JPS60255896A - 調質圧延油剤組成物 - Google Patents

調質圧延油剤組成物

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JPS60255896A
JPS60255896A JP11068084A JP11068084A JPS60255896A JP S60255896 A JPS60255896 A JP S60255896A JP 11068084 A JP11068084 A JP 11068084A JP 11068084 A JP11068084 A JP 11068084A JP S60255896 A JPS60255896 A JP S60255896A
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JP
Japan
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acid
weight
oil
rolling oil
water
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Pending
Application number
JP11068084A
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English (en)
Inventor
Hachiro Kageyama
影山 八郎
Masanori Shirata
白田 昌敬
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KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
Original Assignee
KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の関連する技術分野) 本発明は冷間圧延鋼板の調質圧延に用いる、より一層改
良された調質圧延油剤組成物に関するもので、特に調質
圧延後の鋼板に防錆油を塗油した後の油じみの発生のな
い特徴を有する水溶液状の調質圧延油剤組成物に関する
ものである。
(従 来 技 術 ) 冷間圧延鋼板の調質圧延においては一般に水溶液状の調
質圧延油剤が用いられている。かような調質圧延油剤と
しては防錆性、洗浄性が良好で摩擦係数が比較的大きく
また衛生上安全な油剤が好ましく以前一般に使用されて
いた亜硝酸ソーダとトリエタノールアミンを主成分とす
る水浴液状の調質圧延油は衛生上問題があるので最近は
用いられなくなり有機カルボン酸のアミン塩、無機アル
カリ塩、はう酸のアミン塩、無機アルカリ塩、KDTA
アミン塩等を主成分とするものが用いられるようになっ
ている。
かような油剤を使用して調質圧延を行ない、圧延後の鋼
板に防錆油を塗油し長期に保管した場合に往々にして板
表面に油じみを生ずることがある。
油じみのうち鋼面に生じる多くは褐色の変色であってそ
の成分は酸化鉄であるといわれており、脂肪醗、水、酸
素等の共同作用による酸化が原因で発生するものである
といわれている。かかる油じみの発生は鋼板の商−品価
値を損じ好ましくないことである。
(発 明 の 開 示 ) 本発明者等は油じみを抑制する方法について研究を進め
てきたが、調質圧延後に被膜となって鋼板上に残りその
上に防錆油が塗油され、長期にわたり鋼板および防錆油
と接触することになる調質油の成分が油じみの発生に大
きな影神を及ぼしていることを知り、調質油剤の成分組
成と油じみの発生の有無について研究を進めた結果、安
息香酸のニトロ基置換化合物5〜20重量%、炭素数4
〜12の脂肪族二塩基酸o、5〜5重量%、炭素数6〜
12の脂肪族モノカルボン酸0〜10重量%、第1級ア
ルカノールアミン5〜20重量%および第2級アルカノ
ールアミン5〜20重量%とを反応せしめて得られる混
合石けん15.5〜75重坦%、オキシカルボン酸塩0
.5〜5重量%、エーテル型非イオン界面活性剤0.1
〜3重it%、他は水よりなる調質圧延油剤組成物によ
り油じみが完全に抑制することができ、しかも防錆性、
洗浄性も共に優れ摩擦係数も適度に大きく、さらに調質
圧延後の鋼板に残る被膜が累積膜を形成して後工程で種
