JP3069482B2 - めっき性およびパンチング性に優れるFe−Ni系合金冷延板 - Google Patents

めっき性およびパンチング性に優れるFe−Ni系合金冷延板

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JP3069482B2 JP5328845A JP32884593A JP3069482B2 JP 3069482 B2 JP3069482 B2 JP 3069482B2 JP 5328845 A JP5328845 A JP 5328845A JP 32884593 A JP32884593 A JP 32884593A JP 3069482 B2 JP3069482 B2 JP 3069482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リードフレーム材な
どの用途に用いて好適な,めっき性およびパンチング性
に優れるFe−Ni系合金冷延板についての提案である。
【0002】
【従来の技術】一般に、Fe−Ni系合金は、板厚0.25mm程
度の極薄の冷延板とし、この冷延板を所定のフレーム形
状やマスク形状に加工することにより、リードフレーム
やシャドウマスクなどの電子部品用材料として使用され
ている。特に、リードフレーム材は、近年の電子工業の
発展に伴い、加工精度や品質の要求が一段と厳しくなっ
ているのが実情である。
【0003】これに対し従来、上記の要求を満足できる
ようなFe−Ni系合金冷延板として、特開昭62−161936号
公報では、Fe−Ni系合金冷延板中の非金属介在物組成を
Al2O 3-MgO-SiO2 系に制御した,表面性状に優れるFe−
Ni系合金冷延板が提案されている。また、特開平4−21
8644号公報では、非金属介在物の組成をCaO-Al2O3-MgO
系、その融点を1600℃以上、その粒径を6μm以下に制
御した,清浄性およびエッチング穿孔性に優れるFe−Ni
系合金冷延板が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、Fe−Ni系合
金を利用したリードフレーム材というのは、優れたパン
チング性、即ち、パンチング用金型の磨耗が少なく、さ
らにパンチング面が乱れないことが大切である。もしそ
の材料表面に非金属介在物が多く存在すると、この非金
属介在物と基地との硬度差によりパンチング面が乱れて
しまう。従って、リードフレーム材では非金属介在物な
どのない清浄度の高い材料が強く求められているのであ
る。
【0005】しかしながら、上掲の特開昭62−161936号
公報に記載されたFe−Ni系合金冷延板の場合、非金属介
在物の融点が低いために熱間加工温度でも延性を示すこ
とから、熱延方向に延びた状態で存在している。このこ
とは、パンチング面における介在物面積の増加を意味し
ており、製品段階での清浄度を悪化させてしまう。した
がって、このような非金属介在物を含む冷延材をパンチ
ング加工すると、パンチング面が乱れて材料の切断面と
破断面の境界が明瞭でなくなるとともに、パンチング加
工用金型の磨耗が激しくなるという問題があった。
【0006】さらに、Fe−Ni系合金を利用したリードフ
レーム材というのは、優れためっき性、即ちめっき後の
加熱によってフクレ欠陥が生じないことが大切である。
そのためには、リードフレーム材は、めっき前に行う活
性化処理等によって、均一なめっき被着面を形成する必
要がある。
【0007】しかしながら、特開平4−218644号公報に
記載されたFe−Ni系合金冷延板の場合、板中の非金属介
在物としてCaO を含むために、水溶液を用いるめっき前
処理の脱脂工程時に、CaO 成分は優先的に溶出してしま
う。従って、このような介在物を含む冷延材では、常に
その表面状態が乱れて不均一となる。そして、このよう
な材料にめっきを施すと、めっき後の加熱によってフク
レ欠陥が生じるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、上記各従来技術が抱えて
いる問題を解消することにある。すなわち本発明は、リ
ードフレーム用Fe−Ni系合金冷延板の基本的な特性を維
持しながら、めっき性およびパンチング性にも優れるFe
−Ni系合金冷延板を安定に提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的実現のために鋭
意研究を重ねた結果、発明者らは、以下の内容を要旨構
成とする発明に想到した。 すなわち、本発明は、 Ni:30〜45wt%、 Mn: 0.2〜0.8 wt%、 Al: 0.003〜0.030 wt%、 S:0.0008〜 0.005wt%、 残部はFeおよび不可避的不純物からなり、前記不可避的
