JP2757118B2 - 熱間加工性に優れるFe−Ni−Mn系合金及びその製造方法 - Google Patents

熱間加工性に優れるFe−Ni−Mn系合金及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばバイメタルの
材料として好適なFe−Ni−Mn合金に係り、特に、
熱間加工性を向上させ、連続鋳造スラブの熱間圧延時に
おける表面割れ等の表面欠陥を防止することができるF
e−Ni−Mn合金及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、Fe−Ni−Mn系合金は熱膨
張係数が非常に大きいため、この合金材料と42Ni合
金や36Ni合金等の低熱膨張材とを結合することによ
り作動量の大きなバイメタルを構成することができる。
このようなFe−Ni−Mn系合金としては、Niを2
0wt%,Mnを6%含有する合金が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Fe−
Ni−Mn合金は、鋳造状態における高温での結晶粒界
が脆弱であり、しかもMnの優先酸化が生じ易いため、
深い粒界酸化層を形成して熱間加工時に割れが発生し易
くなる。たとえば、連続鋳造により製造したスラブを熱
間圧延する場合や、普通造塊後に行われる分塊プレス加
工などの熱間加工時に、加工を受ける面への表面割れや
被加工材の側部への耳割れ等の表面欠陥が発生し易いと
いう問題があった。このような熱間加工性の低下は、粒
界に硫化物、燐化物、酸化物などが形成され易い100
0°C付近において著しく、歩留りを低下させる原因と
なっていた。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、熱間加工時における耳割れや表面割れの発
生を防止することができ、よって歩留りを向上させるこ
とができるFe−Ni−Mn系合金を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】一般に、Fe−Ni−M
n系合金では、高温でのMnの優先酸化が著しく、その
ため、熱間加工時に結晶粒界の酸化部からの割れが発生
し易い。また、合金中に含まれるSは、硫化物として結
晶粒界に膜状となって分布し、高温脆性を引き起こす元
素として知られている。したがって、合金の熱間加工性
を改善するには、Mnの酸化と結晶粒界へのSの偏析を
抑制することが必須となる。本発明者等は、このような
観点から種々の実験を重ねたところ、Fe−Ni−Mn
系合金に微量のTi,Bを所定の割合で複合して添加す
ることにより、次のような効果が生じることを見いだし
た。
【0006】すなわち、Bは、酸素と結合し易く、しか
も結晶粒界へ拡散し易いため、結晶粒界にBの酸化物を
形成してMnの酸化反応を抑制する。また、Bの結晶粒
界への拡散は、熱間加工温度900〜1100゜Cの範
囲でSよりも早く生じるので、Sの結晶粒界への偏析を
防止するとともに、Sとホウ化物を形成して結晶組織中
に固定し、その悪影響を少なくする。このように、B
は、熱間加工温度においてSの結晶粒界での濃度を低下
させるので、Bの添加により上記した熱間脆性の発生を
防止することができる。さらに、Bは自ら結晶粒界や他
の内部欠陥部で優先的に凝集して結晶の核となり、結晶
粒を微細化して結晶粒界を強化する。
【0007】以上のように、本発明者等は、Bを添加す
ることにより、結晶粒界でのMnの酸化を抑制するとと
もにSの濃度を低下させ、さらに、結晶粒界の強度を高
めるので、熱間圧延を行った際に結晶粒界に亀裂が生じ
難くなり、熱間加工性を大幅に向上させることができる
という知見を得た。さらに本発明者等は、Tiを複合添
加することにより上記のような効果を一層高めることが
できるとの知見も得た。すなわち、Tiは合金の酸化を
抑制する働きがあるため、Mnの結晶粒界での酸化を抑
制することが判った。よって、Tiを添加することによ
り結晶粒界の酸化抑制のために消費されるBの量が少な
くて済み、より多くのBをSの粒界偏析の抑制のために
使用することができる。さらに、Tiは、Bと同様に結
晶粒界に凝集して結晶粒を微細化する作用があり、Ti
を添加することにより結晶粒界が一層強化されることも
判った。そして、本発明者等は、以上のような知見のも
とに、以下の成分組成を有するFe−Ni−Mn系合金
を開発するに至った。
【0008】すなわち、請求項1に記載のFe−Ni−
Mn系合金は、C:0.03wt%以下、Si:0.5
