以下、 P:0.04%以下、 S:0.01%以下、 Al:0.3%以下、 Ni:25〜85%、 Zr:0.01〜0.20%、 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる製
造性の良好なFe−Ni合金。 3、重量で C:0.1%以下、 Si:1%以下、 Mn:1%以下、 P:0.04%以下、 S:0.01%以下、 Al:0.3%以下、 Ni:25〜85%、 B:0.0005〜0.02%、 を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる製
造性の良好なFe−Ni合金。 4、重量で C:0.1%以下、 Si:1%以下、 Mn:1%以下、 P:0.04%以下、 S:0.01%以下、 Al:0.3%以下、 Ni:25〜85%、 および Ti:0.05〜0.50%、 Zr:0.01〜0.20%、 B:0.005〜0.02% の2種または3種を含有し、残部がFeおよび不可避的
不純物よりなる製造性の良好なFe−Ni合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62001894A JP2736638B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 製造性の良好なFe−Ni合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62001894A JP2736638B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 製造性の良好なFe−Ni合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63171852A true JPS63171852A (ja) | 1988-07-15 |
JP2736638B2 JP2736638B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=11514291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62001894A Expired - Lifetime JP2736638B2 (ja) | 1987-01-09 | 1987-01-09 | 製造性の良好なFe−Ni合金 |
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JP (1) | JP2736638B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH02111838A (ja) * | 1988-10-21 | 1990-04-24 | Nippon Steel Corp | 熱間加工性及び磁気特性に優れたFe−Ni系磁性合金 |
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1987
- 1987-01-09 JP JP62001894A patent/JP2736638B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4692402B2 (ja) * | 2006-06-12 | 2011-06-01 | 株式会社豊田中央研究所 | 鋳造シミュレーション方法、その装置、そのプログラム、及び当該プログラムを記録した記録媒体、並びに鋳造方法 |
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