不純物が、 Si≦0.25wt%、 Cr≦ 0.1wt%、 C≦ 0.010wt%、 N≦ 0.006wt%、 P≦ 0.005wt%、 O≦ 0.005wt%および 非金属介在物:CaO ≦5wt%の他残部成分としてAl
2O3 ,MgOまたはAl2O3-MgOのいずれか1つを含むも
の、で構成され、しかも冷延板中における前記非金属介
在物の形態が、介在物径は平均直径にして10μm以下で
あり、平均直径6〜10μmの介在物分布が100mm2当たり
100個以下、そして平均直径6μm未満の介在物分布が
100mm2当たり10個以上に制御されていることを特徴とす
る、めっき性およびパンチング性に優れるFe−Ni系
合金冷延板である。ここに、介在物の平均直径とは、非
金属介在物の円相当換算の直径を意味する。
【0010】
【作用】以下、本発明において、合金の成分組成を上記
の範囲に限定した理由について説明する。 Ni:30〜45wt% Niは、Fe−Ni系合金の熱膨張率に大きな影響を及ぼす元
素である。仮にFe−Ni系合金の熱膨張率が増加すると、
Siチップとの熱膨張率の差が大きくなり、リードフレー
ム用としては適用できなくなる。したがって、リードフ
レーム用冷延板の基本的な特性を維持するためには、Fe
−Ni系合金の熱膨張率をSiの熱膨張率と同程度の値にす
る必要がある。そこで、Niの含有量は、Siの熱膨張率と
同程度の値を示すように、30〜45wt%の範囲に限定し
た。
【0011】Mn: 0.2〜0.8 wt% Mnは、Fe−Ni系合金の熱間加工性を向上させる作用を有
する元素である。しかしながら、Mnの含有量が 0.2wt%
未満では、その効果が小さく熱間加工性の向上を期待で
きない。一方、Mnの含有量が0.8 wt%より多いと、合金
板の硬度が過度に高くなり、リードフレーム材として適
しなくなる。そこで、Mnの含有量は、 0.2〜0.8 wt%の
範囲に限定した。
【0012】Al: 0.003〜0.030 wt% Alは、Fe−Ni系合金中の非金属介在物の量および粒径、
さらにはFe−Ni系合金中の酸素量の規定に対して影響を
及ぼす元素である。しかしながら、Alの含有量が0.003
wt%未満では、合金中の酸素量が過大になりすぎ、一
方、0.030 wt%超では、介在物が粗大となってしまうの
で、 0.003〜0.030 wt%の範囲に限定した。
【0013】S:0.0008〜 0.005wt% Sは、一般に、Fe−Ni系合金中においては、熱間加工性
の劣化、耐食性の劣化を招く等、不可避的に混入する不
純物成分の1つとして考えられており、このSの含有量
は少ないほど好ましいとされていたものである。しかし
ながら、本発明者らの研究成果によれば、このSは以外
にも、あまりに少ないと、即ち0.0008wt%未満では、リ
ードフレーム冷延材としての重要な特性の一つであるパ
ンチング性が劣化することが判った。一方、 0.005wt%
超では、Fe−Ni系合金の熱間加工性等が劣化してしま
う。以上説明したように、本発明においてこのSは、極
めて重要な役割を担う元素であり、その含有量は、0.00
08〜 0.005wt%の範囲に限定されねばならない。
【0014】Si≦0.25wt% Siは、Fe−Ni系合金中に不可避的に混入する不純物の一
つであり、その含有量は、少ない程好ましい。しかしな
がら、Siの含有量を工業的規模で大幅に低減させること
は経済的に困難であり、一方、Siの含有量が0.25wt%を
超えると、合金中にシリカ介在物が多量に生成してFe−
Ni系合金冷延板のパンチング性を阻害するので、0.25wt
%以下に制限する必要がある。
【0015】Cr≦ 0.1wt% Crは、Fe−Ni系合金中に不可避的に混入する不純物の一
つであり、その含有量は、少ない程好ましい。しかしな
がら、Crの含有量を工業的規模で大幅に低減させること
は経済的に困難であり、一方、Crの含有量が 0.1wt%を
超えると、合金中にクロム酸化物が多量に生成してFe−
Ni系合金冷延板のパンチング性を阻害するので、 0.1wt
%以下に制限する必要がある。
【0016】C≦ 0.010wt% Cは、Fe−Ni系合金中に不可避的に混入する不純物の一
つであり、その含有量は、少ない程好ましい。しかしな
がら、Cの含有量を工業的規模で大幅に低減させること
は経済的に困難であり、一方、Cの含有量が 0.010wt%
を超えると、合金中に鉄炭化物が多量に生成してFe−Ni
系合金冷延板のパンチング性を阻害するので、 0.010wt
%以下に制限する必要がある。
【0017】N≦ 0.006wt% Nは、Fe−Ni系合金中に不可避的に混入する不純物の一
つであり、その含有量は、少ない程好ましい。しかしな
がら、Nの含有量を工業的規模で大幅に低減させること
は経済的に困難であり、一方、Nの含有量が 0.006wt%