々の障害を起すこともない、より一層改良された成果を
得て本発明を完成したものである。
安息香酸のニトロ基置換化合物としてはオルトニトロ安
息香酸、メタニトロ安息香酸、パラニトロ安息香酸等が
使用し得るものである。
炭素数4〜12の脂肪族二塩基酸としてはフハク酸、グ
ルタル酸、アジピン醗、ピメリン酸、スペリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ウンデカンニ酸、ドデカンニ酸
等が使用し得るもので、炭素数4未満のものは反応性が
強すぎ油じみの原因となり易く、】2を超えると皮膜が
硬くなり過ぎ累積膜になり易くいずれも不適当である。
炭素数6〜12の脂肪族モノカルボン酸としては、カプ
ロン酸、カプリル酸、2−エチルヘキシル酸、カプリン
酸、ラウリン酸等が使用し得るもので炭素数6未満のも
のは反応性が強すぎて油しみの原因となり易く、]2を
超えると摩擦係数が小さくなりいずれも不適当である。
第1級アルカメールアミンとしてはモノエタノールアミ
ン、モノイソプロパツールアミン等、第2級アルカノー
ルアミンとしてはジェタノールアミン、ジイソプロパツ
ールアミン等がそれぞれ使用し得るものである。
以上の成分をそれぞれ特定量配合し常法により反応せし
めて混合石けんをつくる。、その混合石けんとオキシカ
ルボン酸塩とエーテル型非イオン界面活性剤とをそれぞ
れ特定量と水とよりなる水溶液状組成物が本発明である
。ここでオキシカルボン酸塩としてはグルコン酸ナトリ
ウム、クエン酸ナトリウム等、エーテル型非イオン界面
活性剤としてはポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル、ホ゛リオキシエチレンオクチルフェニルエーテル
等がそれぞれ使用し得るものである。
上記組成物が本発明の原液であってこれを使用時にさら
に8〜30倍に水で稀釈して、これを連続供給して調質
圧延を行うものである。
本発明の効果は以上の成分の特定量を組合せた結果得ら
れるものであるが、特に安廖、杏酸のニトロ基置換化合
物を用いたことと無機アルカリを用いず第1級アルカノ
ールアミンと第2級アルカノールアミンを併用した所が
特徴である。
確証を得ている訳ではないが、油じみの原因と考えられ
ている脂肪酸、水、酸素等による酸化作用に対して安息
香酸のニトロ基置換化合物のニトロ基がまず酸化され自
から犠牲となって鋼面の酸化を保護する。また酸化剤と
反応し易い第】級アルカノールアミンと第2級アルカノ
ールアミンを多鼠に配合し特に反応性の強い第2級アル
カノールアミンを用いたことにより前者と同様の機構で
鋼面の酸化を保護することは充分考え得る事である。
ここで各成分の含有量範囲を限定したのは安息香酸のニ
トロ基置換化合物が5重jl1%未満では油しみ抑制性
能および防錆性が不足であり、20重鰍%を超えると累
積膜を形成し易くなる。炭素数4〜12の脂肪族二塩基
酸が0.5重i1%未満では皮膜の硬さが不足で累積膜
を形成し易くなり5重量%を超えると油じみを生成し易
くなる。炭素数6〜12の脂肪族モノカルボン酸は0重
ffi%すなわち添加しない場合も本発明の範囲である
が、これを添加することにより10重ff1%までは添
加鍛の増加と共に皮膜の機械的強度および防錆性が向上
し好ましい性質となる。しかし10重景気を超えると油
じみを生成し易くなり不適当である。
第1級アルカノールアミンと第2級アルカノールアミン
は混合石けんの塩基成分であると同時に遊離のアミンが
油じみの抑制作用を有するものである。従って本発明に
おいて酸成分に対して当量よりも過剰のアミンを配合す
ることが必要である。
また第1級アルカノールアミンと第2級アルカノールア
ミンを併用すると油じみの抑制に特に効果のあることは
本発明者等の実験の結果見出した所であってまたこの両
アミンの比率が重量比で2二8〜8:2の範囲内が最も
効果があることも実験の結果見出された。両アミンの併
用のがような作用効果はこれらの塩基度、分子鳳、油溶
合ヒ物に対する反応性の差に起因するものと考えられる
第1級アルカノールアミン、第2級アルカノールアミン
がいずれも5重量%以下では油しみ損性効果不足であり
、20重量%以上では皮膜が軟かくなり累積膜を形成し
易くなり、また皮膜が水に溶解し易くなり防錆力の持続
性が悪くなる。
上記各成分を反応させて得られる混合せっけんは15.