wt%以下、Mn:4〜20wt%、P:0.05wt
%以下、S:0.005wt%以下、Ni:10〜40
wt%、Al:0.1wt%以下、N:0.005wt
%以下、O:0.006%以下を含有し、残部は実質的
にFe及び不可避不純物よりなる合金であって、B:
0.003〜0.03wt%、Ti:0.01〜0.3
wt%を含有していることを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載のFe−Ni−Mn
系合金は、上記B及びTiを、それぞれ次式;0.12
≧20×(B(wt%))−Ti(wt%)≧0.02
を満足するように含有していることを特徴としている。
【0010】また、請求項3に記載したFe−Ni−M
n系合金の製造方法は、請求項1または2に記載の合金
を1100〜1350゜Cの温度範囲で30分以上均熱
処理を行った後に熱間加工を行うことを特徴としてい
る。
【0011】次に、この発明のFe−Ni−Mn系合金
における成分組成について、その作用とともに数値限定
の理由を詳細に説明する。
【0012】C:Cは、その含有量が0.03wt%
(以下、「%」と略称する)を上回ると、1000゜C
以下の温度で炭化物を形成し易くなって熱間加工性を低
下させるので、0.03%以下とした。熱間加工性を向
上させるためには、Cの含有量はできるだけ低くするこ
とが望ましく、0.01%以下であることが好ましい。
【0013】Si:Siの含有量を低くするほど合金の
熱間加工性は良好となる。しかしながら、0.5%まで
の添加は許容できることが確認されているため、Siの
含有量は0.5%以下とした。好ましくは0.1%以下
が良い。
【0014】Mn:Mnは、Niと同様熱膨張係数を決
定する成分であり、4%未満では充分な熱膨張係数が得
られない。一方、Mnの含有量が20%を上回ると磁気
変態点が低下してしまう結果、熱膨張係数にばらつきが
生じてしまい好ましくない。よって、Mnの含有量は、
4〜20%とした。
【0015】P:Pの含有量が高くなると結晶粒界に低
融点の燐化物を形成して凝固割れが生じ易くなり、熱間
加工性を低下させる。これについては、Pの含有量が
0.05%を上回ると熱間加工性の低下が顕著になるこ
とが実験で確認されている。よって、Pの含有量は0.
05%以下とした。好ましくは0.02%以下が良い。
【0016】S:Sの含有量が0.005%を上回ると
結晶粒界に低融点の硫化物や酸化物を形成し、熱間加工
性を低下させる。よって、Sの含有量は0.005%以
下とした。好ましくは0.002%以下が良い。
【0017】Ni:Niは、その含有量が10wt%
(以下、「%」と略称する)未満であるとマルテンサイ
トが形成されて熱間加工性が低下するだけでなく、充分
な熱膨張係数を得ることができない。一方、Niの含有
量が40%を上回ると、合金の磁気変態点が低下してし
まう結果、熱膨張係数にばらつきが生じてしまい好まし
くない。よって、Niの含有量は、10〜40%とし
た。
【0018】Al:Alは脱酸剤として使用される元素
であるが、0.1%を超えて含有すると非金属介在物が
増加するため、熱間加工性を悪化させる。よって、Al
の含有量は0.1%以下とした。好ましくは0.05%
以下が良い。
【0019】N:Nは0.005%を超えて含有すると
窒化物が析出して熱間加工性を低下させるため、含有量
は0.005%以下とした。
【0020】O:Oは0.005%を超えて含有すると
酸化物が析出して熱間加工性を低下させるため、含有量
は0.005%以下とした。
【0021】B:前述のように、Bは、結晶粒界でのM
nの酸化を抑制するとともにSの濃度を低下させ、さら
に、結晶粒界の結晶粒を微細化して強度を高める働きが
あり、このような効果を得るには少なくとも0.003
%含有している必要がある。一方、Bの含有量が0.0
3%を上回ると、O,N,S,P,Cr等とBとが結合
して低融点のホウ化物を形成し易くなる。このようなホ
ウ化物が結晶粒界に集まると、延性回復温度(Nil温
度:温度を上昇させていったときに脆化が生じる温度)
が大きく低下する。その結果、熱間加工の温度の上限が
制限され、実用的な熱間加工温度が狭くなってしまう。
さらに、上記のようなホウ化物は、1000゜C以下で
割れの起点となる介在物を構成する。よって、Bの含有
量は0.003〜0.03%とした。
【0022】Ti:TiはBとの複合添加により前述の
ようにBの歩留まりを向上させるという効果があり、こ