を超えると、合金中に金属窒化物が多量に生成してFe−
Ni系合金冷延板のめっき性を阻害するので、 0.006wt%
以下に制限する必要がある。
【0018】P≦ 0.005wt% Pは、Fe−Ni系合金中に不可避的に混入する不純物の一
つであり、その含有量は、少ない程好ましい。しかしな
がら、Pの含有量を工業的規模で大幅に低減させること
は経済的に困難であり、一方、Pの含有量が 0.005wt%
を超えると熱間加工性が劣化するので、 0.005wt%以下
に制限する必要がある。
【0019】O≦ 0.005wt% Oは、Fe−Ni系合金中に不可避的に混入する不純物の一
つであり、その含有量は、少ない程好ましい。しかしな
がら、Oの含有量を工業的規模で大幅に低減させること
は経済的に困難であり、一方、Oの含有量が 0.005wt%
を超えると、合金中に酸化物が多量に生成してFe−Ni系
合金冷延板のパンチング性を阻害するので、 0.005wt%
以下に制限する必要がある。
【0020】非金属介在物:CaO ≦5wt%および残部成
分としてAl2O3 ,MgOまたはAl2O3-MgOのいずれか1つ
を含むもの 非金属介在物は、Fe−Ni系合金中に不可避的に混入する
不純物の一つであり、主としてCaO ,MgOおよびAl2O3
を基本成分としている。特に、CaO は、Fe−Ni系合金冷
延板のめっき性に大きな影響を及ぼす元素であり、その
含有量が5wt%超では、めっき前処理の脱脂工程でCaO
が溶出し、材料表面が不均一となり、めっき後の加熱に
よってフクレ欠陥が生じるので、CaO の含有量は、5wt
%以下に限定した。
【0021】さらに、本発明においては、上述したよう
な非金属介在物成分の組成に着目した制御の他に、合金
中に含まれる非金属介在物の形態、即ち、介在物の大き
さ(平均直径)やその分布をも制御した点に特徴があ
る。それは、この非金属介在物の形態,すなわち介在物
の平均直径やその分布の善し悪しは、Fe−Ni系合金冷延
板のパンチング性に大きな影響を及ぼすからである。
【0022】具体的な形態制御の方法を以下に説明す
る。 介在物の平均直径が冷延材において10μm超の場合、 平均直径6〜10μmの介在物分布が100mm2当たり 100
個超の場合、もしくは 平均直径6μm未満の介在物分布が100mm2当たり10個
未満の場合、 では、Fe−Ni系合金冷延板のパンチング性が著しく劣化
し、パンチング不良となるので、上記範囲にならないよ
うに、合金中に含まれる非金属介在物の性状を特定し、
介在物平均直径やその個数分布を制御する必要がある。
即ち、介在物径は平均直径にして10μm以下とし、平均
直径6〜10μmの介在物分布が100mm2当たり 100個以
下、そして平均直径6μm未満の介在物分布が100mm2
たり10個以上に制御する。
【0023】以上説明したように、本発明のFe−Ni系合
金冷延板は、非金属介在物の成分組成と介在物の形態と
を制御したことに特徴の1つがあり、このうち、非金属
介在物の成分組成は、リードフレーム材に化学的処理を
施す際または施した後に影響を及ぼし、一方、非金属介
在物の形態は、冷延板のパンチング性に対して影響を及
ぼすのである。
【0024】なお、本発明において、非金属介在物の量
的評価として、従来用いられている清浄度を用いずに介
在物の形態,すなわち介在物の平均直径ならびに個数分
布を用いたのは、本発明のような比較的清浄性の高い金
属材料では、清浄度による評価は不安定かつ曖昧だから
である。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の作用効果を確かめるため
に、試験を行ったので、その結果を説明する。不活性ガ
ス(アルゴン)雰囲気に調整されたチャンバー内に20kg
容量のるつぼ(Al2O3 製,CaO 製,MgO 製)を設置して
なる高周波誘導炉を使用し、前記るつぼ中に電解鉄,電
解Niを収容して溶解し、さらに金属Alを投入して脱酸を
行う一方、フェロマンガン,硫化鉄等を投入して成分調
整を行い、表1に示す成分組成とし、このようにして得
られた合金溶湯をインゴット状に鋳造し、次いで、熱間
鍛造で6mm厚の板状に加工した後、冷間圧延により冷延
板サンプルを調製した。なお、No.1〜8,12〜14は、MgO
製るつぼで溶解したサンプルであり、No.9,10は、CaO
製るつぼで溶解したサンプルであり、No.11 は、Al2O3
製るつぼで溶解したサンプルである。なお、この試験溶
解において、介在物の平均直径やその個数分布の制御
は、規定成分のスラグを投入することによって行った。
即ち、サンプルNo.1〜8,12〜14についてのスラグ成分は
Al2O3-MgO を用い、サンプルNo.9,10 についてのスラグ