5〜75重量%が適当な範囲であって、15.5重量%
未満では防錆性および洗浄性が悪く、75重量%を超え
ると組成物の流動性および水に対する溶解性が悪くいず
れも適当でない。
オキシカルボン酸塩は0.5重量%未満では摩擦係数が
大きくならず5重量%を超えると油しみに悪影響を及ぼ
す。エーテル型非イオン界面活性剤は0.1重1%未満
では洗浄性不足で8重量%を超え物とすれば良いのであ
って特定を要しないが、水のA量と安息香酸のニトロ基
置換化合物、脂肪族二塩基酸、脂肪族モノカルボン酸を
混合し60〜80″Cに加熱し攪拌しつつ第1級アルカ
ノールアミン、第2級アルカノールアミンを加え攪拌を
継続して反応せしめ、ついでオキシカルボン酸塩、エー
テル型非イオン界面活性剤、水の残部を加えて均一な組
成物とする方法が好ましい。
(発明の実施例) 本発明を実施例および比較例により説明する。
実施例1〜8.比較例1〜3 第1表に各側の組成とその試験結果とを記載した。
比較例1〜3は本発明の範囲外の組成の例であって実施
例と対比して示すものである。
各側の組成の通りに前記の製造方法に従って試料を調製
し第1表に示す各種の試験を行ない効果を確認した。試
験方法を次に示す。
試験方法 (1)油しみ試験方法 鋼板(5POC100X100X1.Ou+)を焼鈍し
、下記条件で調質圧延後、鋼板上に防錆油を0.1d滴
下し2枚重ねにした。それを別の鋼板(圧着板)にては
さみ、ボルト締めして圧着し、80°Cの空気恒温槽中
に入れ、24時間放置した後の油しみ発生状況を観察し
比較した。
調質圧延条件;ロール寸法直径】50×長さ】50關ダ
ルロール 圧延速度: 10.4 mpm 、伸長率1.5%調質
液条件 :濃度5%水溶液、供給量2.4 l/m1n
(2) 防錆性試験方法 鋼板(5POC100X100X1.Olm )を焼鈍
し、第(1)項の条件で調質圧延したものを4枚重ねに
した。このものを圧着板にてはさみボルト締めして圧着
しこれを49°C1湿度95%以上の湿潤筒中に入れ、
48時間放置しその後の錆の発生程度を観察比較した。
。 (3)洗浄性試験方法 鋼板(5POO100X100X 1.0關)に被洗浄
物として市販圧延油に150メツシユ鉄粉を均一に分散
させたものを塗布後焼鈍した。この鋼板をダルロールに
て下記試料をノズルより鋼板のロールかみ込み部分に供
給しつつ荷重2トンで調質圧延し、圧延後の鋼板表向に
残存する鉄粉等をセロテープを接着剥離することによっ
て剥ぎ取って観察し、試料の洗浄性を評価した。
試料濃度210重ft’t%、供給圧力ニ2に9/c+
+12流11 : 18 ’/min zノズルと鋼板
との距離:2Qcm(4)摩擦係数 曽田式振子式摩擦試験機■型により摩擦係数を測定した
(5) メジャーリングロール転着性試験方法現場実機
試験によりシャーラインのメジャーリングロールにおけ
る粘着性物質の累積膜付着の有無を観察した。
(6)鋼板検査時の障害性試験方法 現場実機試験により検査工程における鋼板上の残存調質
液による検査時の障害の有無を確認評価した。なお第(
1)項、第(2)項、第(3)項の計画方法は次の通り
である。
○優れている 口やや優れている Δ普通である × 劣っている (発明の効果) 以上説明したように、本発明の調質圧延油剤組成物は安
息香酸のニトロ基置換化合物と特定の脂肪族二塩基酸と
特定の脂肪族モノカルボン酸と第1級アルカノールアミ
ンと第2級アルカノールアミンとを特定割合で反応せし
めて得られる混合石けん、オキシカルボン酸塩、エーテ
ル型非イオン界面活性剤、水の各成分を特定割合で混合
することにより、第1表により明らかなように調質圧延
し防錆油を塗布した後の油じみを抑制する効果が優れ、
また防錆性、洗浄性も優れ摩擦係数も適度に大きく、さ
らに累積膜形成性も少ないという効果が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 安息香酸のニトロ基置換化合物5〜20重量%、炭
    素数4〜12の脂肪族二塩基酸0.5〜5重量%、炭素
    数6〜12の脂肪族モノカルホン酸θ〜10重量%、第
    1級アルカノールアミン5〜20重量%および第2級ア
    ルカノールアミン5〜20重N%とを反応せしめて得ら
    れる混合石け、ん15.5〜75重量%、オキソカルボ
    ン酸塩0.5〜5重量%、エーテル型非イオン界面活性
    剤0.1〜8重′Ik%、他は水よりなる調質圧延油剤
    組成物。
JP11068084A 1984-06-01 1984-06-01 調質圧延油剤組成物 Pending JPS60255896A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4883606A (en) * 1986-10-13 1989-11-28 Nippon Kokan Kabushiki Kaisha Water-soluble temper rolling oil and method of temper rolling
JP2007177166A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Idemitsu Kosan Co Ltd 水溶性調質圧延液組成物
JP2008248229A (ja) * 2007-03-08 2008-10-16 Nippon Steel Corp 調質圧延液および調質圧延液用原液
JP2009013189A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Idemitsu Kosan Co Ltd 水溶性調質圧延液組成物
CN109233982A (zh) * 2018-09-06 2019-01-18 内蒙古塞克博科矿业科技有限公司 一种环保除锈型液压支架用浓缩液的生产工艺

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