の効果を得るためには少なくとも0.01%含有する必
要がある。一方、0.3%を上回ると、Tiの酸化物や
窒化物からなる介在物が形成され、表面欠陥の原因とな
る。よって、Tiの含有量は0.01〜0.3%とし
た。
【0023】次に、本発明者等の実験によれば、本発明
合金の必須の元素のうちB及びTiが次式;0.12≧
20×(B(wt%))−Ti(wt%)≧0.02を
満足するように含有されている場合に合金の熱間加工性
が確実に向上されることが判った。すなわち、図3に示
すように、BおよびTiが上記範囲を逸脱する場合に
は、請求項1に記載の数値限定を満足する本発明合金で
あっても熱間圧延によって僅かな耳割れ(5mm以下、
但し、使用上問題はない)が発生する場合(図中「○」
で示す)があるが、上記範囲内の場合には耳割れや表面
割れは一切ない(図中「◎」で示す)ことが確認され
た。
【0024】次に、本発明者等は、請求項1または2に
記載の合金に均熱処理を施すと、Bが結晶粒界に充分拡
散し、結晶粒界中のSの濃度をより一層低くすることが
できることを見いだした。そして、均熱処理の条件を求
めるために種々の実験を重ねた結果、均熱処理の温度が
1100゜C未満あるいは均熱処理時間が30分未満で
は、Bの結晶粒界への拡散が不十分となり、均熱処理の
所望の効果が得られないことが判った。一方、均熱処理
の温度が1350゜Cを上回ると、逆にSの結晶粒界へ
の拡散が助長され、熱間加工性を悪化させることも判っ
た。よって、均熱処理は、1100〜1350゜Cの温
度範囲で30分以上行うこととした。
【0025】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。
この発明の組成をもつFe−Ni−Mn系合金と、この
発明の組成を有しない比較合金との化学組成(重量%)
を表1に示した。また、それぞれの合金の中から均熱処
理を行ったものと均熱処理を行わなかったものについて
行った高温引張試験の結果を表2に示す。なお、均熱処
理の条件については表2に記載した。
【0026】各合金は大気誘導炉により溶解して10K
gの角型鋼塊とした。この鋼塊から、その柱状晶に対し
て直角になるように試験片(直径5mm,長さ50m
m)を採取し、高温状態で引張試験を行った。引張試験
は、1250゜Cで30秒間加熱した後、種々の試験温
度まで降温させ、その温度で60秒間保持した後に引張
試験を行った。引張試験においては、各試験片が引張破
断した後の破断面の断面収縮率(絞り値)を測定すると
ともに、実際に熱間加工を行って試験片の表面状態を評
価した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】表2から明らかなように、本発明の組成を
有する合金(No.1〜5)では、耳割れが存在する場
合であっても、その深さは5mm以下であり使用上何ら
問題がないことが確認された。特に、BとTiが次式; 0.12≧20×(B(wt%))−Ti(wt%)≧
0.02 を満足するように含有されている合金(No.7〜1
1)については、図3に示すように、耳割れ、面割れが
一切存在せず極めて良好な結果が得られた。さらに、鋼
塊段階で均熱処理を施した本発明合金については、Bお
よびTiが前記関係式を満足する合金(No.12)は
勿論のこと、前記関係式を満たさない合金(No.6)
であっても、耳割れ、面割れが一切存在せず極めて良好
な熱間圧延性が得られた。
【0030】一方、本発明の組成を有しない比較合金で
は、均熱処理の有無に拘わらずその殆どに深さが最大5
0mmの耳割れが発生するとともに、表面割れも発生し
て不良品となることが確認された。また、不良品となら
ない合金においても深さが最大10mmの耳割れが存在
し、歩留りが悪く製造上かなりの問題があることが確認
された。
【0031】次に、図1は、均熱処理を行わなかった鋼
塊から採取した試験片について、950゜Cから125
0゜Cまでの50゜Cきざみの温度で引張試験を行った
ときの試験温度と絞り値との関係を示すものである。図
1に示すように、本発明合金ではどの試験温度でも絞り
値が65%以上となっており、必要な熱間加工性を得る
には充分である。特に、BとTiとが前記関係式を満足
するように含有されている合金(No.7)について
は、どの試験温度でも絞り値が90%以上であり、熱間
加工性が極めて良好である。
【0032】一方、BおよびTiを含有しない比較合金
(No.13)においては、試験温度1000゜Cで結
晶粒界に硫化物、燐化物、酸化物等が形成されるため、