成分はAl2O3-CaO-MgO を用い、サンプルNo.11 について
のスラグ成分はAl2O3-SiO2を用いた。そして、スラグに
よる介在物量制御のための所定の攪拌作業の後、放置し
てから鋳型に注入してテスト用サンプルとした。
【0026】このようにして得られた冷延板サンプルの
パンチング性ならびにめっき性を評価した。その結果を
表1に併せて示す。表中、No.1〜6は本発明のFe−Ni系
合金冷延板であり、No.7,8はSが適用範囲外にある冷延
板であり、No.9,10 は非金属介在物中の CaOが適用範囲
外にある冷延板であり、No.11 は非金属介在物の成分が
本発明と異なる冷延板であり、No.12 〜14は非金属介在
物の性状が適用範囲外にある冷延板である。
【0027】この表に示す結果から明らかなように、本
発明のFe−Ni系合金冷延板はいずれも、パンチング性お
よびめっき性に優れていた。これに対し、No.7〜14の比
較材はいずれも、パンチング不良もしくはめっき不良を
引き起こし、パンチング性あるいはめっき性が著しく劣
っていた。
【0028】なお、パンチング性およびめっき性の評価
方法を以下に説明する。 (1) パンチング性の評価 各サンプル材を、0.15mm厚に圧延した後、金属を用いて
2×20mmの大きさに打ち抜いた。そして、 300枚打ち抜
いた後の金型の磨耗状況ならびに打ち抜き材の断面状態
を顕微鏡にて観察して評価した。評価は、図1のよう
に、打ち抜き材の切断面と破断面の境界が明瞭に観察で
き、かつその比率が一定である場合を、正常な打ち抜き
断面とし、表1に○として表示した。この場合、金型の
磨耗状況は良好であった。一方、図2のように、打ち抜
き材の切断面と破断面の境界が不明瞭で、かつその比率
が一定でない場合を、不良な打ち抜き断面とし、表1に
×として表示した。この場合、金型の磨耗は激しかっ
た。 (2) めっき性の評価 各サンプル材を、0.15mm厚に圧延した後、CPE-1000(三
菱瓦斯化学製)を用いた洗浄により脱脂処理を行った。
次いで、電着にてAgめっきを施した後、500 ℃,1時間
の加熱を行い、空冷した後その表面を観察して評価し
た。評価は、直径2mm程度の突起が表面に発生した場合
を不良とし、表1に×として表示した。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
にリードフレーム用冷延板の基本的な特性を維持しなが
ら、とりわけ、めっき性およびパンチング性に優れる電
子部品用材料として極めて有用なFe−Ni系合金冷延板を
安定して提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パンチング性の評価における正常な打ち抜き断
面を示す図である。
【図2】パンチング性の評価における不良な打ち抜き断
面を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 善之 神奈川県川崎市川崎区小島町4番2号 日本冶金工業株式会社 研究開発本部 技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−44156(JP,A) 特開 平4−218644(JP,A) 特開 平7−34200(JP,A) 特開 昭61−44157(JP,A) 特開 昭60−255953(JP,A) 特開 平4−341543(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 38/00 - 38/60 H01J 29/07

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ni:30〜45wt%、 Mn: 0.2〜0.8 wt%、 Al: 0.003〜0.030 wt%、 S:0.0008〜 0.005wt%、 残部はFeおよび不可避的不純物からなり、前記不可避的
    不純物が、 Si≦0.25wt%、 Cr≦ 0.1wt%、 C≦ 0.010wt%、 N≦ 0.006wt%、 P≦ 0.005wt%、 O≦ 0.005wt%および 非金属介在物:CaO ≦5wt%の他残部成分としてAl
    2O3 ,MgOまたはAl2O3-MgOのいずれか1つを含むも
    の、で構成され、しかも冷延板中における前記非金属介
    在物の形態が、 介在物径は平均直径にして10μm以下であり、平均直径
    6〜10μmの介在物分布が100mm2当たり 100個以下、そ
    して平均直径6μm未満の介在物分布が100mm2当たり10
    個以上に制御されていることを特徴とする、めっき性お
    よびパンチング性に優れるFe−Ni系合金冷延板。
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