絞り値が極端に低下している。さらに、比較合金では、
試験温度1200゜CでSの結晶粒界への偏析が顕著と
なるため、この場合も絞り値が極端に低下している。こ
のように、比較合金では絞り値が低いため、必要な熱間
加工性を得ることができないことが確認された。
【0033】次に、図2は、均熱処理を行なった鋼塊か
ら採取した試験片について、950゜Cから1250゜
Cまでの50゜Cきざみの温度で引張試験を行ったとき
の試験温度と絞り値との関係を示す。図2に示すよう
に、均熱処理を施した本発明合金では、BとTiとが前
記関係式を満たすように含有されている合金(No.1
2)では、絞り値が95〜100%の間でばらつきなく
安定している。また、本発明の成分組成を有する合金
(No.6)では、BとTiの含有量が前記関係式を満
たさない場合であっても、均熱処理を行うことにより絞
り値が80%以上に向上され、この場合も熱間加工性は
極めて良好である。
【0034】一方、Bの含有量が本発明の範囲を上回る
比較合金(No.17)においては、BがO,N,S,
P,Cr等と結合して割れの起点となるホウ化物が形成
されるため、1000゜C以下の試験温度範囲で絞り値
が極端に低下している。また、比較合金では、試験温度
が1200゜Cに近づくにつれて絞り値が低下してお
り、低融点のホウ化物の存在による脆性(Nil脆性)
が生じていることが判る。このように、比較合金では均
熱処理の効果が全く見られず、いずれにしても必要な熱
間加工性を得ることができないことが確認された。
【0035】以上のように、本発明の成分組成を有する
合金では、絞り値が高く熱間加工性が良好である。ま
た、BおよびTiを前記関係式を満たすように含有し、
あるいは均熱処理を行うことにより、高い絞り値を安定
して維持することができ、極めて良好な熱間加工性を得
ることができる。
【発明の効果】以上説明したように本発明のFe−Ni
−Mn系合金では、熱間加工温度での延性に優れ、熱間
加工時における耳割れや表面割れの発生を防止すること
ができ、よって歩留まりを向上させることができる。ま
た、本発明の製造方法によれば、1100〜1350゜
Cの温度範囲で30分以上均熱処理を行った後に熱間加
工を行うから、耳割れや表面割れの発生をより確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明合金と比較合金において均熱処理を行わ
なかった場合の引張試験温度と絞り値との関係を示す線
図である。
【図2】本発明合金と比較合金において均熱処理を行な
った場合の引張試験温度と絞り値との関係を示す線図で
ある。
【図3】本発明合金において、BおよびTiの含有量と
熱間加工性との関係を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−93381(JP,A) 特開 昭55−110757(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22C 38/00 - 38/60 C21D 6/00 - 6/04 C21D 8/00 - 8/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.03wt%以下、Si:0.5
    wt%以下、Mn:4〜20wt%、P:0.05wt
    %以下、S:0.005wt%以下、Ni:10〜40
    wt%、Al:0.1wt%以下、N:0.005wt
    %以下、O:0.006%以下を含有し、残部は実質的
    にFe及び不可避不純物よりなる合金であって、B:
    0.003〜0.03wt%、Ti:0.01〜0.3
    wt%を含有していることを特徴とする熱間加工性に優
    れるFe−Ni−Mn系合金。
  2. 【請求項2】 前記B及びTiは、それぞれ次式; 0.12≧20×(B(wt%))−Ti(wt%)≧
    0.02 を満足するように含有されていることを特徴とする請求
    項1に記載の熱間加工性に優れるFe−Ni−Mn系合
    金。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載され
    た合金を、1100〜1350゜Cの温度範囲で30分
    以上均熱処理を行った後に熱間加工を行うことを特徴と
    するFe−Ni−Mn系合金の製造方法。
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